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NOTICE
■■■ 現在縦乗りを克服しようシリーズを大規模再構成/加筆訂正中です ■■■
2022年5月29日更新: 末子音がない日本語 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその22
2022年5月15日更新: 裏拍が先か表拍が先か ─── 縦乗りを克服しようシリーズその3
2022年5月11日更新: 頭合わせと尻合わせとは何か ─── 縦乗りを克服しようシリーズその2
2019年12月4日水曜日
縦乗りの何が問題なのか (oka01-iocawsuudphuqkle)
日本人の演歌的なリズムのことを縦乗りと呼ぶことがある。僕は縦乗りが大嫌いなのだけど、一方で演歌が好きでもある。いろいろ思い起こしてみると、この縦乗りと演歌は実は全く違うことを言い表しているのではないかと思う。
基本的にその人が縦乗りかどうかはその人の自由だ。その人のリズムの感じ方を他人がとやかくいう理由はない。だけどジャズをやっているなら話は別だ。ジャズは横乗りの音楽だからだ。激しい横乗りのリズムでアドリブ演奏するジャズ…その醍醐味の源泉こそが横乗りだ。みな横乗りに憧れてジャズを始めたのではないか。少なくとも僕はそうだった。 縦乗りを極めた音楽である演歌や音頭を演奏するならともかく、ジャズに縦乗りは合わない。
縦乗りジャズはダサい。それは誰が聞いてもダサい。だがそれをダサいと思わない人がいる。リズムの感じ方について他人がとやかくいうのは失礼だ、だからそれをダサイというのは失礼だ、そういう論理でそれをダサくないという。
だが僕は10年以上に渡って東南アジアを放浪した結果として、妙な特技を身につけたようだった。それは全く同じメロディーを縦乗りと横乗りで弾き分けるという特技だ。この特技はどうやら、縦乗りの本質を鮮やかに暴きだす様だった。それも非常に残虐な形で ───
2019年11月25日月曜日
Led Bootsのアイデア (oka01-fgkqsxdfhkurwsyj)
アレンジのコンセプト
これは僕が2019年11月頃に考えたアレンジです。
これは元々はアレンジではなく僕がこの曲を採譜した時にリズム解釈を勘違いしていたものでした。しばらくたって改めて聞いた時にその間違いに気付いたのですが、敢えてその方が面白いと思いそのままアレンジとして僕が使い始めたものです。
この曲は元々の弱起がないリフで構成されていますが、僕は最初の16分音符3つを弱起と聞き違えていました。僕の想像ですが、むしろオリジナルのリフを作った人が恐らくブラックミュージックでよく利用される16分音符3つの弱起を頭拍と聞き間違えて解釈しており、その解釈に基づいて曲を作っていたのではないでしょうか。
オリジナルのLed Boots
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更新記録:
作成した。記事作成日はビデオ作成日に準じた。(Sat,22 May 2021 16:24:55 +0900)
2019年11月23日土曜日
尻合わせ乗りトレーニングメソッド・ブルース編 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその12(oka01-lvndesglruodbirz)
2019年10月11日金曜日
奇数音数フレーズ=日本語の四字語呂合わせ洗脳を解け! ─── 縦乗りを克服しようシリーズその11 (oka01-juvohhharxqzeqyu)
弾くこと自体は誰でもできる簡単なフレーズだが日本人のアドリブには絶対に出てこないリズム ─── 伝統的なジャズの基礎リズムパターンだけど、日本語がネイティブなジャズマンの大半の人ができていない…という現状がある。弾けないだけでなく、メンバー内の誰かがこのリズムを多用したときに正しく小節数を数えることができなくなってしまい、演奏がずれてしまう。
これは日本人にとっては数えること自体が非常に難しいリズムのひとつだ。
では、どうやったらこの苦手を克服できるのか、そこを考えてみた。
2019年9月22日日曜日
メトロノームが鳴る前に歌いはじめよう ─── 縦乗りを克服しようシリーズその10(oka01-zephynxzkddvxpgy)
日本でジャズを学んでいるとしきりに『裏拍が大切だ』と言われる。しかし黒人の名人の演奏を聞くとしばしば表拍を強調したメロディーを歌っていることに気付く。だが全くスピード感を失っていない。
日本人が彼らを真似して表拍を強調すると、どうしても『音頭臭い』感じになってしまい洗練されていないモッサリとしたスピード感に欠けた演奏になりがちだ。では日本人の表拍強調と黒人の名人プレーヤーが奏でる表拍強調の何が違うのだろうか。
実は、アフタービートとは決して裏拍を強調することだけではない。
- メトロノームを表拍に合わせて演奏する。
- メトロノームを裏拍に合わせて演奏する。
2019年9月4日水曜日
2019年8月23日金曜日
#わざとぶつかる人 (oka01-xeltjrdhvcpmlxgp)
僕は2005年から12年間タイ〜ラオス〜中国南部で過ごしたが、ぶつかる人は何故ぶつかるのかについてすこし思う所があるので解説してみたい。
2019年8月22日木曜日
中途半端に神経質な人ほど苦情が多い (oka01-yudmzeocxaojnvmv)
2019年8月14日水曜日
2019年7月23日火曜日
英語のオヤヂギャグ(oka01-vsoxieceqnwsgxrt)
今回は、英語でのジョーク集を見つけたのでここで紹介してみたい。
2019年7月13日土曜日
既に老害になってしまった30代 (oka01-fpjonnkwqealgcxq)
特にユーチューブの普及は世の中に残酷な変化を起こした。
『百聞は一見にしかず』という。ユーチューブがない状態で10年かかった学習が、ユーチューブがある状態だと1年位で終わってしまう。
1年で10年分の知識に追いつく。
2年で20年分の知識に追いつく。
3年で30年分の知識に追いつく。
これははっきりいって残酷だ。
─── 中年にとって。
2019年6月23日日曜日
タイ語の助動詞 ได้ と เคย の違い (oka01-kiecvuzolucjverw)
ネイティブスピーカーがこういう文法的なことを外人に説明するのは、実は非常に難しい。日本人も「は」と「が」の使い分けはどうするのか質問されて、曖昧さなく答えることができる人はごく稀だ。外人に対して、自分の母語の文法を具体的に説明するというのは、実は非常に高度な訓練が必要なことだからだ。
僕は ได้ (dâi) と เคย (kə̌ːi) の使い分けを、ほぼネイティブの方々に違和感を与えないレベルで使い分けることはできている様だ。だが僕のタイ語(ラオ語)は、誰かがまとめた文法やボキャブラリから学習したわけではなく、実地で実際に街中の人が話していることをひとつひとつ拾い集めて、自分でまとめながら身につけたものだ。だから例え僕自身が正しく使いわけることができていたとしても、何故そうなるのかまでははっきりわかっていない。
昨日その会話に参加してから、自分でも気になったいたのでいろいろと考えてまとめてみたので、ここで書いてみたい。
この文章は、タイ語についての学習が一通り終わった人向けの説明になる。発音記号や基本的な単語の意味はここでは説明しないので、各自事前に学習していることを前提とする。
なお現在時刻 2019/06/23 22:22 +9:00 の時点で、この文章はまだ、タイ人のチェックを受けていない。この文章の中にはタイ語の間違いが多く含まれている筈だ。今後、知人友人に頼んでチェックしてもらおうと思っている。 更新した内容は記事末で報告したい。
2019年6月21日金曜日
2019年6月15日土曜日
2019年6月10日月曜日
ジョージ・ベンソンのスターダスト・ギターソロのタブ譜つきスコア (oka01-vpbogebejzhcbwav)
僕はこのジョージ・ベンソンのスターダストのギターソロが大好きだ。シンプルで非常に短い半コーラスのソロで、次に来るクライマックスに非常にスムーズに美しくつないでいる。無駄のない完璧なソロだ。
僕はこれを2000年頃に音を採った。それ以来弾けるようになるために数限りになく練習したのだが、何故か弾けない。音は全て採れたしテクニックとしては何も難しいことはない。だがどうしても弾けない部分があった。
僕にはこういう『音は採れたのにどういう訳か弾けなかった』曲がいくつかあった。
だが10年に渡る語学修行の旅から帰ってきたら、何故か理解できるようになったのだ。
簡単なのに何故か弾けない・・・ 今回はその理由を譜面上で説明してみたい。
2019年5月12日日曜日
リズムの壁 (oka01-osfafhspyoqskfra)
僕は『リズムにうるさい』のかな。多分僕は、神経質でリズムが少しでも狂うと文句を言う人だと思われている。まぁそう思われるのが当然だろうな、とも思う。
だけど本当はそうじゃない。その見方は本質的に見て、事実じゃない。だってそれは…
2019年5月1日水曜日
和製ジャズの限界点 (oka01-hkhmxirvlqaxyxrv)
この演奏で試したのは『ベースのタイミング』だ。ベースをガイドリズムよりも8分音符1つ分早く演奏した。結果として演奏中ガイドリズムが8裏に聞こえてきた。ベースを2コーラス演奏してそれをループにして、それを聞きながらソロをあとから録った。
以下雑感を書こうと思う。
2019年4月23日火曜日
みるみるグルーヴしはじめるリアルジャズのカウント方法 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその9 (oka01-jkjqkssrlamjiovc)
─── 激しくグルーヴする熱い演奏がしたい
…ジャズを志す人なら誰もが夢見ているグルーヴ。だが問題は『熱い演奏』がなかなか思った通りに出てこないことだ。激しいグルーヴを安定して確実に出すためにはどうすればいいのだろうか ─── それは『数える』ことだ。
だが演奏中にどうやって数えればいいのかといわれると、なかなかはっきりとイメージできないものではないだろうか。この記事では具体的にどのようにするのが安定したグルーヴを得る効果的な数え方なのか説明してみた。
2019年4月20日土曜日
Decryption (oka01-gosjatekhlwceakc)
ビデオ
コンセプト解説
この曲 Decryptionは、ジャズブルースの定番=ビリーズバウンスをリハモしたものです。
There are four groups of Coltrane change in the modern twelve note scale : E group ( E, G#, C ), F group ( F, A, C#) Gb group( Gb,Bb, D) and G group ( G, B D#). F group, Gb group and E group appear in this song in the meantime Giant Steps belong to B group. I think, there is no jazz standard song which belongs to E group.
コルトレーンチェンジは12音中に4通り存在する。ここで仮にそれを E系・F系・Gb系・G系と呼んでみると、この曲には F系・Gb系・E系がでてくる。Giant Steps は G系だ。よく調べないとわからないけど、多分E系が使われているスタンダード曲は今の所ないと思う。
リード・シート
発展課題
この記事は2021年に作成されました。このリハモが作られたのは2019年です。このリハモが発明されて以降、更に新しいアイデアが加えられたバージョンが複数作成されました。その記事を以下で御紹介致します。
Decryptionで4つの異なる調に転調するアイデア
Decryption を実際に演奏してみた
作成日はビデオ作成日に準じた。(Sat, 22 May 2021 17:01:31 +0900)
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2019年3月27日水曜日
英語の理解力をあげる秘訣 (oka01-xcfkhxifknppgran)
日本でミュージシャン活動をしているある外国人がフェースブックである告白のようなものをしているのを見た。英語で書かれていた。彼は日米両方に友達がいるので、日本語と英語の両方でコメントが寄せられていた ─── 日本語で書かれたコメントを見て僕は、実に複雑な思いがしたのだ。
2019年2月4日月曜日
2019年1月20日日曜日
日本人だけリズム解釈の違う件について ─── 縦乗りを克服しようシリーズその8 (oka01-zgvncyhqqqscfuae)
何故、日本人は縦乗りなのかを書いてから丁度1年たった。この記事を公開したのは、2018年1月17日 ─── 本日は2019年1月20日だ。
この1年の間でいろいろなことを研究して訓練したが、結果として私自身がアフタービートのリズムを聞き間違えていたことに気付いた。その聞き間違えたリズムに基づいて、前述の記事を書いていた。恥ずべきことだが、どんなに偉そうなことを書いても、私も日本人だということだ。
訂正すると共に、どこをどう聞き間違えたのか、説明してみようと思う。
2019年1月19日土曜日
裏拍とは何か ─── 縦乗りを克服しようシリーズその7 (oka01-gdqoqxundapoaemf)
裏拍が大切 … ミュージシャンなら誰もが口にするフレーズだ。何故ミュージシャンはしつこく何度も繰り返し裏拍が大切だと発言するのか。それは決して裏拍が大切だからではない。日本人は裏拍を認知できないからだ。
彼は、海外の一流ミュージシャンと自分自身の演奏を比べ、明らかに何かがおかしいと感じ、だが何が違うのかがどうしても見えず、長年に渡ってその違いについて考えた結果として、漠然と裏拍がないという点に気付いたからこそ、裏拍が大切だと発言した筈だ。もし簡単に裏拍を大切にできるなら、裏拍が大切だとは言わなかっただろう。
日本から一歩でも足を踏み出せば音楽には必ず裏拍がある。裏拍を見るためにジャズの本場ニューヨークに足を伸ばす必要は全くない。裏拍は世界中のどこにでもありふれている。実は裏拍がないのは日本だけだ。
実は、ロック/ジャズ/ブルース/ポップス等々の海外由来の音楽を演奏する時、表拍を弾く必要はあまりない。その違いを言い表すためには「裏拍を弾く」というよりも、むしろ「表拍を弾かない」と言ったほうがより適切だ。
ところが日本人は表拍を弾かないということができない。何故なら日本人は表拍に対する強い依存を持っているからだ。
日本人は表拍に対する強い依存心を持っている。いくら裏拍を大切にしてもそれ以上に表拍を大切にしていたら裏拍は生きてこないのは当然のことだが、日本人は表拍に強い依存心があり、裏拍を大切にしようとしても、気持ちの上で表拍離れができず、無意識のうちに表拍を大切にしてしまい、いつまでも裏拍を大切にすることができない。日本人にはそんなジレンマがある。これのことを僕は表拍依存と呼んでいる。
日本人には裏拍を感覚的に認識する能力がない ─── だが裏拍が大切ということにはとてもわかりやすいはっきりした理由がある。そもそも裏拍とは何なのか。裏拍を大切にするためにはどうすればよいのか。これらをはっきりと理論的に理解することでこの弱点は克服することができる。
今回は裏拍が大切になる理由を説明してみたい。
2019年1月8日火曜日
縦乗りを克服しようシリーズ 目次 (oka01-obfeidaizneciwyo)
─── 恐らく貴方はこれまで色々なスクール/学校/大学で音楽の教育を受けて来たのではないでしょうか。そして音楽の能力に一定の自信も持っています。クラシックの著名な作曲がが作った難易度の高い難曲をたくさん弾きこなしてきました。
そんなある日、貴方にもジャズを演奏する機会がやってまいりました。お洒落で軽快な音楽を譜面もなく軽やかに弾く人々を見て『私の技巧があれば私だったああやって軽やかに弾ける筈』と思いました。そしてジャズを演奏してみると、全く同じような軽やな演奏にはなられない事を悟り、愕然とします。
『私には才能が...』
ここで『ジャズが演奏できない』と気付いた貴方は幸運でした。それは貴方が間違った音楽教育を受け破壊され続けてきた貴方の天性のリズムに対する感性がまだ完全に破壊されきっていなかった事を表しています。
ジャズは、これまでのクラシックやポピュラー音楽とは全く異なるリズムの構造を持っています。
クラシック- オンビート基準(オンビートにメトロノームを合わせてオフビートを移動することでニュアンスをつける)
- 頭合わせ(メロディーの先頭を小節の先頭に合わせる)
- オフビート基準(オフビートにメトロノームを合わせてオンビートを移動することでニュアンスをつける)
- 尻合わせ(メロディーの末尾を小節の先頭に合わせる)
この小さな違いが、演奏に必要なリズムの学習方法全体を全く異なるものに変化させてしまいます ─── だから貴方はジャズが演奏できなかったのです。
重ね重ね、貴方がジャズを演奏できないことに気付いた事は幸運でした ─── 世の中の99%のジャズ演奏者は自分がジャズを演奏できない事に気付いてすらいません。
ジャズを演奏できない ─── それは決して精神論ではありません。 譜面に書き表せばはっきりと目に見える形で違いが表れます。
そして実はこの日本人がジャズのリズムを演奏できない問題を歴史的に紐解いていくと、日本人はジャズだけではなくゲール人/ケルト人の民族音楽を起源とした音楽(つまりクラシック音楽です)のリズムも同様に演奏できないという問題に帰着します。
これはいささか恐ろしい結論を導き出します ─── 実はクラシック音楽のリズムの起源とジャズのリズムの起源には共通点がある ─── 即ち、私達が演奏できていると信じていたクラシック音楽のリズムも、実は正しく演奏できていなかったのではないか ・・・。
そしてこのジャズ音楽/クラシック音楽のリズムの演奏が出来ない問題は、実は日本人固有の問題である事を見ていく事になります。実は、日本人のリズム感が悪い問題の本質は、日本という島国に隔離された事で全く違った言語のリズム体系を発展させてきた日本人独自の問題だったのです。
この日本人独特なリズムの問題の事をこの本では『縦乗り』と呼んでいます。
この本では日本人が縦乗りになる理由と根拠について、そしてそもそも縦乗りではない音楽とは何なのか、そして縦乗りではない音楽の起源について順を追ってお話していきたいと思います。
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更新記録:
大目次自動作成プログラムを追加し、序文を大幅に更新しました。(Thu, 05 May 2022 01:48:15 +0900)
誤字を修正しました。読んで→呼んで (Fri, 06 May 2022 22:10:32 +0900)
体裁を修正しました。(Fri, 13 May 2022 09:02:45 +0900)
(Sat, 28 May 2022 19:05:08 +0900) ヘッダ文字列の取得時のアルゴリズムを non-greedy 検索に変更したことで、hタグ内に他のタグがあるときも正常動作するようになりました。
(Sat, 28 May 2022 20:12:59 +0900) TOC 生成ルーチンを共通化しました。
2019年1月6日日曜日
小節にも裏拍がある ─── 縦乗りを克服しようシリーズその5 (oka01-zjsxxwhbcasnnrhr)
2018年12月3日月曜日
ジャズと権力5…カーゴカルトと日本のジャズ (oka01-efstcgabqvlqecyd)
あちこちのセッションに行って、バンドがすごくタテノリな時でも、僕が入った途端に、雰囲気がガラリと変わってウラノリになる…というパターンを、数度経験した。多分、みんな頭の中でイメージしている音は、ウラノリなのだけど、ウラノリに移行する手順がわからないのではないか…。
※ タテノリとは何たるかについては、次の記事内で述べた。僕は自分のリズムの才能をほとんど信用していないので、『ノリ』というものについて、具体的な手順を決め、機械的に処理する様に心がけている。
縦乗りを克服しようシリーズ
その1…何故、日本人は縦乗りなのか
その2…日本語のリズムを限界を探る
その3…日本語のリズムからの脱却・裏縦乗りとは何か
その4…節目がない言語=日本語
その5…日本人は聴こえないリズム・小節縦乗りとは何か
その6…縦乗りと横乗りの違い・日本の同性愛文化について
ジャズと権力
『東京は大好きだが、東京者は大嫌い』
『縦乗りと横乗りの本質』
『ジャズの武道性』
だが、こうやってウラノリになった時(移行しようとした時)に、喜ぶタイプの人と、怒るタイプの人がいる。喜ぶのはわかるが、怒る理由がわからない。怒るタイプの人は、演奏が終わった後、僕がひとことも言葉を発していないにも関わらず、「失礼なやつだな!」と怒りはじめる。何か本当に怒らせる様な心当たりがあるなら、仕方がないが、僕には心当たりがない。何度も真剣に考えたが、僕は、何故怒られているのかわからない。だがとにかく、僕は怒られる事が非常に多い。
これもしばらく見ていて徐々に思うようになったが、どうやら、怒るタイプの人は、ほとんどの人が『プロ』の人なのだ。
このことについて、僕はこう考えた。
2018年10月11日木曜日
2018年9月19日水曜日
2018年9月14日金曜日
東京人と大阪人の違い (oka01-thwqpqflepvfkqnz)
僕は、いちおうネイティブ東京人だが、大阪人に知人友人は多い。それでネットを検索すると『東京人と大阪人はここが違う』的なブログ記事がたくさん見つかるのだが、どれを読んでも非常に強い違和感がある。彼らのブログを読んでいると、東京について激しく勘違いしている点がたくさん見つかるので、以下でどこがおかしいのか、すこし書いてみた。
2018年9月12日水曜日
関東人は冷たいから嫌いだし、ネチネチしつこいから嫌い (oka01-xtufdgktnqrovplj)
知っての通り、関西人と関東人は、大きく違う。もし貴方が、関西人とだけ付き合うなら、何も問題はない。そしてもし貴方が、関東人とだけ付き合うなら、これもまた、何も問題がない。
問題は、関西人と関東人の両方と同時に付き合うときなのだ。
2018年9月11日火曜日
2018年9月10日月曜日
ジャズと権力2…縦乗りと横乗りの本質 (oka01-yxcuhljccrhmxbtn)
だがこのリズムは、日本人としての一般的な感覚からはかけ離れており、しばしば聴きとることが難しいようだ。 ─── これが何かひとつの大きな問題のトリガーを引いてしまう。
本物の黒人が来て演奏して、それが聴き取れないなら、何も問題はないのだが、日本人がそれを演奏して、それが聴き取れないと、 大抵「お前の演奏は間違っている!」「何故そんな嫌がらせばかりするのだ」と罵倒されてしまう。そこで何か口答えでもすれば「お前に何がわかる!」と怒鳴られてしまう。独りで強情を張る奇人という烙印を押されてしまう。
日本のセッションで演奏していると、みんな1拍目と3拍目に強拍が置かれる。しつこいほどに置かれる。 ─── どうやら東京のジャムセッションで演奏する時は、演歌・浪花節・音頭・民謡にもある程度の嗜みが必要なのだと思う。
では東京のジャムセッションで演歌ハイブリッドジャズを演奏すればいいのだろうか。それにも僕は、一抹の違和感を覚えるのだ。問題の本質は、もっと複雑な要素をはらんでいる。
ジャズと権力1…東京は大好きだけど東京者は大嫌い(oka01-jfdnkynywxhtrvlj)
権威に無頓着になって純粋な芸術としての音楽制作をするにせよ、日本で続ける以上、日本ジャズの権威主義の激しい妨害を受けることは避けられない。その音楽が世界レベルに近づくほど、受ける妨害は激しくなる。
日本社会でジャズ演奏活動を続ける上で、この社会矛盾にたいしてどの様な姿勢を維持することが望ましいのか。社会学的な観点から分析してみた。
この文章は、東京都内のジャズ界で生活するなかで常に感じ続ける強い違和感の来る場所がわからない僕が、一種のブレーンストーミングとして書き始めた文章に、加筆訂正して体裁を整えたもので、3つのパートに分かれている。
『ジャズと権力1. 東京は大好きだが、東京者は大嫌い』(当記事)
『ジャズと権力2.縦乗りと横乗りの本質』
『ジャズと権力3.ジャズの武道性』
またこの文章中、繰り返し日本語が持っている特殊なリズムの存在について言及されるが、この特殊なリズムについて次で説明した。
何故、日本人は縦乗りなのか ─── 縦乗りを克服しようシリーズその1
縦乗りの起源・日本語のリズム ─── 縦乗りを克服しようシリーズその2
縦乗りをよく知る・縦乗りと裏縦乗り ─── 縦乗りを克服しようシリーズその3
日本語のイントロ ─── 縦乗りを克服しようシリーズその4
日本語がもつ特殊なリズムと、ジャズとの関係は以下で説明した。
言語と音楽『ジャズと揉み手』
この文章を読み始めるにあたり、これらを前もって読んで知識を持っていることが望ましい。
2018年9月6日木曜日
和製ジャズへの違和感(oka01-qfxbeagipibhvqty)
僕が感じている和製ジャズに対する違和感は、次のようなものだ。明らかに訛っていっるのは自分のほうなのに、それを棚に上げて相手に文句ばかり言っている ─── この様な感じで。
「おめ何言ってんだ?! これが標準語だべー? 」
「確かにそういう標準語もあるかも知れませんが、だけどその『だべー』というのは、多分方言なのかな…と。」
「何いってんだあんた、間違ってんの、おめぇだっぺ?!何だおめぇのそのしょうじゅん語は!?」
「いや、それ『しょうじゅん』じゃなくて『ひょうじゅん』です!」
「おめぇこのやろう! ホントに頑固なヤロウだな!これがしょうじゅん語だべ〜!?」
「だから違います!」
「お前は何で独りでそうやって強情はってんだべ?!」
僕はいつも「強情だ」「頑固だ」「人の話を聞かない」と言われる。別に人の話を聞いていない訳ではないのだが、それが明らかに方言なのに、方言を喋っていると認識出来ずに、それを否認しつづける人と喋る時の違和感というのは、どうやっても受け入れがたいものがある。
その気持ちについて書いてみたい。
2018年8月24日金曜日
ジャズと揉み手 (oka01-elwfvbmvnsiptpkx)
まえがき
今月8月は、いろいろと苦悩した月だった。都内のあちこちのセッションに顔を出して、自分の居場所を探してみたが、どう考えても自分はシーンのなかで異端だった。どれくらいの距離を取って、どれくらいアピールをするのが効果的なのか、見えてこない。あまり激しくアピールすると、拒絶されてしまうだろうことも目に見えており、非常に悩ましかった。以下は、この一ヶ月間に考えたことを散文的にまとめた文章になっている。結論ははっきりしない。だがとにかく現状のまま出してみようと思う。
なお、ここに出てくる話は、日本語のリズムと外国語のリズムの違いに対する話題が繰り返しでてくる。これらに関しては、次の記事で説明したので、あわせて参照頂けたら幸いだ。
何故、日本人は縦乗りなのか ─── 縦乗りを克服しようシリーズその1
縦乗りの起源・日本語のリズム ─── 縦乗りを克服しようシリーズその2
縦乗りをよく知る・縦乗りと裏縦乗り ─── 縦乗りを克服しようシリーズその3
日本語のイントロ ─── 縦乗りを克服しようシリーズその4
散歩に出た話
狸穴町というところに散歩に来た。 pic.twitter.com/xRcOf7OKSr— 𝘼𝙩𝙨(おかあつし) (@ats4u) August 22, 2018
2018年7月5日木曜日
著名な Firefox/Chrome 拡張プラグイン『スタイリッシュ』が、アドウェア系企業に買収され悪質なデータ盗聴を行っていることが発覚 (oka01-ifmpsylczjaqvylg)
この事件は、フリーウェア文化の終焉に繋がる危険がある重大な事件だ。
2018年6月13日水曜日
頭合わせと尻合わせの違いについて ─── 縦乗りを克服しようシリーズその4 (oka01-ijwqavqncvfzxshk)
最近、三拍目裏からひっくり返った状態で曲を始める練習をしている。 こういうと難しく聞こえるが、要するに50年代風のジャズのイントロだ。
これに慣れた状態で「チャコの海岸物語」を聞くと、二重にひっくり返った様に聞こえることに気付いた。ものすごく意外な場所から曲が始まる様に感じるのだ。
2018年6月9日土曜日
野球観戦して思ったこと(oka01-obldmevlwhvlkcei)
東京ドームの無料チケットが手に入ったので、初めて野球を見に来た。長年に渡る外国暮らしから帰って改めて見る日本の野球に、色々なことを考えさせられた。
ここで考えたことを文章にしてみた。僕が感じている違和感の正体がはっきりつかめず、散文のようになってしまったが、敢えてまとまっていない現状のままで残して見たいと思う。
著者オカアツシについて
小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。
特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々
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