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2020年12月30日水曜日

ラオス民謡とジャズの相似点について ─── 縦乗りを克服しようシリーズその33 (oka01-ckqlitezosjjemik)

はじめに

僕はタイに来た2005年に初めてタイ東北民謡『モーラム』を聞いた時に「モーラムはジャズと似ている」と漠然と感じました。僕はその段階で既にジャズギターを10年以上勉強したのですが、ジャズのリズムを習得することはとても難しく、悪戦苦闘していました。

そんなある日僕はタイ東北民謡モーラムと出会いました。そこでモーラムがタイ語の方言であるイサーン語によって歌われることを知りました。それで僕は「恐らくイサーン語を習得すればジャズのリズムも習得できるだろう」という漠然とした直感を感じました。

─── それから10年以上の月日が流れました。僕は大変な苦労ののちにタイ東北イサーン語が話せるようになりました。それからしばらくしたとき僕が実際にジャズのリズムを習得していることに気付きました。

それは案外とはっきりしたことで、フィーリング/感じ方の違いなどという曖昧なものではなくはっきりと譜面に書いて違いを指摘できるようなものでした。

その違いが弱起の存在です。

ところが日本では、この違いを実際に音で聴かせても誰も理解できない…という奇妙なことに徐々に気付くようになりました。 音で聞かせるだけでなく、図に描いて説明することもやりましたし、実際に体を使って体得するトレーニングを考えて実践していただくこともやってみました。それで徐々に僕が気付いたことは日本人がジャズのリズムを理解することは極めて難しいという非常に奇妙な事実でした。

弱起の発見

日本人は弱起を知らない ─── それだけでなく日本人は未だに弱起を発見してすらいません。僕は日本に帰国してからというもの、僕が海外放浪で身につけた弱起についてあちらこちらで説明してきたのですが、その結果は極めて驚くべきものでした。

どういうわけか、目の前で弱起を見せているのに弱起が見えないのです。弱起が何なのかを説明してもどうやっても理解できません。そもそもそこに弱起があること自体に気付きません。そこに弱起があると教えても、依然として弱起の存在に気付きません。その状態では当然、弱起とは何なのかを理解できる訳がありません。みな弱起が完全に見えないのです。

そこにある弱起を指差してそれについて語れば、それはもはやまるでそこに見えない幽霊がいて、見えない幽霊を指差して何やら訳のわからない説明をする人だと思われてしまう。つまり狂人と同じなのです。

しかしこれは幽霊ではありません ─── 日本人以外の人たちは弱起の存在に気付いています。そして日本人が弱起を認知することが出来ないことにもちゃんと気付いています。しかし日本人だけがその存在を知らず、その存在を知らないことにも気付かない。

日本人は弱起を認識できない ─── この現象が僕に与える違和感というものは、筆舌に尽くしがたいものがあります。

しかしまた同時に、弱起の存在に気付いている日本人も大勢います。僕があちらこちらでお話をして体感的に感じる比率でいえば、大体4割くらいの人はその弱起の存在に気付いています。しかし弱起の存在について語ると相手の自尊心を傷つけてしまうことが多く、それについて語ること自体が反社会的であると見做されることが多いようです。このことから、弱起の存在に気付く人はしばしば弱起の存在について気付いていないふりをしています。

弱起の存在をどうやったら日本人に教えることができるのでしょうか。この記事では、僕が漠然と感じていることを五月雨式に少しずつ書き加えてまとめていこうと思います。更新した経歴については記事末に記録していきますので適宜参照して頂けましたら幸いです。

2020年12月29日火曜日

暗闇と視力 (oka01-eadsdsoradvkswoa)

人は何故、良いミュージシャンになれないのだろう  ─── 答えは比較的はっきりしている。 その人は心の奥底では良いミュージシャンになりたいなどと夢にも思っていないからだ。言葉としては「良いミュージシャンになりたい」などとのたまう。だが心では適度に目立って適度に金になればそれで充分だ、と思っている。

人は暗闇でも道徳心を維持できるだろうか ─── 暗がりで周囲が見えなければ、恐らく周りの人も周囲が見えていないだろうと考えて、暗闇にまぎれて色々な浅ましい行動を取る。だが視力は人によって異なる。彼は暗闇でも物が見えている人がいる…という事を知らない。

3拍子上の5+4拍子スイング ─── 縦乗りを克服しようシリーズその32 (oka01-naptbtohhufmbhds)


 3拍子の曲の上で5+4複合拍子を演奏する方法論について述べます。

2020年12月28日月曜日

オフビート・カウントの初歩 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその31 (oka01-cerggodzxnjtyopn)

私はオフビート・カウントというものを考案しました。音楽のリズムを声を出して数えるメソッドです。特にこのメソッドでは通常のカウント方法よりも8分音符1つぶん早く数えることで日本人が苦手とするオフビートから始まる弱起を自然に体得することを目的としたメソッドです。これについての本を著しましたので、ここで御紹介致します。

オフビート・カウントの初歩 (PDF)

リズムトレーニングについての詳しい情報は

オカアツシ公式フェースブックページ

にて公開しておりますので、合わせてご利用いただけましたら幸いです。

【演習】3拍子スイングの長さをスイングしたまま倍にする (oka01-gvgnnpdbxxykmlht)

アドリブ中で小節の長さを倍にしたり半分にしたりすることで、演奏にメリハリをつけることができますが、3拍子スイングの場合、長さを倍にしたり半分にしたりすることは案外と難しいものです。その数え方をビデオ化しました。

このビデオは続編5+4=9拍子の基礎編になっています。ここできちんと基礎を確認して5+4=9拍子の練習に入りましょう。

続編:3拍子スイングを9拍子と捉えて5+4拍子スイングに置き換える


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更新記録:
フェースブックより複製し作成 (Sat, 22 May 2021 01:07:22 +0900)

グルーヴは終わり良ければ全て良し ─── 縦乗りを克服しようシリーズその30 (oka01-uyoahlikflcsenwv)

グルーヴの秘訣は『終わり良ければ全て良し』です!

グルーヴは終わりが始めよりも大切!

終わりにに意識を向けること! 

今回はこれについて説明したいと思います。

2020年12月26日土曜日

【演習】最終拍を基準にした多重拍子入れ替え (oka01-iaygoltgivxltzgs)

今回は『最終拍基準式拍子入れ替え』というものをご紹介します。

最終拍基準とは

多重拍子を演奏する時、通常は先頭拍を中心にして行うのですが、僕はこの演奏の仕方がグルーヴしないスピード感に欠けた遅い雰囲気を醸し出す原因として聞こえています。そのため僕はこれを解決する方法として、ビッグバンドの4拍子スイングと同じ様に最後の拍を中心にしたまま入れ替えれば良いのではないかと考えました。以下がそれを実際にやってみたビデオです。ビデオでその理論背景と実演を見ることが出来ます。

趣旨

  • 最終拍を基準とした多重拍子入れ替えの実演します。
  • 3⇔4⇔5⇔7全パターンを順番に実演します。
  • 同時に拍子入れ替えとオフビートカウントを共存する実演になっています。
  • 同時に4/5/7/3拍子でのオフビートカウントの実演になっています。

注意

以下のビデオでは表記上、最終拍を小節の先頭に配置しています。4拍子なら4拍目が先頭、5拍子なら5拍目が先頭として表記します。こうすることで最終拍基準式拍子入れ替えを実現します。

最終拍基準多重拍子入れ替え・オフビートカウント版

オフビートカウントで数えています。この場合、最終拍の裏拍を1として数えています。4拍子でいうと8分音符ひとつ分早く数えています。

3⇔4⇔5⇔7と順番に全パターンを順番に実演します。

最終拍基準多重拍子入れ替え・オンビートカウント版

3⇔4⇔5⇔7と順番に全パターンを順番に実演します。






更新記録:
フェースブックより複製し作成した。(Sat, 22 May 2021 00:11:58 +0900)


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2020年12月24日木曜日

【演習】How My Heart Singsで学ぶ3拍子4拍子入れ替え (oka01-ufdkgigehcawooys)

ジャズスタンダード How My Heart Sings の進行を使ってオフビートカウントをしたまま3拍子と4拍子を同じテンポで入れ替える練習用のビデオです。

更新記録:
フェースブックより複製し作成した。(Fri, 21 May 2021 23:47:42 +0900)

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2020年12月20日日曜日

ベッカム・イサーン ─── タイのコメディー (oka01-vfyszskgulnjtjyh)

この曲を知ってから何年も経った。10年近く、歌詞の意味が聞き取れるどころか読むことすら出来なかった。今ふと気付いたら、全部聞き取れるようになっていた。更に意味もわかるようになっていた。

ข่อยฟ้าวเว้าต่อตอบว่าแม่นอยู่
ฝรั่งฮ้อง Oh! Yes แมนยู
ทีมฟุตบอลแมนยู
เวรีก็ค
เวรีก็ค

僕がラオ語を話さなくなってもう2年近く経ったが、明らかに語学が上達している。これは恐らく僕が最近開発したリズムトレーニングシステムを続けた成果ではないかと僕は思っている。 日本語話者は2341と弱起付きで入るリズムが聞き取れない。だから2341の弱起つきリズムを練習すると、外国語(日本語以外)が聞き取れるようになる。

この曲はラムトゥーイというラオ民謡の形式に基づいており、リズムは3拍の弱起のついた2341という順番のリズムで構成されている。日本人はこの日本人は2341リズムが聞き取れない。

ここで「2341リズム」という説明をして理解できる日本人は誰もいないだろう。それだけでなく、今までの僕自身の経験からいっても、日本人の目の前で数時間に渡って目の前で2341リズムを実演しても、決してそれを聞き取ることができない。 だからビデオでこれを実演しても2341リズムを理解することはできないだろう。2341リズムを聞き取ること自体ができない。そもそも、それが2341リズムなのだと認識できない。それだけでなくそのリズムが聞き取れない…ということ自体に気付かない。そして2341リズムが聞き取れないということに興味がない。だから、この話題を出しても誰もそれが重要なことだと気付かない。このリズムを教えても、そこが重要なポイントと思ってないので、修正もできない。

大変に驚くべきことだが、この言語リズムの壁を乗り越えるのは、大変に難しいことだ。だが僕はこれを日本語の文脈に輸入することをライフワークとしてやっていこうと思っている。


 

 

2020年12月18日金曜日

ビバップ強化練習法=ダビディバ・カウントの初歩 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその29(oka01-jedlhvatsdzqmowa)

ダビディバ・カウントは、ビバップのリズム練習メソッドです。『ダービディーバ』とスキャットしながらアドリブすることで8分音符のオフビートや4分音符のオフビートを適切に認識できるようになり、効果的にグルーヴ感の向上を図ることができます。

今回このダビディバ・カウントについて本を著したので御紹介したいと思います。

ダビディバ・カウントの初歩 (PDF)


リズムトレーニングについての詳しい情報は

オカアツシ公式フェースブックページ

にて公開しておりますので、合わせてご利用いただけましたら幸いです。


ビバップの語源(oka01-cmicsagikytdwnij)


日本でのビバップに対する誤認識

 『ビバップ』という名称の起源は「ビバップのフレーズが『ビーバップ!ビーバップ!』という音に聞こえるからそういう名前になったんだよ!」という話をしたら、そのことが実は意外と知られていないことに気付きました。ネット上を検索してもそのことを説明しているサイトはほとんどないという状況に気付きました。

英語が聞き取れる人でビバップを聞いたことがあれば、ビバップのフレーズはオフビートが強調された「ビーバッパリーバッパ」という様に聞こえます。ビバップの語源がビバップのフレージングの擬音語だということは自明で、だからこそ英語話者の間ではビバップの語源がフレージングにあるということ自体に言及がありません。

このフレージングは末子音の存在と密接に関係しています。末子音を持たない日本語話者は、このビバップのリズム自体が聞き取れず、それを聞いても『ビーバッパリーバッパ』と言っている様には聞こえません。

僕のこの文章は日本人が見えない事物を指差し、そこに見えない物の存在を示しているのと同じで、それはまるで幽霊を指差すのと同じようになってしまいます。しかしこれは幽霊ではありません。 

海外ではビバップについてどう考えられているか

ウィキペディアでは 英語と日本語で全く一致しない説明がされています。そこで2020/12/18 現在の英語版ウィキペディアの『ビーバップの語源』の部分の英語を簡単に訳してみました。

1.

The term "bebop" is derived from nonsense syllables (vocables) used in scat singing; the first known example of "bebop" being used was in McKinney's Cotton Pickers' "Four or Five Times", recorded in 1928.
 ─── ビバップという名称はスキャットをする時の意味のない歌詞から来ています。最初に『ビバップ』という歌詞が使われた例として知られているものは『マッキニーズ・コットンピッカー』1928年録音の『Four or Five Times』です。

2.

"In spite of the explanations of the origins of these words, players actually did sing the words "bebop" and "rebop" to an early bop phrase as shown in the following example."
─── ビバップという名称の起源として様々な説が挙げられていますが、演奏者は実際に「ビバップ」「リバップ」というフレーズを初期のバップ曲のなかで実際に歌っています。

https://en.wikipedia.org/wiki/Bebop#Etymology

という訳でビバップは擬音語なんですよ!というお話でした。

更新履歴:

ビデオへのリンクを追加し加筆訂正した。(Sat, 19 Dec 2020 13:52:24 +0900)

2020年12月17日木曜日

赦しと克ちについて (oka01-wrfhgejxlwecmacr)

 

日本に帰ってきて随分たったが、やっと自分の日本人としての感覚を思い出してきた。ラオでは「他者を赦す」ということを身につける必要があり、僕はそれを習得した。だが日本で必要なことは「他者に克つ」事だ。日本は、そこが他の国と違う。ラオでは他者を赦せば、他者も自分を赦してくれる。だけど日本では、他者を赦しても、他者は自分を赦してくれない。  赦しと克ち

他人に克てる人は必ずしも、自分に克っている訳ではない。そこに日本人の落とし穴がある。人間に必要なことは飽くまでも自分自身に対する克ちだ。

自分自身に対する克ちを実現する上で、自分自身に対する赦しがとはも大切な条件となる。これが他者に対する赦しの基礎となる。

ところが日本人は自分に克つことなく、つまり他人を赦し受け容れることなく、他人に克とう(勝とう)とする。つまり君が他人を赦しても、他人が君を赦すことはない。他人は君に勝ち続ける。彼は彼自身を赦せない ─── これが招く結果は彼の長い年月を経た自己破綻だ。そして君は自分に克って他人に勝てない。

君は彼に負ける。そして彼は全てに克てない。こういう状況下で他人を赦し続けるのは自滅行為だ。君は、彼の心中に付き合う必要はない

日本でも自分に克つことは大切だ。だが必ずしも他人に克つ必要はない。彼は自分に克つつもりがない。彼は自分を知らぬ愚かな人間だ。君が自分に克った後にはむしろ積極的に他者に勝たなければならない。彼を赦し受け容れる必要はない。彼を遠慮なく蹴落としてよい。

自分に克った人間は容易に他人に勝つ。

赦しと克ち(oka01-ivdbmvsycjkfvnjh)


日本に帰ってきて随分たったが、やっと自分の日本人としての感覚を思い出してきた。ラオでは「他者を赦す」ということを身につける必要があり、僕はそれを習得した。だが日本で必要なことは「他者に克つ」事だ。日本は、そこが他の国と違う。
ラオでは他者を赦せば、他者も自分を赦してくれる。だけど日本では、他者を赦しても、他者は自分を赦してくれない。


2020年12月13日日曜日

裏拍を強調するディビダバ法について (oka01-esbnmbpavwkikpim)

2020年12月18日にディビダバ法を発展させたダビディバ・カウントというリズムトレーニングシステムを考案し、その方法論を本として執筆しました。
詳細はリンク先の記事を参照して下さい。

裏拍を強調するときに大切なのは、裏拍を表拍よりも先に演奏することです。このことを僕は先行裏拍と呼んでいます。


先行裏拍は、僕が独自に考えだした用語です。一般的に裏拍は表拍よりも後に演奏すると考えられています。しかしジャズを演奏する時は裏拍を後に認識しながら演奏するとそれが起因してスムーズにできなくなることがいくつかあります。今回はそれについて説明してみたいと思います。

2020年12月11日金曜日

常識を受け入れられない人と敢えて常識を受け入れない人の違い(oka01-ninrkmezwnxtpbxr)

『新しい常識を受け入れられない』ことと『間違った常識を受け入れない』ことは、全く違う。

僕は、いつもリズムの理論「頭合わせと尻合わせ」の話をする。だが誰も理解できない。僕はこの現象について、いつも「見えない犬のウンコ」になぞらえて説明する。僕が犬のウンコをつまみ上げて、人々の鼻先に突きつけて、顔に塗りつけて、終いには口の中に放り込んでいるのに、誰も犬のウンコの存在に気が付かない。僕が犬のウンコの存在を教えても気付かない。見せているのに気付かない。 そればかりか「犬のウンコだなんて、あなたは何を言っているんですか?」と怒り始める。それはしばしば次のようなやりとりとして現われる ─── 

2020年12月7日月曜日

Ave Mariaのリード・シート (oka01-oggnpndeeoxeffuq)

Ave Maria ( Bach/Gounod ) のリード・シートを作成しました。


著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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