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2018年10月11日木曜日

人のせいにする日本人(oka01-uzansrifcvnapyqy)

多分、同意する日本人はいないと思うし、外人でも日本人のことをそこまでよく知ってる人は稀なので、僕以外に誰も同意しないと思うが…。 日本人の最大の特徴は、「人のせいにすること」だと思う。



日本人は、外国の人と比べると非常に優しい。自分の事を棚に上げて「お前が悪い」と言って責任転嫁しても、日本人はみんな真面目で親切なので、「そうですよね。」と聞いてくれる。

そこでもし責任転嫁された人が、具体的な事例を示して責任転嫁した人を諭し始めたとしても、責任転嫁した人は、「お前は自分が見えていないからそう思うのだ」と逆襲することで、比較的容易に責任転嫁を正当化し「お前が悪い」論を継続できる。

これは非常に特殊なことだ。僕が何故、それを特殊と断定できるというのかといえば、それは僕が外国に長く住んだからだ。 ─── 当たり前のようで、気がついてない人が多いが、『お前が悪い』論は、外国では一切通じない。

人のせいにするということは、自分と相手の違いがはっきりしていないからこそ、できることだ。もし自分と相手の違いがはっきりしていたら、「お前が悪い」と言うことはできない。

外国では、例えば英米であれば「自分はスコティッシュ」「自分はアイリッシュ」 と自分の所属(民族・出身)が非常にはっきりしている。「お前が悪い」と言ってしまうとそれは、「スコティッシュはだから◯◯なんだ」「アイリッシュはだから◯◯なんだ」と、攻撃対象が非常に明確になってしまう。「お前が悪い」と他人を罵るまでもなく、「アイリッシュ系はこういう気質」「スコティッシュ系はこういう気質」という気質の違いが、世間一般に広く知れ渡っている。 ─── よって「お前が悪い」といってしまうと、それは地域紛争そのものの様相を現してくる。つまりそれは、個人対立から民族対立に発展し、戦争に繋がる。 ─── 皆それがわかっているので、安易に責任転嫁できないのだ。

日本の場合、「みな日本人だ(≒単一民族で民族的な違いはない)」という暗黙の了解が広く信じられており、基本的に地域間の違いは存在しないという建前になっている。よって誰かが「お前は何故◯◯なんだ!」と糾弾したとしても、その人間関係の衝突は「地域紛争」という様相を帯びてくることがなく、それは飽くまでも、個人差が生み出した衝突だと認知される。 ─── だから安心して他人に責任転嫁できる。 つまり日本では、どんなに不条理で理不尽な意見であっても、「それが理不尽だと思うのは、お前の個人的な見解だ!」で押し通すことができる。

日本人は外国に行っても、「◯◯人はダメだ」「☓☓人はバカだ」と、人のせいにしてばかりいるのだが、同じように日本人である僕は、あまりそういうことを言わない。まずここで「人のせいにする日本人」と「人のせいにしない日本人」の2種類がいる、ということが明らかになってしまう。更に、相手がアイリッシュ系だと人のせいにする日本人、相手がスコティッシュ系であれば仲良く出来る日本人...とその人の相性が民族によって大きな偏りを持っていることも明らかになってくる。 そこから同じ日本人でも、その人の出身地によって大きく相性が左右されることも明らかになってくる。つまり 海外では、相手の素性が明らかになっている以上、その日本人の素性も明らかになってしまう。 ─── 日本人が海外にくると「日本人」という覆いで隠されていた人間の素性が、次々に丸裸になって露出する。

「◯◯人はダメだ」「☓☓人はバカだ」...そんなことは◯◯人も☓☓人も重々承知なのだ。それを言っても仕方がない。

色々な民族の人らがぶつかりあって生活している中では、ぶつかりつつも、色々なことをゆずりあったり、大目に見て許し合ったりして生活しなければいけないのは、当然だ。

だがしかし、日本人はそういう中でも非常に異色で、明らかに譲り合わなければいけない場面でも、一切合わせない人が多い。そして「お前が悪い」「お前は普通じゃない」「お前は自分勝手だ」「お前は空気が読めない」と自分を正当化して、衝突が起こったの責任を一方的に相手に押し付ける形で、 自分の文化を押し通そうとする。

もちろん、そういう傲慢さを許して受け入れていくのも協調性のひとつだ。

だが、自分の一挙手一投足の動きを1ミリも妥協しない ─── 1ミリを妥協することで、どれほどまでにお互いにメリットをもたらすだろうか知れない価値ある妥協すらも、一切妥協しない、妥協するつもりもなく、妥協する能力も持たないというのは、如何なものか。

もちろん、それもひとつの民族性だろう。

だが自分にあわせることを延々と未来永劫相手に強制し続けるつもりなのだろうか。

 ─── 強制し続けるのだ。

何故なら、「お前は、空気が読めない」奴だから ───

何と言う傲慢と怠惰だろうか。

僕は、これこそが、日本人が持っている国民性と思えてならない。

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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