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2020年8月9日日曜日

ゴスペル・チョッパーという用語について(oka01-qkqizdgrjixdkrdr)

クリス・コールマンが「ゴスペルチョッパー」について説明しているビデオです。ゴスペルチョップは他の人がそう名づけて呼んでいるだけで教会の人たちはそうは呼んでない…という話をしています。

ゴスペルチョップという名称は英語でもよく出てきます。だけどそれは黒人以外の人たちの間で一般的な名前で黒人の人たちはゴスペルチョッパーとは呼んでいません。それはいってみれば寿司職人が自分たちを「寿司通」と呼ばないのと同じです。

そもそも黒人の人たちは音楽名としてのゴスペルという名称も黒人の人たちは使っていません。黒人の人たちはゴスペルを普通に「教会音楽(賛美歌)」と呼んでいます。そもそもゴスペルはキリスト教の「福音」という意味で聖書に書いてあるヨハネ等々のイエスの弟子が語った逸話のことを言うもので、音楽ジャンルの名前ではないからです。

https://youtu.be/-77RZ53nzA4?t=178


更新記録:
フェースブックから複製し作成 (Fri, 21 May 2021 21:26:47 +0900) 元記事

2020年8月3日月曜日

ジャズのウォーキングベースのタイミングについてメモ(oka01-qjemqlzojwxfolsz)

ジャズのウォーキングベースのタイミングの早い遅いについてわかったことを書き残しておく。

2020年7月29日水曜日

遅い音符を恐れてはいけない ─── 縦乗りを克服しようシリーズその23(oka01-friubhzmuzypqtnv)


打点の早さ/遅さは飽くまでも善悪ではなく音楽的な表現の言語のひとつだ。通常、ベース音の打点はドラム音の打点よりも早い方がバンド全体が軽快に聞こえる。だが昨日のバンド練習で気付いたことは、バラードではベースの打点がドラムの打点よりも遅い方が穏やかさを表現しやすいということだった。打点の早さ/遅さは、オフビートや尻合わせ/頭合わせ区別とも関連しているが、つまりこれらは全て重い/軽いという表現手法と考えることができる。

2020年7月26日日曜日

ドリフトカウントでは常に2から数え始める (oka01-uagykxsdwlesfcak)


声出しカウントをするときに拍数をずらして数えることを「ドリフトカウント」と呼ぶことにしよう。ドリフトカウントについては『正しいメトロノームとカウントのつかいかた ─── 縦乗りを克服しようシリーズその15』を参照のこと。

−1/8拍早く数え始めると通常カウントから見ると拍数も小節数も2から始まる。通常のドリフト無しカウントでは1から数え始めて4で数え終わるが、−1/8ドリフトカウントを行う場合、通常のドリフトなしカウントで見ると4から数え始めて3で終わる。逆に−1/8ドリフトカウントから見ると通常のドリフトなしカウントは2から数え始めて1で数え終わる。このことをはっきり意識すること。

最上段が通常カウントで以下1/8早いカウントになっている。

ずれ0
ずれ1/8 &2 &3 &4 &2
  &2 &3 &4 &3
  &2 &3 &4 &4
  &2 &3 &4 &1

※ 分母8で見て1/8 早く数え始めると、結果的に分母4で見て1/4早く数え始めてるのと同じことになることにも注意が必要だ。

2020年7月23日木曜日

末子音がない日本語 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその22 (oka01-phmjtebzuemanabb)

日本人の語学音痴の原因と日本人のリズム音痴の原因は、共に縦乗り=日本語の独特な発音規則にあります。この『縦乗り』を克服する為の日本語を話す人向けの発音矯正法を考えついたので説明してみたいと思います。

スワグサーフィンと日本語の発音

このビデオを見てください ─── このビデオは2010年ごろに米国ヒップホップシーンで流行したヒット曲です。最初私はこれを聞いた時、私はこれが何を言ってるかさっぱり聞き取れませんでした。今でもほとんどききとれません。しかしこの音楽をよく聞いているうちに私は、私が単語のリズムの表拍と裏拍を完全に入れ違いとして聞き違えている事にだんだんと気付いてきました。つまり私が子音と思っていた場所が実は母音で、私が母音と思っていた場所が実は子音だったことに気付いたのです。

リズム音痴と英語の音痴の原因は共通 ─── このことは私が前からずっと思っていたことでした。しかし問題はこれをどうやったら日本語の世界で見える化できるかということです。

今回私がこれをどうやって見える化したかをここで説明してみたいと思います。

縦乗りの正体は日本語の発音にある

冒頭で『メナガテッスウェーッグ』と言っている様に聞こえますが、これは実は『 man, I got that swag 』 と言っているのだそうです。日本語の発音と英語の発音を比べてみると次のようなことがわかります。

  • メナガテッスウェーッグ
  • man, I got that swag

単語の終わりと頭が必ずくっついていることがおわかりいただけますでしょうか。

この違いを模式的に表すと次のようになります。

日本人の聞き間違い図説

メナガテスウェグ Men, I got that swag を日本語で認識した

これをよく観察してみると、次のような法則が見えてきます。

英語の音節解釈 音節 音節 音節 音節
英語の発音 子音 母音 子音 子音 母音 子音 子音 母音 子音 子音 母音 子音
日本人の発音解釈 子音 母音 子音 母音 子音 母音 子音 母音 -
日本語として解釈された音節 音節 音節 音節 音節 -

日本語には全ての発音が子音→母音/子音→母音と交互に現れるという法則があります。日本語を母国語とする日本人は、日本語以外の言語を話す時も無意識のうちにこの子音母音が交互に現れることを期待してしまうのです。

しかし英語には末子音があります。つまり英語では、子音→母音→子音/子音→母音→子音…という順番で発音が現れます。日本語にはこの末子音がないため、この末子音が次の音節の子音と重なり合ってしまい、その2つを分離することができません。つまり最後の子音が次の子音と繋がったまま発音しているが別な子音として分けて認識しています。

つまり日本人はこの後ろ側の子音=末子音を聞き逃してしまう。これは日本人がジャズのスイングを演奏すると3連符の最後の音符を聞き逃してリズムが狂ってしまうことと全く同じ現象です。3連符の最後の音符を聞き逃してリズムが狂ってしまう現象 ─── それがすなわち日本人ジャズマンの悪しき習慣『縦乗り』です。縦乗りは、日本人が英語が苦手な理由そのものなのです。 

他の例を見てみましょう。

What have you gotta do this weekend? を日本語で発音するとワタヴャガダドゥー

「これからどうするの?」 What have you got to do? を日本語の発音解釈で解釈するとまるで「ワタヴャガダドゥ」と言っている様に聞こえます。その発音解釈を模式図として表したものがこれです。 この例でも同じように末子音が次の子音に繋がって聴こえることが観察できます。

英語音痴とリズム音痴の共通点=縦乗り

日本語と英語では聞いている場所が違います。

  • 英語には末子音があります。
  • 英語には2重子音があります。
  • 日本語には末子音/二重子音がなく、常に子音母音が交互に現れます。

この発音の特徴の違いが私には音楽のリズムの特徴の違いととても似ている様に見えます。

  • 日本語では
    表・裏・表・裏
    という順番で区切れる。
  • 英語では
    裏表・裏表・裏表・裏表
    になる。

英語は必ず裏からリズムが始まり、日本語では必ず表からリズムが始まる ───

つまり、日本語の発音は縦乗りそのものではないでしょうか。


縦乗り矯正法の決定打『末子音探し』

今回私が思いついたのは、つまり日本語で語末の子音を分離する練習をしたら、英語のリスニング能力が上がるのではないか、ということでした。自分自身で試してみたら案外と効果がありましたので、その方法をここで紹介してみたいと思います。

それは日本語の発音上で3連符の表裏を逆の順番を読むことです。

例)七夕花火にカンパーイ『タナバタ・ハナビニ・カンパーイ』

  ↓↓↓

  • ターン
  • ナーブ
  • バート
  • ターハ
  • ナーブ
  • イーン
  • イーク
  • アーン
  • パーイ

日本語なのにまるで外国語のようになりました。

ここで適用した法則は次のようなものです ─── タナバタをローマ字で表すと TA NA BA TA になります。ここで各文字の母音とその次の文字の子音を繋げると TAN/NAB/BAT/TAH になります。つまり「ターン」「ナーブ」「バート」「ター」だ。この様にして音声を分解していく作業をすることで、英語の発音に慣れることができるのです。

なお上記例では「ターハ」になっている最後の文字が「ター」になってしまいましたが、これは上記例のタナバタの次はハナビとハから始まっているのに、タナバタのみの場合は後続の文字がないためターのみになってしまったことによるものです。

このように次に現れる文字によって最後の発音が変化する点が非常に重要なポイントです。英語では次に現れる音声によって最後の音声が変化しますが日本語では変化しません。この違いに慣れることが大切なのです。

別の例を見てみます。

例)かささぎの わたせる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞふけにける
『カササギノ・ワタセルハシニ・オクシモノ・シロキヲミレバ・ヨルゾフケニケル』
  ↓↓↓

  • カース
  • サース
  • サーグ
  • ギーン
  • ノーウ
  • ワーット
  • タース
  • セール
  • ルーフ
  • ハース
  • シーン
  • イーオ
  • オーク
  • クース
  • シーム

カタカナ外来語の時はどうするか、漢字の音読みはどうするか、四文字熟語の読み方はどうするか等々の様々な変則パターンが存在します。これらの変則パターンをきちんと一貫性をもって処理する法則が必要だと私は思っているのですが、私はまだそれをどうやって処理するか考えていません。これはこの練習方法の今後の課題として残っています。

日本人のリズムは何故悪いのか

日本人のリズムが『悪い』原因をとても具体的に説明した。 日本人のリズムは日本の音楽から見れば悪くない。だけどここまでインターネットが普及し、情報が広く開かれて世界中の音楽が日本に押し寄せてくる中で、日本は他のリズム文化の価値観との比較のなかで『悪く』なる。

自分のリズム感を生かして真摯に純邦楽を演奏するのもひとつです。或いは外国のリズム文化を謙虚に学んでそこで自己表現方法を身につけていくということも、また一興ではないでしょうか。

関連記事:65536

更新記録:
タイトルを『英語と日本語の発音の違い』→『末子音がない日本語』に変更しました。
(Sun, 29 May 2022 01:12:02 +0900) 文体をですます体に変更しました。加筆訂正を行いました。


2020年7月22日水曜日

ずれない様に正確にずれる ─── 縦乗りを克服しようシリーズその21(oka01-yxtspkbgwnvxvjbi)


ウィリアムス・シスターズが住んでいるペンシルバニア州も今、コロナウィルスで自由に外出できない。自宅で録画したウィリアムス・シスターズからのメッセージがフェースブックで公開されていた。

Join us while we're quarantine in our home office singing some of your favorites from The Williams Sisters. Let us take...

Posted by The Williams Sisters on Saturday, May 2, 2020

2020年7月20日月曜日

難解にならないジャズ (oka01-anzmipyiqpjuitjz)

僕は元々チャーリーヘイデン/デニーザイトリン/ジョン・アバークロンビー/ジョン・テイラー等の抽象度が高いジャズが好きだった。


僕の演奏もそういう方々の演奏手法を採り入れていたのだが『演奏が難解だ!』と批判を受けることが非常に多かった。そんな難解な奴ばかり聞いていないで「もっとビバップみたいなオーソドックスな奴を聞け!」と言われた。それがきっかけでウェス・モンゴメリ/グラント・グリーン等々の古いバップを聞くようになった。現在僕がビバップが好きな理由はもともとは他人のアドバイスだったのだ。

だがビバップを聞くようになり結果的に僕はアフリカ系の方々の音楽に傾倒する様になった。ビバップの本質はアフリカ系民族の民族音楽が持っているリズムだ。ビバップからR&Bを聞くようになりゴスペルを聞くようになりアフリカの民族音楽を聞くようになった。

それでアフリカ系のリズムパターンを自分の演奏にも取り込むようになった。すると僕はまた「演奏が難解だ!」と非難を受ける様になった。

そもそもチャーリーヘイデンが80年代に弾いている変則的なリズムも、全てはアフリカ系の民族音楽のリズムを発展させたもので、その本質は共通だ。チャーリーヘイデンは4分音符のオフビートを極端に強調し8分音符のオフビートは控えめにすることで長さを調整する。それ以外は全てアフリカ系のリズムと共通だ。

抽象的だろうが具体的だろうがリズムは同じジャズだ。

抽象的な演奏をすると難解だというから、具体的な演奏を心がけたが、具体的になればなるほどまた難解という。

20〜30年代のスイングジャズをやっても
40年代のビッグバンドジャズをやっても
50年代のビバップをやっても
60年台のモードジャズをやっても
70年代のファンクジャズをやっても
80年台〜90年代の現代ジャズをやっても

何をやっても難解という。

僕は非常に強く思うのだがでは一体何なら難解ではないのか。

僕は今はわかる ─── 難解ではない音楽の正体は演歌だ。

ジャズは、メロディーが1小節目1拍目から左側に向かって伸びていく。メロディーの開始点は決まっておらず1小節目3拍目や2小節目の4拍目等々、思い思いの場所から始まって良い。だがメロディー終了点は必ず4小節目の4拍目裏で固定されている。僕はこのメロディー構成の事を尻合わせと呼んでいる。

だが演歌はこのジャズのメロティー構成と全く真逆をつかう。演歌ではメロディーが1小節目1拍目から右側に向かって伸びていく。メロディーの開始点は必ず1小節目1拍目と固定されており、メロディーの終了点は決まっておらず、むしろ終了点をはっきり示さないのが流儀だ。僕はこのメロディー構成の事を頭合わせと呼んでいる。

だからジャズと演歌は原理的に絶対に同時に演奏できない。終了点を決めないのが演歌のしきたりで、終了点を必ず決めるのがジャズのしきたりだ。この2つのしきたりは絶対に両立できない。『頭合わせ』『尻合わせ』を同時に満たすことはできない。

日本人はメロディーの開始地点がはっきりしていないと難解だと感じる。だが実は日本人以外の人は、メロディーの開始地点がはっきりしていると逆に難解だと感じている。終了地点がはっきり決まらないとどうやってリズムを解釈して良いのか理解できないからだ。

頭合わせには頭合わせの良さがある。僕はこれを無理に尻合わせに当てはめてはいけないと思う。頭合わせには頭合わせの伝統がある。また更にいうと日本は必ずしも頭合わせリズムを演奏する訳ではない。日本に存在する全てのリズムを例外なく頭合わせに改造しなければいけない理由も見当たらない。そして僕は尻合わせのリズムを難解とも思っていない。

僕は純国産できちんとリズムの多様性を実現したバンドを作りたい。

頭合わせ乗りを否定することもなく、尻合わせリズムを全て頭乗りに改造することもなく、両立したバンドを作ってみたい。

日本人が演奏する尻合わせリズム ─── それを日本人が目の前で演奏しているのを日本人が見たら、みな衝撃を受けて勇気づけられるだろう。

頭合わせに虐げられている人も、頭合わせを愛している人も、頭合わせに媚びている人も、頭合わせに執着している人も、頭合わせを憎んでいる人も、尻合わせが理解出来なくて悩んでいる人も、そして頭合わせから脱出できなくて悩んでいる人も。

尻合わせを憎んでいる人も、尻合わせを愛している人も、尻合わせに媚びている人も、尻合わせに執着している人も、尻合わせを憎んでいる人も、頭合わせが理解できなくて悩んでいる人も。

音楽は垣根を超えて人を結びつける。

更新記録:

カテゴリを音楽メモから日本のジャズを理解するに変更した。(Thu, 27 May 2021 18:09:37 +0900)

2020年7月17日金曜日

ヴァイブ機能の実装 ─── Lambda Music 開発メモ (oka01-tkthzegwvkckrkmk)


この数日間、グルーヴのずれをどうやったら自作シーケンサで実現できるかを考えている。ミュージシャンはよく「ヴァイブ」という言葉を使うが、これは細かな8分や16分のリズムではなく、4小節8小節という長い周期の音量/音質/リズムずれの周期のことを指している…というのが僕の仮説だ。

これを実証するには実際にそれを演奏させる以外にない。音量/音質はシーケンサのオートメーションという機能を使えば実現できる。だがリズムずれをオートメーションで設定できるシーケンサはまだ存在しないので、自分で作る必要がある。

あと MIDIのモノモードを実現するアルゴリズムを考えている。これはもちろんどんなシーケンサ/シンセにもついている機能だが、これが意外と難しい。これはプログラミングの基礎原理のひとつ FILOスタックを使って実装する必要がある。

音楽には多層に重なりあった様々な周期が現れる。これが音楽の奥行きを作り出している。現在あるシーケンサは音楽のデータを単層でしか操作できない。多層に重なりあったデータを作るためには人間のセンスが必要になる。人間はこれを感覚でしか理解していないからだ。

だけどヴァイブには単純な数学的構造が存在する。これを機械的に生成することができれば、もっと簡単に奥行きのある良い音楽を作ることが出来るようになる筈だ。

そのためにはある1つのパターンをそのパターンが持っている周期とは異なる周期によってモディファイすることを可能にするフレームワークの存在が必要になる。

現在 Lambda Music Sequencer はバッファリングアルゴリズムが3つの行程にわかれている。
  • 小節単位・LISPのシンボルリストバッファ
  • 小節単位・MIDI情報バッファ
  • ブロック単位・MIDI情報バッファ
これらのバッファは全てパターン周期ごとに分けて管理されている。これらを周期をまたがって縦断的に処理することは非常に難しい。

考えられる解決策はいくつかある
  1. これらの内部バッファを操作するインターフェースを追加する
  2. これらの内部バッファを全て連結してしまう
  3. 各バッファ生成ルーチンに対して、異なる周期のバッファ位置を参照バッファとして参照する為のインターフェースを追加する。
1の解決策がもっとも直接的な方法だが、内部バッファの処理順番をきちんと整理して外部に公開する必要がある。実装が非常に複雑になる恐れがある。実装は恐らく非常に難しい。

2は必要になる変更量が非常に大きい。またバッファリング処理が実行される度に全てのイベント位置をシフトする必要が発生するため、負荷が高くなる可能性がある。

3は縦断的に処理するという面から見てやや劣るが、現在の実装との差異が小さく、かつ必要十分な機能の提供が可能だ。

恐らく3の手法を取ることになるだろう。

2020年7月16日木曜日

関西人は新しく東京に来た関西人が嫌い (oka01-hfodkywauhfovyuw)

関西人は、新しく東京に来た関西人が嫌い… これは僕自身の事なのかも知れない。

僕は星野源が嫌いだ。嫌いというよりも見ていて色々と気持ち悪い。だが彼を気持ち悪く感じる理由がなかなか言語化できない。

星野源は関東人だリズムは強烈に縦乗りだ。これが気持ち悪い理由は、彼がネイティブで縦乗りではないからだ。縦乗りは関西のリズムだが、彼は関東人なのに関西人のリズムを演奏する。そこに浅ましく損得勘定を計算している姿が垣間見られるから気持ち悪い。関西人に尻尾を振って媚を売る気持ち悪い関東人だから気持ち悪い。

また逆から見れば、下手糞なエセ関西弁を話す関東人だから気持ち悪いという見方もできる。 縦乗りには縦乗りが持っている関西独特な世界観が存在するが、彼の音楽はそれを理解しておらずむしろ否定している。だから気持ちが悪いという見方も出来る。

僕が関西人が嫌いなのは、恐らく僕が関西から来た人間だからだ。だがしばらく東京に住んでいる関西人が来たばかりの関西人が嫌いなことに対して、僕は逆に来たばかりの関西人のほうがずっと馴染みやすくやや東京滞在歴が長い関西人の方に苛立ちを感じることが多い…という違いがある。

関西から来たばかりの人は、僕が100%関西に切り替えて話しかけるだけでよいので、話がとてもシンプルだ。

だが関西から来て長く関東弁を話したがるタイプの関西人は色々と難しい。完全に関東人扱いも出来ないし、とはいえ関西人扱いしてもむくれてしまう。僕が完全に関西人と気付いているにも関わらず、彼は関西人であることを執拗に隠そうとする。これがものすごく面倒くさい。




2020年7月8日水曜日

関西弁と縦乗り ─── 縦乗りを克服しようシリーズその20 (oka01-jwarbrfzxhdcxpch)


関西弁のリズムは縦乗りだ。次のリズム譜を見て欲しい。


日本語のアクセントは頭に来るのは当たり前と思われるかも知れない。しかし実は、日本語の関西弁以外の各種方言ではしばしばアクセントは頭に来ない。例えば私のネイティブ方言の関東弁ではアクセントはしばしば後ろにくる。



「なんでやねん」を関東弁で言えば「なんでですか」になると思われるかも知れない。しかし関東弁がネイティブの人々が「なんでですか」という表現を使うことはまずない。

関西弁と関東弁の違いというとイントネーションの違いが主に挙げられる。しかしよく観察してみるとイントネーション以上にリズムのとり方に大きな違いがあることに気づく。この違いはとてもはっきりしたものだ。

その違いとは関西弁には弱起がないが関東弁にはあるという点だ。みなイントネーションの違いに意識が向いていても、リズムの違いにまでは意識が向いていないことが多く、ここが盲点になっている場合が多い。

そのリズムの違いはしばしば、ジャズのアドリブにも色濃く現れる。それはアドリブのリズムを聞くだけでその人が関西人か関東人か聞き分けることができるほどにはっきりしている。場合によっては曲が始まる前にテンポを出してカウントをしているそのカウントのとり方を聞くだけで関西人か関東人か区別が付くこともある。

関西人であることはジャズを演奏する上で大きな弱点となる。この関西弁のリズムの取り方は、関東弁だけでなく東北/九州の方言・欧米・アフリカ・東南アジアの各種言語と全く違うリズムの取り方だからだ。このリズムの取り方で外国語を発音するるとほぼ通じない。またこのリズムの違いがはっきり聞き取れていないと、外国語を聞き取ることも難しい。言語のリズムは音楽を演奏するリズムにも色濃く反映されれる ─── この頭乗りのリズムは外国の人達に難解な印象を与える。このリズムで音楽を演奏しても外国の人達に訴えることはとても難しい。 ─── そしてこのリズムは関西外の人に対してほとんど訴求力がない。

関東弁の中の関西リズムに関西人は気付かない。だが関東人は必ず気付いている。だがそれを言葉として出してしまえば大変な失礼に当たることである以上、それを指摘することは絶対にない。

何故こういうことが起こるのだろうか。

ここでは、関東弁と関西弁のリズムの違いをリズム譜やビデオなどを使って確認していこうと思う。

2020年7月7日火曜日

タイミングでニュアンスをつけて音に重みを出そう! ─── 縦乗りを克服しようシリーズその19(oka01-neurlqdoenstjruz)


こんな小さな子供が叩いているのに大人顔負けの音の重み!こんな小さな子供が叩いてるだけなのに明らかに日本人が演奏するのとは違った響き方をしていることがわかります。何故この様な違いが生まれるのでしょうか。

2020年7月3日金曜日

黒人教会音楽を聴け! (oka01-hwhyxztufaghkelq)

現代ジャズピアニストのリズムは全て例外なく黒人教会音楽のリズムメソッドの上に構築されている。パットメセニーもブラッド・メルドーもケニー・カークランドもラーシュ・ヤンソンもジョー・パスもボボ・ステンソンもビル・エヴァンスもジャズと名のつく全てのミュージシャンは全員例外なく、黒人教会音楽のリズムメソッドの上にその理論基盤を置いている ─── 黒人文化に敬意を示さないのは、その段階で既にジャズマンとして失格だ。


僕が言っていることはオタク外人が集まって「日本文化が好きです!」「アニソンさいこー」「やっぱ東方でしょwww」等々のたまう中に突入し、「テメェ日本文化の真髄は北島三郎だろ!」「新沼謙治を聴け!」「日本好きのくせに三橋美智也すら知らないのか!?」という様な事を言っているのと同じだ  ─── 問題は、それを極端と思うかどうかだ。

日本人でも三橋美智也を知らない人はいる。以前ある黒人のジャズギタリストの人に僕が好きなゴスペルミュージシャンの名を何人かあげたら、ひとりも知らなかった。ラオ人でもサーティット・トンチャン/バンラン・シヤン・ラカントーン/ペッピントーン等々の過去の偉大なミュージシャンを若い人は知らないことが多い  ─── だがそれを知らなくとも全ての音楽の手法は、必ず過去の偉人の影響を受けて成り立っている。

外人がアニソンをやりたいとする。外人がアニソン独特な雰囲気を出すためには、アニソンの骨格となっている日本の60〜70年代の歌謡曲や演歌を知らなければならない。アニソンの場合、それがパロディーになっていたりすることも稀でない。「真面目に始めなさいよ!」という言葉の元となったものがらき☆すたではなく怪物君のテーマにあるということを知らなければアニソンは作れない。

同じことはジャズにもいえる。アメリカ人でない者がジャズを演奏したいなら、ジャズの元となった1920年以降のアメリカの古い映画音楽も知らなければいけないし、これらのポピュラー音楽の元となった音楽が後期のクラシック音楽であり、そのクラシック音楽が北欧の民族音楽だったことも知らなければならないし、これらを奴隷解放後に職を求めてニューヨークにやってきたアフリカ系アメリカ人ミュージシャンが演奏したことで今のジャズの形が出来たことも知らなければいけない。

そして彼らアフリカ系アメリカ人のミュージシャンが演奏していたのが黒人教会音楽だったことを知らなければいけない。

現代黒人教会音楽(ゴスペル)

ゴスペルというと古くさくてつまらない音楽と思われる方が多いかも知れないが、その認識は間違っている。日本でゴスペルが紹介された70〜80年代以降もゴスペルはメジャーシーンから隠れて進化を続けている。今ではR&B/ブルース/ジャズ/ヒップホップ/ファンク/ロック/ヘビメタなどのゴスペルから発展したあらゆるジャンルの音楽の発展成果を更に取り入れて、オルタネイト/ミクスチュア/フュージョン系とでもいうべきボーダーレスな音楽に変貌している。


※ 以下少しずつ執筆予定:

カーク・フランクリン






アンソニー・ブラウン







結論

縦乗り(2分音符強調)が面白くない理由は、それが邦楽のリズムだからではなく、それが劣化した邦楽のリズムだからだ。邦楽は本来、古来からある奥の深い複雑なリズムを持っている。だが日本人の演奏するジャズやポップスのリズムはしばしば無理解から単純化されて大幅に省略されている。邦楽のリズム・洋楽のリズムの双方に対する理解不足、それが縦乗りだ。



更新履歴:
結論を加筆(Sat, 04 Jul 2020 08:06:48 +0900)


2020年6月28日日曜日

MIDI制御ソレノイドで作るロボットミュージシャン(oka01-oikiqimnkdwzlxol)

ソレノイド(玄関の呼び鈴で使われている電磁石)をMIDIで制御して楽器を自動演奏するロボットを作った人がいるので簡単にまとめた。


ソレノイドとは

ソレノイドは何かを押したり引いたりするよう電磁石で作った装置だ。ソレノイドは身の回りのあらゆるところで応用されている。自動洗濯機の水道バルブや玄関の呼び鈴などにも入っている。


ソレノイドを使った楽器演奏

これを使えば楽器を自動演奏することができるだろう。


ここではレコードプレーヤーに物を乗せて回して上部に取り付けられたスイッチを押す様に設置、スイッチによって動作するソレノイドでシンバルを演奏している。

ソレノイド+コンピュータでロボットドラマー作成



このソレノイドをMIDIで操作できたらロボットドラマーを作ることができる。このサイトでは Ardunomidiusb.h を使ってMIDI信号の送受信を行い、信号に基づいてソレノイドを駆動することで演奏を実現している。Ardunoデバイスはadafruit製 を使用。詳しくは https://learn.adafruit.com/midi-solenoid-drummer/ を参照。

MIDI信号でリレー制御しソレノイドを動かす専用装置

つまりMIDI信号を決まった規則でソレノイドを動かす電気信号に変換すればよいだけなのだが、なんと日本でこの変換する為の専用デバイスを作成しているメーカーがある。 necobit だ。


これを使えば Arduno などの知識がなくても簡単なハンダ付けを行うだけで ソレノイドのMIDI制御を実現することが可能だ。

余談だが僕はあまりにも天才的で初めて見てからしばらく開いた口が塞がらなかった。あまりに凄い。凄すぎる。恐らく個人による独力開発だ。凄い。necobitは決しては世界的に有名という訳ではないが、日本人ならこれを使えということだろう。

通信販売で入手可能だが 明和電機 秋葉原店 ラジオスーパーで実機を販売も行っている。



これはブロワを電子制御して鍵盤ハーモニカを演奏している。これも凄まじい。

これまでも電子制御はあった。だがMIDIで制御することによってこれまでの電子制御とは全く違った可能性を与えてくれる。楽器の演奏だけでなく、音楽のタイミングに合わせて照明を付けたり消したりすることが可能になる。

MIDI信号を使ったステージ制御

実はMIDI信号を使って照明やスモーク・火炎・上昇装置等々のステージ効果を制御するということは何十年も前から一般的に行われている。だがMIDIだとノート番号が128しかないという制約によって、拡張性に限界があり、今では使われないのだそうだ。ステージで利用される照明の数は数万に登るため、今では照明制御をMIDIで直接行うことはなく、DMXと呼ばれるステージ装置を操作する専用の規格が利用されている。

だがそのDMXに対していつ処理を始めるのかを知らせるキューを送り出す目的でMIDIを使うというケースは今でも多いとのこと。恐らく他の自動演奏楽器との連携の簡単さなども関係しているのだろう。詳細は次の記事がとてもわかりやすい。


大掛かりなステージ機器の世界では使われなくなってしまったMIDIだが、中小規模のステージであればMIDIでも十分対応出来るし、また数千円の投資で簡単に自作できるというメリットは限りなく大きい。

結論

MIDIによるデバイス制御は無限の可能性を秘めている。

特殊なドライバなしで操作できるというのは嬉しい。MIDIデバイスはUSBシリアルポートよりもずっと古い歴史がある。対応デバイスもドライバも対応していないものは絶対にないと断言できるほどに桁違いに普及している。

またタイマーが高性能というのも特徴だ。なんせ出身がミュージシャンなのでタイミング制御の精度が違う。産業用のシーケンサでも44.1K/秒の超高精度のタイマーで動作するシーケンサはなかなかないだろう。だがLinuxで動作するMIDI/Audioフレームワーク・JACKAudioの一般的な分解能は44.1k/s だ。これが無料で手に入る。

音楽ソフトを使って制御できるというのも良い。Linuxで動作する無料の音楽ソフト Ardour/QTractor/Rosegarden 等々を利用すればプログラムを書く作業すらも省ける。

MIDIによるデバイス制御は実はさりげなくゲームチェンジャーだ。

アイデア次第で無限の可能性を秘めているのがMIDIデバイス制御の世界だ。


余談

僕は拙作だが Lambda Music Sequencer というソフトをライフワークとして開発している。これは Scheme という Lisp言語の方言を使ってプログラムを書くことでJACKAudioを操作して音楽を演奏するソフトで、JACKAudioを操作して音楽を演奏するフレームワークからSchemeを編集するためのエディタまでの統合環境を提供するプロジェクトだ。



これは、もともと自動作曲プログラムの為のフレームワークとして作ったシステムで高度な条件分岐を含むMIDI送出を得意とする。もともとジャズのリズムセクションの自動演奏プログラムを作る為に作った。ジャズはアドリブなので即興で気ままに曲進行が行ったり戻ったりする。これを実現したかったので作った。

だからこのLambda Music Sequencer は非直線的な処理(条件によって行ったり戻ったり)が得意だ。

無意味に凝り性な性格が災いして、shebangで指定してシェルプログラムとして実行できるようにしたり、クライアントサーバーモードで実行できるようにしてあったりする。僕自身は使わないのだが、どうしてもスケーラブル設計にしたかったので大分時間かけて作った。

それが Lambda Music Sequencerの特徴だ。

ふと気付いてしまったのだが、これをnecobitと組み合わせて応用したら、恐ろしく開発が簡単かつポータブルなMIDIデバイス制御フレームワークに化けるではないか…。

いままでちっとも気づかんかったぞ…。


2020年6月27日土曜日

普通をいうと人は普通に縛られる (oka01-jlkpbpgkomzkikme)


日本でもBlackLivesMatter をいう人が増えてきた。だがそれは結果的にそれがそれを言っている人自体が持っている差別心を浮き彫りにした。日本ではアメリカとは差別の形が大きく違う。それは差別だとはっきりわからない様に違う名前で呼ばれている。

関西とBlackLivesMatter (oka01-atgbutcwfkyxgtce)

日本人はとても閉鎖的で差別的だ ─── 都心部以外では。そういう国で BlackLivesMatter を唱えたらどうなるだろう。


2020年6月25日木曜日

目に見えるものを信じてはいけない (oka01-qvvtzmgdrubqpfvj)



目に見えるものを信じてはいけない。自分の味方が全体の1%程度いたとする。すると日常生活にであう人の大半は敵だ。つまり大半の人から嫌がらせを受けたり足を引っ張られたりする。 これを見て不貞腐れてはいけない。全体で見ると100万人中1万人も味方がいる。味方が1万人もいたらそれは充分過ぎる数だ。 見えないその人に向かって語りかけなければいけない。

2020年6月15日月曜日

桃太郎さん症候群と日本的自己否認 (oka01-vjzrxbxxasepbcha)

ジャズやってもロックやってもクラシックやってもヒップホップやっても日本人はいつも縦乗り『トントコトンのスットントン』と無意識にリズムを取ってしまう。彼は『トントコトンのスットントン』とリズムをとっているのに『トントコトンのスットントン』の存在を認識できない。僕はこの現象の事を【桃太郎さん現象 Momotaro-san Syndrome】と呼んでいる。


2020年6月13日土曜日

東京人は歩くのが遅い (oka01-vuvapfggkhfreryk)



僕は江戸っ子だ。東京の江戸っ子は実は少数派だ。東京にいる人のほとんどの人は東京出身ではない。…と同時に僕は関西人だ。東京人の大半(特に都心)は関西人だ。 僕の親族は関西と関東の両方がまざっている。江戸っ子であり関西人でもある僕は『東京は歩きにくい』と毎日思っている。みんな流れを見ていないので、すぐに人混みで立ち尽くしたり人の鼻先を横切ったりする。

ブログ『大阪で標準語使うと嫌われるとゆーこととエスカレータの棲み分け

大阪には、街中の人の流れは、川の水と同じく、滞らせてはいけないという共通認識があると思う。街中で歩くとは、その流れに乗ることだ。その流れが、大阪の場合、至ってランダムで未整理である。複数の流れが渦を巻かないぎりぎりの線で錯綜している。だから、街を歩く行為は、自分がその中のどの流れに乗るか見極めることから始まるので、他都府県の方々が、大阪の街は歩きににくいと言うのも無理はない。でも、慣れればかえって歩きやすい街だ。


基本的に僕も同感だ ─── 同感なのだが僕は東京を歩く人を見ていて、歩くのが下手糞な人の大半が関西人であることも思うのだ。僕は関東人・関西人・東北人の全てが混ざっているので、関東人・関西人・東北人の区別が大まかにつく。だからわかるのだが都内でボケっと歩いている人はしばしば関西人だ。関東人は基本的に漁師なので運動神経・視力は基本的に良い。また非常に気が短く歩くのも速い。

─── 僕は何故こういう矛盾が生まれるのか考えるのだが、こういうことではないかと思っている。


2020年5月27日水曜日

アホ関西人が日本中から嫌われる理由www (oka01-vwievbiskrsfirlg)


人は何故弱いものをいじめるのだろうか。 本田圭佑氏のツイートの中に潜む関西的な暴力性について説明してみた。
─── 弱いものいじめは良くない。だが果たして強い奴ならいじめてもいいのだろうか ─── その考えかたは結果として更にいじめを助長する。その理由について以下で説明した。


2020年4月17日金曜日

コロナ後の世界 (oka01-ptciobbdtpdmndxd)

少し気が早いけどコロナ後どうなるか考えてみると、実はもうコロナ前に戻ることはないのではないか、という説がでている。僕は日本語のテレビ/ニュースをほとんど見てなくて英語のニュースやテレビばかり見ているけども、このところ『もう頃名前には戻れない・戻らない・戻りたくない』という論調が主流になりつつある。
 


・車が少なくなって空気が綺麗になった。
・路駐がなくなった。
・渋滞が無くなって通勤時間が減った

等々のメリットが挙げられており、アメリカはもう元の世界には戻らないのだ、ということが言われている。また戻る(再度経済活動を再開)としても来年の夏以降までに段階的に行うという話が出ている。

我が身を振り返ってミュージシャンもライブハウスもあと1年以上この状態を続けなければいけないとしたら、みんなどうするだろう。

クラウドファンドが大分普及してきたけども、どこもチケットの前売りという形を取っている。だけどもし1年間活動停止するとしたら、1年分の家賃を支払ったあとで無収入で家賃を払い食材を購入しなければいけない。しかもその頃までにはお客の方もみんな大分お金を使い果たしているだろうから、急にライブハウスに人が戻ってくるとも考えづらい。

みんなどうするのだろう。

引き篭もりが馬鹿にされて飛び歩いている人が尊敬される時代から、飛び歩いている人が馬鹿にされ引き篭もりが尊敬されるという真逆の時代に突如入れ替わってしまった。

それを絶望的に厳しい時代の到来と見るか、絶好のチャンスと見るかは、その人の新しい世界に適応する真剣さ次第ではないか。

2020年2月8日土曜日

Bashのリダイレクションの書き方について (oka01-mrzjgivvrnlmzbyc)


とてもわかりにくい Bashのリダイレクションの書き方をとてもわかりやすく説明した『よくわかるリダイレクション・チュートリアル』という良い英語の記事がある。Bashでスクリプトを書く方々がいつもきまって悩む部分をとてもわかりやすく説明してくれる記事だ。しかしこの件について日本語で説明している記事がネット上にほとんど見当たらなかったので、今回大雑把にざっと訳してみた。

2020年1月30日木曜日

頭合わせと尻合わせの違い ─── 縦乗りを克服しようシリーズその18 (oka01-zhlhyqlvjslsecmo)


今回は裏拍の叩き方で説明した裏拍の演奏の順番の違いが最終的にメロディーの発展する方向を全く逆向きに変えてしまうということを説明する。

2020年1月27日月曜日

裏拍の叩き方 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその17 (oka01-ahgvuswipchmzqyp)

リズム感と裏拍に関する理論的な背景を説明する。リズム感とは、分割された時間を認知する(乗る)能力と、時間を一定間隔で分割する(叩く)能力のことを指す。これは音楽を演奏するときにとても重要な役割を果たす能力だ。しかし人間はクオーツではないので色々な制約がある。

  •  制約1・一定周期で叩くことしかできない
  •  制約2・あまり速く叩けない
  •  制約3・ほとんど正確に叩けない
  •  制約4・但し手や足など2つの可動部分を組み合わせ倍速度で叩ける
  •  制約5・乗ることにも叩くことと同じことがいえる

これをここでは人の時間分割能力制約 (the limitation of the human sense of subdivision)と呼ぼう ─── 人間をリズム演奏装置としてみると、とても単純な装置だ。人間が音楽を演奏するためには、これを工夫して組み合わせてだましだまし使うしかない。人間が複雑なリズムを叩くことには根源的なアルゴリズムの問題が含まれる。 この装置を使ってどのように音楽を演奏すべきなのか考えてみる。

そしてそれがこそが、アフリカ系アメリカ人の音楽、即ちゴスペル音楽・黒人教会音楽やR&B・ファンク・ヒップホップ・そしてジャズのリズムの取り方の本質であることを見ていく。


2020年1月25日土曜日

オフビート乗り換えについて ─── 縦乗りを克服しようシリーズその16 (oka01-xtjayjkcepoxfaat)

ジャズでもっとも多用されるリズムテクニックはオフビートだ。オフビートを多用した演奏はとてもスリリングだがそのスリルの根源は先が読めない予測不能さだ。その予測不能さを生み出すもの ─── それがオフビート乗り換えだ。

この記事ではオフビート乗り換えとは何か、どうやったらオフビート乗り換えを実現できるのかを説明した。



2020年1月24日金曜日

正しいメトロノームとカウントのつかいかた ─── 縦乗りを克服しようシリーズその15(oka01-exdwjncpazylicpm)


私が考案したグルーヴする為のカウントの使い方を説明しようと思う。ここで挙げた練習方法は、海外の人がみな当たり前の様に感じているリズムを、日本人である私が演奏しようとしたときに、必要だった訓練を体系化してまとめたものだ。

ここで私が考えだしたメトロノームの使い方とカウントのやりかたを説明する。自分の演奏にあわせてメトロノームを鳴らすとき人しばしばメトロノーム音を1拍目に鳴らすだろう。しかしそれ以外にもたくさんの鳴らし方がある。特に欧米起源のポップス音楽を演奏するとき2拍目4拍目で鳴らすことがとても大切だ。メトロノームをどの拍で鳴らすべきか、その考え方とやりかたを説明する。

カウントは以下3つのカウントがある。
  • オフビート・カウント(黒人カウント)
  • オンビート・カウント(普通のカウント)
  • 後出しオフビート・カウント(日本式オフビート・カウント)
この3つのカウントのやりかた・考え方・応用方法を説明する。

2020年1月20日月曜日

ジャパメロ病とは (oka01-qjcyklxxgpcyxmtj)

ラオメロ病という病気がある ─── 最近知ったのだが似た病気で『ジャパメロ病』というものもあるようだ。

実はラオメロ病とは僕が作った造語だ。ラオスに行ってラオ人にメロメロになって精神的に駄目になってしまうことを指す。これは戦争中にビルマに渡った日本人がビルマ人の優しさにメロメロになってしまい精神的に駄目になってしまうこをとビルメロ病と呼んでいたことにちなむ呼び方だ。
  ─── それで僕も最近知ったのだが、『ビルメロ病』『ラオメロ病』と似た病気で『ジャパメロ病』というものもあるようだ。

2019年12月31日火曜日

僕の音楽は新しいステージへ (oka01-neroxjznxdgfzuhq)

この2〜3日、都心部のあちこちの『一見さんお断り』的な上級者が多いジャムセッションで演奏したら、また感覚が変わってきた。僕は新しいステージに入った様だ ───


2019年12月30日月曜日

ラオのリズムとジャズ (oka01-sdotvwlqfzxesigr)

僕は今リズムが非常に良くなった様だ。何故良くなったのだろうか。それに関して僕は基本的に声出しカウントをしたからと思っている。それは間違いなくそうだ。声出しカウント訓練後、ロストしなくなった。 だがそもそも、僕が声出しカウントができるようになった理由自体がひょっとしたら僕がラオ語が話せるようになったことからなのではないか。



2019年12月28日土曜日

何故縦乗りではいけないのか ─── 縦乗りを克服しようシリーズその14(oka01-qtqgtomvlkhazmmg)

縦乗りを克服しよう! ─── この言葉を聞いて『余計な御世話だ!』と仰る方も多いのではないでしょうか。人の演奏スタイルなど人好き好き、他人がとやかくいう話ではない ─── それは私も知っているつもりです。しかしそれでも私は縦乗りは克服しなければいけないと思っています。

何故でしょうか ─── それは縦乗りは聴く人になにも訴えかけないからです。私は海外で演奏活動をするという最終目標を持っています。これまで10年以上海外で暮らしてきましたが、そこでとにかく痛いほど感じたのは、海外で日本の縦乗りリズムが悲しくなってくるほど理解されないということです。

そして私はその縦乗り音楽と横乗り音楽の違いを知って日本に帰ってきてからふと気付いたのですが、実は縦乗りが嫌いなのは日本人も同じ ということです。日本人はただ単にそれを表情に出さないだけ ・・・ この点に関して以下でもう少し詳しく説明してみたいと思います。


縦乗り辞めますか? それとも人間やめますか? ─── 縦乗りを克服しようシリーズその13(oka01-dvnzrnxjatmcyxnu)

縦乗りを辞める勇気をくれる画像をあつめてみました。
書き初めで『縦乗克服』… いやいや、根気がない君にはムリムリ!
以下、宜しければ御笑覧下さい。

2019年12月22日日曜日

助けてサイン (oka01-qizrvmtfvhhpgvdb)


今日僕は、週末夜の山手線の車内でギター背負って瓶ビールを飲みながら歩いているというマナー最悪な状態だったところに、椅子に深く座って邪魔な少女に足を踏んだとケンカを売られ、『マナーが悪いのは貴様だ!』大声で文句言い返して、完全に状態巻き返して周りの乗客を味方につけるという離れ業をやってのけた。

これには流石に自分でも驚いたが、そのなりゆきはこんな感じだった。

2019年12月4日水曜日

縦乗りの何が問題なのか (oka01-iocawsuudphuqkle)

 ─── 『縦乗り』とはリズムの種別ではなく、人間が限界状態に追い詰められた時に取る行動そのものである ─── 

日本人の演歌的なリズムのことを縦乗りと呼ぶことがある。僕は縦乗りが大嫌いなのだけど、一方で演歌が好きでもある。いろいろ思い起こしてみると、この縦乗りと演歌は実は全く違うことを言い表しているのではないかと思う。

基本的にその人が縦乗りかどうかはその人の自由だ。その人のリズムの感じ方を他人がとやかくいう理由はない。だけどジャズをやっているなら話は別だ。ジャズは横乗りの音楽だからだ。激しい横乗りのリズムでアドリブ演奏するジャズ…その醍醐味の源泉こそが横乗りだ。みな横乗りに憧れてジャズを始めたのではないか。少なくとも僕はそうだった。 縦乗りを極めた音楽である演歌や音頭を演奏するならともかく、ジャズに縦乗りは合わない。

縦乗りジャズはダサい。それは誰が聞いてもダサい。だがそれをダサいと思わない人がいる。リズムの感じ方について他人がとやかくいうのは失礼だ、だからそれをダサイというのは失礼だ、そういう論理でそれをダサくないという。

だが僕は10年以上に渡って東南アジアを放浪した結果として、妙な特技を身につけたようだった。それは全く同じメロディーを縦乗りと横乗りで弾き分けるという特技だ。この特技はどうやら、縦乗りの本質を鮮やかに暴きだす様だった。それも非常に残虐な形で ───

2019年11月25日月曜日

Led Bootsのアイデア (oka01-fgkqsxdfhkurwsyj)

アレンジのコンセプト

 これは僕が2019年11月頃に考えたアレンジです。

これは元々はアレンジではなく僕がこの曲を採譜した時にリズム解釈を勘違いしていたものでした。しばらくたって改めて聞いた時にその間違いに気付いたのですが、敢えてその方が面白いと思いそのままアレンジとして僕が使い始めたものです。

この曲は元々の弱起がないリフで構成されていますが、僕は最初の16分音符3つを弱起と聞き違えていました。僕の想像ですが、むしろオリジナルのリフを作った人が恐らくブラックミュージックでよく利用される16分音符3つの弱起を頭拍と聞き間違えて解釈しており、その解釈に基づいて曲を作っていたのではないでしょうか。

オリジナルのLed Boots


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更新記録:
作成した。記事作成日はビデオ作成日に準じた。(Sat,22 May 2021 16:24:55 +0900)

2019年11月23日土曜日

尻合わせ乗りトレーニングメソッド・ブルース編 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその12(oka01-lvndesglruodbirz)

以下で『尻合わせ乗り』 『頭合わせ乗り』の違いについて触れつつ、尻合わせ乗りの練習パターンを紹介したい。


2019年10月11日金曜日

奇数音数フレーズ=日本語の四字語呂合わせ洗脳を解け! ─── 縦乗りを克服しようシリーズその11 (oka01-juvohhharxqzeqyu)


 

弾くこと自体は誰でもできる簡単なフレーズだが日本人のアドリブには絶対に出てこないリズム ─── 伝統的なジャズの基礎リズムパターンだけど、日本語がネイティブなジャズマンの大半の人ができていない…という現状がある。弾けないだけでなく、メンバー内の誰かがこのリズムを多用したときに正しく小節数を数えることができなくなってしまい、演奏がずれてしまう。


これは日本人にとっては数えること自体が非常に難しいリズムのひとつだ。

では、どうやったらこの苦手を克服できるのか、そこを考えてみた。

2019年9月22日日曜日

メトロノームが鳴る前に歌いはじめよう ─── 縦乗りを克服しようシリーズその10(oka01-zephynxzkddvxpgy)


日本でジャズを学んでいるとしきりに『裏拍が大切だ』と言われる。しかし黒人の名人の演奏を聞くとしばしば表拍を強調したメロディーを歌っていることに気付く。だが全くスピード感を失っていない。

日本人が彼らを真似して表拍を強調すると、どうしても『音頭臭い』感じになってしまい洗練されていないモッサリとしたスピード感に欠けた演奏になりがちだ。では日本人の表拍強調と黒人の名人プレーヤーが奏でる表拍強調の何が違うのだろうか。

実は、アフタービートとは決して裏拍を強調することだけではない。
  • メトロノームを表拍に合わせて演奏する。
  • メトロノームを裏拍に合わせて演奏する。
この2つは表裏一体で、どちらか片方だけを訓練すればいいというわけではない。以下そのことを見ていきたい。

2019年9月4日水曜日

いい音楽に必要なこと(oka01-fibvdoqqtscnxean)

日本には良い音楽を作る土壌がない。それは誰もが漠然と感じていることではないか。


でも何故そうなってしまうのかは誰もわからない。

そんな日本の息苦しさの理由について少し考えてみた。

2019年8月23日金曜日

#わざとぶつかる人 (oka01-xeltjrdhvcpmlxgp)

最近の日本には、雑踏でわざと人にぶつかる人がいるのだそうだ。とても日本らしいことだ。何故かというと、外国ではわざとぶつかろうとしてもみんな避けてしまうのでぶつかれないからだ。外国にはボーっと歩いている人がいないので、ぶつかろうとしてもぶつかれない。わざとぶつかる ─── ぼーっと歩いている人がたくさんいる日本ならではのことだ。日本人は常に『ぶつかろうと思えばぶつかれる』ような歩き方をしているのだ。


僕は2005年から12年間タイ〜ラオス〜中国南部で過ごしたが、ぶつかる人は何故ぶつかるのかについてすこし思う所があるので解説してみたい。

2019年8月22日木曜日

中途半端に神経質な人ほど苦情が多い (oka01-yudmzeocxaojnvmv)

久しぶりにスマホのプレイリストを入れ替えた。新しいプレイリストは、エチオピアン・ポップスやラオス南部のラム・シーパンドーン・モータウンゴスペルなどで構成されており、ジャズ中心に聞いてきた僕のなかではとても新しい試みだった。早速定例の散歩コースである羽田空港国際ターミナルにでかけた結果、思わぬことに気付いた。


2019年8月14日水曜日

強情さとは (oka01-uqzfovsuyrzwrxqq)

自分だけが意見が違っていて大勢が「お前が間違っている」と言っているときでも、実は間違っているのはみんなで、自分が言ってることが本当に正しいということは、しばしばある。


著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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