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2020年7月7日火曜日

タイミングでニュアンスをつけて音に重みを出そう! ─── 縦乗りを克服しようシリーズその19(oka01-neurlqdoenstjruz)


こんな小さな子供が叩いているのに大人顔負けの音の重み!こんな小さな子供が叩いてるだけなのに明らかに日本人が演奏するのとは違った響き方をしていることがわかります。何故この様な違いが生まれるのでしょうか。

タイミングの違い

アメリカ南部(ジャズ発祥地のニューオリンズがある地域)のドラムの学校のビデオです。低学年の子供が上級生に『お前が大太鼓やれ!』と叫ぶと『トーント・ウントン・ウントン・ウトンー』とシンコペーション入りのリズムを叩きます。それにあわせて当たり前の様にカウントする先生と当たり前の様に小太鼓を叩く子供です。

彼らは『裏拍が必ずあって表拍がたまに入ることもある』から、このリズムが即座に叩ける...という点に注目して頂けたらと思います。

日本だと『表拍が必ずあって裏拍がたまに入ることもある』という風にリズムを認識していると思います。ジャズのリズムは日本の真逆の認識・・・つまり『裏拍が必ずあって表拍がたまに入ることもある』で叩かれていることがこのビデオを見るとわかると思います。

日本のリズムの数え方だと表拍が入らないリズムが表れた時に正しく数えることが非常に難しくなってしまうという点が問題の要点ではないか、と自分は思っています。ジャズ発祥地に住む彼らは最初から裏拍を中心に数えている為、表拍はしばしば省略されて演奏しません。

245秒目(4分5秒前後)からです。ビデオへのリンクは時間指定パラメータつきになっています。

大人顔負けの音の重みの秘訣

テケテケ…と叩いているだけなのにズシリと重さのある音を出す...それもただの4〜5歳の子供がペコペコ叩いているだけなのに、日本人が叩くのとは全く違った響き方をする。何故なのでしょうか。

それは恐らく、この上級生の子の裏拍はかなり早めに来ていて、テケテケと表拍を叩く低学年の子はかなり遅めに叩いている...タイミングにずれがあるからこそ、ただのテケテケが、ウテケテウテケテと重量感を持って響いているのではないか、と思うのです。

これこそが裏拍を中心に数えているからこそ出る味わいなのではないか、と思うのです。

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著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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