僕が開催するオフビートカウント/リズム練習会でしばしば参考として紹介されるビデオのリストです。予習・復習にご利用下さい。
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NOTICE
■■■ 現在縦乗りを克服しようシリーズを大規模再構成/加筆訂正中です ■■■
2022年5月29日更新: 末子音がない日本語 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその22
2022年5月15日更新: 裏拍が先か表拍が先か ─── 縦乗りを克服しようシリーズその3
2022年5月11日更新: 頭合わせと尻合わせとは何か ─── 縦乗りを克服しようシリーズその2
2020年11月26日木曜日
2020年11月22日日曜日
【伝わりやすいグルーヴ教室】オフビートカウント練習会(第2回)
ジャズをはじめとした、R&B/ファンク/ヒップホップなどのブラック・ミュージックを志す人向けの実践的なリズム練習会です。オフビートカウントという独自の練習メソッドをつかって、誰でも簡単に汗の粒ひとつ流すことなく激しいグルーヴを発生させることができます。
グルーヴには伝わりやすいグルーヴと伝わりづらいグルーヴの2種類があります。伝わりやすいグルーヴをいつでも好きなときに安定して発生させる…
その為の実践的なテクニックを身につけるための講習会です。
演奏する楽器は問いません。ベースやピアノはもちろん、ヴォーカルやパーカッションでも参加できます。置きベース/グランド・ピアノあります。
「ジャズは難しくてわからない…なんて敬遠されていた私の演奏が、オフビートカウント練習を始めた途端、お年寄りから子供まで誰にでも『楽しい!』と言ってもらえるようになった…!」と評判のメソッドです。
※
講師は『何故日本人は縦乗りなのか』著者のオカアツシです。
アクセス
参加料 2000円 ワンドリンク付き
19:00 開場
19:30 スタート
利用する教科書
『オフビートカウントの基礎』
https://drive.google.com/file/d/1eqFxiQ6kIbdSgbbgb8YbnE3MbHz-5bp-/view?usp=sharing
『ポリリズムの基礎』
https://drive.google.com/file/d/1r26ST4tCkFNt8nvkmxk3qM7-DXcu5fet/view?usp=sharing
『何故日本人は縦乗りなのか』
https://oka-ats.blogspot.com/2018/01/oka01-qioaafwfeykuqiuj.html
付記
※ この記事は元々フェースブック上のイベントとして作成されたものを保存用記録(アーカイブ)としてイベント終了後の2021年5月21日に作成されました。
更新記録:
フェースブックより複製し作成。作成日は開催日の1ヶ月前に設定した。(Fri, 21 May 2021 23:00:38 +0900)
2020年11月15日日曜日
【コラム】プレイズブレイクでグルーヴ乗り換えのパワーを知ろう
プレイズブレイク(黒人教会の礼拝で行われるダンスのこと。プロテスタント教会で一般的な習慣。)で多用されるのがスネア音1つだけのフィルです。ずっと8分オフビートがなっているなかで4小節の最後の8分オフビート前のオンビートに1個だけ鳴らすスネア。それだけで充分にインパクトがあります。
この8分音符のオンビートが4分音符のオフビートに相当することに注意が必要です。8分オフビートのグルーヴから4分オフビートのグルーヴに乗り替わるからインパクトがあります。
- 2分音符のオフビート
- 4分音符のオフビート
- 8分音符のオフビート
- 16分音符のオフビート
これを全部並べると1小節15個の音が並びます。この15個の音のどの系統(音符)のグルーヴを演奏するのかを意識し、それを違う音価のグルーヴに遷移することでインパクトが生まれます。 このリズムトリックのことを僕は「グルーヴ乗り換え」と呼んでいます。
┌────── | 小節 | ──────┐ |
※ 詳しくは 縦乗りを克服しようシリーズその7『裏拍の大切さ』 を参照してください。
ドニャー氏のプレイズブレイク
(ドニャーというのは多分ダニエルのこと)
更新記録:フェースブックから複製し作成 (Fri, 21 May 2021 22:21:01 +0900)
2020年10月26日月曜日
【伝わりやすいグルーヴ教室】オフビートカウント練習会(第1回)
ジャズをはじめとした、R&B/ファンク/ヒップホップなどのブラック・ミュージックを志す人向けの実践的なリズム練習会です。オフビートカウントという独自の練習メソッドをつかって、誰でも簡単に汗の粒ひとつ流すことなく激しいグルーヴを発生させることができます。
グルーヴには伝わりやすいグルーヴと伝わりづらいグルーヴの2種類があります。伝わりやすいグルーヴをいつでも好きなときに安定して発生させる… その為の実践的なテクニックを身につけるための講習会です。
演奏する楽器は問いません。ベースやピアノはもちろん、ヴォーカルやパーカッションでも参加できます。置きベース/グランド・ピアノあります。
「ジャズは難しくてわからない…なんて敬遠されていた私の演奏が、オフビートカウント練習を始めた途端、お年寄りから子供まで誰にでも『楽しい!』と言ってもらえるようになった…!」と評判のメソッドです。
※ 講師は『何故日本人は縦乗りなのか』著者のオカアツシです。
アクセス
参加料 2000円 ワンドリンク付き
19:00 開場
19:30 スタート
利用する教科書
付記
※ この記事は元々フェースブック上のイベントとして作成されたものを保存用記録(アーカイブ)としてイベント終了後の2021年5月21日に作成されました。
更新記録:フェースブックから複製し作成。作成日は開催日の1ヶ月前に設定した。(Fri, 21 May 2021 21:54:45 +0900)
https://www.facebook.com/events/443160556679350/
2020年10月6日火曜日
2020年9月29日火曜日
色黒な方々との戦記
自分の実家は繁華街の中にあり、生活するうえで駅前を定期的に通過します。駅前には大勢のポン引きの方々が勤務しています。彼らは旅行客を専門に生計を立てているため、地元人と旅行者を確実に見分けて声を掛けることが彼らの重要なスキルとなっているようです。
駅前を歩いていますとポン引きの方々と目が合うのですが、ここで目配せだけで地元人と伝えるスキルが重要となってきます。ポン引きの方々にしてみても、地元人に声をかけてしまうと時間ロスとなるので、彼らに迷惑を掛けないためにもきちんと誤解のないアイコンタクトを実行することが肝要となります。
今日もいつものようにポン引きの方々とのしばしのアイコンタクトを実行していたのですが、そんななか、ふとタイの首都バンコク放浪中のことを思い出しました。
2020年9月11日金曜日
2020年9月2日水曜日
三重オフビートの数え方 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその27
今回はジャズ・ファンク独特なリズム=僕が三重オフビートと呼んでいるリズムを理解するカウント方法を説明してみたい。
概要
僕が三重オフビートと呼んでいるリズムは一般的に16ビートシャッフルと呼ばれている。これはジャズ・ファンク・ヒップホップではとても一般的なリズムだ。僕がこれを特に三重オフビートと呼んでいる理由は、このリズムが16分音符のオフビート・8分音符のオフビート・4分音符のオフビートが同時に発生するリズムだからだ。アフリカ系の人々はこのリズムに対して馴染みがある。だがそうでない人々にとってこのリズムは全く馴染みがないため、このリズムを演奏するにあたっては特殊な訓練が必要となる。そこで僕はこのリズムの演奏の難しさに三重オフビート問題と名前をつけ、そのリズムの演奏をよりスムーズに行うための対策を考えた。
三重オフビートを正確にカウントする為に僕が考えた方法は、倍速度でカウントした上で8小節単位で数え、8分音符1つ早くカウントし、かつ3拍目を強調することが必要だ。これは実際にやってみるととてもむずかしく、かなりの修練が必要なことだ。
以下でこの三重オフビートの実例と原理、及び練習法を説明した。また実際の曲の上で三重オフビートのカウントの仕方をコンピューター自動演奏によって説明したビデオを紹介する。また習得度に合わせて速度を変えてドリル練習する為のビデオも各種作成したので合わせて紹介する。
2020年8月28日金曜日
日本語が持っている独特なリズムが引き起こす問題
ドラマーのSさんと延々とリズムトレーニングをしました… 8分音符1つずれカウントをしながらドラムを叩いて、間違えた音を1音1音修正していく根気のいる作業でした…
リズムとは発音そのものではないかと思うのです。
2020年8月27日木曜日
わかりやすいActual Proofの弾き方・4小節段組モードスケール名つきリード・シート
ハービーハンコックのActual Proofの曲の構造を解りやすくまとめたリード・シートを作成した。
概要
Actual Proof
のコードチャートを作りました。この曲の譜面は1年位まえから要点を押さえて自分なりにまとめたうえで清書したいと思っていたのですが、この曲には表記しにくい音が多くうまくまとめられずに1年ほど悩んでいました。本日ようやく完成しましたのでここで紹介します。
2020年8月18日火曜日
&が先か数字が先か ─── 縦乗りを克服しようシリーズその26
小節入り声出しカウントのコツ ─── 縦乗りを克服しようシリーズその25 を読んだ方から『何故&の方が先に書かれているのか』ということに近い質問を受けた。これについては僕もその理由についてあまりはっきりと説明できない部分なのだけども、少し整理して説明してみた。
2020年8月13日木曜日
小節入り声出しカウントのコツ ─── 縦乗りを克服しようシリーズその25
8分早い声出しカウントを小節数と共に数えるのはとても難しい。少しでも油断すると小節数を間違えてしまう。この状態で声出しカウントしながら即興演奏するのはほとんど不可能だ。何故すぐ間違えてしまうのだろうか ─── それには理由がある。
2020年8月11日火曜日
2020年8月10日月曜日
何故音で空間を埋め尽くしてしまうのか
何故音で空間を埋め尽くしてしまうのだろうか ───
音は輪郭だ。輪郭がたくさんあっても形作れない。
言語によって一番違うのは空間の解釈だ。そこに空間があったとき、輪郭が右にあると考えるか、左にあると考えるか。
空間を作ることに恐怖感を感じるのは、空間の解釈が共演者同士で一致していないからだ。空間を輪郭で埋め尽くし輪郭の右が空間なのか左が空間なのかを不問とすることでコミュニケーションをとっている。
───
リズムは配置だ。どんな素晴らしいハーモーニー/メロディーも配置が正しくなければ美しくない。
日本人は何故リズムが悪いのか
最近徐々に気づいてきたのだが、実は強いオンビートの癖がある日本人でもドラマーはしばしばオフビートをよく理解している。問題はコード楽器だ。
コード楽器の場合、ピッチ・モーダリティ・ヴォイシング・トーン・ブレス等々いろいろと頭の痛い問題を抱えておりリズムだけに集中できない。
世の中にはいろいろなコード/スケール理論がある。だけどリズムに関しては感覚に委ねられており、世界中を探してもリズムに関する理論はほぼ存在しないといっていい。
真面目な人はジャズのインプロヴィゼーションを理論から学ぶ傾向がある。このアプローチだと原理的に当然コード/スケール理論は学ぶことができるが、リズム理論を学ぶことができない。
だから真面目な人ほど縦乗りが強い傾向があるのではないだろうか。
2020年8月9日日曜日
ゴスペル・チョッパーという用語について
クリス・コールマンが「ゴスペルチョッパー」について説明しているビデオです。ゴスペルチョップは他の人がそう名づけて呼んでいるだけで教会の人たちはそうは呼んでない…という話をしています。
ゴスペルチョップという名称は英語でもよく出てきます。だけどそれは黒人以外の人たちの間で一般的な名前で黒人の人たちはゴスペルチョッパーとは呼んでいません。それはいってみれば寿司職人が自分たちを「寿司通」と呼ばないのと同じです。
そもそも黒人の人たちは音楽名としてのゴスペルという名称も黒人の人たちは使っていません。黒人の人たちはゴスペルを普通に「教会音楽(賛美歌)」と呼んでいます。そもそもゴスペルはキリスト教の「福音」という意味で聖書に書いてあるヨハネ等々のイエスの弟子が語った逸話のことを言うもので、音楽ジャンルの名前ではないからです。
https://youtu.be/-77RZ53nzA4?t=178
更新記録:
フェースブックから複製し作成 (Fri, 21 May 2021 21:26:47 +0900) 元記事
2020年8月3日月曜日
2020年7月29日水曜日
遅い音符を恐れてはいけない ─── 縦乗りを克服しようシリーズその23
2020年7月26日日曜日
ドリフトカウントでは常に2から数え始める
−1/8拍早く数え始めると通常カウントから見ると拍数も小節数も2から始まる。通常のドリフト無しカウントでは1から数え始めて4で数え終わるが、−1/8ドリフトカウントを行う場合、通常のドリフトなしカウントで見ると4から数え始めて3で終わる。逆に−1/8ドリフトカウントから見ると通常のドリフトなしカウントは2から数え始めて1で数え終わる。このことをはっきり意識すること。
ずれ0 | 1 | 2 | 3 | 4 |
---|---|---|---|---|
ずれ1/8 | &2 | &3 | &4 | &2 |
&2 | &3 | &4 | &3 | |
&2 | &3 | &4 | &4 | |
&2 | &3 | &4 | &1 |
2020年7月23日木曜日
末子音がない日本語 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその22
スワグサーフィンと日本語の発音
このビデオを見てください ─── このビデオは2010年ごろに米国ヒップホップシーンで流行したヒット曲です。最初私はこれを聞いた時、私はこれが何を言ってるかさっぱり聞き取れませんでした。今でもほとんどききとれません。しかしこの音楽をよく聞いているうちに私は、私が単語のリズムの表拍と裏拍を完全に入れ違いとして聞き違えている事にだんだんと気付いてきました。つまり私が子音と思っていた場所が実は母音で、私が母音と思っていた場所が実は子音だったことに気付いたのです。
リズム音痴と英語の音痴の原因は共通 ─── このことは私が前からずっと思っていたことでした。しかし問題はこれをどうやったら日本語の世界で見える化できるかということです。
今回私がこれをどうやって見える化したかをここで説明してみたいと思います。
縦乗りの正体は日本語の発音にある
冒頭で『メナガテッスウェーッグ』と言っている様に聞こえますが、これは実は『 man, I got that swag 』 と言っているのだそうです。日本語の発音と英語の発音を比べてみると次のようなことがわかります。
- メナガテッスウェーッグ
- man, I got that swag
単語の終わりと頭が必ずくっついていることがおわかりいただけますでしょうか。
この違いを模式的に表すと次のようになります。
日本人の聞き間違い図説
これをよく観察してみると、次のような法則が見えてきます。
英語の音節解釈 | 音節 | 音節 | 音節 | 音節 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
英語の発音 | 子音 | 母音 | 子音 | 子音 | 母音 | 子音 | 子音 | 母音 | 子音 | 子音 | 母音 | 子音 |
日本人の発音解釈 | 子音 | 母音 | 子音 | 母音 | 子音 | 母音 | 子音 | 母音 | - | |||
日本語として解釈された音節 | 音節 | 音節 | 音節 | 音節 | - |
日本語には全ての発音が子音→母音/子音→母音と交互に現れるという法則があります。日本語を母国語とする日本人は、日本語以外の言語を話す時も無意識のうちにこの子音母音が交互に現れることを期待してしまうのです。
しかし英語には末子音があります。つまり英語では、子音→母音→子音/子音→母音→子音…という順番で発音が現れます。日本語にはこの末子音がないため、この末子音が次の音節の子音と重なり合ってしまい、その2つを分離することができません。つまり最後の子音が次の子音と繋がったまま発音しているが別な子音として分けて認識しています。
つまり日本人はこの後ろ側の子音=末子音を聞き逃してしまう。これは日本人がジャズのスイングを演奏すると3連符の最後の音符を聞き逃してリズムが狂ってしまうことと全く同じ現象です。3連符の最後の音符を聞き逃してリズムが狂ってしまう現象 ─── それがすなわち日本人ジャズマンの悪しき習慣『縦乗り』です。縦乗りは、日本人が英語が苦手な理由そのものなのです。
他の例を見てみましょう。
「これからどうするの?」 What have you got to do? を日本語の発音解釈で解釈するとまるで「ワタヴャガダドゥ」と言っている様に聞こえます。その発音解釈を模式図として表したものがこれです。 この例でも同じように末子音が次の子音に繋がって聴こえることが観察できます。
英語音痴とリズム音痴の共通点=縦乗り
日本語と英語では聞いている場所が違います。
- 英語には末子音があります。
- 英語には2重子音があります。
- 日本語には末子音/二重子音がなく、常に子音母音が交互に現れます。
この発音の特徴の違いが私には音楽のリズムの特徴の違いととても似ている様に見えます。
-
日本語では
表・裏・表・裏
という順番で区切れる。 -
英語では
裏表・裏表・裏表・裏表
になる。
英語は必ず裏からリズムが始まり、日本語では必ず表からリズムが始まる ───
つまり、日本語の発音は縦乗りそのものではないでしょうか。
縦乗り矯正法の決定打『末子音探し』
今回私が思いついたのは、つまり日本語で語末の子音を分離する練習をしたら、英語のリスニング能力が上がるのではないか、ということでした。自分自身で試してみたら案外と効果がありましたので、その方法をここで紹介してみたいと思います。
それは日本語の発音上で3連符の表裏を逆の順番を読むことです。
例)七夕花火にカンパーイ『タナバタ・ハナビニ・カンパーイ』
↓↓↓
- ターン
- ナーブ
- バート
- ターハ
- ナーブ
- イーン
- イーク
- アーン
- パーイ
日本語なのにまるで外国語のようになりました。
ここで適用した法則は次のようなものです ─── タナバタをローマ字で表すと TA NA BA TA になります。ここで各文字の母音とその次の文字の子音を繋げると TAN/NAB/BAT/TAH になります。つまり「ターン」「ナーブ」「バート」「ター」だ。この様にして音声を分解していく作業をすることで、英語の発音に慣れることができるのです。
なお上記例では「ターハ」になっている最後の文字が「ター」になってしまいましたが、これは上記例のタナバタの次はハナビとハから始まっているのに、タナバタのみの場合は後続の文字がないためターのみになってしまったことによるものです。
このように次に現れる文字によって最後の発音が変化する点が非常に重要なポイントです。英語では次に現れる音声によって最後の音声が変化しますが日本語では変化しません。この違いに慣れることが大切なのです。
別の例を見てみます。
例)かささぎの わたせる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞふけにける
『カササギノ・ワタセルハシニ・オクシモノ・シロキヲミレバ・ヨルゾフケニケル』
↓↓↓
- カース
- サース
- サーグ
- ギーン
- ノーウ
- ワーット
- タース
- セール
- ルーフ
- ハース
- シーン
- イーオ
- オーク
- クース
- シーム
カタカナ外来語の時はどうするか、漢字の音読みはどうするか、四文字熟語の読み方はどうするか等々の様々な変則パターンが存在します。これらの変則パターンをきちんと一貫性をもって処理する法則が必要だと私は思っているのですが、私はまだそれをどうやって処理するか考えていません。これはこの練習方法の今後の課題として残っています。
日本人のリズムは何故悪いのか
日本人のリズムが『悪い』原因をとても具体的に説明した。 日本人のリズムは日本の音楽から見れば悪くない。だけどここまでインターネットが普及し、情報が広く開かれて世界中の音楽が日本に押し寄せてくる中で、日本は他のリズム文化の価値観との比較のなかで『悪く』なる。
自分のリズム感を生かして真摯に純邦楽を演奏するのもひとつです。或いは外国のリズム文化を謙虚に学んでそこで自己表現方法を身につけていくということも、また一興ではないでしょうか。
更新記録:
タイトルを『英語と日本語の発音の違い』→『末子音がない日本語』に変更しました。
(Sun, 29 May 2022 01:12:02 +0900) 文体をですます体に変更しました。加筆訂正を行いました。
2020年7月22日水曜日
2020年7月20日月曜日
難解にならないジャズ
僕の演奏もそういう方々の演奏手法を採り入れていたのだが『演奏が難解だ!』と批判を受けることが非常に多かった。そんな難解な奴ばかり聞いていないで「もっとビバップみたいなオーソドックスな奴を聞け!」と言われた。それがきっかけでウェス・モンゴメリ/グラント・グリーン等々の古いバップを聞くようになった。現在僕がビバップが好きな理由はもともとは他人のアドバイスだったのだ。
だがビバップを聞くようになり結果的に僕はアフリカ系の方々の音楽に傾倒する様になった。ビバップの本質はアフリカ系民族の民族音楽が持っているリズムだ。ビバップからR&Bを聞くようになりゴスペルを聞くようになりアフリカの民族音楽を聞くようになった。
それでアフリカ系のリズムパターンを自分の演奏にも取り込むようになった。すると僕はまた「演奏が難解だ!」と非難を受ける様になった。
僕は今はわかる ─── 難解ではない音楽の正体は演歌だ。
ジャズは、メロディーが1小節目1拍目から左側に向かって伸びていく。メロディーの開始点は決まっておらず1小節目3拍目や2小節目の4拍目等々、思い思いの場所から始まって良い。だがメロディー終了点は必ず4小節目の4拍目裏で固定されている。僕はこのメロディー構成の事を尻合わせと呼んでいる。
だが演歌はこのジャズのメロティー構成と全く真逆をつかう。演歌ではメロディーが1小節目1拍目から右側に向かって伸びていく。メロディーの開始点は必ず1小節目1拍目と固定されており、メロディーの終了点は決まっておらず、むしろ終了点をはっきり示さないのが流儀だ。僕はこのメロディー構成の事を頭合わせと呼んでいる。
だからジャズと演歌は原理的に絶対に同時に演奏できない。終了点を決めないのが演歌のしきたりで、終了点を必ず決めるのがジャズのしきたりだ。この2つのしきたりは絶対に両立できない。『頭合わせ』『尻合わせ』を同時に満たすことはできない。
日本人はメロディーの開始地点がはっきりしていないと難解だと感じる。だが実は日本人以外の人は、メロディーの開始地点がはっきりしていると逆に難解だと感じている。終了地点がはっきり決まらないとどうやってリズムを解釈して良いのか理解できないからだ。
頭合わせには頭合わせの良さがある。僕はこれを無理に尻合わせに当てはめてはいけないと思う。頭合わせには頭合わせの伝統がある。また更にいうと日本は必ずしも頭合わせリズムを演奏する訳ではない。日本に存在する全てのリズムを例外なく頭合わせに改造しなければいけない理由も見当たらない。そして僕は尻合わせのリズムを難解とも思っていない。
僕は純国産できちんとリズムの多様性を実現したバンドを作りたい。
頭合わせ乗りを否定することもなく、尻合わせリズムを全て頭乗りに改造することもなく、両立したバンドを作ってみたい。
尻合わせを憎んでいる人も、尻合わせを愛している人も、尻合わせに媚びている人も、尻合わせに執着している人も、尻合わせを憎んでいる人も、頭合わせが理解できなくて悩んでいる人も。
音楽は垣根を超えて人を結びつける。
更新記録:
カテゴリを音楽メモから日本のジャズを理解するに変更した。(Thu, 27 May 2021 18:09:37 +0900)
2020年7月17日金曜日
ヴァイブ機能の実装 ─── Lambda Music 開発メモ
これを実証するには実際にそれを演奏させる以外にない。音量/音質はシーケンサのオートメーションという機能を使えば実現できる。だがリズムずれをオートメーションで設定できるシーケンサはまだ存在しないので、自分で作る必要がある。
あと MIDIのモノモードを実現するアルゴリズムを考えている。これはもちろんどんなシーケンサ/シンセにもついている機能だが、これが意外と難しい。これはプログラミングの基礎原理のひとつ FILOスタックを使って実装する必要がある。
音楽には多層に重なりあった様々な周期が現れる。これが音楽の奥行きを作り出している。現在あるシーケンサは音楽のデータを単層でしか操作できない。多層に重なりあったデータを作るためには人間のセンスが必要になる。人間はこれを感覚でしか理解していないからだ。
だけどヴァイブには単純な数学的構造が存在する。これを機械的に生成することができれば、もっと簡単に奥行きのある良い音楽を作ることが出来るようになる筈だ。
- 小節単位・LISPのシンボルリストバッファ
- 小節単位・MIDI情報バッファ
- ブロック単位・MIDI情報バッファ
- これらの内部バッファを操作するインターフェースを追加する
- これらの内部バッファを全て連結してしまう
- 各バッファ生成ルーチンに対して、異なる周期のバッファ位置を参照バッファとして参照する為のインターフェースを追加する。
2020年7月16日木曜日
関西人は新しく東京に来た関西人が嫌い
関西人は、新しく東京に来た関西人が嫌い… これは僕自身の事なのかも知れない。
僕は星野源が嫌いだ。嫌いというよりも見ていて色々と気持ち悪い。だが彼を気持ち悪く感じる理由がなかなか言語化できない。
星野源は関東人だリズムは強烈に縦乗りだ。これが気持ち悪い理由は、彼がネイティブで縦乗りではないからだ。縦乗りは関西のリズムだが、彼は関東人なのに関西人のリズムを演奏する。そこに浅ましく損得勘定を計算している姿が垣間見られるから気持ち悪い。関西人に尻尾を振って媚を売る気持ち悪い関東人だから気持ち悪い。
また逆から見れば、下手糞なエセ関西弁を話す関東人だから気持ち悪いという見方もできる。 縦乗りには縦乗りが持っている関西独特な世界観が存在するが、彼の音楽はそれを理解しておらずむしろ否定している。だから気持ちが悪いという見方も出来る。
僕が関西人が嫌いなのは、恐らく僕が関西から来た人間だからだ。だがしばらく東京に住んでいる関西人が来たばかりの関西人が嫌いなことに対して、僕は逆に来たばかりの関西人のほうがずっと馴染みやすくやや東京滞在歴が長い関西人の方に苛立ちを感じることが多い…という違いがある。
関西から来たばかりの人は、僕が100%関西に切り替えて話しかけるだけでよいので、話がとてもシンプルだ。
だが関西から来て長く関東弁を話したがるタイプの関西人は色々と難しい。完全に関東人扱いも出来ないし、とはいえ関西人扱いしてもむくれてしまう。僕が完全に関西人と気付いているにも関わらず、彼は関西人であることを執拗に隠そうとする。これがものすごく面倒くさい。
2020年7月8日水曜日
関西弁と縦乗り ─── 縦乗りを克服しようシリーズその20
2020年7月7日火曜日
タイミングでニュアンスをつけて音に重みを出そう! ─── 縦乗りを克服しようシリーズその19
2020年7月3日金曜日
黒人教会音楽を聴け!
現代黒人教会音楽(ゴスペル)
カーク・フランクリン
アンソニー・ブラウン
結論
2020年6月28日日曜日
MIDI制御ソレノイドで作るロボットミュージシャン
ソレノイドとは
ソレノイドを使った楽器演奏
ソレノイド+コンピュータでロボットドラマー作成
MIDI信号でリレー制御しソレノイドを動かす専用装置
MIDI信号を使ったステージ制御
結論
またタイマーが高性能というのも特徴だ。なんせ出身がミュージシャンなのでタイミング制御の精度が違う。産業用のシーケンサでも44.1K/秒の超高精度のタイマーで動作するシーケンサはなかなかないだろう。だがLinuxで動作するMIDI/Audioフレームワーク・JACKAudioの一般的な分解能は44.1k/s だ。これが無料で手に入る。
音楽ソフトを使って制御できるというのも良い。Linuxで動作する無料の音楽ソフト Ardour/QTractor/Rosegarden 等々を利用すればプログラムを書く作業すらも省ける。
アイデア次第で無限の可能性を秘めているのがMIDIデバイス制御の世界だ。
余談
2020年6月27日土曜日
普通をいうと人は普通に縛られる
2020年6月25日木曜日
目に見えるものを信じてはいけない
2020年6月15日月曜日
2020年6月13日土曜日
東京人は歩くのが遅い
僕は江戸っ子だ。東京の江戸っ子は実は少数派だ。東京にいる人のほとんどの人は東京出身ではない。…と同時に僕は関西人だ。東京人の大半(特に都心)は関西人だ。 僕の親族は関西と関東の両方がまざっている。江戸っ子であり関西人でもある僕は『東京は歩きにくい』と毎日思っている。みんな流れを見ていないので、すぐに人混みで立ち尽くしたり人の鼻先を横切ったりする。
ブログ『大阪で標準語使うと嫌われるとゆーこととエスカレータの棲み分け』
大阪には、街中の人の流れは、川の水と同じく、滞らせてはいけないという共通認識があると思う。街中で歩くとは、その流れに乗ることだ。その流れが、大阪の場合、至ってランダムで未整理である。複数の流れが渦を巻かないぎりぎりの線で錯綜している。だから、街を歩く行為は、自分がその中のどの流れに乗るか見極めることから始まるので、他都府県の方々が、大阪の街は歩きににくいと言うのも無理はない。でも、慣れればかえって歩きやすい街だ。
基本的に僕も同感だ ─── 同感なのだが僕は東京を歩く人を見ていて、歩くのが下手糞な人の大半が関西人であることも思うのだ。僕は関東人・関西人・東北人の全てが混ざっているので、関東人・関西人・東北人の区別が大まかにつく。だからわかるのだが都内でボケっと歩いている人はしばしば関西人だ。関東人は基本的に漁師なので運動神経・視力は基本的に良い。また非常に気が短く歩くのも速い。
─── 僕は何故こういう矛盾が生まれるのか考えるのだが、こういうことではないかと思っている。
2020年5月27日水曜日
アホ関西人が日本中から嫌われる理由www
人は何故弱いものをいじめるのだろうか。 本田圭佑氏のツイートの中に潜む関西的な暴力性について説明してみた。
─── 弱いものいじめは良くない。だが果たして強い奴ならいじめてもいいのだろうか ─── その考えかたは結果として更にいじめを助長する。その理由について以下で説明した。— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017)— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) May 23, 2020
「誹謗中傷をする人へ」
弱い人を狙うな。
誹謗中傷はやるなって言ってもなくならないし、なのでやってもいいからちゃんと強い人を狙うこと。
「結論」
俺んところに来い。そして末長く誹謗中傷のプラットフォームとして使用してください。
2020年4月17日金曜日
コロナ後の世界
2020年2月8日土曜日
Bashのリダイレクションの書き方について
とてもわかりにくい Bashのリダイレクションの書き方をとてもわかりやすく説明した『よくわかるリダイレクション・チュートリアル』という良い英語の記事がある。Bashでスクリプトを書く方々がいつもきまって悩む部分をとてもわかりやすく説明してくれる記事だ。しかしこの件について日本語で説明している記事がネット上にほとんど見当たらなかったので、今回大雑把にざっと訳してみた。
2020年1月30日木曜日
2020年1月27日月曜日
裏拍の叩き方 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその17
- 制約1・一定周期で叩くことしかできない
- 制約2・あまり速く叩けない
- 制約3・ほとんど正確に叩けない
- 制約4・但し手や足など2つの可動部分を組み合わせ倍速度で叩ける
- 制約5・乗ることにも叩くことと同じことがいえる
これをここでは人の時間分割能力制約 (the limitation of the human sense of subdivision)と呼ぼう ─── 人間をリズム演奏装置としてみると、とても単純な装置だ。人間が音楽を演奏するためには、これを工夫して組み合わせてだましだまし使うしかない。人間が複雑なリズムを叩くことには根源的なアルゴリズムの問題が含まれる。 この装置を使ってどのように音楽を演奏すべきなのか考えてみる。
そしてそれがこそが、アフリカ系アメリカ人の音楽、即ちゴスペル音楽・黒人教会音楽やR&B・ファンク・ヒップホップ・そしてジャズのリズムの取り方の本質であることを見ていく。

2020年1月25日土曜日
オフビート乗り換えについて ─── 縦乗りを克服しようシリーズその16
ジャズでもっとも多用されるリズムテクニックはオフビートだ。オフビートを多用した演奏はとてもスリリングだがそのスリルの根源は先が読めない予測不能さだ。その予測不能さを生み出すもの ─── それがオフビート乗り換えだ。
この記事ではオフビート乗り換えとは何か、どうやったらオフビート乗り換えを実現できるのかを説明した。
2020年1月24日金曜日
正しいメトロノームとカウントのつかいかた ─── 縦乗りを克服しようシリーズその15
私が考案したグルーヴする為のカウントの使い方を説明しようと思う。ここで挙げた練習方法は、海外の人がみな当たり前の様に感じているリズムを、日本人である私が演奏しようとしたときに、必要だった訓練を体系化してまとめたものだ。
ここで私が考えだしたメトロノームの使い方とカウントのやりかたを説明する。自分の演奏にあわせてメトロノームを鳴らすとき人しばしばメトロノーム音を1拍目に鳴らすだろう。しかしそれ以外にもたくさんの鳴らし方がある。特に欧米起源のポップス音楽を演奏するとき2拍目4拍目で鳴らすことがとても大切だ。メトロノームをどの拍で鳴らすべきか、その考え方とやりかたを説明する。
カウントは以下3つのカウントがある。
- オフビート・カウント(黒人カウント)
- オンビート・カウント(普通のカウント)
- 後出しオフビート・カウント(日本式オフビート・カウント)
著者オカアツシについて
小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。
特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々
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