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2021年5月27日木曜日

日本人ジャズリスナと日本人ジャズプレーヤーを隔てる残念な壁 (oka01-nutuxhemzvglowdm)

ジャズは難解だろうか。僕はこれまでこのことについていくつか記事を書いた。

前編(久しぶりにストリート演奏をして思い出したこと)


難解にならないジャズ
難解なジャズとは 〜 ジャズと権力6

縦乗りの何が問題なのか

ジャズを演奏しても聞いてもらえないのは、日本人にジャズが人気がないからではない。演奏しているジャズがグルーヴしていないからだ ───  実は日本人はジャズが好きだ。きちんとグルーヴした演奏をすればあたりに隠れていたジャズ好きのマニアがぞろぞろと集まってくる ─── 僕はこのことをストリート演奏の経験として知っていたのだ...と気付いた。

日本人ジャズマンにありがちな特徴

日本人のジャズマンは驚くほど大勢いる。東京のなかだけの狭い世界ではあるけども、それでも日本中からジャズ好きのジャズマンがたくさん集まってきており、フェースブックなどで見回すだけでも2〜3000人はいる。

僕は日本人ジャズマンのなかでもやや異色で、ジャズ以外の音楽を演奏する人とも少しだけ交流がある。それで思うのだが日本人ジャズマンは少し他のジャンルの音楽人と異なる毛色がある。

  • 優等生タイプが多い。
  • 勉強が得意でコード理論やスタンダードに対する知識量が多い。
  • 運動が苦手なタイプが多い。
  • リズム感が悪い。
  • 挫折に弱い。挫折を知らない。 
  • 傷つきやすい。
  • 排他的。異質な人たちとコミュニケーションを取ることが苦手。

 ブルースやレゲエ・ロカビリー系の人たちなどを見ると、全く真逆の気質を見かける。

  • 劣等生不良上がりが多い
  • 勉強苦手。勉強は嫌い。 
  • 運動は滅法得意。
  • リズム感が良い。
  • 挫折を多く経験。挫折に強い。挫けない。
  • ちょっとのことでは傷つかない。
  • 社交的。外部の人に対してオープン。

そういう中でも一頭抜きん出ている人は、必ずしもこの傾向に当てはまる人ではないが、でも一般的な傾向として上記のような漠然とした特徴は感じる。

ジャズが得意な優等生タイプの行動パターン

彼らは真面目でコツコツと地道な努力をすることが得意なのだが、その努力の範囲内で解決できない問題と出会うと他人に責任転嫁する傾向がある...と僕は思う。 

ジャズのなかでもコード理論は比較的よく整理されて勉強しやすい形になっている。だけどジャズのリズム理論はほとんど全く研究されておらず勉強によって習得することができない。ジャズを学習する上でもリズムだけはある程度の本能的な自分自身の感覚によって習得していくことが求められる部分だ。だからこそ彼らにとってリズムが悪いという点はとても受け入れがたい事実なようだ。

リズムが悪いことだけなら大きな問題ではない。問題の一番大きな点は「リズムが悪いということを他人に責任転嫁して、延々と他人の妨害をする」習性だ。

優等生タイプは小賢しく知恵が回るので、あらゆる理論を動員して自分のリズムの悪さに対して理論武装を固めていく。こうして優等生タイプはリズムが良い列島タイプの人々を蹴散らしていく。

僕は日本のジャズ好きな人々は実はむしろ本能的な感覚をつかって物事に突き進める劣等生タイプの人が多い。彼らは当然、そういう優等生タイプの人間が撒き散らす自己弁護などに興味はない。

独自に作ったリズム理論

僕はあまりリズムがよくなかったが、僕が所属していたジャズ研(早稲田ジャズ研)周りにはジャズマンなのにリズム感が良い人が多かったので、僕は劣等感が強かった。僕が東南アジアに放浪の旅に出て語学武者修行をするようになったのは、そのリズム感が悪いという劣等感を克服したかったからだ。

リズムを体得するほど僕は運動神経がよくなかったので、僕はそれを具体的に訓練によって習得するために、リズムを理論的に分析する様になった ─── それで10年以上掛かったが東南アジアで方言を学んで、その原理を体得してきた。 それを日本に持って帰って理論化したのが僕のオフビートカウント理論だ。

僕はリズム感が悪い優等生タイプを貶したり虐めたりする事に最初から興味がないというよりはむしろ、僕自身がリズム感が悪かったので僕が使うために理論を作ったわけで、是非皆様も活用してみてください!的な感覚でみんなにおすすめしているのだけども、僕はここで少し思うことがある。

彼らは自分がリズム感が悪いということを直視出来ておらず、できれば自分がリズム感が良いということを信じていたいらしいことだ。リズム感が悪いということにうすうす気付いてはいるのだけども、それを認めることができない。

だから僕がリズムが悪い彼らにリズム理論の学習を勧めると、薄毛の人にアートネーチャーを勧めることと全く同じ状況が起こって怒られてしまう。

或いは実はしばしばあるのは、実はリズム感がとても良いのだけども、それを認めてしまうとしばしばリズム感が悪い優等生タイプの仲間を貶すことになってしまう ─── 信頼する仲間を貶すことは自分の信義に背くので、自分のリズム感を認めることができない...というケースもある。これもまた仲間思いで義理堅い優等生タイプに多いケースではないか。

優等生タイプのジャズマンの方々が持っているリズム感に関する自己認識はとても複雑で、そこを的確に指摘することはなかなか簡単ではないようだ。

自分の思いを実現する方法

自分の演奏したグルーヴによって人々が陶酔する・・・そういう状態を夢見て楽器を演奏するのではないだろうか。だけどもそこには大きな障壁がある。

そこに横たわる問題を正しく理解して、具体性のある形で対応して、きちんと自分の思いを実現していく。

それが僕が オフビートカウント理論 を考え出した真意だ。

続編 : 日本のジャズ界におけるリスナとプレーヤーの捻れ現象について

2021年5月3日月曜日

マイバスケットのBGMと縦乗りについて (oka01-fpxqgvworuhkcxcj)

マイバスケットのBGMについていくつかツイートを書いたので御紹介します。連続したツイートになっていますのでクリックしてツイッターサイト上でご覧ください。

2021年4月23日金曜日

人のせいにしないバンドマン (oka01-mvxeumifgbmcjsgq)

「人のせいにする」の対極にあるのは「全部自分でやる」だ。 だけどバンドだけは、全部自分でやるわけにはいかない ─── ここに僕の人生最大の矛盾がある。


リズムセクションが駄目だから演奏が巧くいかない。 それは言い訳とも取れる。だが リズムセクションが駄目だと演奏は絶対に巧くいかない。 それは言い訳ではない。

今の僕の最強最悪の武器は、駄目な演奏の真似をすることだ。 誰が聞いてもおかしい。 誰が聞いてもダサい。 そういうリズムを僕はコピーできる。

ダサいを演奏しているその人の目の前で全く同じダサい演奏をして見せる ─── これ以上効果的な教え方は、この世に存在しない。だがこれでもわからない方々は多い。むしろほぼ全員そうだ。 

ダサい演奏をして見せて、これは格好良いか?と問いかける。誰もがそれだけは最低限やめたほうがよい、と答える。「…ならば話は早い。今すぐにそれをやめよう。」「わかった。」次の瞬間彼は、今ダサいと答えた演奏を寸分違わず再現してしまう。「またやってる」「あぁっ!」

「何で今やめると言ったことをやるの?」

「それは岡さんが、そうやって目の前で同じことをやるから、つられてしまうんじゃないですか!」

「僕はもうやってないよ!」

「それは岡さんがそうやってプレッシャーを掛けるから、できなくなるんじゃないですか!」

「岡さんは、なんでそうやって自分の意見を押し付けるんですか?」

「岡さんは自分がみえていない!」 

「なんでそうやって人の意見を聞いてくれないんですか?」

「岡さんは自分だけが正しいと思っている!」

僕は、僕がどんな悪人であろうが、どんな罪人であろうが、それを素直にそれを認めて反省する覚悟がある ───そうでなければ外国の僻地などに住めない。外国の僻地など、どこに行ったって偏屈な頑固人の集落でしかない。全ての不条理と理不尽を飲み込んで暮らしていく以外にない。

だが今、僕らはジャズをやっている訳で、演歌をやっている訳でも、音頭をやっている訳でもない。今僕らは、演歌村から足を踏み出して、「ジャズ」と呼ばれる外国の村の音楽を演奏している訳なので、もしジャズを演奏するのが不本意だというならば、演歌村に戻るべきなのだ。

「何故そうやって演歌を否定するんですか?!」

僕は演歌を否定していないし、むしろ好きだ。

好きだから「ジャズ風な演歌」などという軟弱なものは聴きたくない。

ジャズはジャズとして聞く。

演歌は演歌として聞く。

「今はジャズを演奏しているのだから、ジャズを演奏してくれ。」

それ以上でもそれ以下でもないのだ。

だが日本人はそれができない。

ジャズのリズムと演歌のリズムは全く真逆の要素を持っている。あまりにも共通点がなさすぎる。

「岡さんはそうやって、いつも感覚的な言葉ばかり使っていて、話に具体性がないんですよ!」

そういわれると思ったので、こういうのを書いた。

何故、日本人は縦乗りなのか

だがほとんどの人は読まない。よしんば読んだ所で理解すらできない。

「岡さんはそうやって、理屈ばかり言っているから理解者が少ないんですよ!」

僕もそれはそう思っているのだ。

「そう思うなら、実際に岡さんが行動で示して見せて下さいよ!」

僕はここではたと立ち止まる。

「人のせいにする」の対極にあるのは「全部自分でやる」だ。 だけどバンドだけは、全部自分でやるわけにはいかない。

言い訳せず自分でやろう ─── そう思うからこそ、こうして今やっているように、都内のあちこちにセッションに行ってバンドメンバーを探している訳なのだが…。

できる人がいない。どこにもいない。地平線の向こうまで探してもいない。

「じゃぁ一流のプロに頼めばいいじゃないですか!」

色々思う所はあるが、日本人は「プロ」と自称している人ほどリズムに問題を抱える人が多い。

「なら岡さんが教えて育てればいいじゃないですか!」 

僕は教えることが好きなのでいくらでも教えられるのだが…

だが教わりたいと思っている人がどこにもいない。

僕はリズムに関する理論だけで30本以上小論文のようなものを書いた。 

自分が忘れないように書いたのだ。

僕は練習メソッドもたくさん作った。 

僕自身出来なかったので自分で練習する為に作ったのだ。

だがあまりにも勉強/練習が面倒くさいので練習してくれない。

「僕はそうまでしてリズムを上達させたいとは思っていないんですよ!」

「だって教わりたいって言ったの自分じゃん」

「なんで岡さんはそうやって人を強制するんですか?!」 

「いや強制はしていない。辞めたければ辞めればいい。」

とにかく日本人は言い訳が多い。

「そう思うなら、実際に岡さんが行動で示して見せて下さいよ!」

僕自身はいくらでも自分の思い通りになる。だが他人だけはどうやっても自分の思い通りにはならない。

バンドだけはどうやっても自分1人ではできない。特にジャズのようにインタープレーが重要な音楽では独りオーバー・ダビングでは表現できないことがたくさんある。オーバー・ダビングのジャズなど独りでじゃんけんをしている人を見るのと同じくらい面白くない

 

独りでは何もできないバンドマン。

何もできないまま、時間もお金もどんどん減っていく。

焦り。不安。

このままだと確実に地獄に落ちる。

僕自身はどうにでもなるが、僕が地獄に落ちるかどうかは、全て他人任せ。

50目前。地獄に片足を突っ込んでいる。

この状態から這い上がれるかは、完全に人任せ。 

そういう状況で穏やかに笑顔で過ごす

人に何も期待せず

人を受け入れて

静かに破滅を待つ

そういうバンドマン人生。


2021年4月13日火曜日

グルーヴ分析用語集 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその43 (oka01-wwsherfyqkpgjzvt)

グルーヴ分析に必要な用語と考え方をまとめたPDF資料をご紹介します。

 

 

 

関連記事:65536

全て表拍なのに裏拍基準になる不思議なリズムの演奏方法 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその42 (oka01-fayszodfaxlvpbjb)

日本人のリズムは何故日本的に響くのでしょうか。ジャズのリズムは裏拍強調ですが日本人がいくら裏拍を強調しても… 例え全て裏拍を弾いていても、それは日本的に響きます。何故どうやっても日本的に響くのか。それは私にとって最大の謎でした。しかし私は最近この理由が理解できました。全部表拍を演奏してそこに裏拍が1つも存在しなくても裏拍強調は裏拍強調になります ─── 裏拍がなくても裏拍が強調されるとは一体どういうことでしょうか。 

2021年3月31日水曜日

江戸方言と逆さ言葉 (oka01-yoimhyahitibearv)

江戸方言と逆さ言葉

寿司に乗せる魚を「寿司ネタ」というけどもこれは元々「寿司種」から来た逆さ言葉だ。要するに手品の種と同じだけど、寿司ではネタという。

寿司は元々日本が起源ではなくて、東南アジアの魚発酵食品が元になっている。実は僕も、タイにいた時にそれに近いほとんど有名でない郷土料理を見た。だけど生の発酵していない魚を乗せる寿司は、実は江戸前寿司と呼ばれていて江戸が発祥なのだそうだ。

日本ではジャズマンが逆さ言葉を使うのだけども、これを使う人は今では絶滅危惧種として指定されておりほとんど誰も使っていない。逃げる→ゲルニー等々。もうほとんど誰も使わない逆さ言葉でも広く一般認知されているものもあって、そのひとつが「タモリ」だ。タモリ氏の本名は「モリタ・森田」さんで、モリタを逆さ言葉にしてタモリと逆さ言葉にした芸名が有名になった。

だけど実は寿司種の種も逆さ言葉としてタネではなくネタと逆に呼ばれた状態で定着していた。しかもジャズマンの逆さ言葉よりも起源が古い。

僕の生まれは東京の海沿いで育ったのも海沿いだ。海沿いの人々は極めて荒っぽく金遣いが荒く暴力的で馬鹿だ。僕はそういう中で育って大変に苦労しただけでなく人生をボロボロに滅ぼされてしまった。そういうボロボロにされる過程で、海沿いに極端に古い魚屋があることも知っていたし、極端に古い釣り船屋があることも知っていた。

江戸っ子というと浅草という印象があるが、実は浅草名物の浅草海苔を作っていたのは僕の出身である大森〜蒲田〜羽田の沿岸だったらしい。江戸っ子といえば一般的に浅草と考えるだろうが、実態は実は東京の海沿いの僕がいるあたりらしいのだ。

つまり僕が日頃見ている大馬鹿野郎がまさしく江戸っ子の正体であるらしい。元々発酵食品だった寿司に発酵していない新鮮な生の魚を乗せて食わせるという発想も、直情的で喧嘩っ早い漁師の多いこの近辺の大馬鹿野郎の考えそうなことである。 

ちなみに虎ノ門とかもう少し内陸の方にも江戸っ子は大勢いたらしい。ある江戸っ子のお年寄りの人に聞いた話を総合すると、あの辺の江戸っ子は恐らく1980年代に地上げに遭ってほぼ全員土地を追い出された様だ。ちなみに、そのお年寄りもまがいもなく後先考えない大馬鹿野郎だった。

僕が馬鹿なことばかりしているのは、恐らく僕にも大馬鹿野郎の血筋が入っていることによるようだ。道理で僕も荒っぽく金遣いが荒く喧嘩っ早いと思った。

逆さ言葉と江戸っ子というのは、何となくだが関係がある様に思う。僕が思うに江戸っ子の人はほとんど全員、縦乗りではない。江戸方言はそもそも相当に早口で何を言っているか判別がつかないほどに早い。 言葉のアクセント自体に頭合わせリズム がない。詳しくは 江戸言葉と関西弁の違い を読んで欲しい。だから江戸っ子が逆さ言葉を好むというのは僕の個人的な感覚として違和感がない。

僕は今なおリアル江戸っ子が生息している地域の出身であると同時に、西日本系九州系の出身でもあり、自分自身の性格が謎だ。全く真逆の事を同時に考えて同時に実行できる。

僕は全くの大馬鹿野郎だが、大馬鹿野郎の考えている事を理論的に分析して頭の良い方々にわかりやすく説明することもできる。

すると頭の良い方々に『お前らは何を馬鹿な事を言っているのか』ということを極めて論理だって説明する事になるらしい。自分を馬鹿と呼ばれることに慣れていない頭の良い方々にとって、その言葉はなかなか受け入れがたい様だ。

馬鹿の裏事情を熟知している僕が、頭がよいふりをしているだけの馬鹿の化けの皮をあっさり剥がしてしまうのだろう。

僕が怒られるのはそういう理由もある。

馬鹿に馬鹿と言って何が悪い。

2021年3月16日火曜日

アルゼンチン野菜の啖呵売り、口上テクノ化について ─── 縦乗りを克服しようシリーズその41 (oka01-fodqypvrdjdjyxoh)

僕は普段ネットを見る時は日本語を使わず英語だけでネットを見るようにしています。日本にいると外国語を使う機会はほとんどないので、普段から出来るだけ使うようにしないとどんどん忘れてしまうからです。それで最近見つけた面白いビデオで、アルゼンチンの野菜売りの女性のセリフを音楽化したビデオがあります。これは面白いだけでなく色々な勉強にもなりますので今回御紹介したいと思います。 

2021年3月2日火曜日

『癒やし系ジャパニーズ縦乗りゲームミュージック』という日本人が知らない音楽 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその40 (oka01-ygbkojcxihphcbmt)

外国の人たちは日本人が作る音楽に独特なリズムを感じています。しかし日本人はそれを意識できません。そういう日本のリズムの一方向性を見てみたいと思います。


2021年2月3日水曜日

オンビート・スリップストリームについて ─── 縦乗りを克服しようシリーズその39 (oka01-nxqiewhskjxcoysq)

オンビート・スリップストリームは、日本人の演奏するジャズにリズムのニュアンスがつきにくい理由を考察するにあたってキーワードとなる重要な概念です。今回はこのオンビート・スリップストリームについて解説してみたいと思います。

2021年2月2日火曜日

スイング理論 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその38 (oka01-iucnluyavyrpufos)


スイングを演奏する時に起こる問題を分析するために、リズムが持っているタイミングに関する要素を整理して説明してみました。

2021年1月29日金曜日

日本のリズムを真似できる海外のミュージシャン ─── 縦乗りを克服しようシリーズその37 (oka01-rcvflrytuhpbodlb)

今回は『日本人は外国のリズムを模倣できないが外人は日本のリズムを模倣できる』ということについて説明したいと思います。

2021年1月28日木曜日

最初に聞いた音が1拍目表に聴こえる病とその症状 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその36 (oka01-ubjkgrbexmeuwzjj)

最初に聞いた音が1拍目表に聴こえる病は、日本人だけが持つ特有のリズムの癖です。日本人がジャズ/ロック/クラシックなどの西洋起源の音楽を演奏するにあたって、この最初に聞いた音が1拍目表に聴こえる病が起因して、様々なリズム上の問題を引き起こします。

日本人が邦楽を演奏するにあたってとても大切になる日本人のリズム習慣は、日本人が洋楽を演奏するときにはほとんどの場合で有害です。日本人のリズム習慣は海外のリズム習慣と真逆の習慣になっており、同時に演奏すると音楽の良さを打ち消し合う結果となります。きちんとその違いを区別して混ざり合わない様にすることがとても大切です。

以下で最初に聞いた音が1拍目表に聴こえる病とは何かを説明し、そして最初に聞いた音が1拍目表に聴こえる病が起因することでどの様な問題が起こるのかを順を追って説明したいと思います。

2021年1月12日火曜日

数字の発音の仕方とリエゾン ─── 縦乗りを克服しようシリーズその35 (oka01-eksnomeqkvpapibw)

リズムトレーニングをするにあたって声を出して英語で数字をカウントすることはとても大切です。しかしカウントはどうしても早口になりがちで正確に口に動かすことはとても難しいものです。数字のカウントの発音はそのまま音楽のリズムに影響する為に発音を正しくすることはとても大切です。

英語で早くスムーズに発音する時にどうしても避けられない問題はリエゾンです。リエゾンとはある音節の末子音を次の音節の始子音/始母音につなげて発音することです。

ex) アイ・ラヴ・ ユー → アイラヴュー

今回はこのリエゾンとはどういうものなのかを見ていきながら、正しい数字の発音を学んでいきたいと思います。

2021年1月1日金曜日

半音階ドレミ=クロマチック・ソルフェージュの基礎 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその34(oka01-swjgwyqsmqevgcqa)

半音階ドレミは、ドレミの改良版です。普通のドレミでは、半音を ド♯(ドのシャープ) シ♭(シのフラット)などと長い名前がついていますが、半音階ドレミはこれらの半音についてもド・レ・ミなどと同じような1音で言い切れる名前をつけます。こうすることによって、普通のドレミでは正しく読むことができない全ての音程を正しい音程で読もうというのが、半音階ドレミの趣旨です。今回はこの半音階ドレミについて説明したいと思います。 

 

2020年12月30日水曜日

ラオス民謡とジャズの相似点について ─── 縦乗りを克服しようシリーズその33 (oka01-ckqlitezosjjemik)

はじめに

僕はタイに来た2005年に初めてタイ東北民謡『モーラム』を聞いた時に「モーラムはジャズと似ている」と漠然と感じました。僕はその段階で既にジャズギターを10年以上勉強したのですが、ジャズのリズムを習得することはとても難しく、悪戦苦闘していました。

そんなある日僕はタイ東北民謡モーラムと出会いました。そこでモーラムがタイ語の方言であるイサーン語によって歌われることを知りました。それで僕は「恐らくイサーン語を習得すればジャズのリズムも習得できるだろう」という漠然とした直感を感じました。

─── それから10年以上の月日が流れました。僕は大変な苦労ののちにタイ東北イサーン語が話せるようになりました。それからしばらくしたとき僕が実際にジャズのリズムを習得していることに気付きました。

それは案外とはっきりしたことで、フィーリング/感じ方の違いなどという曖昧なものではなくはっきりと譜面に書いて違いを指摘できるようなものでした。

その違いが弱起の存在です。

ところが日本では、この違いを実際に音で聴かせても誰も理解できない…という奇妙なことに徐々に気付くようになりました。 音で聞かせるだけでなく、図に描いて説明することもやりましたし、実際に体を使って体得するトレーニングを考えて実践していただくこともやってみました。それで徐々に僕が気付いたことは日本人がジャズのリズムを理解することは極めて難しいという非常に奇妙な事実でした。

弱起の発見

日本人は弱起を知らない ─── それだけでなく日本人は未だに弱起を発見してすらいません。僕は日本に帰国してからというもの、僕が海外放浪で身につけた弱起についてあちらこちらで説明してきたのですが、その結果は極めて驚くべきものでした。

どういうわけか、目の前で弱起を見せているのに弱起が見えないのです。弱起が何なのかを説明してもどうやっても理解できません。そもそもそこに弱起があること自体に気付きません。そこに弱起があると教えても、依然として弱起の存在に気付きません。その状態では当然、弱起とは何なのかを理解できる訳がありません。みな弱起が完全に見えないのです。

そこにある弱起を指差してそれについて語れば、それはもはやまるでそこに見えない幽霊がいて、見えない幽霊を指差して何やら訳のわからない説明をする人だと思われてしまう。つまり狂人と同じなのです。

しかしこれは幽霊ではありません ─── 日本人以外の人たちは弱起の存在に気付いています。そして日本人が弱起を認知することが出来ないことにもちゃんと気付いています。しかし日本人だけがその存在を知らず、その存在を知らないことにも気付かない。

日本人は弱起を認識できない ─── この現象が僕に与える違和感というものは、筆舌に尽くしがたいものがあります。

しかしまた同時に、弱起の存在に気付いている日本人も大勢います。僕があちらこちらでお話をして体感的に感じる比率でいえば、大体4割くらいの人はその弱起の存在に気付いています。しかし弱起の存在について語ると相手の自尊心を傷つけてしまうことが多く、それについて語ること自体が反社会的であると見做されることが多いようです。このことから、弱起の存在に気付く人はしばしば弱起の存在について気付いていないふりをしています。

弱起の存在をどうやったら日本人に教えることができるのでしょうか。この記事では、僕が漠然と感じていることを五月雨式に少しずつ書き加えてまとめていこうと思います。更新した経歴については記事末に記録していきますので適宜参照して頂けましたら幸いです。

2020年12月29日火曜日

2020年12月28日月曜日

オフビート・カウントの初歩 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその31 (oka01-cerggodzxnjtyopn)

私はオフビート・カウントというものを考案しました。音楽のリズムを声を出して数えるメソッドです。特にこのメソッドでは通常のカウント方法よりも8分音符1つぶん早く数えることで日本人が苦手とするオフビートから始まる弱起を自然に体得することを目的としたメソッドです。これについての本を著しましたので、ここで御紹介致します。

オフビート・カウントの初歩 (PDF)

リズムトレーニングについての詳しい情報は

オカアツシ公式フェースブックページ

にて公開しておりますので、合わせてご利用いただけましたら幸いです。

グルーヴは終わり良ければ全て良し ─── 縦乗りを克服しようシリーズその30 (oka01-uyoahlikflcsenwv)

グルーヴの秘訣は『終わり良ければ全て良し』です!

グルーヴは終わりが始めよりも大切!

終わりにに意識を向けること! 

今回はこれについて説明したいと思います。

2020年12月18日金曜日

ビバップ強化練習法=ダビディバ・カウントの初歩 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその29(oka01-jedlhvatsdzqmowa)

ダビディバ・カウントは、ビバップのリズム練習メソッドです。『ダービディーバ』とスキャットしながらアドリブすることで8分音符のオフビートや4分音符のオフビートを適切に認識できるようになり、効果的にグルーヴ感の向上を図ることができます。

今回このダビディバ・カウントについて本を著したので御紹介したいと思います。

ダビディバ・カウントの初歩 (PDF)


リズムトレーニングについての詳しい情報は

オカアツシ公式フェースブックページ

にて公開しておりますので、合わせてご利用いただけましたら幸いです。


2020年12月13日日曜日

裏拍を強調するディビダバ法について (oka01-esbnmbpavwkikpim)

2020年12月18日にディビダバ法を発展させたダビディバ・カウントというリズムトレーニングシステムを考案し、その方法論を本として執筆しました。
詳細はリンク先の記事を参照して下さい。

裏拍を強調するときに大切なのは、裏拍を表拍よりも先に演奏することです。このことを僕は先行裏拍と呼んでいます。


先行裏拍は、僕が独自に考えだした用語です。一般的に裏拍は表拍よりも後に演奏すると考えられています。しかしジャズを演奏する時は裏拍を後に認識しながら演奏するとそれが起因してスムーズにできなくなることがいくつかあります。今回はそれについて説明してみたいと思います。

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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