FLAGS

MENU

NOTICE

2021年1月29日金曜日

日本のリズムを真似できる海外のミュージシャン ─── 縦乗りを克服しようシリーズその37 (oka01-rcvflrytuhpbodlb)

今回は『日本人は外国のリズムを模倣できないが外人は日本のリズムを模倣できる』ということについて説明したいと思います。

日本人は外国のリズム(シンコペーションを伴うオフビートが強調されたリズム)を認識できません。そして、それを模倣しようとすると、オンビートを強調した形として誤認した上で日本のリズムとして解釈しなおした上で模倣しようとする習慣があります。このことを 何故日本人は縦乗りなのか で説明しました。

ところが外国人は日本のリズムの特徴を理解して日本のリズムを真似することができます。そのリズムのどこに特徴があるのかを理解し、それをそのままの形で模倣することができます。

例えばラッパー歌手/メード・イン・トウキョウは日本の頭合わせリズムを上手に模倣しています。

日本のリズムの特徴のことをここでは頭合わせと呼びます。そして海外のリズムの特徴のことをここでは尻合わせと呼びます。頭合わせリズム/尻合わせリズムに関しては 節目がない言語で説明しましたのであわせて参照頂けましたら幸いです。

日本のリズムを模倣するミュージシャンは他にも何人かいます。

これはトウキョウ・ドリフト(ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT)  のテーマソングです。これは日本を強く意識した曲風になっており、曲中で日本のリズムの模倣があります。

この様に海外の人々は比較的日本のリズムの特徴を捉えて模倣することができる場合が多い様です ─── ところが日本人は海外のリズムと日本のリズムの違いを認知することができず、そこに違いがあるという認識自体を持っていません。またその違いを日本語で説明してもほとんどの場合それを理解することができません。はっきりと違いを図説してそれを理論的に理解しても、その違いを感覚的に理解するまでには数年から場合によっては十数年の長い訓練期間が必要なようです。

僕はこの日本語と外国語のリズムの違いについて2018年から記事を書き続けていますが、ほとんどの人はそれを理解できません。全くの皆無ではないですが、ほとんどいないと言って過言ではないようです。


関連記事:65536

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




おかあつ日記メニューバーをリセット


©2022 オカアツシ ALL RIGHT RESERVED