前編:日本人ジャズリスナと日本人ジャズプレーヤーを隔てる残念な壁
僕は、商人系日本人・農民系日本人が両方混ざっていて、商人と農民の両方の考え方が同時にわかる..だから商人的な打算的な考え方をしつつも、土着文化を大切にする農民的感覚を持っており、金銭を使って土着文化を踏みにじる人に強い反感も持っている。
僕は、商人系日本人・農民系日本人が両方混ざっていて、商人と農民の両方の考え方が同時にわかる..だから商人的な打算的な考え方をしつつも、土着文化を大切にする農民的感覚を持っており、金銭を使って土着文化を踏みにじる人に強い反感も持っている。
ジャズの世界で商業戦略を重視している人を見ると、土着のリズム文化を資本主義で滅茶苦茶に汚している様に僕からは見える。だが実は、土着の感覚ほうが日本人のごく一般的な感覚なのではないか。僕はジャズを演奏していて、土着を汚している様に見える感覚を常に持っているのだが、ジャズを演奏する人たちはそういう土着の感覚を決して理解しない。
ジャズを演奏する豊かな人々は商人系日本人が多い。だが日本全体から見れば実は少数派ではないか。
実は商人系ジャズマンのどんくさい土着感のないリズムは、農業系のジャズファンの反感を買っているのだが、それが表面化しない。それは何故なら、農業系の日本人は普通無口で主張が少なく、一方商人系の日本人は通常よく喋るし主張も強いからではないだろうか。
それが日本のジャズ捻れ構造の根底にある。