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NOTICE
■■■ 現在縦乗りを克服しようシリーズを大規模再構成/加筆訂正中です ■■■
2022年5月29日更新: 末子音がない日本語 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその22
2022年5月15日更新: 裏拍が先か表拍が先か ─── 縦乗りを克服しようシリーズその3
2022年5月11日更新: 頭合わせと尻合わせとは何か ─── 縦乗りを克服しようシリーズその2
2024年11月4日月曜日
2024年8月25日日曜日
英語が得意と勘違いする日本人の原理 ─── 縦乗りを克服しようシリーズその65 (oka01-fomubcsnfojxdrut)
ネットを見回しますと英語が得意な日本人が英語を教えているビデオがたくさん見つかります。しかしこの英語が得意な日本人も全員が例外なく、海外で生活する際に直面している何らかの障害を持っています ─── 私はその、日本人が海外で生活する上で直面する障害というものの存在自体に興味があったのです。今回はこの日本人が海外で生活する上で直面する障害の中で最大の障害『縦乗り』について御紹介したいと思います。
2024年1月8日月曜日
言語理解とリズム ─── 縦乗りを克服しようシリーズその58 (oka01-mgpfvmorvohsqyrj)
2023年4月29日土曜日
『オフビートで思考する語学』について ─── 縦乗りを克服しようシリーズその55(oka01-kiezkxydihyovpjf)
オフビートで思考する語学 とは私がツイッター上で語学/音楽のリズムでのリズムについて発言する時に使っているハッシュタグです。今回はこの オフビートで思考する語学 についてこの場をお借りして御紹介させて頂けましたら幸いです。
2021年5月27日木曜日
日本人ジャズリスナと日本人ジャズプレーヤーを隔てる残念な壁 (oka01-nutuxhemzvglowdm)
ジャズは難解だろうか。僕はこれまでこのことについていくつか記事を書いた。
難解にならないジャズ
難解なジャズとは 〜 ジャズと権力6
縦乗りの何が問題なのか
ジャズを演奏しても聞いてもらえないのは、日本人にジャズが人気がないからではない。演奏しているジャズがグルーヴしていないからだ ─── 実は日本人はジャズが好きだ。きちんとグルーヴした演奏をすればあたりに隠れていたジャズ好きのマニアがぞろぞろと集まってくる ─── 僕はこのことをストリート演奏の経験として知っていたのだ...と気付いた。
日本人ジャズマンにありがちな特徴
日本人のジャズマンは驚くほど大勢いる。東京のなかだけの狭い世界ではあるけども、それでも日本中からジャズ好きのジャズマンがたくさん集まってきており、フェースブックなどで見回すだけでも2〜3000人はいる。
僕は日本人ジャズマンのなかでもやや異色で、ジャズ以外の音楽を演奏する人とも少しだけ交流がある。それで思うのだが日本人ジャズマンは少し他のジャンルの音楽人と異なる毛色がある。
- 優等生タイプが多い。
- 勉強が得意でコード理論やスタンダードに対する知識量が多い。
- 運動が苦手なタイプが多い。
- リズム感が悪い。
- 挫折に弱い。挫折を知らない。
- 傷つきやすい。
- 排他的。異質な人たちとコミュニケーションを取ることが苦手。
ブルースやレゲエ・ロカビリー系の人たちなどを見ると、全く真逆の気質を見かける。
- 劣等生不良上がりが多い
- 勉強苦手。勉強は嫌い。
- 運動は滅法得意。
- リズム感が良い。
- 挫折を多く経験。挫折に強い。挫けない。
- ちょっとのことでは傷つかない。
- 社交的。外部の人に対してオープン。
そういう中でも一頭抜きん出ている人は、必ずしもこの傾向に当てはまる人ではないが、でも一般的な傾向として上記のような漠然とした特徴は感じる。
ジャズが得意な優等生タイプの行動パターン
彼らは真面目でコツコツと地道な努力をすることが得意なのだが、その努力の範囲内で解決できない問題と出会うと他人に責任転嫁する傾向がある...と僕は思う。
ジャズのなかでもコード理論は比較的よく整理されて勉強しやすい形になっている。だけどジャズのリズム理論はほとんど全く研究されておらず勉強によって習得することができない。ジャズを学習する上でもリズムだけはある程度の本能的な自分自身の感覚によって習得していくことが求められる部分だ。だからこそ彼らにとってリズムが悪いという点はとても受け入れがたい事実なようだ。
リズムが悪いことだけなら大きな問題ではない。問題の一番大きな点は「リズムが悪いということを他人に責任転嫁して、延々と他人の妨害をする」習性だ。
優等生タイプは小賢しく知恵が回るので、あらゆる理論を動員して自分のリズムの悪さに対して理論武装を固めていく。こうして優等生タイプはリズムが良い列島タイプの人々を蹴散らしていく。
僕は日本のジャズ好きな人々は実はむしろ本能的な感覚をつかって物事に突き進める劣等生タイプの人が多い。彼らは当然、そういう優等生タイプの人間が撒き散らす自己弁護などに興味はない。
独自に作ったリズム理論
僕はあまりリズムがよくなかったが、僕が所属していたジャズ研(早稲田ジャズ研)周りにはジャズマンなのにリズム感が良い人が多かったので、僕は劣等感が強かった。僕が東南アジアに放浪の旅に出て語学武者修行をするようになったのは、そのリズム感が悪いという劣等感を克服したかったからだ。
リズムを体得するほど僕は運動神経がよくなかったので、僕はそれを具体的に訓練によって習得するために、リズムを理論的に分析する様になった ─── それで10年以上掛かったが東南アジアで方言を学んで、その原理を体得してきた。 それを日本に持って帰って理論化したのが僕のオフビートカウント理論だ。
僕はリズム感が悪い優等生タイプを貶したり虐めたりする事に最初から興味がないというよりはむしろ、僕自身がリズム感が悪かったので僕が使うために理論を作ったわけで、是非皆様も活用してみてください!的な感覚でみんなにおすすめしているのだけども、僕はここで少し思うことがある。
彼らは自分がリズム感が悪いということを直視出来ておらず、できれば自分がリズム感が良いということを信じていたいらしいことだ。リズム感が悪いということにうすうす気付いてはいるのだけども、それを認めることができない。
だから僕がリズムが悪い彼らにリズム理論の学習を勧めると、薄毛の人にアートネーチャーを勧めることと全く同じ状況が起こって怒られてしまう。
或いは実はしばしばあるのは、実はリズム感がとても良いのだけども、それを認めてしまうとしばしばリズム感が悪い優等生タイプの仲間を貶すことになってしまう ─── 信頼する仲間を貶すことは自分の信義に背くので、自分のリズム感を認めることができない...というケースもある。これもまた仲間思いで義理堅い優等生タイプに多いケースではないか。
優等生タイプのジャズマンの方々が持っているリズム感に関する自己認識はとても複雑で、そこを的確に指摘することはなかなか簡単ではないようだ。
自分の思いを実現する方法
自分の演奏したグルーヴによって人々が陶酔する・・・そういう状態を夢見て楽器を演奏するのではないだろうか。だけどもそこには大きな障壁がある。
そこに横たわる問題を正しく理解して、具体性のある形で対応して、きちんと自分の思いを実現していく。
それが僕が オフビートカウント理論 を考え出した真意だ。
2021年4月1日木曜日
相手に伝わらないことに気付かない日本人 (oka01-thvpsrocwwlfirze)
僕はこのケヴィン氏が言っていることがとても重要だと思っている。ケヴィン氏は『この踊りは駄目だ!彼女は周りにフィーリングが伝わっていないのにその事に気付いていない!周囲の人々の目を見ていない。表情を見ていない!』
僕は日本人ジャズマンに全く同じことを思う。日本人ジャズマンは自分の音楽が相手に伝わっていないのにそのことに気が付かない。
気付かない日本人
僕は外国でタイ語イサーン方言を勉強していて思うのだが、僕が今まで10年以上見ているなかで日本人がまともにタイ語を話しているのを見たことがない。勉強して喋るは喋るのだが、それが相手に伝わっていないということに気付かない。自分の思い込みで延々と喋るので、見ていて恥ずかしい。しかもタイ人は相手の思い込みをいちいち正さず放置する傾向があるので、日本人はいよいよ本当に気付かない。
タイに限らず、英語でもドイツ語でも僕はこの日本人の独りよがり傾向を思う。日本人の独りよがり傾向をきちんと戒めて正そうとする日本人は実はあまりいない。
そういう日本人が、ジャズを演奏することが得意になる筈がない。
これを見ても気付かない
僕も前述のビデオを見ていて周囲の人の目に非常に強い違和感を持つ。奇特な目で見られているのに気付かない。それを見ているだけで恥ずかしい感じがする。
だが恐らくこのビデオを見てもその違和感に気付かないのだろう。これを読んでいる人自身が。
そこに気付かないと駄目だと思うのだ。
ミュージシャンなら。
気付かないならそこに自分の認知力の限界があると気付いて努力しなければいけない筈なのだ。
ミュージシャンとして。
てきとう日記から日本人ジャズ批判へ移動しました。 (Sun, 08 May 2022 04:17:33 +0900)
2021年3月31日水曜日
江戸方言と逆さ言葉 (oka01-yoimhyahitibearv)
江戸方言と逆さ言葉
寿司に乗せる魚を「寿司ネタ」というけどもこれは元々「寿司種」から来た逆さ言葉だ。要するに手品の種と同じだけど、寿司ではネタという。
寿司は元々日本が起源ではなくて、東南アジアの魚発酵食品が元になっている。実は僕も、タイにいた時にそれに近いほとんど有名でない郷土料理を見た。だけど生の発酵していない魚を乗せる寿司は、実は江戸前寿司と呼ばれていて江戸が発祥なのだそうだ。
日本ではジャズマンが逆さ言葉を使うのだけども、これを使う人は今では絶滅危惧種として指定されておりほとんど誰も使っていない。逃げる→ゲルニー等々。もうほとんど誰も使わない逆さ言葉でも広く一般認知されているものもあって、そのひとつが「タモリ」だ。タモリ氏の本名は「モリタ・森田」さんで、モリタを逆さ言葉にしてタモリと逆さ言葉にした芸名が有名になった。
だけど実は寿司種の種も逆さ言葉としてタネではなくネタと逆に呼ばれた状態で定着していた。しかもジャズマンの逆さ言葉よりも起源が古い。
僕の生まれは東京の海沿いで育ったのも海沿いだ。海沿いの人々は極めて荒っぽく金遣いが荒く暴力的で馬鹿だ。僕はそういう中で育って大変に苦労しただけでなく人生をボロボロに滅ぼされてしまった。そういうボロボロにされる過程で、海沿いに極端に古い魚屋があることも知っていたし、極端に古い釣り船屋があることも知っていた。
江戸っ子というと浅草という印象があるが、実は浅草名物の浅草海苔を作っていたのは僕の出身である大森〜蒲田〜羽田の沿岸だったらしい。江戸っ子といえば一般的に浅草と考えるだろうが、実態は実は東京の海沿いの僕がいるあたりらしいのだ。
つまり僕が日頃見ている大馬鹿野郎がまさしく江戸っ子の正体であるらしい。元々発酵食品だった寿司に発酵していない新鮮な生の魚を乗せて食わせるという発想も、直情的で喧嘩っ早い漁師の多いこの近辺の大馬鹿野郎の考えそうなことである。
ちなみに虎ノ門とかもう少し内陸の方にも江戸っ子は大勢いたらしい。ある江戸っ子のお年寄りの人に聞いた話を総合すると、あの辺の江戸っ子は恐らく1980年代に地上げに遭ってほぼ全員土地を追い出された様だ。ちなみに、そのお年寄りもまがいもなく後先考えない大馬鹿野郎だった。
僕が馬鹿なことばかりしているのは、恐らく僕にも大馬鹿野郎の血筋が入っていることによるようだ。道理で僕も荒っぽく金遣いが荒く喧嘩っ早いと思った。
逆さ言葉と江戸っ子というのは、何となくだが関係がある様に思う。僕が思うに江戸っ子の人はほとんど全員、縦乗りではない。江戸方言はそもそも相当に早口で何を言っているか判別がつかないほどに早い。 言葉のアクセント自体に頭合わせリズム がない。詳しくは 江戸言葉と関西弁の違い を読んで欲しい。だから江戸っ子が逆さ言葉を好むというのは僕の個人的な感覚として違和感がない。
僕は今なおリアル江戸っ子が生息している地域の出身であると同時に、西日本系九州系の出身でもあり、自分自身の性格が謎だ。全く真逆の事を同時に考えて同時に実行できる。
僕は全くの大馬鹿野郎だが、大馬鹿野郎の考えている事を理論的に分析して頭の良い方々にわかりやすく説明することもできる。
すると頭の良い方々に『お前らは何を馬鹿な事を言っているのか』ということを極めて論理だって説明する事になるらしい。自分を馬鹿と呼ばれることに慣れていない頭の良い方々にとって、その言葉はなかなか受け入れがたい様だ。
馬鹿の裏事情を熟知している僕が、頭がよいふりをしているだけの馬鹿の化けの皮をあっさり剥がしてしまうのだろう。
僕が怒られるのはそういう理由もある。
馬鹿に馬鹿と言って何が悪い。
2021年3月24日水曜日
2021年Blender3Dの旅・2014年からこんにちは (oka01-vnifhzomdkuilojh)
僕がブレンダ3Dというグラフィックスソフトの勉強をしていたのは2014年頃なのですが、当時の僕はアジアの辺境を放浪中の身で非力なパソコンしか持っておらず作業は全くはかどりませんでした。当時は仕方がなかったので、使い方の学習とそれに伴う英語のリスニングの訓練に血道を挙げていました。(当時のブレンダの学習リソースは全て英語で大半がビデオでした。)
今は2021年。手元にはクロック数5Gオーバーのi9マシンがあります。2014年とは比較にならない恵まれた環境です ─── それで昨日1日作業して取り敢えず出来上がったのが、この『消しゴム人形』です。
2021年最新パソコンに2021年最新バージョンのブレンダ3Dをインストールして作業しても、僕の技術は相変わらず2014年のまま進化なしでした…。
しかしこれではあんまりだということで、更に7時間程度悪戦苦闘して出来上がったのが、次の『寝室で踊るお兄さん』です。これで何とか6年分キャッチアップできた感があります。
当時は街から街へと走り回って電気屋さんを隅から隅まで探し回って機材を探していましたが、全く見つからず。レンダリング時間は1枚あたり3時間以上掛かり、出来上がりの感じを確認して修正するという作業に膨大な時間が掛かりました。もはや不可能と言ってよいレベルでした。 ─── が、その分語学が伸びたので良しとしなければいけないな、と思いました。
当時街のあちこちでタイ語方言や英語などの言語を操ってややこしい技術話をして回ったことが今生きています。YouTubeでかなり訛った英語でも聞き取れますし、タイ語もラオ語もその方言も中国語も聞き取れるからです。日本にいながらにして世界中の情報がてにはいります。
自動翻訳も英語に訳すと日本語に訳すより遥かに読みやすい文章を出力しますので、フラ語・スペイン語・ポルトガル語・・・等々の情報も比較的入手しやすくなってきました。
当時は苦労した割に全く成果が出ずがっかりしていましたが、今こうしてかなり大きな時間差と共に苦労の成果を手にしている感があります。
2014年に作ったダンスビデオ
1週間以上掛けてこれしかできなかった2014年。 気に入ってはいるのですが、とにかく大変だった事を覚えています。如何にシェーダを省略してレンダリング時間を節約するかがポイントでした。
『寝室で踊るお兄さん』は何も考えずフルHDでレンダリングして1枚でたったの3分位程度なので、本当に簡単です。
2021年3月16日火曜日
アルゼンチン野菜の啖呵売り、口上テクノ化について ─── 縦乗りを克服しようシリーズその41 (oka01-fodqypvrdjdjyxoh)
僕は普段ネットを見る時は日本語を使わず英語だけでネットを見るようにしています。日本にいると外国語を使う機会はほとんどないので、普段から出来るだけ使うようにしないとどんどん忘れてしまうからです。それで最近見つけた面白いビデオで、アルゼンチンの野菜売りの女性のセリフを音楽化したビデオがあります。これは面白いだけでなく色々な勉強にもなりますので今回御紹介したいと思います。
2021年1月12日火曜日
数字の発音の仕方とリエゾン ─── 縦乗りを克服しようシリーズその35 (oka01-eksnomeqkvpapibw)
リズムトレーニングをするにあたって声を出して英語で数字をカウントすることはとても大切です。しかしカウントはどうしても早口になりがちで正確に口に動かすことはとても難しいものです。数字のカウントの発音はそのまま音楽のリズムに影響する為に発音を正しくすることはとても大切です。
英語で早くスムーズに発音する時にどうしても避けられない問題はリエゾンです。リエゾンとはある音節の末子音を次の音節の始子音/始母音につなげて発音することです。
ex) アイ・ラヴ・ ユー → アイラヴュー
今回はこのリエゾンとはどういうものなのかを見ていきながら、正しい数字の発音を学んでいきたいと思います。
2021年1月8日金曜日
2021年1月4日月曜日
何故日本人はLとRの区別がつかないのか (oka01-wtpusjrmxdkihiyd)
日本ではRの発音もLの発音もラ音便を使うのが標準となっている。だけどこれだと英語の単語を日本語に輸入する時に RとLの区別がつかなくなってしまう。世界中にRとLの発音区別が全くない言語は日本語しかない。これが日本人の外国語の学習の妨げになっているのではないか。
2020年12月30日水曜日
ラオス民謡とジャズの相似点について ─── 縦乗りを克服しようシリーズその33 (oka01-ckqlitezosjjemik)
はじめに
僕はタイに来た2005年に初めてタイ東北民謡『モーラム』を聞いた時に「モーラムはジャズと似ている」と漠然と感じました。僕はその段階で既にジャズギターを10年以上勉強したのですが、ジャズのリズムを習得することはとても難しく、悪戦苦闘していました。
そんなある日僕はタイ東北民謡モーラムと出会いました。そこでモーラムがタイ語の方言であるイサーン語によって歌われることを知りました。それで僕は「恐らくイサーン語を習得すればジャズのリズムも習得できるだろう」という漠然とした直感を感じました。
─── それから10年以上の月日が流れました。僕は大変な苦労ののちにタイ東北イサーン語が話せるようになりました。それからしばらくしたとき僕が実際にジャズのリズムを習得していることに気付きました。
それは案外とはっきりしたことで、フィーリング/感じ方の違いなどという曖昧なものではなくはっきりと譜面に書いて違いを指摘できるようなものでした。
その違いが弱起の存在です。
ところが日本では、この違いを実際に音で聴かせても誰も理解できない…という奇妙なことに徐々に気付くようになりました。 音で聞かせるだけでなく、図に描いて説明することもやりましたし、実際に体を使って体得するトレーニングを考えて実践していただくこともやってみました。それで徐々に僕が気付いたことは日本人がジャズのリズムを理解することは極めて難しいという非常に奇妙な事実でした。
弱起の発見
日本人は弱起を知らない ─── それだけでなく日本人は未だに弱起を発見してすらいません。僕は日本に帰国してからというもの、僕が海外放浪で身につけた弱起についてあちらこちらで説明してきたのですが、その結果は極めて驚くべきものでした。
どういうわけか、目の前で弱起を見せているのに弱起が見えないのです。弱起が何なのかを説明してもどうやっても理解できません。そもそもそこに弱起があること自体に気付きません。そこに弱起があると教えても、依然として弱起の存在に気付きません。その状態では当然、弱起とは何なのかを理解できる訳がありません。みな弱起が完全に見えないのです。
そこにある弱起を指差してそれについて語れば、それはもはやまるでそこに見えない幽霊がいて、見えない幽霊を指差して何やら訳のわからない説明をする人だと思われてしまう。つまり狂人と同じなのです。
しかしこれは幽霊ではありません ─── 日本人以外の人たちは弱起の存在に気付いています。そして日本人が弱起を認知することが出来ないことにもちゃんと気付いています。しかし日本人だけがその存在を知らず、その存在を知らないことにも気付かない。
日本人は弱起を認識できない ─── この現象が僕に与える違和感というものは、筆舌に尽くしがたいものがあります。
しかしまた同時に、弱起の存在に気付いている日本人も大勢います。僕があちらこちらでお話をして体感的に感じる比率でいえば、大体4割くらいの人はその弱起の存在に気付いています。しかし弱起の存在について語ると相手の自尊心を傷つけてしまうことが多く、それについて語ること自体が反社会的であると見做されることが多いようです。このことから、弱起の存在に気付く人はしばしば弱起の存在について気付いていないふりをしています。
弱起の存在をどうやったら日本人に教えることができるのでしょうか。この記事では、僕が漠然と感じていることを五月雨式に少しずつ書き加えてまとめていこうと思います。更新した経歴については記事末に記録していきますので適宜参照して頂けましたら幸いです。
2020年9月29日火曜日
色黒な方々との戦記 (oka01-rhnhklmczapqcozk)
自分の実家は繁華街の中にあり、生活するうえで駅前を定期的に通過します。駅前には大勢のポン引きの方々が勤務しています。彼らは旅行客を専門に生計を立てているため、地元人と旅行者を確実に見分けて声を掛けることが彼らの重要なスキルとなっているようです。
駅前を歩いていますとポン引きの方々と目が合うのですが、ここで目配せだけで地元人と伝えるスキルが重要となってきます。ポン引きの方々にしてみても、地元人に声をかけてしまうと時間ロスとなるので、彼らに迷惑を掛けないためにもきちんと誤解のないアイコンタクトを実行することが肝要となります。
今日もいつものようにポン引きの方々とのしばしのアイコンタクトを実行していたのですが、そんななか、ふとタイの首都バンコク放浪中のことを思い出しました。
2020年8月28日金曜日
日本語が持っている独特なリズムが引き起こす問題 (oka01-iomszauaadvrlhts)
ドラマーのSさんと延々とリズムトレーニングをしました… 8分音符1つずれカウントをしながらドラムを叩いて、間違えた音を1音1音修正していく根気のいる作業でした…
リズムとは発音そのものではないかと思うのです。
2020年7月29日水曜日
遅い音符を恐れてはいけない ─── 縦乗りを克服しようシリーズその23(oka01-friubhzmuzypqtnv)
2020年7月8日水曜日
関西弁と縦乗り ─── 縦乗りを克服しようシリーズその20 (oka01-jwarbrfzxhdcxpch)
2020年6月28日日曜日
MIDI制御ソレノイドで作るロボットミュージシャン(oka01-oikiqimnkdwzlxol)
ソレノイドとは
ソレノイドを使った楽器演奏
ソレノイド+コンピュータでロボットドラマー作成
MIDI信号でリレー制御しソレノイドを動かす専用装置
MIDI信号を使ったステージ制御
結論
またタイマーが高性能というのも特徴だ。なんせ出身がミュージシャンなのでタイミング制御の精度が違う。産業用のシーケンサでも44.1K/秒の超高精度のタイマーで動作するシーケンサはなかなかないだろう。だがLinuxで動作するMIDI/Audioフレームワーク・JACKAudioの一般的な分解能は44.1k/s だ。これが無料で手に入る。
音楽ソフトを使って制御できるというのも良い。Linuxで動作する無料の音楽ソフト Ardour/QTractor/Rosegarden 等々を利用すればプログラムを書く作業すらも省ける。
アイデア次第で無限の可能性を秘めているのがMIDIデバイス制御の世界だ。
余談
2020年6月15日月曜日
2020年1月20日月曜日
ジャパメロ病とは (oka01-qjcyklxxgpcyxmtj)
実はラオメロ病とは僕が作った造語だ。ラオスに行ってラオ人にメロメロになって精神的に駄目になってしまうことを指す。これは戦争中にビルマに渡った日本人がビルマ人の優しさにメロメロになってしまい精神的に駄目になってしまうこをとビルメロ病と呼んでいたことにちなむ呼び方だ。
─── それで僕も最近知ったのだが、『ビルメロ病』『ラオメロ病』と似た病気で『ジャパメロ病』というものもあるようだ。
著者オカアツシについて
小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。
特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々
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