僕はこのケヴィン氏が言っていることがとても重要だと思っている。ケヴィン氏は『この踊りは駄目だ!彼女は周りにフィーリングが伝わっていないのにその事に気付いていない!周囲の人々の目を見ていない。表情を見ていない!』
僕は日本人ジャズマンに全く同じことを思う。日本人ジャズマンは自分の音楽が相手に伝わっていないのにそのことに気が付かない。
気付かない日本人
僕は外国でタイ語イサーン方言を勉強していて思うのだが、僕が今まで10年以上見ているなかで日本人がまともにタイ語を話しているのを見たことがない。勉強して喋るは喋るのだが、それが相手に伝わっていないということに気付かない。自分の思い込みで延々と喋るので、見ていて恥ずかしい。しかもタイ人は相手の思い込みをいちいち正さず放置する傾向があるので、日本人はいよいよ本当に気付かない。
タイに限らず、英語でもドイツ語でも僕はこの日本人の独りよがり傾向を思う。日本人の独りよがり傾向をきちんと戒めて正そうとする日本人は実はあまりいない。
そういう日本人が、ジャズを演奏することが得意になる筈がない。
これを見ても気付かない
僕も前述のビデオを見ていて周囲の人の目に非常に強い違和感を持つ。奇特な目で見られているのに気付かない。それを見ているだけで恥ずかしい感じがする。
だが恐らくこのビデオを見てもその違和感に気付かないのだろう。これを読んでいる人自身が。
そこに気付かないと駄目だと思うのだ。
ミュージシャンなら。
気付かないならそこに自分の認知力の限界があると気付いて努力しなければいけない筈なのだ。
ミュージシャンとして。
てきとう日記から日本人ジャズ批判へ移動しました。 (Sun, 08 May 2022 04:17:33 +0900)