確信できるがこの人自身が他人を避けない人だ。「空間認識力に長けた日本人が、道を譲る・譲らないで対立するのが、そもそも不思議な話なのだ。」
— Ats (@ats4u) August 22, 2021
日本人は空間認識力がとても低い。まずこの認識が間違ってる。
もはや言葉を失う。自分が見えてない事この上ない。凄い。https://t.co/bK0AoUNwkj
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確信できるがこの人自身が他人を避けない人だ。「空間認識力に長けた日本人が、道を譲る・譲らないで対立するのが、そもそも不思議な話なのだ。」
— Ats (@ats4u) August 22, 2021
日本人は空間認識力がとても低い。まずこの認識が間違ってる。
もはや言葉を失う。自分が見えてない事この上ない。凄い。https://t.co/bK0AoUNwkj
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あんたはプログラマを使う。そりゃあわしらもちょびっとは使うがの。多すぎるプログラマは何も生みやせん…。プログラマはリポジトリを一日でマージ不可にする。
— Ats (@ats4u) August 13, 2021
スキルエクスチェンジと健全な社風は百年かけてヒューマンリソースを育てるんじゃ。
わしらはヒューマンリソースのほうがええ…。
アラン・ホールズワースがギターをもっていない時のビデオ。 行きつけ?のポークパイ屋に行った時のビデオらしい。
タイの東北にいたときしばらくアイリッシュ・レストランの店長をしていたことがあった。その時に店に来てた人々と全く同じ感じ。 このビデオに出てくる様な人ばかり大勢毎日来てた。
僕は彼らイギリスの奥地の人々が何を言ってるかさっぱり理解できず。 中にたまにニューヨークから来た人が混ざってたので、聞いてみた。
「何を言ってるかわかるの?」
「酒が入ったらもう何を言ってるかわからん。」
もうひとつあった…。僕にとってはもはや「オンリー・フールズ・アンド・ホーセズ」の世界。
「オンリー・フールズ・アンド・ホーセズ」というのは70〜80年代のイギリスのコメディのこと。
英語の勉強が好きな方は是非。(…と紹介して実際に見始めた日本人はオンラインでもオフラインでも未だに1人も見たことないけど。 たったの1人も見たことない。)
未だにアラン・ホールズワースが亡くなったということが信じられない…。
面白いことを知った。ごはん粒を残さない習慣はどうも中国が起源なのだそうだ。
Always finish every grain of rice in your bowl. It’s believed that not finishing the rice in your bowl will lead to your future spouse being pockmarked. This popular Chinese superstition could have stemmed from the fact that rice is a staple food and wasting any would be in bad taste.
http://www.banana-mag.com/all-things-azn/2020/4/22/asian-superstitions-issue005
僕は知っている。タイの人は豪快にごはん粒を残す。食べ物が豊富だし米も自分で作っているから、基本的に「お百姓様に申し訳ない」という感覚がない。腹いっぱいになったら捨てる。それだけ。
日本ではごはん粒を残す人と残さない人が混在していてしばしば論争になるけども…
日本人の起源について色々と想像が膨らむ記事。
しかし中国人って中国文化に対して全然客観性がないよな、と思う。そもそもアジア人を『黄色』と言ったのは当の中国人が最初で、それは欧米はアジア人を黄色と言ったことはないのに、中国人は『欧米が中国人を黄色と言った』と固く信じて疑わない。
在米中国人は在米中国人の事を「バナナという」という。『見かけ黄色いが中身は白い』と言いたいのだろうけど、中国人は本当に世界中どこに行って何世代たっても中身は中国人で、僕に言わせれば、『見かけ白いが中身は黄色い』のユデタマゴ気質だと思う ─── でもそれは必ずしも悪いことではない。
タイ人の会話の時の習性として、最初に真顔で冗談を言って、相手がその冗談を真に受けるかどうかを観察して、真に受けたら更に追加した形の冗談(嘘)を言う。こうやって少しずつ相手の幻想を育てていく。 だから外人から見るとタイ人は物凄く物腰が柔らかい良い人に見える…。(恐ろしい… https://t.co/0fTNxeF5lR
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) July 27, 2021
タイ人の言葉の裏を見抜ける日本人って… 実は極めて少ないのかも…。
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) July 27, 2021
これは僕のバンド・スキゾスキップスのリハの模様です。
この演奏でも充分聴けるかも知れませんが … 僕としては、どうしてもやはりリズムのオンビートが強いことが気になってしまいます。本来は、もっと頑張って練習して上手になって良い手本を見せなければいけない場面ですが、逆にこの演奏はオンビートが強くなる理由がとてもはっきりと見ることができるとても良い例なので、敢えて御紹介してみたいと思います。
バンドのなかにある各楽器がそれぞれの音符の位置をややずらすことでメロディーのニュアンスを表現することはジャズという音楽の表現的な表現方法です。しかしニュアンスをわかりやすくつけようとして8分音符の表拍位置を遅らせると、しばしばそれに釣られて他のパートのの表拍位置が遅れてしまい、結果としてテンポが遅くなって、眠たい、けだるい、軽快さのない演奏になってしまうことがあります。
これを防ぐ為に表拍の位置を一切移動しないという習慣がついてしまうことがあります ─── 実はこれが、今回私が練習している時に私が無意識のうちにやっていたと気付いたことでした。
リズムが正確なことは大切ですが、かといって表拍の位置が全くかわらない演奏にもかなり強い違和感があるものです。
リード奏者が表拍の位置を変えると、リズムセクション全員がそれに釣られて表拍の位置をくっつけてしまう ─── 何故こういうことが起こるのでしょうか。それは裏拍基準のリズムの取り方(リズム認識)が出来ていないことが原因して起こるということに私は気付きました。
今回はジャズの演奏者が一般的にどのようにリズムを認識し、どのように表拍の位置を決めているかのその手順について、具体的な例を示しながら説明してみたいと思います。
表拍の位置が遅くなれば感情がこもった印象や、リラックスしてゆったりした印象を表現することができます。また表拍の位置が早くなるとスピード感や新鮮さを表現することができます。この表拍の位置がジャズの面白さの肝となります。
『表拍の位置を変えてしまったら、テンポが一定で演奏することが難しくなってしまうのではないか…。』そう思われるかたも多いかも知れません。表拍を聞いてリズムを合わせているのに、それが速くなってしまったり遅くなってしまったりしたら、一体どうやって演奏すればいいのでしょうか。 『ジャズミュージシャンのリズム感は理解できない!』 ─── ジャズミュージシャンは魔法使いではありません!
何故ジャズミュージシャンが表拍の位置を変えてもテンポを一定に保つことが出来るのかというと、単にリズムを表拍位置を聞いてあわせずに、裏拍の位置を聞いて音を合わせているからです。
各楽器のスイング量がバンドアンサンブル内で異なる場合、音符を合わせる位置は裏拍に固定するのが基本です。バンドアンサンブル内全員の裏拍位置はそろっていますが、表拍の位置はメンバーによって前後します。こうすることによってニュアンスのあるグルーヴが実現します。
ジャズ好きが集まって談義をすると◯◯のベースは速い、◯◯のベースは遅い…というベース打点の速さが話題になります。これを具体的に考えると次の様なことがいえるでしょう。
いわゆる早いベースは
⇒ 結果として表拍の打点位置がその他の楽器の表拍の打点位置より前になります。
いわゆるニュアンスのある音符とは
⇒ 表拍位置が他楽器より後になる。
『表拍の位置が早い/遅い』とは、飽くまでも裏拍固定のスイング量の多さ少なさがその本質にあります。よって『ベースの速さ』を求めるあまり、表拍が裏拍を追い越してしまうと、スイング感はなくなってしまいます。
このことを私は『オンビート(表拍) スリップストリーム現象』と呼んでいます。詳しくは
オンビート・スリップストリームについて ─── 縦乗りを克服しようシリーズその39
を参照してください。
私は裏拍を聞いてリズムを合わせる練習として『8分音符裏拍メトロノーム練習』を推奨しています。個人練習・バンド練習をするとき常にメトロノームを鳴らし、しかもそのメトロノーム位置を演奏する全ての8分音符裏拍に合わせて演奏します。
これだけを聞くと絶対にできない気がするものです。しかし訓練することによって、ジャズで演奏されるリズムは全てラテン・スイング・バラード等々を含み全て例外なくこの8分音符裏拍メトロノームと共に自然に演奏することができます。
とても難しくこれを考案した私自身も3年以上練習しました。とても厳しい訓練ですが8分音符裏拍メトロノームは縦乗りを克服する究極の練習方法と断言しても良いほどにとても効果的な練習方法です。
バンドアンサンブルのなかでベースのスイング量が最も多い状態が自然に聞こえるようです。そして(スタイルにもよりますが)ドラムのライドシンバルはそれよりもスイング量が少ない方が自然に聞こえる傾向にあります。そして(スタイルにもよるが)リード楽器のスイング量がバンドアンサンブル中で最も少ないと自然な感じに聞こえるようです。
【lofi の研究】ジャズ/ヒップホップ系をサンプリングした物を使って作られたハウスミュージックから更に発展してできてきた2020年代の音楽
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) July 10, 2021
【フリー的なスローテンポのバラードほどグルーヴが大切】とても細かい例だけど僕はこれがとてもわかりやすいと思う。パーカッションがなくてテンポがないように聞こえるが、サックスが弱起から入ることによって指揮者の様な役割を果たし、グルーヴ(音楽が前に進む)する。https://t.co/IbziFmWXBx
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) July 10, 2021
ギターシンセは音が止まるタイミングは愚か、発音タイミングもあまり正確にコントロールできないので、リズムセクション入力/録音にはほとんど使えない。だけどソロはタイミングがずれることが許容されるので面白い使い方ができる。
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) July 10, 2021
リズムセクションの難しいところは「ずれないように」と思っていると*必ず*ずれることだ。「ずれないように」と思っていると、相手の音を聞いてから音を出そうとするので、必ずタイミングが遅れる。聞いてから動いたのでは遅い。 https://t.co/Nom7pb5EkC
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) July 10, 2021
日本人ジャズマンは『縦乗り口裂け女』だ。 裏乗りの人にまとわりつくして「私グルーヴしてる?」と尋ねる。グルーヴしていると答えると縦乗りにされてしまう。グルーヴしていないと答えると殺してしまう。 ─── これを読んで怒るなら怒れ。どうせ最初から仕事なんか干されてるし、ご自由に。だけど事実を言っておく。
僕は日本で演奏したいけど、どうやっても演奏できない。誰と演奏してもリズムがずれる。何をやってもずれる。そして「お前のリズムはおかしい」と怒られる。そして「お前は自分が見えていない」と非難される。そして「お前は勝手すぎる」と非社会的人間扱いする。だけど僕はどうしても自分のリズムがおかしいと思えなかった。だから自分のリズムがおかしくないことを確認する為に次のような手法を使った。その手法とはとても単純だ。
世の中のクラシックピアノの練習者は、音を出す位置については恐ろしく正確に練習しているが、音を止める位置については全く練習していない…。
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) July 9, 2021
だから音を止める位置がとても不正確。
─── ジャズを演奏した時にリズムがフニャフニャになるのは恐らく、だから。
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) July 9, 2021
─── 技術的に何でも出来るから、本当に何でも出来るわけではない。人は、技術的な可能性とは全く無関係に、自分自身にとってもっとも重要なことしかできない。
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) June 26, 2021
何故か
■■■ 自分は他人になれない ■■■
から
『はっきり見えないものが、はっきり見えたら面白くない』ということはない。むしろはっきり見えると、更に新しいたくさんの見えないものが視界に入ってきて、途端にやることが増え、とても忙しくなる。
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) June 26, 2021
グルーヴを数値を使って考えていくと最終的に各楽器の位置は相対的なものでしかないことがわかる。早い遅いという問題ではなく、ある楽器に注目した時に相対的に前にある後ろにあるという問題でしかない。基準点をある前方の位置に揃えれば、全て後ろという風に見ても理論的には成立する。
僕は『オフビート位置を基準にしてオンビート位置を変更することでニュアンスを表現する。』という理論を考え出して、それが現実の『よい音楽』をある程度正確に近似することに気付いた。またこれがジャズというコミュニケーション方法の基礎にあることに気付いた。
だけど世の中のほとんどのDAWソフトはオンビート位置を基準にした数値によってデータを構成しており、特に音符が小節の開始位置を大きく逸脱して前方に移動してしまったときにほとんどの場合で正しく演奏されない。
つまり…
また転じて僕は次のことも言えることに気付いた。
物凄く格好悪いのだけど、これが非常に良い事がわかった。【ブリッヂちり紙】ブリッヂは普通象牙や金属などのとても硬い材質なのだけど、音が硬く僕はどうしても好きになれない。いろいろ試した。ブリッヂにちり紙を挟むととても良い音がする。 pic.twitter.com/g0e7uLyqPz
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) June 4, 2021
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) June 4, 2021
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) June 4, 2021
どんな新しい安もんのギターでもオンボロのビンテージサウンドに。【ちり紙ブリッヂ】
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) June 4, 2021
毒を抜くのか、毒を足すのか… 甘みを入れるのか、香りで誤魔化すか… 無理やり食わせて死なない奴だけを相手にするのか…。
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) June 4, 2021
僕はよく人のことを馬鹿にする。
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) June 4, 2021
だけど僕が馬鹿と言ってる人はしばしば、人々からは非常に頭がいいと思われてる人でもある。
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) June 4, 2021
だけど『頭が良い人』をよく見ていていると、理解が足りないところがあったり、周囲の人が理解できないことをいいことに、いろいろと誤魔化していたり…
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) June 4, 2021
ま、世間はいろいろ事情があるので、そのへんはいいっ子なしということで
僕は基本的には人を馬鹿にしない。馬鹿にしても意味がない。僕が馬鹿にする時は必ず、攻撃を受けた時だ ─── そう、僕はしばしば頭のいい人から非常に感情的な攻撃を受ける。
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) June 4, 2021
『頭の良い人』は、僕がやっている事を理解する知力がある。そして彼が彼自身がそれを全く出来ないということに気付く認識力がある。そこから彼の無能さを認識する洞察力もある ─── だから怒る。
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) June 4, 2021
本当に馬鹿な人というのは、しばしば、物事を非常に直感的に捉えており、実は非常に的確に物事を理解している。ただ単にその理解を言語を使って分析したり説明したり出来ないだけだ。彼らは自分を判っている。 ─── だから馬鹿な人は僕を見ても怒らない。
— オカアツシ 🗣️🇯🇵🇹🇭🇱🇦🇨🇳🇬🇧 (@ats4u) June 4, 2021
─── こうも言えるだろう。馬鹿な人は自分が馬鹿だという事を受け入れているので怒らない。 馬鹿でない人は自分の馬鹿さ加減を拒絶しているので怒る。
いわゆる『頭が良い』人は、馬鹿を馬鹿にして自分の自尊心を保っている。だから怒る。いわゆる『馬鹿』な人は、しばしば他人に対する尊敬を持っているので怒らない。
『頭がいい人』というのは心にいろいろな隙間を持っているものではないだろうか。
コンピュータ上でスイングを演奏させると0.166という数字とよく出会う。完全に僕の経験則で見つけた数字で、何故この数字になるかはわからない
— オカアツシ (@ats4u) May 31, 2021
それで今思ったのだけどいわゆる深いスイングというのは 5/6 なのでは…。
— オカアツシ (@ats4u) May 31, 2021
リードの8分オフビートが1/2+1/6=2/3
ベースのオンビートが-1/6=5/6
リードだけ聞くとx/3スイング
ベースも加味するとx/6スイング
これでリードのオフをオンと考えるとベースのオンがリードのx/6スイングのオフになる。
続きはツイートへのリプライとして記録してある。
Oewo ( Reharmonization of Oleo by Sonny Rollins )
今回 Oreo のリハーモニゼーションとして Oewoという曲を作ったので御紹介いたします。
1… 1/3^x スイング理論を応用してバッキングトラックを作成した。
2…
MuseScore3でオフビート強調を行うプラグインを作成して実際に使って作成した。
前編:日本人ジャズリスナと日本人ジャズプレーヤーを隔てる残念な壁
僕は、商人系日本人・農民系日本人が両方混ざっていて、商人と農民の両方の考え方が同時にわかる..だから商人的な打算的な考え方をしつつも、土着文化を大切にする農民的感覚を持っており、金銭を使って土着文化を踏みにじる人に強い反感も持っている。
僕は、商人系日本人・農民系日本人が両方混ざっていて、商人と農民の両方の考え方が同時にわかる..だから商人的な打算的な考え方をしつつも、土着文化を大切にする農民的感覚を持っており、金銭を使って土着文化を踏みにじる人に強い反感も持っている。
ジャズの世界で商業戦略を重視している人を見ると、土着のリズム文化を資本主義で滅茶苦茶に汚している様に僕からは見える。だが実は、土着の感覚ほうが日本人のごく一般的な感覚なのではないか。僕はジャズを演奏していて、土着を汚している様に見える感覚を常に持っているのだが、ジャズを演奏する人たちはそういう土着の感覚を決して理解しない。
ジャズを演奏する豊かな人々は商人系日本人が多い。だが日本全体から見れば実は少数派ではないか。
実は商人系ジャズマンのどんくさい土着感のないリズムは、農業系のジャズファンの反感を買っているのだが、それが表面化しない。それは何故なら、農業系の日本人は普通無口で主張が少なく、一方商人系の日本人は通常よく喋るし主張も強いからではないだろうか。
それが日本のジャズ捻れ構造の根底にある。
ジャズは難解だろうか。僕はこれまでこのことについていくつか記事を書いた。
ジャズを演奏しても聞いてもらえないのは、日本人にジャズが人気がないからではない。演奏しているジャズがグルーヴしていないからだ ─── 実は日本人はジャズが好きだ。きちんとグルーヴした演奏をすればあたりに隠れていたジャズ好きのマニアがぞろぞろと集まってくる ─── 僕はこのことをストリート演奏の経験として知っていたのだ...と気付いた。
日本人のジャズマンは驚くほど大勢いる。東京のなかだけの狭い世界ではあるけども、それでも日本中からジャズ好きのジャズマンがたくさん集まってきており、フェースブックなどで見回すだけでも2〜3000人はいる。
僕は日本人ジャズマンのなかでもやや異色で、ジャズ以外の音楽を演奏する人とも少しだけ交流がある。それで思うのだが日本人ジャズマンは少し他のジャンルの音楽人と異なる毛色がある。
ブルースやレゲエ・ロカビリー系の人たちなどを見ると、全く真逆の気質を見かける。
そういう中でも一頭抜きん出ている人は、必ずしもこの傾向に当てはまる人ではないが、でも一般的な傾向として上記のような漠然とした特徴は感じる。
彼らは真面目でコツコツと地道な努力をすることが得意なのだが、その努力の範囲内で解決できない問題と出会うと他人に責任転嫁する傾向がある...と僕は思う。
ジャズのなかでもコード理論は比較的よく整理されて勉強しやすい形になっている。だけどジャズのリズム理論はほとんど全く研究されておらず勉強によって習得することができない。ジャズを学習する上でもリズムだけはある程度の本能的な自分自身の感覚によって習得していくことが求められる部分だ。だからこそ彼らにとってリズムが悪いという点はとても受け入れがたい事実なようだ。
リズムが悪いことだけなら大きな問題ではない。問題の一番大きな点は「リズムが悪いということを他人に責任転嫁して、延々と他人の妨害をする」習性だ。
優等生タイプは小賢しく知恵が回るので、あらゆる理論を動員して自分のリズムの悪さに対して理論武装を固めていく。こうして優等生タイプはリズムが良い列島タイプの人々を蹴散らしていく。
僕は日本のジャズ好きな人々は実はむしろ本能的な感覚をつかって物事に突き進める劣等生タイプの人が多い。彼らは当然、そういう優等生タイプの人間が撒き散らす自己弁護などに興味はない。
僕はあまりリズムがよくなかったが、僕が所属していたジャズ研(早稲田ジャズ研)周りにはジャズマンなのにリズム感が良い人が多かったので、僕は劣等感が強かった。僕が東南アジアに放浪の旅に出て語学武者修行をするようになったのは、そのリズム感が悪いという劣等感を克服したかったからだ。
リズムを体得するほど僕は運動神経がよくなかったので、僕はそれを具体的に訓練によって習得するために、リズムを理論的に分析する様になった ─── それで10年以上掛かったが東南アジアで方言を学んで、その原理を体得してきた。 それを日本に持って帰って理論化したのが僕のオフビートカウント理論だ。
僕はリズム感が悪い優等生タイプを貶したり虐めたりする事に最初から興味がないというよりはむしろ、僕自身がリズム感が悪かったので僕が使うために理論を作ったわけで、是非皆様も活用してみてください!的な感覚でみんなにおすすめしているのだけども、僕はここで少し思うことがある。
彼らは自分がリズム感が悪いということを直視出来ておらず、できれば自分がリズム感が良いということを信じていたいらしいことだ。リズム感が悪いということにうすうす気付いてはいるのだけども、それを認めることができない。
だから僕がリズムが悪い彼らにリズム理論の学習を勧めると、薄毛の人にアートネーチャーを勧めることと全く同じ状況が起こって怒られてしまう。
或いは実はしばしばあるのは、実はリズム感がとても良いのだけども、それを認めてしまうとしばしばリズム感が悪い優等生タイプの仲間を貶すことになってしまう ─── 信頼する仲間を貶すことは自分の信義に背くので、自分のリズム感を認めることができない...というケースもある。これもまた仲間思いで義理堅い優等生タイプに多いケースではないか。
優等生タイプのジャズマンの方々が持っているリズム感に関する自己認識はとても複雑で、そこを的確に指摘することはなかなか簡単ではないようだ。
自分の演奏したグルーヴによって人々が陶酔する・・・そういう状態を夢見て楽器を演奏するのではないだろうか。だけどもそこには大きな障壁がある。
そこに横たわる問題を正しく理解して、具体性のある形で対応して、きちんと自分の思いを実現していく。
それが僕が オフビートカウント理論 を考え出した真意だ。
昨日は物凄く久しぶりにストリートで演奏した。
何十年かぶりにストリート演奏した…。ムチャクチャ疲れた…。
— オカアツシ (@ats4u) May 26, 2021
佐野大介さんは僕が知る限り、日本で最もグルーヴするドラマー。 ─── グルーヴに対するセンスはどんなに練習しても絶対に身につかない。そのピカイチのグルーヴセンスをもつ佐野大介さんのドラムセットがこれ。
コレをコウしてこんなんなります。 pic.twitter.com/gdcZOX2gtH
— 佐野大介@舟囲い@サノダイスケ (@kuraidori) May 26, 2021
本当はもっときちんとビデオを撮ったりして演奏レポートをつくりたかったけども、荷物の運搬方法などがこなれておらず、全くゆとりなくそこまで手が回らなかった...。
演奏していていろいろ気付いたというか思い出したことがあった。
僕は日本に帰ってきて東京のジャズの世界に戻ってきてからというものずっと、東京のジャズマンがいつも口を揃えていう「ジャズは一般の人に受けない」という言葉に違和感を持っている。僕はいつも、ジャズがきちんとジャズとしてのグルーヴを携えているならジャズを聞いたことがない人にも喜んでもらえる、と思っている。
東京のジャズマンは本当にグルーヴしないのだが、ジャズがグルーヴしないというのは致命的な問題だと僕は思う。僕はこのことを指摘するのに『僕は思う』という枕詞を置かなければいけない事自体がおかしいことだと思っている。それはグルーヴしなければジャズではない、というのは当然のことだ。グルーヴしないジャズというのは、グルーヴを強調してリズムを楽しむ音楽というジャズの存在意義自体に反している。
ジャズの名曲「スイングしなけりゃ意味ないね」を演奏しても全くスイングしていない。完全なる自己矛盾の世界に突入している。 そこにいるリスナが誰も楽しんでいない。演奏する事自体が目的化しており演奏を聞くことが度外視されている。まるでハンディキャップ50の人ばかりが参加するゴルフコンペの様な状態になっている。この状態のジャズ演奏を誰が聴きたいと思うだろう。
─── のだけども、東京のジャズマンにこのことを説明してもしても、聞き入れてもらえない。あまり厳しく指摘すると場の雰囲気を破壊する迷惑者として扱われ、出入り禁止処分を受ける。
僕はこのことに気付いて大分経っているのだが、これを自分が何故気付いたのかを忘れていた。僕はストリート演奏をしてそのことを思い出した。僕が「日本人は日本人ジャズを聴かない」ということに気付いたのは、僕がかってジャズのストリートミュージシャンだったからだ。
僕は1998年頃から数年間ジャズのストリートミュージシャンとして活動していたことがあって、このときに今ではわりと有名になってしまった人と一緒にストリート演奏していた。彼らは当時、僕よりずっと上手だったので街中で演奏すると人が集まってきた。
リズムがグルーヴしていれば人は集まってくるし、リズムがグルーヴしていないと人は離れていく。
これは実に単純な法則だった。
ジャズは難解だといわれるが、実は『ジャズは難解だ』と言っているのは、ジャズを演奏している人だけだ。ジャズを演奏している人はその演奏が人に伝わらない理由を、「ジャズが難解だから」という理由で正当化している。それは正しくない。自分が演奏しているジャズが理解されないのは単にグルーヴしてないからだ。ジャズが難解だからではない。
僕はストリートでジャズ演奏していて、集まってくる人を見て思い出した。
ジャズを演奏しても聞いてもらえないのは、日本人にジャズが人気がないからではない。演奏しているジャズがグルーヴしていないからだ ─── 実は日本人はジャズが好きだ。きちんとグルーヴした演奏をすればあたりに隠れていたジャズ好きのマニアがぞろぞろと集まってくる ─── 僕はこのことをストリート演奏の経験として知っていたのだ...と気付いた。
続く(日本人ジャズリスナと日本人ジャズプレーヤーを隔てる残念な壁 )
だけど夜千とか最初にG-Ionian一発が出てくるので上手く行かない。・・・この問題に対して G-Mixolydian に変えて対応するのも漠然と気持ち悪いと思っていた。とはいえ G-Lydian に変えると更に気持ち悪い。この問題についてかなり長い間どうしたものかと思っていた。
それで今気付いたのだけど『Ionian の4thはオミットだから弾いてはいけない』というジャズ教科書の1ページ目に書いてあること、そのものが間違ってるのではないかと思った。
そもそも Cmaj7♮11 (Ionian系) を弾いてはいけないって何故なのよ! Ionian系和音を弾いて良いなら全て丸く収まるではないか! これは僕がそのことを習った一番最初からおかしいと思っていた。僕はCmaj7♮11を不協和音だと全く感じない。普通に綺麗に調和している和音として聞こえる。
もし Cmaj7♮11が不協和音でないなら Fmaj7♯11の代理として相互補完的に使える。これひとつで全てが丸く収まる。Cmaj7♮11を否定する既存の理論のここが全ての矛盾を生み出しているではないか。
【宣言】僕は今後 Xmaj7♮11 を協和音として扱うことを誓います。Xmaj7♮11は不協和音ではない!
理解力が最も大切な能力で、理解があれば技術や経験が足りなくてもそれを補うことができるが、技術や経験がいくらあっても理解が足りなければそれを活かすことができない。
— オカアツシ (@ats4u) May 21, 2021
Charlie Parker の Donna Leeのコード進行をコルトレーンチェンジにリハモしてみました。
W.T.F.D.B (Waltz for Debby Reharmonization)
この曲は Bill Evans の Waltz for Debbyのリハモになっています。またこの曲はBとFの2つの調を行き来する様に演奏してみたらおもしろいのではないかと考え、Bmaj版(Aパート) と Fmaj版(Bパート)の2つを別個に作成しました。Bは Giant Steps と同じキー、FはWaltz for Debbyの原曲と同じキーになっています。こうすることで Giant Steps とも Waltz for Debby とも聞こえる釈然としない曖昧な雰囲気を出せたら良いなと考えました。
It May Occur to You ( It Could Happen to You Reharmonization )
ギターのサスティンについて色々と模索したことについてツイートした。
調子が良いギターを弾くとチューニングは合うわ、サスティンは長いわ、弾きやすいわ最高なのだけど、やっぱり調子の悪いギターが恋しくなるのは何故か。
— オカアツシ (@ats4u) May 11, 2021
街でネチネチしつこく陰険な人も、元々はピュアで親切だった。街で屈折して卑屈な笑みを浮かべながら詐欺を働く人も、元々は屈託ない笑顔で大きな夢を語る人だった。
— オカアツシ (@ats4u) May 10, 2021
4分音符オフビートにガイドクリックを配置する理由は、自分の4分音符オフビートがずれないことを確認する為だ。4分音符オフビートが安定したらガイドクリックは4分音符のオンビートに配置しなければならない。
8分音符オフビートに配置したガイドクリックにも同じことが言える。8分音符オフビートがずれないことを確認する為に8分音符オフビートにメトロノームを鳴らすが、ずれないことが確認できたらむしろ8分音符オンビートにガイドクリックをならさなければならない。
→ と思ったのだが、これは間違いだ。ガイドクリックは動かない。4分音符/8分音符いずれであってもオンビートでガイドクリックを鳴らすとその位置が固定され、その位置を基準点として演奏する以外できなくなってしまう。するとニュアンスをつけることができなくなる。
→ …と思ったのだが、これも間違いだ。ガイドクリックは動かない*からこそ* それに合わせてそのガイドクリックをかなり遅めと捉え、自分のオフビートをかなり遅めに演奏するということも出来なければいけない。
メトロノームをオンビートに配置し、それを遅ている状態と認識してオフビートを演奏することは、オンビートを認識しながらオンビートを遅らせて演奏することと同じではない。
日本でのセッションでオフビートを基準点に置いたリズムを演奏すると、しばしばオンビートがとめどなく遅くなっていく。これには2つの原因がある。
この2つは『オンビートを遅らせる』とは似て非なる行為だ。
自分が8分音符/4分音符のオフビートを演奏した状態で、その8分音符/4分音符オフビートの全体が前進することによって、8分音符のオンビートを後に下がった様に聞かせること ─── これが正しいオンビートを遅らせる方法 だ。
マイバスケットのBGMについていくつかツイートを書いたので御紹介します。連続したツイートになっていますのでクリックしてツイッターサイト上でご覧ください。
運が悪かった…。マイバスケットに買い物に行ったらまた強烈な縦乗りリズムを耳にしてしまった…。(店内BGMがいつも強烈に巧いけどリズムが全部タテノリの変なビッグバンド)
— オカアツシ (@ats4u) May 2, 2021
なんでいちいち3拍目を強調するのか…それも延々と3コーラスくらいやる。
何故…。何故…だ。
─── これを喚き散らしているうちに徐々に気付いてきたのだが、こう説明すればわかると思う。
— オカアツシ (@ats4u) May 2, 2021
『発音に日本語と外国語の違いがあるのと全く同じ様に、リズムにも日本語と外国語がある。』 https://t.co/LEUTbRDBv5
超弦理論についてのすごく面白いビデオを見た。
Meet the world's first dark matter experiment that's hunting specifically for axions pic.twitter.com/BPpKdTG6LD
— Seeker (@Seeker) May 1, 2021
超弦理論の実証の為にアクシオンの想定される周波数の周辺を少しづつ周波数を変えながら探索していく。こうすることで結果的に見つからなかったとしても、それは理論の限界付近を探索していることから、少なくともそこに「なかった」という事実が証明されるだけでもとても重要なことで
面白い!
─── だけど何となく、こういう情景が脳裏を走馬灯の様に駆け巡る。それが今日の僕の気分。
「で、何が発見されたの? …で掛かった費用は??」 「◯◯億円掛かって何も見つかりませんでした。しかしこれは存在しないということを証明することが…」 「何寝ぼけとんねん、あんたは」
「◯◯億円掛かって何も見つからなかったて、アホか」 「どうもスミマセンでした....」 「ワシはな、ここに(と言いながら通帳を指差す)数字が欲しいんや、バーンとゼロが8つくらいな!」 「よくわかってます。出過ぎたことを言って申し訳ありませんでした。」
「また岡さんが何かおかしなことをいい始めたわよ。何かよくわからないことを言って『みんなは馬鹿だからわからない』とか喚いて」 「あの時は、感情的になってつい思っても見ないことを言ってスミマセンでした…。」
「岡さんはそういうけど、思ってなかったら言葉には出ないでしょう?そういう風に普段思っていることが感情的になるとつい言葉に出てくるのよ?」
「わかってます。すみませんでした。」
「だけど、実際に語学を勉強して、実際の資料を直接読んでみて初めてわかるようになることもありまして…。」
「くちごたえすんの?なぁなぁ、この期に及んでまだ口答えすんの?」
「なぁ今自分日本におるやん。なら日本語で思っとること説明しいーや。」
「わかってます。」
「なら日本語で思っとること説明しいや!」
「いや、ですから、もう相当な数のレポートをかいていまして、お読みになられましたでしょうか。』
「なぁなぁ、人のせいにするん?」
───
西日本人と東日本人に挟まれながら延々と技術的なことを説明して、理解できないことを棚に上げて文句を言い続ける人の会話を再現する・・・これをリアルでやると大抵の人は3秒でうんざりした顔になる。
僕は、その地獄の中から逃げられず20年以上耐えてきた。しかもその地獄を作り出しているのは、君自身なのだよ!?
グチを聞くくらい、なんてことないだろう?(と公爵のような口調で高らかに言う。)
腐っても仕方がないが、自分の能力を活かす場所がどこにもないというのも、とても不健全なことではないか、と思う。
飽くまでもそれを理解することが目的であり、飽くまでも自分が納得出来るものを作ること自体が目的で行動する。他人に対して理解を求めている段階でそれは既に間違っている。
— オカアツシ (@ats4u) May 2, 2021
「人のせいにする」の対極にあるのは「全部自分でやる」だ。 だけどバンドだけは、全部自分でやるわけにはいかない ─── ここに僕の人生最大の矛盾がある。
今の僕の最強最悪の武器は、駄目な演奏の真似をすることだ。 誰が聞いてもおかしい。 誰が聞いてもダサい。 そういうリズムを僕はコピーできる。
ダサいを演奏しているその人の目の前で全く同じダサい演奏をして見せる ─── これ以上効果的な教え方は、この世に存在しない。だがこれでもわからない方々は多い。むしろほぼ全員そうだ。
ダサい演奏をして見せて、これは格好良いか?と問いかける。誰もがそれだけは最低限やめたほうがよい、と答える。「…ならば話は早い。今すぐにそれをやめよう。」「わかった。」次の瞬間彼は、今ダサいと答えた演奏を寸分違わず再現してしまう。「またやってる」「あぁっ!」
「何で今やめると言ったことをやるの?」
「それは岡さんが、そうやって目の前で同じことをやるから、つられてしまうんじゃないですか!」
「僕はもうやってないよ!」
「それは岡さんがそうやってプレッシャーを掛けるから、できなくなるんじゃないですか!」
「岡さんは、なんでそうやって自分の意見を押し付けるんですか?」
「岡さんは自分がみえていない!」
「なんでそうやって人の意見を聞いてくれないんですか?」
「岡さんは自分だけが正しいと思っている!」
僕は、僕がどんな悪人であろうが、どんな罪人であろうが、それを素直にそれを認めて反省する覚悟がある ───そうでなければ外国の僻地などに住めない。外国の僻地など、どこに行ったって偏屈な頑固人の集落でしかない。全ての不条理と理不尽を飲み込んで暮らしていく以外にない。
だが今、僕らはジャズをやっている訳で、演歌をやっている訳でも、音頭をやっている訳でもない。今僕らは、演歌村から足を踏み出して、「ジャズ」と呼ばれる外国の村の音楽を演奏している訳なので、もしジャズを演奏するのが不本意だというならば、演歌村に戻るべきなのだ。
「何故そうやって演歌を否定するんですか?!」
僕は演歌を否定していないし、むしろ好きだ。
好きだから「ジャズ風な演歌」などという軟弱なものは聴きたくない。
ジャズはジャズとして聞く。
演歌は演歌として聞く。
「今はジャズを演奏しているのだから、ジャズを演奏してくれ。」
それ以上でもそれ以下でもないのだ。
だが日本人はそれができない。
ジャズのリズムと演歌のリズムは全く真逆の要素を持っている。あまりにも共通点がなさすぎる。
「岡さんはそうやって、いつも感覚的な言葉ばかり使っていて、話に具体性がないんですよ!」
そういわれると思ったので、こういうのを書いた。
だがほとんどの人は読まない。よしんば読んだ所で理解すらできない。
「岡さんはそうやって、理屈ばかり言っているから理解者が少ないんですよ!」
僕もそれはそう思っているのだ。
「そう思うなら、実際に岡さんが行動で示して見せて下さいよ!」
僕はここではたと立ち止まる。
「人のせいにする」の対極にあるのは「全部自分でやる」だ。 だけどバンドだけは、全部自分でやるわけにはいかない。
言い訳せず自分でやろう ─── そう思うからこそ、こうして今やっているように、都内のあちこちにセッションに行ってバンドメンバーを探している訳なのだが…。
できる人がいない。どこにもいない。地平線の向こうまで探してもいない。
「じゃぁ一流のプロに頼めばいいじゃないですか!」
色々思う所はあるが、日本人は「プロ」と自称している人ほどリズムに問題を抱える人が多い。
「なら岡さんが教えて育てればいいじゃないですか!」
僕は教えることが好きなのでいくらでも教えられるのだが…
だが教わりたいと思っている人がどこにもいない。
僕はリズムに関する理論だけで30本以上小論文のようなものを書いた。
自分が忘れないように書いたのだ。
僕は練習メソッドもたくさん作った。
僕自身出来なかったので自分で練習する為に作ったのだ。
だがあまりにも勉強/練習が面倒くさいので練習してくれない。
「僕はそうまでしてリズムを上達させたいとは思っていないんですよ!」
「だって教わりたいって言ったの自分じゃん」
「なんで岡さんはそうやって人を強制するんですか?!」
「いや強制はしていない。辞めたければ辞めればいい。」
とにかく日本人は言い訳が多い。
「そう思うなら、実際に岡さんが行動で示して見せて下さいよ!」
僕自身はいくらでも自分の思い通りになる。だが他人だけはどうやっても自分の思い通りにはならない。
バンドだけはどうやっても自分1人ではできない。特にジャズのようにインタープレーが重要な音楽では独りオーバー・ダビングでは表現できないことがたくさんある。オーバー・ダビングのジャズなど独りでじゃんけんをしている人を見るのと同じくらい面白くない。
独りでは何もできないバンドマン。
何もできないまま、時間もお金もどんどん減っていく。
焦り。不安。
このままだと確実に地獄に落ちる。
僕自身はどうにでもなるが、僕が地獄に落ちるかどうかは、全て他人任せ。
50目前。地獄に片足を突っ込んでいる。
この状態から這い上がれるかは、完全に人任せ。
そういう状況で穏やかに笑顔で過ごす
人に何も期待せず
人を受け入れて
静かに破滅を待つ
そういうバンドマン人生。
日本人のリズムは何故日本的に響くのでしょうか。ジャズのリズムは裏拍強調ですが日本人がいくら裏拍を強調しても… 例え全て裏拍を弾いていても、それは日本的に響きます。何故どうやっても日本的に響くのか。それは私にとって最大の謎でした。しかし私は最近この理由が理解できました。全部表拍を演奏してそこに裏拍が1つも存在しなくても裏拍強調は裏拍強調になります ─── 裏拍がなくても裏拍が強調されるとは一体どういうことでしょうか。
音楽を作る上で呼び掛けと応答はとても大切だ。日本人にとっての問題は、日本人の呼び掛けと応答が、世界の大半の音楽と比べて真逆のタイミングで行うことだ。日本人は応答のタイミングで呼び掛け、呼び掛けのタイミングで応答する。だから日本人は、ジャズを演奏すると会話が噛み合わない。
日本人の会話のタイミングは世界の真逆だ。だが日本人は外国語が喋れないので、恐ろしいことに誰一人としてそのことに気付いていない。
あとその違いに気付くほど頭が良いやつはリズム感が悪いのでそれを演奏できない。頭がいいだけでも駄目なんだな…。
今思うと、去年の9月ごろは2つの楽器のリズムのずれによるスイング量の調整にこだわりすぎていた。
2021年3月に自分で8分音符のオンビートをはっきり示すようにピッキングスタイルを変えた。これにより伴奏がなくてもスイング量の変化を表現できるようになり、音楽的な自立が得られた。
音楽的にリズムがずれる必要は必ずしもない ─── だけど更に踏み込んで考えると、このずれがあるからこそ、一歩間違えると崩壊しそうな不安定な感覚を与えてくれるのかも知れない。