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2021年2月2日火曜日

【オーケストラアレンジ研究】ガンダム挿入歌『悲壮、そして決然と』前半採譜 (oka01-kffacfajsnzatcly)

ガンダム挿入歌『悲壮、そして決然と』の前半部分のみを採譜しMuseScore3で自動演奏させてみました。

「タリラリラリッ」というアルペジオが印象に残るこの曲の冒頭はG7(#9)/Ab …つまりb9がルートになって#9がトップになったG7でコンビネーション・オブ・ディミニッシュ(コンディミ)から導出されるコードです。

このように ♮3 と b3が共存するコードは、一瞬オーギュメンテッド・スケールと聞き違えやすく、次に短三度転調するか、長三度転調するのか、或いはただの4度進行なのか予想しにくく、そこが聞いている人にとってのインパクトにつながっていると自分は思います。

更にこの曲ではこのG7が5連符に乗っています。これは4拍子の曲の先頭に敢えて異なる分割数の5連符を乗せることで聞く人の虚を突いて印象の残すテクニック…だと自分は考えています。

『難解』と敬遠されがちな奇数拍子ですが、実は、こういう誰もが知っているようなとても印象に残る曲をよく分析してみると、実はしばしば変拍子で構成されているものではないでしょうか。

曲の構成は飽くまでもシンプルにとどめて、オーケストレーションを丁寧に作りこんで印象深く聴かせるという、とても勉強になるアレンジでした。

MuseScore3のSND機能はあまり完璧でなく、どうやってもマーカーを目的の位置に置けないことがあるようです。ややコツが必要なようです。

2021年1月21日(木)


 

更新記録:
フェースブックより複製し作成した。記事作成日はフェースブック上記事作成日に準ずる。 元記事へのリンク (Sat, 22 May 2021 05:26:18 +0900)


著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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