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2011年1月10日月曜日

騙す方法 (mixi05-u459989-201101102241)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
騙す方法
2011年01月10日22:41
・ウソを言葉の壁にかくす

普通、ただしさんが、よしこさんには「はなこはただの友達」と言って、はなこさんには「よしこはただの友達」と言って二股をかけていても、しばらくすると、よしこさんと、はなこさんがたまたま話をするかなにかしてしまって事実を知ってしまい、結託してただしさんをシバキに来る事がある。

だけどミハイールさんが、スィリーポンさんに「エカテリーナはただの友達」と言って、エカテリーナさんには「スィリーポンはただの友達」と言っても、エカテリーナさんとスィリーポンさんは違う言葉を話しているので、結託出来ず、絶対にバレない。

これと同じ事を国家がやる。U国が A語でB国はバカといい、B語でA国をバカというと、あっというまに戦争が起こる。 U国が騙しているなんて考えも及ばない。 これって考えてみると恐ろしいことだ。


・国境線を妙にグチャグチャにして、そこにウソをかくす

バックパッカーというのは本質的に何も見ていないものだ。 中国からラオスに抜けるバックパッカーは多い。 それでいい気になって辺境を旅してきた気になっている。 だけど、みんな言葉が話せないので、通り過ぎるだけだ。 だけど、この辺の国境周辺の村には、恐らくムチャムチャな秘密がかくしてあると思う。

田舎の話しなので山奥で道がないことも多い。 国境が入り組んでいるとその辺の地元の人しか移動できない。 当然外国人が歩くと目立つので、すぐバレてしまう。 言葉がわからないので余計移動できない。 実質、文化的な万里の長城みたいな役割を果たす。

ここにいろいろな秘密をかくす。


・妙にマニアックな方言を研究して、そこにウソをかくす。

ラオ語の方言を勉強したり、タイ語の方言を勉強したりするというのは、実は非常に恐ろしいことだ。 これらの言葉には教科書がない。 これらの言葉を勉強するというのは、実に敷居が高いことだ。 どうせ誰もそんな妙な言語勉強しないだろうと思っている。 それで、みんなそこにウソをかくしても絶対にバレないと思っているので、しばしばとんでもないことをかくしていたりする。 だから、そんなマニアックな言葉を勉強すると、実にビックリするような話を耳にしてしまう。

ダイヤイ語は未開の言葉でも何でもなく、かなり研究が進んでいる言葉だと思う。 間違いなく辞書や発声方法がきっちり研究されているはずだ。 だけど、ネットをさがしても「おくびにも」出てこない。 内緒なのだ。

だけど僕みたいに方言を勉強しなれていたり、下地としてラオ語・タイ語が話せたりすると、ダイヤイ語は突然暗号のパスワードが解けたみたいに、簡単に理解できるようになる。

そんなこと勉強してどうすんだろう。

さてなぁ。

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出展 2011年01月10日22:41 『騙す方法』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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