表拍が単独で表れることは絶対にない
この8分音符表拍のレイドバックを付ける為には、表拍を単独で演奏する時でも必ず、その前に演奏しなくても裏拍があることをイメージしながら演奏する必要がある。この演奏しない裏拍の位置が安定していることが、立体感のある表拍を演奏する基本技術となる。
どんなに細かな16分音符・8分3連符・16分3連符を演奏していても、必ずその音符を更に3分割した時に表れる3つ目の音『3連裏拍』がその音符の前に入っていることを意識しながら演奏する必要がある。
表拍を演奏する時は必ず『呑む音』を意識する
私が知る限り、日本人でこれが出来る人はいない。これが出来ない根本的な理由は、日本語に末子音がないことによる。 末子音がある言語を話す人は、どんなに細かな発音がそこにあっても、必ずその前の音節の末子音を繋げて発音する習性がある。 この習慣が、ジャズなどの音楽を演奏する時のリズムとなって表出する。これが『呑む音』の本質にある。
日本語には末子音がないので、この『呑む音』の習慣がない。海外の人はベースを演奏する時に必ず最後に音を止めるのだが、この『呑む音』の欠落が原因と鳴り、日本人は何を演奏しても『ビョーン』と音を延ばして音をミュートしない現象になって表出する。
つまり『呑む音』を習得する為には、末子音を習得する必要がある。しかし末子音の存在を加味すると、発音上の子音同士の位置関係に非常に大きな影響が現れ、この新しい位置関係をきちんと把握しない限り、『末子音を発音できない』『早口すぎる』『口が回らない』という様な感覚となって、困難を感じる様になる。
この問題を解決する為に考案されたものがオフビートカウントだ。オフビートカウントは、この末子音同士の新しい位置関係の理解を助ける。

