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2008年4月11日金曜日

あー!そー! ちーっす! (mixi05-u459989-200804110317)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
あー!そー! ちーっす!
2008年04月11日03:17
取り敢えず今日までの日記を掲載します。

0:53 2008/04/09

スキポール空港に着いた。 日本はここずっと天気が良かったのに、出発の日に限って悪天候になってしまった。 おかげで成田空港での飛行機の出発時間が遅れてしまった。11:30に出発し、スキポールに着いたのは17:00 日本では23:00だった。 だから12時間かかった計算になるのだが、あまり時間の長さを感じなかった。

飛行機の中は、何かガールスカウトか何かのキャンプの団体が一緒に乗っていたため、異様に騒々しかった。 だからゆっくり出来なかったようなきもしたが、そんななかで3回うつらうつらとした。 短い時間に感じたが案外長い時間寝ていたのかもしれない。 後ろには、イギリス英語をしゃべっている女の子が2人いて、休み無くずっとしゃべり続けていた。 僕はイギリス英語が苦手で、聞いていると何を言っているのかぜんぜん聞き取れなくて混乱してくる。 でも、飛行機の中で寝ている間、ずっと彼女たちが僕に睡眠教育をしてくれたおかげで、なんとなく聞き取れるようになったような気がした。(しかし、すさまじい騒々しさで、これが日本語だったらまず間違いなくすごくむかついていたんだろうなとは思ったが。)

スキポール空港についた。 思うんだけど、僕は、もうどう見間違えようも無く、日本人の顔をしているようだ。 だから、僕が英語がある程度はなせても、まさか話せるとは思われないのだと思う。 日本でも、黒人とかがいて日本語を話せても警戒されてしまうことがおおいが、それと同じだと思う。 また、僕は、ずいぶん長いこと英語を話していないので、すっかりしゃべれなくなってしまっている。 言っていることはわかるのだが、口が動かないのだ。

それ以前に、僕は英語を使っている時間が非常に短い。 タイ語は2年間ひたすら話し続けたので、もうそういうことはないが、それでもまだタイ語を勉強しはじめたばかりのころは、タイ語を話し始めるのが苦手ですごく苦労したことを覚えている。 話し始めてしまえば話せるのだが、すこし時間がかかるのだ。 特に話さなかった期間が長くなれば長くなるほど時間がかかるようになる。 特に他の言語を話すとまるで忘れたような状況になってしまう。 でもある程度慣れてくると、多少話さなかった期間が長くても話し始めるまでに時間がかからなくなるみたいだ。

僕の英語はまだ「ほかの事をすると忘れる」レベルなので、どうしても話し始めるまでにとても時間がかかる。

今日気がついたが、僕は英語をほとんど体験せずに、勉強して身に着けた。 だから、ある状況に対する言葉が、僕独自のものに特化されてしまっている場合がかなり多い。 タイ語を勉強して気が付いたのだが、この勉強した表現ではなく「体験した表現」の数がある程度そろっていないと、スムーズに通じないのだ。 勉強して身に着けた表現だと、どうしても実際の使われ方とちょっと違ってしまうので、聞く相手に一瞬「ん?何だ? ああそういうことか!」という考える時間を要求してしまう。 僕の英語が使えるレベルになるまでには、まだ時間がかかるという意味だろう。

しかし、次のドイツ行きの飛行機が飛ぶまで3時間もある。 時間をどうやってつぶそうか...。




1:11 2008/04/09 日本人が犯しやすい3つの過ち

思うんだけど、日本人がよく言うことがある。 例えばドイツにきた日本人はドイツ人を評してこういうような事を言う。

・ドイツ人は謝らない。
・ドイツ人は適当だ。
・ドイツ人は感じが悪い

まぁそうなのかもしれない。 でも、思ったのだが、タイに来た日本人もタイ人を評して似たような事を言う。

・タイ人は謝らない。
・タイ人は適当だ。
・タイ人は感じが悪い

案外と気付かないものだが、アメリカ人に対しても似たような事を言っているような気がする。

・アメリカ人は謝らない。
・アメリカ人は適当だ。
・アメリカ人は感じが悪い

これは、そうじゃないのではないか。 むしろ変なのは日本人のほうだと僕は思う。 これは、日本人が世界的にまれなほど几帳面で謝ることをいとわない民族なのだ、ということの裏返しなのだ。

よく外人が日本人を見て「ハラキリ」「ハラキリ」って言う。 それを日本人が聞くと「ノー!今はもうハラキリはしません!」とかいうような事を言う。 でも、これは、外国人が日本人を見たときに直ぐに気が付く、日本人の懲罰的な習慣をさして「ハラキリ」といっているのだ。

日本人以外の民族は、案外普段謝ることを好まないように思う。 これは国を問わず、多くの国がそうであるように思う。 これは、日本人の懲罰的な習慣と関連している。 日本人は、例えばお店で店員が何か間違いをすると、直ぐに「店長出せ!」というように責任者を呼び出して、店員を罰するように要求する事が多いように思う。 だから、そういうことにならないように、何か問題を起こすと、取り敢えずその怒っている人の怒りを納めるために、「申し訳ありませんでした!」と謝ることが多い様に思う。 これを他の国の人はほとんどやらない。 「責任者出せ!」と怒鳴ることもよほどのことが無い限りはないのではないだろうか。 もちろん、傾向は国によって色々だろうが、とにかく僕が言いたいのは、日本は、この懲罰的な行動が著しく強い、ということだ。

これは日本人を見ると最初に気が付く特徴的な点の一つだ。 不祥事があれば責任を取って辞任するのは当たり前、自らで自らを罰することで「筋を通そう」とする日本人に対して、普段謝ることを好まない国の人は、背後に隠れているが確実に存在する「ハラキリ文化」を見出すのだろう。

ケジメなんて言葉がある。 これは日本語以外に翻訳するのがとても難しい単語の一つだと思う。 この「ケジメ」という哲学は、日本人があまり意識していない点の一つだと思う。



あともう一個の日本人の間違い「xxx人は感じが悪い」の件だが、これは、日本人の英語に対する感覚と関連しているように思う。

これがどういうことなのか、例として日本のことを考えてみる。 日本人は、日本人を中国人・韓国人と混同されることを嫌う。 これはそれぞれ、中国人・韓国人も同様だ。 それぞれ違う文化圏に住む違う国なわけで、当然違う誇りを持っている。だから、その違いを一切無視して、混同されるのは、当然非常に不愉快であり、その意見は正当だ。 そしてしばしばこの違いを理解しないヨーロッパ人に腹を立てる。

ところが、日本人は、この文化混同をしょっちゅうヨーロッパでやっている。ヨーロッパにだって色々な国があって、色々な言葉を話すし、違う文化圏に住んでおり、違う民族背景を持っている。それを混同されると、当然気分良くはないのだ。

ところが、日本人は、ヨーロッパに行くと、白人はすべてアメリカ人だといわんばかりにひたすら英語で話しかける。 これは日本人に中国語で話しかけるのと同じぐらい失礼なことだということに気が付く日本人は少ない。

もちろん、英語は国際語だという要素もあるので、ある程度は話してくれることを期待できるけど、みんな英国米国以外の国の人は、それぞれ英語には苦手感を持っているものだ。だから、英語が判るのを当然のように話しかけられると非常に不愉快なのだ。

昔日本で、ロシア人と歩いていたら、ひたすら「ハローハロー」って話しかけられたことがあった。 そのロシア人は英語が苦手で日本語しか話せないのだが、ひたすらハローハローと話しかけられる。 これは「おめーら、ロシア人もアメリカ人も同じか!」っていう風な印象を持たれるので、非常に印象がよくない。

顔つきだって国によってみんなぜんぜん違う顔をしている。 特にロシアの人は結構特徴的な顔つきをしている。 この人たちに「ハローハロー」ってしつこく言うのは、あんまり印象がよくないのだ。

外国に行って「XXX人は感じが悪い」って言っている人に限って現地の言葉を勉強しようとせずに英語で貫き通そうとしているように思う。 英語で話しかけるのは嫌われる方法ナンバーワンと肝に銘じて気をつける必要があるのではないか。

コメント一覧
トミィ   2008年04月11日 04:03
旅が又始まったんだね。気をつけて
風我   2008年04月11日 09:31
ひえ~、辛辣w。とは言え、きっと外国でも
・日本人は謝らない。
・日本人は適当だ。
・日本人は感じが悪い
と思っている人がいるに違いないでしょうね。

吹き出したのは「ハラキリ」。
人材のクビを切ったり、辞表を出すように(切腹の現代版?)迫ったりして責任を取らせる習慣は未だ根強いですが、必ずしも問題の根本的な解決にはつながらないと常々思わざるを得ません。
 
出展 2008年04月11日03:17 『あー!そー! ちーっす!』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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