ダイヤグラム 【Diagram】
2008年01月12日09:31
昨日の続き。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=681205512&owner_id=459989&org_id=681763427
それで、とにかく昨日は田町のプールに行った。 田町というのは、僕にとって結構親しみのある町だ。 なぜかというと僕は、しばらく芝浦工業大学の夜間に通っていた事があるからだ。というわけで 折角田町に行ったので芝浦工大も見に行った。 夜間がなくなったということは聞いていたが、学校自体が取り壊されてなくなっていた。 移転するとも聞いていたし驚かなかったが、でも思い出の場所がなくなるのをこうやって目の当たりにすると結構寂しいものだ。
ブラブラしてからプールに行った。 最後に来たのは2~3年前だったと思うのだけど、なんだか随分様変わりしてた。
もともと、田町のプールは深めに作ってあり泳ぎ易くいいプールだった。だけどなんというか薄暗くて陰気臭い場所ではあった。 でも、まぁその陰気臭さが結構好きでもあった。 そういうのを期待しながら久しぶりに来たら、四階にあるといわれて、あれ?と思った。 プールに入ったら天窓があってメチャメチャ明るくてきれいだった。 リニューアルしたらしく明るく清潔なプールに様変わりしていた。 結構びっくりした。 でも値段もリニューアルしていて、結構高かった。
何かお金持ちな風情な人がとても多かった。 かなり羽振りのいい感じの外国人が多くなっていたのも特筆に値する。 何故か Oh , he's really doin' well. ... っていう言葉が頭に思い浮かばれた。 ところで、僕の最近の特技は白人の顔を見て、何人か当てることだ。 白人はアジア人を見てもみんなチャイニーズだ、とか言うが、そういわれて嫌な思いをしている日本人だって、白人を見るとみんなアメリカ人だと思ってて、いやな思いをさせているのではないだろうか。 そういえば、前ロシア人と歩いていたら、知らない人から英語で話しかけられた。 ロシア人と歩いているととにかく英語で話しかけられる。 そういうロシア人は全然英語が話せないわけで、奇妙だ。
というわけで、プールには何故かロシア人が多かった。 そういえば、何故かはわからないけど、田町周辺には(多分)ロシア人の人がたくさん歩いてた様な気がする。 何故だろう。
ロシア人ってみるとすぐわかる。 目鼻にちょっと特徴があるからだ。 僕はそれくらいしかわからないけど、ロシア人に聞くとロシアでも地方によって随分顔立ちが違うのだそうだ。 あと異様に細くて背が高い。 ロシア人によると、オシリを見ることでも区別が付くそうだが、そんなことは僕にはできない。
そういえば、テレビで久しぶりにデーブスペクターを見た。 見たら思いっきり目も黒い、眉も黒いじゃないか。 眼が黒い人に金髪はいない。 デーブスペクターは髪の毛を染めているのだ。西洋人=金髪って思っているけど、実は金髪の西洋人ってすごく少なくて金髪の人はほとんど髪の毛の色を変えている。 髪の毛の色を変えている人はすぐわかる。 髪の毛の色と 眼の色と一致して無いからだ。 目の黒い人に金髪はいない。
恐らく、デーブスペクターって髪の毛を染めないと、物凄く日本人的な顔をしているのではないだろうか。 それに普通のアメリカ人はああやってわかりやすく金髪にはしないのではないだろうか。 デーブスペクターという人は、日本人の中にある架空のイメージ「アメリカ人」をやさしく理解して体現している人なのではないだろうか。
日本人はアメリカ人の真似をして金髪にしている ... とよく言われる。 髪の毛の色を変えていると 「アメリカ人の真似」なんかするな、などといわれる。 髪の毛を染めると「ヤンキー」といわれたりもする。 ヤンキーというのはあの独特なリーゼントに長めの学生服を着て漢字を多用した落書きを好む学生のことを指す代名詞として定着してしまったが、元々は英米人のことだ。 当時は髪の毛の色を変えるのは、不良の始まりとされてもいた。
だけど、真似されている当のアメリカ人だってもともと金髪というわけではなく、色を変えている人が多いわけだ。 僕はこの話を知った時、日本人は一体何を真似していたんだろうととても不思議な気持ちがしたことを覚えている。 一時期は髪の毛の色について、喧々諤々の討論があった。 学生であれば髪の毛の色をめぐって果ては進路に影響したり、人の人生まで左右するような問題にまで発展することだってあった。
この奇妙さは、他のアジアの国と比べるとわかりやすい。 例えば、タイではお祭りの時に子供たちが髪の毛を脱色するのが慣わしだ。 それは単に楽しげな雰囲気の演出の一環でしかない。 そこには何のイデオロギーも無い。 ありようがない。 本来髪の毛の色なんてどうでもいい事なのだ。
日本人は髪の毛を染めてしまえばそれは日本人的ではない、と考えている。 でも本当はそうじゃない。 それ自体が日本人らしい。 髪の毛の色を変えている行為自体が... もっといえば それに対して漠然と後ろめたさを感じて喧々諤々の討論をしながらも髪の毛の色を変えること自体が... 更には髪の色を変えることにいちいち精神論を持ち出すこと自体が ... 結果的にとても日本人らしい行動だと僕は思う。
話がそれた。 とにかく田町のプールは陰気臭くて薄暗いあの僕の知っている田町のプールから、セレブな明るく清潔なプールに変貌していたのだった。
◇
いつも久しぶりに何かをすると、体が慣れて無いのに楽しくなってメチャメチャたくさんやってしまい調子が悪くなるというパターンを繰り返してしまう。 今回はそういうことが無いように、と思っていたのだが、案の定やってしまった。 だんだん楽しくなってきて、もう手があがらねーとか思っているのだけど、それが気持ちよくなって、もっとやってしまった。 あー気持ちよかったとおもって、水から上がったらまっすぐ歩けない。 頭も痛かった。 酸欠になったのである。 今度こそはもうやるまい、と思っていたのに懲りずにまたやってしまった。 新しい田町のプールは水温が高い様な気がする。 水温が高いと最初泳ぎ易いのだけど、ガンガンやった時にすごく調子が悪くなり易い様な気がする。 外に出てわざわざ冷たい水を浴びに行ってしまった。 冷たい水を浴びたら良くなった。 それでよせばいいのにまた泳いでしまった。 というわけで、ヘトヘトになるまで泳いだ。
◇
泳ぎ終わって外に出た。 靴を履くのも億劫で、ぼんやり座っていたら、隣のおじさんが話しかけてきた。 何か面倒だなぁと思っていたのだけど、何か変な人で興味を引いた。 何でも麻布十番に住んでいるという。 へー、すごいじゃないですかってさりげなく相槌を打っていたのだけど、何か近所に芸能人のxxxが住んでいるとか、ホリエモンを見たとか、散歩でヒルズまで歩くのだとか、いう話が目白押しだった。 港区界隈で乗馬クラブに行ったりゴルフに行ったり... 普通こういう話を聞くといやになってしまうのだが、メチャメチャ金持ちの人って言うのは、話をちょっと聞くとわかる。 自慢げじゃないのだ。 まぁ、あるいは本当は金持ちじゃないんだけどそうやって見せかけようとしている人なのかもしれない。 でも往々にしてとても苦労人の人が多いので、いずれにしても感じがいい人が多いと僕は思う。 だから何か話し込んでしまった。
何か聞けば世界中にご子息が居てあっちこっちでいい暮らしをしているという話だった。 そういうおじさんの話は誇らしげだった。 俺はね、20年前に定年退職するまで、神保町のS社で編集やってたんだ! という。 20年前の神保町S社といえば、S社がもっとも調子がよかった時期である。 へー!結構いい仕事ついてたんですね!と言ったら、誇らしげだった。
でも何か、寂しそうなのだ。 世界中にご子息が居るというのに、しかも麻布十番に住んでいるというのに、一人なのだそうで、可哀想だとは思わないけど、辛いんだろうなと思った。 麻布十番は物価が高いから、銀座で買い物をするんだという。 銀座も充分高いっつーの。 それで木村屋の高級ドラ焼きと缶コーヒーをいっぱい持ち歩いて、会う日と会う人に配っていた。 僕も貰った。 でも何か寂しそうだな、と僕は感じた。
でもこういう人って、独特の魅力がある人が多いように思う。 大体、相続して金持ちになった程度では60も過ぎると金を使い果たしておしまいである。 60過ぎてお金を残したということは、それなりに何かを持っていたということなのだと思う。 実際この人の気配りは細やかだと思った。
経済の話が好きで色々な話をしていた。 でも 早川工業っていうのは、なんだかわからなかった。 シャープのことらしかった。 パナソニックも「えーとパナなんだっけ」だった。 おじさんにとってパナソニックはあくまでも松下だった。 でもそれが何か昔の雰囲気を生々しく感じられて僕は面白かった。
今日は乗馬クラブに行く日だから、今度乗馬クラブが無い日に 叙々苑にヤキニク食いに行こう、と言われた。 楽しみにしてますといって、僕は分かれた。
◇
芝浦には運河が流れていて運河周辺が公園になっている。 僕はそこが好きで、夜学にいた時はよくそこでお弁当を食べた。 2000年の話だ。 ついこの間の様な気がするけどもう8年も経ってしまった。 いやだなぁ。 でもその間本当にいろいろな事があったな。 その公園には猫がたくさんいるのだけど、相変わらずネコがいっぱいすんでいた。 僕はそこで80円のオレンジジュースを飲んだ。 久しぶりにそこで飲み食いした。
角に前プロントがあったと記憶しているのだけど、今は無かった。 そこで非常勤講師の哲学の先生と話をしたりして、すごく楽しかった事を覚えている。 今どうしているのかな。 無くなって悲しかったが、そこが僕が大好きなエクセルシオールカフェになっていたのは、めっけもんだった。 エクセルシオールカフェに入った。 今日は母が家でご飯を作って待っていてくれるはずだったので、ボツボツ帰ろうと思っていた。
でもそこで僕は思いついてしまった! ダイヤグラムを作ればいいんだ! 仕事が行き詰って... これまでずっとうーん、うーんとうなされていたのだけど、ハッとした。 パッと思いついた! それでダイヤグラムを描き始めたら、僕が思っていたよりもずっと複雑な図形になったのだった。 これを頭の中だけで組み立てようとしていたから、苦しかったんだな。
かねてから図にすることが大切だと思っている。 だけど、じゃぁ図にしよう、と思っても頭の中で図が浮かびあがってないと結局図を書くことが出来ない。 図を描くときはすでに図が頭の中にあるときだ。 こうなった段階で、初めて書くことですっきりするのだけど、そうなるまでがとても苦しい。
何かを思いつく瞬間っていうのは、いつもとても不思議だ。 思いつく時はすぐ思いつくのだけど、かといって悩んでいる時間をはしょるとあまり思いつかない。 立ち上がったり、トイレに入ったり、冷たい水を浴びたりした時によく起こるような気もするが、はっきりした事はわからない。 とても偶然が多く関わる現象だと思う。 とはいえ一ついえることは座っている時はあまり思いつかないということだ。 しかし座っている時間が短いと立ち上がった時に思いつくことも少ない様な気がする。 いずれにしても、じっとしているとあまりよくないことも経験的に知っている。 サウナに入った後やスポーツのあとも多い。
家に帰ったら待ちくたびれた母と祖母に怒られてしまった。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=681205512&owner_id=459989&org_id=681763427
それで、とにかく昨日は田町のプールに行った。 田町というのは、僕にとって結構親しみのある町だ。 なぜかというと僕は、しばらく芝浦工業大学の夜間に通っていた事があるからだ。というわけで 折角田町に行ったので芝浦工大も見に行った。 夜間がなくなったということは聞いていたが、学校自体が取り壊されてなくなっていた。 移転するとも聞いていたし驚かなかったが、でも思い出の場所がなくなるのをこうやって目の当たりにすると結構寂しいものだ。
ブラブラしてからプールに行った。 最後に来たのは2~3年前だったと思うのだけど、なんだか随分様変わりしてた。
もともと、田町のプールは深めに作ってあり泳ぎ易くいいプールだった。だけどなんというか薄暗くて陰気臭い場所ではあった。 でも、まぁその陰気臭さが結構好きでもあった。 そういうのを期待しながら久しぶりに来たら、四階にあるといわれて、あれ?と思った。 プールに入ったら天窓があってメチャメチャ明るくてきれいだった。 リニューアルしたらしく明るく清潔なプールに様変わりしていた。 結構びっくりした。 でも値段もリニューアルしていて、結構高かった。
何かお金持ちな風情な人がとても多かった。 かなり羽振りのいい感じの外国人が多くなっていたのも特筆に値する。 何故か Oh , he's really doin' well. ... っていう言葉が頭に思い浮かばれた。 ところで、僕の最近の特技は白人の顔を見て、何人か当てることだ。 白人はアジア人を見てもみんなチャイニーズだ、とか言うが、そういわれて嫌な思いをしている日本人だって、白人を見るとみんなアメリカ人だと思ってて、いやな思いをさせているのではないだろうか。 そういえば、前ロシア人と歩いていたら、知らない人から英語で話しかけられた。 ロシア人と歩いているととにかく英語で話しかけられる。 そういうロシア人は全然英語が話せないわけで、奇妙だ。
というわけで、プールには何故かロシア人が多かった。 そういえば、何故かはわからないけど、田町周辺には(多分)ロシア人の人がたくさん歩いてた様な気がする。 何故だろう。
ロシア人ってみるとすぐわかる。 目鼻にちょっと特徴があるからだ。 僕はそれくらいしかわからないけど、ロシア人に聞くとロシアでも地方によって随分顔立ちが違うのだそうだ。 あと異様に細くて背が高い。 ロシア人によると、オシリを見ることでも区別が付くそうだが、そんなことは僕にはできない。
そういえば、テレビで久しぶりにデーブスペクターを見た。 見たら思いっきり目も黒い、眉も黒いじゃないか。 眼が黒い人に金髪はいない。 デーブスペクターは髪の毛を染めているのだ。西洋人=金髪って思っているけど、実は金髪の西洋人ってすごく少なくて金髪の人はほとんど髪の毛の色を変えている。 髪の毛の色を変えている人はすぐわかる。 髪の毛の色と 眼の色と一致して無いからだ。 目の黒い人に金髪はいない。
恐らく、デーブスペクターって髪の毛を染めないと、物凄く日本人的な顔をしているのではないだろうか。 それに普通のアメリカ人はああやってわかりやすく金髪にはしないのではないだろうか。 デーブスペクターという人は、日本人の中にある架空のイメージ「アメリカ人」をやさしく理解して体現している人なのではないだろうか。
日本人はアメリカ人の真似をして金髪にしている ... とよく言われる。 髪の毛の色を変えていると 「アメリカ人の真似」なんかするな、などといわれる。 髪の毛を染めると「ヤンキー」といわれたりもする。 ヤンキーというのはあの独特なリーゼントに長めの学生服を着て漢字を多用した落書きを好む学生のことを指す代名詞として定着してしまったが、元々は英米人のことだ。 当時は髪の毛の色を変えるのは、不良の始まりとされてもいた。
だけど、真似されている当のアメリカ人だってもともと金髪というわけではなく、色を変えている人が多いわけだ。 僕はこの話を知った時、日本人は一体何を真似していたんだろうととても不思議な気持ちがしたことを覚えている。 一時期は髪の毛の色について、喧々諤々の討論があった。 学生であれば髪の毛の色をめぐって果ては進路に影響したり、人の人生まで左右するような問題にまで発展することだってあった。
この奇妙さは、他のアジアの国と比べるとわかりやすい。 例えば、タイではお祭りの時に子供たちが髪の毛を脱色するのが慣わしだ。 それは単に楽しげな雰囲気の演出の一環でしかない。 そこには何のイデオロギーも無い。 ありようがない。 本来髪の毛の色なんてどうでもいい事なのだ。
日本人は髪の毛を染めてしまえばそれは日本人的ではない、と考えている。 でも本当はそうじゃない。 それ自体が日本人らしい。 髪の毛の色を変えている行為自体が... もっといえば それに対して漠然と後ろめたさを感じて喧々諤々の討論をしながらも髪の毛の色を変えること自体が... 更には髪の色を変えることにいちいち精神論を持ち出すこと自体が ... 結果的にとても日本人らしい行動だと僕は思う。
話がそれた。 とにかく田町のプールは陰気臭くて薄暗いあの僕の知っている田町のプールから、セレブな明るく清潔なプールに変貌していたのだった。
◇
いつも久しぶりに何かをすると、体が慣れて無いのに楽しくなってメチャメチャたくさんやってしまい調子が悪くなるというパターンを繰り返してしまう。 今回はそういうことが無いように、と思っていたのだが、案の定やってしまった。 だんだん楽しくなってきて、もう手があがらねーとか思っているのだけど、それが気持ちよくなって、もっとやってしまった。 あー気持ちよかったとおもって、水から上がったらまっすぐ歩けない。 頭も痛かった。 酸欠になったのである。 今度こそはもうやるまい、と思っていたのに懲りずにまたやってしまった。 新しい田町のプールは水温が高い様な気がする。 水温が高いと最初泳ぎ易いのだけど、ガンガンやった時にすごく調子が悪くなり易い様な気がする。 外に出てわざわざ冷たい水を浴びに行ってしまった。 冷たい水を浴びたら良くなった。 それでよせばいいのにまた泳いでしまった。 というわけで、ヘトヘトになるまで泳いだ。
◇
泳ぎ終わって外に出た。 靴を履くのも億劫で、ぼんやり座っていたら、隣のおじさんが話しかけてきた。 何か面倒だなぁと思っていたのだけど、何か変な人で興味を引いた。 何でも麻布十番に住んでいるという。 へー、すごいじゃないですかってさりげなく相槌を打っていたのだけど、何か近所に芸能人のxxxが住んでいるとか、ホリエモンを見たとか、散歩でヒルズまで歩くのだとか、いう話が目白押しだった。 港区界隈で乗馬クラブに行ったりゴルフに行ったり... 普通こういう話を聞くといやになってしまうのだが、メチャメチャ金持ちの人って言うのは、話をちょっと聞くとわかる。 自慢げじゃないのだ。 まぁ、あるいは本当は金持ちじゃないんだけどそうやって見せかけようとしている人なのかもしれない。 でも往々にしてとても苦労人の人が多いので、いずれにしても感じがいい人が多いと僕は思う。 だから何か話し込んでしまった。
何か聞けば世界中にご子息が居てあっちこっちでいい暮らしをしているという話だった。 そういうおじさんの話は誇らしげだった。 俺はね、20年前に定年退職するまで、神保町のS社で編集やってたんだ! という。 20年前の神保町S社といえば、S社がもっとも調子がよかった時期である。 へー!結構いい仕事ついてたんですね!と言ったら、誇らしげだった。
でも何か、寂しそうなのだ。 世界中にご子息が居るというのに、しかも麻布十番に住んでいるというのに、一人なのだそうで、可哀想だとは思わないけど、辛いんだろうなと思った。 麻布十番は物価が高いから、銀座で買い物をするんだという。 銀座も充分高いっつーの。 それで木村屋の高級ドラ焼きと缶コーヒーをいっぱい持ち歩いて、会う日と会う人に配っていた。 僕も貰った。 でも何か寂しそうだな、と僕は感じた。
でもこういう人って、独特の魅力がある人が多いように思う。 大体、相続して金持ちになった程度では60も過ぎると金を使い果たしておしまいである。 60過ぎてお金を残したということは、それなりに何かを持っていたということなのだと思う。 実際この人の気配りは細やかだと思った。
経済の話が好きで色々な話をしていた。 でも 早川工業っていうのは、なんだかわからなかった。 シャープのことらしかった。 パナソニックも「えーとパナなんだっけ」だった。 おじさんにとってパナソニックはあくまでも松下だった。 でもそれが何か昔の雰囲気を生々しく感じられて僕は面白かった。
今日は乗馬クラブに行く日だから、今度乗馬クラブが無い日に 叙々苑にヤキニク食いに行こう、と言われた。 楽しみにしてますといって、僕は分かれた。
◇
芝浦には運河が流れていて運河周辺が公園になっている。 僕はそこが好きで、夜学にいた時はよくそこでお弁当を食べた。 2000年の話だ。 ついこの間の様な気がするけどもう8年も経ってしまった。 いやだなぁ。 でもその間本当にいろいろな事があったな。 その公園には猫がたくさんいるのだけど、相変わらずネコがいっぱいすんでいた。 僕はそこで80円のオレンジジュースを飲んだ。 久しぶりにそこで飲み食いした。
角に前プロントがあったと記憶しているのだけど、今は無かった。 そこで非常勤講師の哲学の先生と話をしたりして、すごく楽しかった事を覚えている。 今どうしているのかな。 無くなって悲しかったが、そこが僕が大好きなエクセルシオールカフェになっていたのは、めっけもんだった。 エクセルシオールカフェに入った。 今日は母が家でご飯を作って待っていてくれるはずだったので、ボツボツ帰ろうと思っていた。
でもそこで僕は思いついてしまった! ダイヤグラムを作ればいいんだ! 仕事が行き詰って... これまでずっとうーん、うーんとうなされていたのだけど、ハッとした。 パッと思いついた! それでダイヤグラムを描き始めたら、僕が思っていたよりもずっと複雑な図形になったのだった。 これを頭の中だけで組み立てようとしていたから、苦しかったんだな。
かねてから図にすることが大切だと思っている。 だけど、じゃぁ図にしよう、と思っても頭の中で図が浮かびあがってないと結局図を書くことが出来ない。 図を描くときはすでに図が頭の中にあるときだ。 こうなった段階で、初めて書くことですっきりするのだけど、そうなるまでがとても苦しい。
何かを思いつく瞬間っていうのは、いつもとても不思議だ。 思いつく時はすぐ思いつくのだけど、かといって悩んでいる時間をはしょるとあまり思いつかない。 立ち上がったり、トイレに入ったり、冷たい水を浴びたりした時によく起こるような気もするが、はっきりした事はわからない。 とても偶然が多く関わる現象だと思う。 とはいえ一ついえることは座っている時はあまり思いつかないということだ。 しかし座っている時間が短いと立ち上がった時に思いつくことも少ない様な気がする。 いずれにしても、じっとしているとあまりよくないことも経験的に知っている。 サウナに入った後やスポーツのあとも多い。
家に帰ったら待ちくたびれた母と祖母に怒られてしまった。
コメント一覧
ジャコビ 2008年01月12日 11:02
私も行き詰まった時に、シャワーを浴びたり、ジムに行ったりします。何か淡々とやっていると頭の中の整理がつくようです。
さい 2008年01月13日 06:13
私は朝目が覚めたと同時に思いつくことが多いです。
目が覚めて「あ!そうだった!」といいながら
いきなり起き上がって歩き回り何かやりだします。
目が覚めて「あ!そうだった!」といいながら
いきなり起き上がって歩き回り何かやりだします。
ジャコビ 2008年01月13日 07:03
思い出したんですけど、山形県酒田市出身の友人にとって、子供の頃「外人」といえば「ロシア人」を連想したそうです。東京に出て来てから「外人」が「アメリカ人」を大むね指している事を知って驚いたそうです。