本を買った。
2006年12月30日02:09
今日も本屋さんに行った。今日は、気分を変えて横浜の有燐堂まで行った。 目的は「皆殺しの数学」という本とグラフ理論関係の本を探しに行く事だ。
僕は、最近コンピューター関連の本が気持ち悪くて読めない。 ノウハウ本は必要に応じて買ってもよいと思うけど … 普通の解説本はどの本もどの本も、凄く表面的なことしか書いていないのでつまらない。 つまらないどころか、読むといちいち違和感を感じて、反論反例を探したくなってしまい我慢できなくなってしまうので切りがない。 どの本も凄く場当たり的なことしか書いていないし、うんざりしてくる。 いっそのこと本屋さんが無いタイにこもっていた方が集中できていい。
次世代のインターネットシステムでは、暗号理論が必須だとされているけど、暗号理論の本コーナーはどの本屋でも実に隅っこに追いやられているし...。
ある人が「本屋に入ると『自分の人生でこれらの本を全部読むことは出来ないんだ』って思えて悲しくなる」って言っていた。 僕はそれを聞いて、知的好奇心の奥深さを見たようなきがしたのだけど、今は、そうじゃないこともあるのではないかと思う。 「本屋に入っても、本当に読むべき本は、ほんの一握りだ。」と言ったほうがホントっぽい様な気がする。 これだけ情報が氾濫していると、読む本を厳選して精読するというのは、すごく大切ではないだろうか。
ましてや... プログラミングというのは実践的な物なので、自分でやって経験をつけないと結局判らない。 人が言った事を「ははぁ」と言って聞いている程度では、身に付かないし。 自分で苦労して解いていかないと結局は身に付かない。
世の中が効率化して100%のスピードで走っていると、方向転換するゆとりがなくなる、っていうけど、こういう場当たり的な本が氾濫しているのは、そういうことなんだろうか。
WEB2.0関連の本が平積みでバーッと並んでいるのを見ると、心底、世も末だと思う。 来年の8月ぐらいには飽きられるかな。
○こないだ買った本一覧
・暗号技術大全
http://www.amazon.co.jp/%E6%9A%97%E5%8F%B7%E6%8A%80%E8%A1%93%E5%A4%A7%E5%85%A8-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%BC/dp/4797319119
⇒暗号技術の本はこの本を置いてないと言われている有名な本
・Applied Cryptography
http://www.schneier.com/book-applied.html
⇒暗号技術大全の原文
・Graphs, Algorithms, and Optimization
http://www.amazon.com/Algorithms-Optimization-Discrete-Mathematics-Applications/dp/1584883960
⇒グラフ理論をアルゴリズムという観点から書いた本
・PGP 暗号メールと電子署名
http://www.oreilly.co.jp/books/4900900028/
⇒暗号に関するトータルソリューションであるPGPに関する解説。PGPは色々な暗号の組み合わせ方が非常に絶妙で、この組み合わせの定石をよく知ることは新しい形のシステム設計にとって極めて重要だと思う。
○今日買った本
・知りたいことがすぐわかる 数・式・記号の英語
http://www.amazon.co.jp/%E7%9F%A5%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%99%E3%81%90%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B-%E6%95%B0%E3%83%BB%E5%BC%8F%E3%83%BB%E8%A8%98%E5%8F%B7%E3%81%AE%E8%8B%B1%E8%AA%9E-%E9%B5%9C%E6%B2%BC-%E4%BB%81/dp/4621073400
論理的な文章を英語で書きたい、といつも思っていたのだけど、正しくはなんと言うか知らない事ばかりだった。この本にはそういう基礎がチャート式に濃縮して書かれていたのでチェック。
・弱点克服 大学生の線形代数
http://www.amazon.co.jp/%E5%BC%B1%E7%82%B9%E5%85%8B%E6%9C%8D-%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%AE%E7%B7%9A%E5%BD%A2%E4%BB%A3%E6%95%B0-%E6%B1%9F%E5%B7%9D-%E5%8D%9A%E5%BA%B7/dp/4489007493
とにかく手を動かして練習問題を解いていく様になっている線形代数の本で、一貫してやら無くてもよいようになっていた。 僕みたいにまばらな知識はあるが出来ない、という人に向いているような気がした。
・春宵十話 (岡 潔)
http://www.amazon.co.jp/%E6%98%A5%E5%AE%B5%E5%8D%81%E8%A9%B1-%E9%9A%8F%E7%AD%86%E9%9B%86-%E6%95%B0%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%8C%E7%B6%B4%E3%82%8B%E4%BA%BA%E7%94%9F1-%E5%B2%A1-%E6%BD%94/dp/4334741460
数学者 岡 潔の本。 名前が似ていることがきっかけである人に教えてもらって知ったのだけど、なんともすごい人で、名前が似ている事を誇りに思う。(名前が似てるだけで関係は無いけど) 学術だけでなく、文芸も尊んだ人だったらしい。
・線形代数と幾何
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E8%A1%8C%E5%88%97%E3%81%8C%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%AB%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E7%B7%9A%E5%BD%A2%E4%BB%A3%E6%95%B0%E3%81%A8%E5%B9%BE%E4%BD%95-%E6%B1%9F%E8%A6%8B-%E5%9C%AD%E5%8F%B8/dp/4320017641
線形代数の本だけど、記号がどのような空間のイメージを表しているのかが逐一書いてあって、僕みたいに論理ではなく絵の様なイメージでいろいろなものを理解している者には有り難い。
・グラフ理論
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E7%90%86%E8%AB%96-R-%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB/dp/4431708766
グラフ理論の本。 Graphs, Algorithms, and Optimization と違って、数式による厳密な証明が多い本。 今回最大のチャレンジ。
○今日買った読み物
・スティーブ・ジョブズ-偶像復活
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96%E3%82%BA-%E5%81%B6%E5%83%8F%E5%BE%A9%E6%B4%BB-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BBS%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0/dp/4492501479/sr=11-1/qid=1167410574/ref=sr_11_1/250-2470085-9330629
スティーブジョブスの話(自伝ではない)
・指導者の条件
http://www.amazon.co.jp/%E6%8C%87%E5%B0%8E%E8%80%85%E3%81%AE%E6%9D%A1%E4%BB%B6-%E6%9D%BE%E4%B8%8B-%E5%B9%B8%E4%B9%8B%E5%8A%A9/dp/4569647227
・人を活かす経営
http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E8%A3%85%E7%89%88-%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%B4%BB%E3%81%8B%E3%81%99%E7%B5%8C%E5%96%B6-%E6%9D%BE%E4%B8%8B-%E5%B9%B8%E4%B9%8B%E5%8A%A9/dp/4569657044
松下幸之助の本。 僕はパナソニック・松下が凄く好きだ。 世界中どこに行ってもパナソニックは親しまれている。 絶対に格好をつけないのに、凄く高性能で使いやすく壊れない。 経営という事に関して凄く重要な事が濃縮して書かれているような濃厚な本で、末永く読もうと思った。
・やりたいことをやれ
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%84%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E3%82%84%E3%82%8C-%E6%9C%AC%E7%94%B0-%E5%AE%97%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4569641881
本田宗一郎の本
・海辺のカフカ
http://www.amazon.co.jp/%E6%B5%B7%E8%BE%BA%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%AB%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E6%9D%91%E4%B8%8A-%E6%98%A5%E6%A8%B9/dp/4103534133
タイで英語版を沢山見かけた。 世界中で話題になっているだけでなく、内容の評価もすごく高いので、チェック。
僕は、最近コンピューター関連の本が気持ち悪くて読めない。 ノウハウ本は必要に応じて買ってもよいと思うけど … 普通の解説本はどの本もどの本も、凄く表面的なことしか書いていないのでつまらない。 つまらないどころか、読むといちいち違和感を感じて、反論反例を探したくなってしまい我慢できなくなってしまうので切りがない。 どの本も凄く場当たり的なことしか書いていないし、うんざりしてくる。 いっそのこと本屋さんが無いタイにこもっていた方が集中できていい。
次世代のインターネットシステムでは、暗号理論が必須だとされているけど、暗号理論の本コーナーはどの本屋でも実に隅っこに追いやられているし...。
ある人が「本屋に入ると『自分の人生でこれらの本を全部読むことは出来ないんだ』って思えて悲しくなる」って言っていた。 僕はそれを聞いて、知的好奇心の奥深さを見たようなきがしたのだけど、今は、そうじゃないこともあるのではないかと思う。 「本屋に入っても、本当に読むべき本は、ほんの一握りだ。」と言ったほうがホントっぽい様な気がする。 これだけ情報が氾濫していると、読む本を厳選して精読するというのは、すごく大切ではないだろうか。
ましてや... プログラミングというのは実践的な物なので、自分でやって経験をつけないと結局判らない。 人が言った事を「ははぁ」と言って聞いている程度では、身に付かないし。 自分で苦労して解いていかないと結局は身に付かない。
世の中が効率化して100%のスピードで走っていると、方向転換するゆとりがなくなる、っていうけど、こういう場当たり的な本が氾濫しているのは、そういうことなんだろうか。
WEB2.0関連の本が平積みでバーッと並んでいるのを見ると、心底、世も末だと思う。 来年の8月ぐらいには飽きられるかな。
○こないだ買った本一覧
・暗号技術大全
http://www.amazon.co.jp/%E6%9A%97%E5%8F%B7%E6%8A%80%E8%A1%93%E5%A4%A7%E5%85%A8-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%BC/dp/4797319119
⇒暗号技術の本はこの本を置いてないと言われている有名な本
・Applied Cryptography
http://www.schneier.com/book-applied.html
⇒暗号技術大全の原文
・Graphs, Algorithms, and Optimization
http://www.amazon.com/Algorithms-Optimization-Discrete-Mathematics-Applications/dp/1584883960
⇒グラフ理論をアルゴリズムという観点から書いた本
・PGP 暗号メールと電子署名
http://www.oreilly.co.jp/books/4900900028/
⇒暗号に関するトータルソリューションであるPGPに関する解説。PGPは色々な暗号の組み合わせ方が非常に絶妙で、この組み合わせの定石をよく知ることは新しい形のシステム設計にとって極めて重要だと思う。
○今日買った本
・知りたいことがすぐわかる 数・式・記号の英語
http://www.amazon.co.jp/%E7%9F%A5%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%99%E3%81%90%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B-%E6%95%B0%E3%83%BB%E5%BC%8F%E3%83%BB%E8%A8%98%E5%8F%B7%E3%81%AE%E8%8B%B1%E8%AA%9E-%E9%B5%9C%E6%B2%BC-%E4%BB%81/dp/4621073400
論理的な文章を英語で書きたい、といつも思っていたのだけど、正しくはなんと言うか知らない事ばかりだった。この本にはそういう基礎がチャート式に濃縮して書かれていたのでチェック。
・弱点克服 大学生の線形代数
http://www.amazon.co.jp/%E5%BC%B1%E7%82%B9%E5%85%8B%E6%9C%8D-%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%AE%E7%B7%9A%E5%BD%A2%E4%BB%A3%E6%95%B0-%E6%B1%9F%E5%B7%9D-%E5%8D%9A%E5%BA%B7/dp/4489007493
とにかく手を動かして練習問題を解いていく様になっている線形代数の本で、一貫してやら無くてもよいようになっていた。 僕みたいにまばらな知識はあるが出来ない、という人に向いているような気がした。
・春宵十話 (岡 潔)
http://www.amazon.co.jp/%E6%98%A5%E5%AE%B5%E5%8D%81%E8%A9%B1-%E9%9A%8F%E7%AD%86%E9%9B%86-%E6%95%B0%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%8C%E7%B6%B4%E3%82%8B%E4%BA%BA%E7%94%9F1-%E5%B2%A1-%E6%BD%94/dp/4334741460
数学者 岡 潔の本。 名前が似ていることがきっかけである人に教えてもらって知ったのだけど、なんともすごい人で、名前が似ている事を誇りに思う。(名前が似てるだけで関係は無いけど) 学術だけでなく、文芸も尊んだ人だったらしい。
・線形代数と幾何
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E8%A1%8C%E5%88%97%E3%81%8C%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%AB%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E7%B7%9A%E5%BD%A2%E4%BB%A3%E6%95%B0%E3%81%A8%E5%B9%BE%E4%BD%95-%E6%B1%9F%E8%A6%8B-%E5%9C%AD%E5%8F%B8/dp/4320017641
線形代数の本だけど、記号がどのような空間のイメージを表しているのかが逐一書いてあって、僕みたいに論理ではなく絵の様なイメージでいろいろなものを理解している者には有り難い。
・グラフ理論
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E7%90%86%E8%AB%96-R-%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB/dp/4431708766
グラフ理論の本。 Graphs, Algorithms, and Optimization と違って、数式による厳密な証明が多い本。 今回最大のチャレンジ。
○今日買った読み物
・スティーブ・ジョブズ-偶像復活
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96%E3%82%BA-%E5%81%B6%E5%83%8F%E5%BE%A9%E6%B4%BB-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BBS%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0/dp/4492501479/sr=11-1/qid=1167410574/ref=sr_11_1/250-2470085-9330629
スティーブジョブスの話(自伝ではない)
・指導者の条件
http://www.amazon.co.jp/%E6%8C%87%E5%B0%8E%E8%80%85%E3%81%AE%E6%9D%A1%E4%BB%B6-%E6%9D%BE%E4%B8%8B-%E5%B9%B8%E4%B9%8B%E5%8A%A9/dp/4569647227
・人を活かす経営
http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E8%A3%85%E7%89%88-%E4%BA%BA%E3%82%92%E6%B4%BB%E3%81%8B%E3%81%99%E7%B5%8C%E5%96%B6-%E6%9D%BE%E4%B8%8B-%E5%B9%B8%E4%B9%8B%E5%8A%A9/dp/4569657044
松下幸之助の本。 僕はパナソニック・松下が凄く好きだ。 世界中どこに行ってもパナソニックは親しまれている。 絶対に格好をつけないのに、凄く高性能で使いやすく壊れない。 経営という事に関して凄く重要な事が濃縮して書かれているような濃厚な本で、末永く読もうと思った。
・やりたいことをやれ
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%84%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E3%82%84%E3%82%8C-%E6%9C%AC%E7%94%B0-%E5%AE%97%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4569641881
本田宗一郎の本
・海辺のカフカ
http://www.amazon.co.jp/%E6%B5%B7%E8%BE%BA%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%AB%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E6%9D%91%E4%B8%8A-%E6%98%A5%E6%A8%B9/dp/4103534133
タイで英語版を沢山見かけた。 世界中で話題になっているだけでなく、内容の評価もすごく高いので、チェック。
コメント一覧
つっきー 2006年12月30日 02:20
「皆殺しの数学」は?
おかあつ 2006年12月30日 02:24
書き忘れた。 買おうと思ったら売り切れだったんだよ。1990年だったかな。 ワニ本で結構古い本なんだね...。
(皆殺しの数学は つっきーが紹介してくれた本です)
(皆殺しの数学は つっきーが紹介してくれた本です)
さい 2006年12月30日 07:10
海辺のカフカ、出る前から楽しみにしてたのに
未だに読んでないよ~(遅すぎ)
未だに読んでないよ~(遅すぎ)