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2006年12月31日日曜日

Yコミュでのケンカ (mixi05-u459989-200612312232)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
Yコミュでのケンカ
2006年12月31日22:32
Yコミュニティで、Rさんという女の子が「電波系書き込み」を連続して続けていたので、管理人Mさんが困っていた。 助け舟を出そうとおもって、Rさんをたしなめてみた。Rさんは、一瞬自粛したように見えたのだが、Rさんは、依然として意にせず書き込みを続けていた。 Rさんは当然強い反感を買った。

僕も、最初は何じゃこいつはと思い、憤りを感じた。 タイミングも良すぎた。 僕の意見が出たあと「わかりました。」と発言した直後、またババババと書き込んでいた。

最初、怒りを感じたのだが、僕は、不思議と悪意は感じなかった。 彼女は強い内向性を持った人で共感性が掛けていると思った。 だが、僕には、残念ながら、そういう友達が、某T岡氏(^-^; をはじめ、少なくなかった。

管理人M氏は、非常に感情的に過敏な反応をしてしまった。 その後、厳しい警告文のあと退会処分にまでしてしまった。 僕は、なんとなく、無謀だと思いはしたが、彼女の弁護をしてみる事にした。

僕は「平等」という立場をとりたかった。 そう思うのは、外国にいて被差別グループとして扱われ悔しかった経験があるからだろうか。 一度でも平等に扱われなかった経験があれば、他人を不平等に扱おうなんて思わなくなるものだ。

人種や思想 身体的特徴によって、冷遇したり優遇したりすることはよくない。 何故なら、それによって多様性が失われて、長期的に見れば社会全体が閉塞して停滞するからだ。

ところが、そのためには、そうしても、話し合って理解を深める必要が、どうしてもでてしまう。 それっていうのは、実に面倒くさい事なのだ。 時間も掛かる。 自分が自分が素晴らしいと思っている=『自信』だと思っていることが、実は本当の自信ではないという残酷な事実を知る辛い作業でもある。

だから、普通、多数派という楽な立場にいれば、討論なんかしようと思わない物だ。 でも、少数派にとって見れば、討論が存在必須条件なので、死活を掛けて頑張って討論する。 そこに温度差が発生する。 少数派は、多数派からは「何でこいつは、そんなムキになる必要があるのか」という滑稽な印象しか持たれない。

客観的に見て、こういう事実がある。

少数派の意見を理解するのは、さほど難しくない。 少数派は、自分の立場を一生懸命説明するし、相手の意見に耳を書ける謙虚さがあるからだ。 それと比較して、多数派の意見を理解するのは極めて困難だ。 その意見には具体的な理由がないうえ、それを意識して説明しようともしないからだ。

また、少数派は、多数派に意義を唱えれば、あっという間に疎外されて生活が成り立たなくなってしまうので、異議を唱えなようともしないものだ。

だから、この事実は、絶対に、世の中で明るみに出ない。

でも、だからと言って、発言をやめてしまえば、この事実は絶対に世の中の知るところとならないだろう。

こういう齟齬が出たときは、黙っているのが最もよい対処方法だが、僕は、出来るだけきちんと説明をすることにしている。 「みんながそういってるから」という風な説明をしないように努めている。 少数派の意見であっても、その正当性を伝えようと努力することが大切だと思う。 伝わらなくても、説明をやめてしまってはいけないと思う。


格差格差とよく言われるようになった。 日本の社会全体に、漠然とした閉塞感が漂っていることも叫ばれて久しい。 僕は、ここに、「日本国民総孤独」とでも言うべき、構造があるように見える。

実は、みな違うことを感じて、違うことを考えているのだが、それを表現する技術もなく、表現することを社会的に許されても居ないため、みな孤独なのだ。

よく日本人留学生は、「日本では友達を作る事が難しい」というのを耳にする。 当然である。 日本人生徒自体も友達が作れない事を悩んでいるぐらいなのだから。

僕は、ここではっきり言っておきたいと思うけど、こんな状況の国は日本ぐらいだ。 日本はこの点、極めて特殊だと思う。

日本というのは、東洋と西洋の真ん中に落ちてしまった国なのではないかと思う。 東洋的な曖昧さと愛情の世界を捨て、西洋的な厳密さと論理の世界に生きる事を決断した東洋唯一の国が日本ではないか。

ところが、論理と厳密さというのは、ある種の人間の心の問題を先鋭化させると僕は思う。 そこでは、そのまま先に進んで徹底的な理解するか、理解せずに、全てをやさしく愛するか、どちらに行くべきなのか。 世界的に見ても前例の無い解決策を創造する必要があると僕は思う。

論理的な討論も出来ない、かといって昔の農村にあったような優しさの世界に戻る事もできないという、極めて中ぶらりな国が日本ではないだろうか。

日本はどちらに進むのだろう。

───

そう思って、Yコミュでは色々と発言してみたのだが、わかりきっていることなのだが、みなそこまで頭を回したくないみたいなのだ。 あたりまえなのだが...。 迷惑っぽくなってきたし、僕もめんどくさくなってきたので、ここらでやめようと思う。

しかし、Y高校はそれでいいんだろうか。

本当にみなそれを望んでるのだろうか。


コメント一覧
あび   2006年12月31日 23:11
件の書き込みの方についてですが、私設掲示板の方にもいらっしゃってます。ちょっと「空気を読む」とか「周囲に合わせる」というのが得意では無い人なんだと思います。個人的には目に余る場合には「教え、諭す」という方向で対応中です。

きっと誰かとのコミュニケーションを求めているのだと思います。

榎本先生が私たちにしてくれたように「理解できるように支える」という姿勢でこれからも私設掲示板の方では対応するつもりです。

自分もかつては、周りの空気が読めずに無礼な事を沢山していたはずです。その時、私の周囲にいた人達は優しく、時には厳しく私を薫陶してくれました。大人の対応であったと今になって感謝しています。ですから、私もかつて周囲の人達がしてくれたのと同じ事をしようと考えています。
おかあつ   2006年12月31日 23:20
自分が思うことをそのまま書いてくれたようなコメント、ありがとうございます。 そう、その通りだと思うのです。 たしなめなくていいワケじゃない。 ただ、人格全否定はよくないと思うのです。

すごくいいコメントだと思いました。
一言一言、読んでかみしめながら、同意します。
mishi   2007年01月01日 01:04
ひとつ誤解があるようなので念のため

管理人M氏は、今度同じような書き込みがあった場合は参加ブロックを適用すると警告はしましたが、退会処分にはしていませんよ。
おかあつ   2007年01月01日 01:17
そうだったんだ。 は~...。 つっきーのあとのカキコ見て、勝手に事後報告なのだと読み違えてた。

あ~。 やっぱり文章って難しい。

あ~ぁ。

不特定多数の人に書く文章って、難しい。 マジ。

mishiに教えているつもりが、自分で勉強してシマタよ。

おかあつ   2007年01月01日 01:21
今回、ホント色々思ったよ。

仕事なんかでも、メールでやり取りしていてトラぶっても、会えば一発解決したりするしさ...。
mishi   2007年01月01日 01:28
と、できればM氏の考えた解決策について
おかあつさんのコメントを期待してます。
mishi   2007年01月01日 01:36
遅れましたが、あけましておめでとうございます。
今年も昨年同様ビシバシお願いします。
おかあつ   2007年01月01日 01:45
まずは、こっちに書こう思う。

僕は、何も、消すな、そのままにしろ、居場所を作れ、って言っているわけじゃない。

最初からの言葉を繰り返すけど、淡々と対応すればいいのではないかと思う。 淡々と消して「意味不明な書き込みがあったので消しました」と管理トピに、一言書けば十分だと僕は思う。 繰り返されるようなら、繰り返し消せばいい。 それで十分だと思う。

それを、目に触れるように「警告! 退会処分に付す!」って書けば、みんな何事かと思うだろうし、そのあと「消した!」ってそのトピックに書き込めば、なんつっても目立つ。また、人を求めての行動であろう当人も傷つくだろうと思う。 これは、そんなに大事じゃない。 もっと、こぼした牛乳を布巾で拭くみたいに淡々と処理出来ると思う。


と、遅ればせながら明けましておめでとう!

新年早々、騒々しい幕開けとなりまして、よろしく!
ごーやん   2007年01月01日 15:08
明けましておめでとうございます!

以下の二点、特に共感します。

>そのためには、そうしても、話し合って理解を深める必要が、
>どうしてもでてしまう。 それっていうのは、実に面倒くさい
>事なのだ。

>多数派の意見を理解するのは極めて困難だ。 その意見には
>具体的な理由がないうえ、それを意識して説明しようともしない
>からだ。

反対にこれは、どうだろう?と思いました。

>一度でも平等に扱われなかった経験があれば、他人を不平等に
>扱おうなんて思わなくなるものだ。

被差別者がさらに弱い立場のグループを差別するというのはよくあることじゃないでしょうか?加害者はよく被害者であったりしますよね。

それにしても

>自分が自分が素晴らしいと思っている=『自信』だと思っている
>ことが、実は本当の自信ではないという残酷な事実を知る辛い
>作業でもある。

って本当ですよね。これとのからみで、僕の嫌いな台詞の一つに"human nature"があります。思考努力を怠り「だってそれは人間の本能やから・・・」といって解決しようとする人とは話し合いは出来ないなと思ってしまいます。
 
出展 2006年12月31日22:32 『Yコミュでのケンカ』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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