そこが変だよ、タイ人
2011年05月30日08:21
昨日ケンカになった食堂に行ってきた。 こういう事があると気まずくなって行き辛くなって、その道を通るのが億劫になったりする。 それは凄く嫌なので、物凄く行きたくなかったけどもう一回行ってきた。
というのも、イサーンではこういうケンカがあっても、みんなノソノソまたやってくるし、それでもみんな怒らないで仲良くするのが普通だという事もある。 それで酒でも飲んで「あぁそういうことだったの」みたいな感じになって仲直りする。 村の付き合いは助け合いで何十年も付き合うので、そうでもしないとやっていけない。 仲が悪い人でも付き合う。
だから行ってきたのだが、あのクソジジイ、「昨日はよくも言ったな」みたいな感じでまたケンカを売ってくる。「てめぇに売るモノはねぇ」と言われた。
これがタイ人だ。 マジ頭来る。 全然イサーン人と性格が違う。
タイ人
・根に持つ
・キレやすい
・まわりを見ない。
・空気を読まない。
・気取る。
イサーン人
・根に持たない。
・絶対怒らない。
・まわりを凄くよく見る。
・空気読みの達人
・まったく気取らない。(うら若き女性が、牛乳飲んで「あ゛ー牛乳飲んだらクソしてぇわ」とか叫ぶのがデフォルト。)
で、こっちも頭来たので「てめぇ昨日はよくも5バーツごまかしたな」と言い返した。
ちげぇんだよ、っていう話になって、紙に書いて合計したら確かに85バーツしかない。昨日は90バーツと言ったのに。 ほら見ろ、5バーツ違うじゃないか、という話をした。そうだ、水だという。 確かに僕はボトル入りの水を飲んだのだが、それを合計していない。それならわかる。
「それならわかる。 お金はごまかしてない。 ちゃんと話せばわかるじゃねぇか、ちゃんと最初からそういう風に話していればこんな無意味なケンカにならないじゃないか」と言った。
というか、昨日は水の事は言っていなかったし、そもそも赤ちゃんトークみたいな訳のわからない話し方で話してきて「タイ語がわからねぇならほっとけ」とか言われたので、頭にきたのだ。 そう言ったら、お前だってタイ語上手じゃないじゃないか、と言われた。
「てめぇタイ語が話せなかったらこうやってケンカするのも無理なんだよ」って言って、「てめぇだ、ベラベラ訳のわからんことをいいやがって」といってから「こうやって言っている事だってそっちは全部わかってるじゃねぇか」と言った。 「わからなかったらケンカにもならんだろうが」と言ったら、おっさん黙ってた。
要するに分かり合ったのだ。
でもおっさんのほとぼりは収まってなさそうだったので、今日はそのまま食べないで出てきた。
そのおっさんの息子さんみたいのが一緒に居て「わかりあったな」と言ったので「落ち着いたらまた食べにくるから」と言って去った。
◇
タイ人をそういう風に悪くいうのはよくない、という人も居ると思う。 だけど、僕は断言するけど、タイに居る日本人が見ているタイ人の99%は、イサーン人だ。 イサーンの人は、自分の事などさておき他人の面倒を見るタイプが多いので、物凄く感じがいい。 ボッタクリのタクシーからパンティッププラザのエロDVDショップのバイヤーまで、イサーン人が物凄く多い。 彼らは、何というかモラルがあるというか、こちらがそれなりの態度を示せば、それなりの態度を返してくれる。
ほとんどの日本人はタイ人を見たことがないと思う。
マジで全然性格違う。 タイ人とは何度もケンカになったことがある。 ものすごく気を遣う。 自慢ではないけど、今まで知り合ったタイ人とはみんな喧嘩別れになってる。
向こうは僕のタイ語がはっきりしないので、タイ語が上手でないと思っているのだけど、僕のタイ語がへたくそなのは、単にラオ訛りから来ているところも、かなりあって、そこが更に僕のタイ語力の読み間違えを呼び込んでいるということもあると思う。
ある意味、タイ人って東京の日本人に似てる。タイ人は、凄く人間関係がぶつかる。 ある意味、だからこそわかりやすい、というところもあるんだと思う。 だけど、気の使い方も日本人並みという気がする。 タイ人は結構狡く頭が回る人が多い。
何というか人生観みたいなものも、日本人と実はかなり似ている気もする。 等身大で付き合えるタイプの人が多い。 イサーンの人は、良くも悪くも、村人なんだよな...。
タイ人、あのキレやすいの止めてほしい。 華僑の人もキレやすいけど、華僑の人は真面目だからキレやすいというところがある。 仕事に一生懸命だから、何か絶対に守らないといけないものがあるからこそ、キレているところがある。 だから、僕的にはわかりやすいところがある。
◇
今日タクシーに乗って、スクンビットソイ4からサムセンまで帰ってきた。 いつもの様に運転手を見て、イサーン人と思われる車を選んでから乗ったのだけど、今日はちょっと外してしまった。 華僑風のおじさんだった。
だけど、この人の運転はよかった。 タイには滅多に居ない感じの運転で、交差点できちんと減速して右左を確認して通るし、ブラインドコーナーは必ずクラクションを鳴らしてから入る感じで、非常に冷静でいい感じだった。僕の運転と似てると思った。僕はドライバー歴20年以上で、一度も事故を起こしたことがないということで有名である。
イサーンの人は、何というか非常に思い切りのいい運転をする。 物凄いスピードで交差点を通過したり、車間距離を目一杯詰めて走ったり、思いっきり右折待ちに割り込んだりする。 だけど普通ならつっかえたり、迷惑かけたり、ぶつかったりするこういう行為を、イサーン人は、流れに乗ってスムーズにやって絶対にぶつからない。 見ていて「鮮やかだなぁ」とよく思う。 何というか立体観察力というか洞察力というか、そういう能力が優れているんだと思う。
このおじさんはそういう中にあって、珍しく着実な感じの運転だった。
またバックミラーに角度を変えた拡張ミラーを2つも付けていて、「また妙なところに凝る」と思った。そういう凝りやすい性格も何かちょっとタイ風というよりも日本風な感じがする。
でも僕はこのおじさんと話すのが結構難しいと思った。 発音にかなりクセがあって、よく聞こえないし、僕が言うこともあまりわかってくれない。
だからこそ、やっぱりちゃんと正しいタイ語を話さないといけないということは、絶対にあると思う。僕が話すタイ語はあまり正しくない。
一方、僕のタイ語は、相手がイサーン人だと100%通じる。 要するに僕のタイ語は、かなりイサーン訛りが入っているのだ。 そりゃしかたがない、僕はイサーン地方でタイ語を学んだから。 だからこそ、僕もイサーンの人のタクシーを好んで乗っているのかもしれない。 相手がイサーン人だと、意思疎通がすごく楽なのだ。
◇
タイでおかしいと思う事は色々あるが、僕が一番おかしいと思うことは、誕生日の歌である。 最近流行っているのか何かしらないけど、ハッピーバースデーツーユーの歌をよく歌っている人が居る。 そこまではいい。
知ってのとおり、ハッピーバースデーの歌の歌詞は、
ハッピーバースデーツーユー
ハッピーバースデーツーユー
ハッピーバースデー ディア ○○
ハッピーバースデーツーユー
と三番目で変化がある。
ところが、タイの人は、ここも 「ハッピバースデーハッピバースデー」 と歌う。
ハッピーバースデーツーユー
ハッピーバースデーツーユー
ハッピバースデーハッピバースデー
ハッピーバースデーツーユー
これが英語勉強歴20年の僕的に、かなりキモチワルイ。だってすごい変じゃん。
◇
最近更におかしい事を見た。
ディスコに居たら、このハッピーバースデーの歌を勝手にリミックス、マックのピッチチェンジャー(音の高さを変化させる技術)を駆使する事により、ラオの民謡、ルークトゥンモーラムのメロディーにして居るDJを見たからだ。
みんなサラッと聞いていたけど、凄まじいファンキーさだった。
僕はジャズ好きで、自分でもジャズを演奏するし、これまでに色々なおもしろい音楽をたくさん聞いてきたが、あのファンキーさに匹敵する物を今までに見たことがない。
というのも、イサーンではこういうケンカがあっても、みんなノソノソまたやってくるし、それでもみんな怒らないで仲良くするのが普通だという事もある。 それで酒でも飲んで「あぁそういうことだったの」みたいな感じになって仲直りする。 村の付き合いは助け合いで何十年も付き合うので、そうでもしないとやっていけない。 仲が悪い人でも付き合う。
だから行ってきたのだが、あのクソジジイ、「昨日はよくも言ったな」みたいな感じでまたケンカを売ってくる。「てめぇに売るモノはねぇ」と言われた。
これがタイ人だ。 マジ頭来る。 全然イサーン人と性格が違う。
タイ人
・根に持つ
・キレやすい
・まわりを見ない。
・空気を読まない。
・気取る。
イサーン人
・根に持たない。
・絶対怒らない。
・まわりを凄くよく見る。
・空気読みの達人
・まったく気取らない。(うら若き女性が、牛乳飲んで「あ゛ー牛乳飲んだらクソしてぇわ」とか叫ぶのがデフォルト。)
で、こっちも頭来たので「てめぇ昨日はよくも5バーツごまかしたな」と言い返した。
ちげぇんだよ、っていう話になって、紙に書いて合計したら確かに85バーツしかない。昨日は90バーツと言ったのに。 ほら見ろ、5バーツ違うじゃないか、という話をした。そうだ、水だという。 確かに僕はボトル入りの水を飲んだのだが、それを合計していない。それならわかる。
「それならわかる。 お金はごまかしてない。 ちゃんと話せばわかるじゃねぇか、ちゃんと最初からそういう風に話していればこんな無意味なケンカにならないじゃないか」と言った。
というか、昨日は水の事は言っていなかったし、そもそも赤ちゃんトークみたいな訳のわからない話し方で話してきて「タイ語がわからねぇならほっとけ」とか言われたので、頭にきたのだ。 そう言ったら、お前だってタイ語上手じゃないじゃないか、と言われた。
「てめぇタイ語が話せなかったらこうやってケンカするのも無理なんだよ」って言って、「てめぇだ、ベラベラ訳のわからんことをいいやがって」といってから「こうやって言っている事だってそっちは全部わかってるじゃねぇか」と言った。 「わからなかったらケンカにもならんだろうが」と言ったら、おっさん黙ってた。
要するに分かり合ったのだ。
でもおっさんのほとぼりは収まってなさそうだったので、今日はそのまま食べないで出てきた。
そのおっさんの息子さんみたいのが一緒に居て「わかりあったな」と言ったので「落ち着いたらまた食べにくるから」と言って去った。
◇
タイ人をそういう風に悪くいうのはよくない、という人も居ると思う。 だけど、僕は断言するけど、タイに居る日本人が見ているタイ人の99%は、イサーン人だ。 イサーンの人は、自分の事などさておき他人の面倒を見るタイプが多いので、物凄く感じがいい。 ボッタクリのタクシーからパンティッププラザのエロDVDショップのバイヤーまで、イサーン人が物凄く多い。 彼らは、何というかモラルがあるというか、こちらがそれなりの態度を示せば、それなりの態度を返してくれる。
ほとんどの日本人はタイ人を見たことがないと思う。
マジで全然性格違う。 タイ人とは何度もケンカになったことがある。 ものすごく気を遣う。 自慢ではないけど、今まで知り合ったタイ人とはみんな喧嘩別れになってる。
向こうは僕のタイ語がはっきりしないので、タイ語が上手でないと思っているのだけど、僕のタイ語がへたくそなのは、単にラオ訛りから来ているところも、かなりあって、そこが更に僕のタイ語力の読み間違えを呼び込んでいるということもあると思う。
ある意味、タイ人って東京の日本人に似てる。タイ人は、凄く人間関係がぶつかる。 ある意味、だからこそわかりやすい、というところもあるんだと思う。 だけど、気の使い方も日本人並みという気がする。 タイ人は結構狡く頭が回る人が多い。
何というか人生観みたいなものも、日本人と実はかなり似ている気もする。 等身大で付き合えるタイプの人が多い。 イサーンの人は、良くも悪くも、村人なんだよな...。
タイ人、あのキレやすいの止めてほしい。 華僑の人もキレやすいけど、華僑の人は真面目だからキレやすいというところがある。 仕事に一生懸命だから、何か絶対に守らないといけないものがあるからこそ、キレているところがある。 だから、僕的にはわかりやすいところがある。
◇
今日タクシーに乗って、スクンビットソイ4からサムセンまで帰ってきた。 いつもの様に運転手を見て、イサーン人と思われる車を選んでから乗ったのだけど、今日はちょっと外してしまった。 華僑風のおじさんだった。
だけど、この人の運転はよかった。 タイには滅多に居ない感じの運転で、交差点できちんと減速して右左を確認して通るし、ブラインドコーナーは必ずクラクションを鳴らしてから入る感じで、非常に冷静でいい感じだった。僕の運転と似てると思った。僕はドライバー歴20年以上で、一度も事故を起こしたことがないということで有名である。
イサーンの人は、何というか非常に思い切りのいい運転をする。 物凄いスピードで交差点を通過したり、車間距離を目一杯詰めて走ったり、思いっきり右折待ちに割り込んだりする。 だけど普通ならつっかえたり、迷惑かけたり、ぶつかったりするこういう行為を、イサーン人は、流れに乗ってスムーズにやって絶対にぶつからない。 見ていて「鮮やかだなぁ」とよく思う。 何というか立体観察力というか洞察力というか、そういう能力が優れているんだと思う。
このおじさんはそういう中にあって、珍しく着実な感じの運転だった。
またバックミラーに角度を変えた拡張ミラーを2つも付けていて、「また妙なところに凝る」と思った。そういう凝りやすい性格も何かちょっとタイ風というよりも日本風な感じがする。
でも僕はこのおじさんと話すのが結構難しいと思った。 発音にかなりクセがあって、よく聞こえないし、僕が言うこともあまりわかってくれない。
だからこそ、やっぱりちゃんと正しいタイ語を話さないといけないということは、絶対にあると思う。僕が話すタイ語はあまり正しくない。
一方、僕のタイ語は、相手がイサーン人だと100%通じる。 要するに僕のタイ語は、かなりイサーン訛りが入っているのだ。 そりゃしかたがない、僕はイサーン地方でタイ語を学んだから。 だからこそ、僕もイサーンの人のタクシーを好んで乗っているのかもしれない。 相手がイサーン人だと、意思疎通がすごく楽なのだ。
◇
タイでおかしいと思う事は色々あるが、僕が一番おかしいと思うことは、誕生日の歌である。 最近流行っているのか何かしらないけど、ハッピーバースデーツーユーの歌をよく歌っている人が居る。 そこまではいい。
知ってのとおり、ハッピーバースデーの歌の歌詞は、
ハッピーバースデーツーユー
ハッピーバースデーツーユー
ハッピーバースデー ディア ○○
ハッピーバースデーツーユー
と三番目で変化がある。
ところが、タイの人は、ここも 「ハッピバースデーハッピバースデー」 と歌う。
ハッピーバースデーツーユー
ハッピーバースデーツーユー
ハッピバースデーハッピバースデー
ハッピーバースデーツーユー
これが英語勉強歴20年の僕的に、かなりキモチワルイ。だってすごい変じゃん。
◇
最近更におかしい事を見た。
ディスコに居たら、このハッピーバースデーの歌を勝手にリミックス、マックのピッチチェンジャー(音の高さを変化させる技術)を駆使する事により、ラオの民謡、ルークトゥンモーラムのメロディーにして居るDJを見たからだ。
みんなサラッと聞いていたけど、凄まじいファンキーさだった。
僕はジャズ好きで、自分でもジャズを演奏するし、これまでに色々なおもしろい音楽をたくさん聞いてきたが、あのファンキーさに匹敵する物を今までに見たことがない。
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