FLAGS

MENU

NOTICE

2011年3月21日月曜日

硬卧で行こう (mixi05-u459989-201103210943)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
硬卧で行こう
2011年03月21日09:43
これから12:07出発の深圳(シンセン)行き列車に乗って出発する。 407元だったが飛行機で行っても600元ぐらいだったので、買った後で飛行機でいけば良かったと思ったが後の祭りだ。 実は潮州にも行きたかったのだが、シンセンに行くと通り過ぎてしまう。 途中の駅龍川で降りて乗り換えると行けるらしいのだが、どうしようか迷っている。 (龍川の到着時間は午前3:01と書いてあった。 無理っぽい。)

前回、硬座の恐怖に懲りた僕は、今回硬卧(ying wo)にした。硬卧というのは二等寝台の事だ。 前回は床にうずくまって寝ることになり、ほとんど眠れなかったのだが、今回は寝て行ける筈だ。

前回は列車に乗るのが初めてだったのであまり事情がわからなかった。 2回目の今回、駅のチケットセンターに无座と書いてあった意味がようやくわかった。 无wu とは無いという意味だった。 座席なしというチケットがあるのだ。 无座无 って初めて見たとき面食らって何の事だかわからなかったのだが、无座无とは、座席なし不可という意味なのだ。

僕が前回乗ったとき、僕の座席には非常に仲の良さそうな若いカップルが座っていた。 超お金が無さそうですさまじい超満員の列車の中、二人で仲睦まじくひとつの席に座っていた。 事情がわからなかったこともあったが、僕はどうしても彼らに「おい、そこ俺の席だからどけ」って言いたくなくて、僕は床に座って寝た。 大分たってから席が空いてきて、彼らが他の席に移動して、僕がそこに座った時、彼は何も言わなかったけど、その彼氏は何となく僕がそう思っていたことを悟ったみたいだった。 挨拶して世間話して、彼らは降りて行った。

その列車ではお金払ったのに座席に座れず、一晩中床にうずくまって寝たりして、えらい苦労した。 人情も結構だが、中国はとんでもない人口の多い国で、他人に情けをかけることばかり言っていたら自分のみを滅ぼしかねないと思う。 だけど、みんなをよく見ていると、実はみんなよく気を遣いあっていて助け合っている。 中国人は乱暴で他人に気遣いがないだろうか。 そんなことないと思う。 僕は大変だったが、それでよかった、と思う。



僕は貧乏人だし、特に学生時代は大変な苦労をした。僕がこうやって大変な苦労と書いても、僕がどういう苦労をしたのか想像がつかないと思うが、いずれにせよ、だから、貧乏人を見て「バカは相手にしない、あっちいけ。」と言いたくないのだ。

だけど、貧乏人に頭のいい人が少ないというのもひとつの事実だ。 実際に僕は貧乏人であるが為に頭が悪い奴だとみなされて苦労したが、貧乏人の僕も貧乏人は頭がいい人が少ないと思う。 貧乏人は教育を受けていないので、考える習慣を持っていない人がほとんどだからだ。 もっともお金を持ちで教育を受けていても知る習慣を持っているだけで考える習慣まで持ち合わせる人は少ないが。

いずれにしても、僕は結構、バカを相手にすることが多い。

名指しで申し訳無いが(ま、どうせ僕の日記読んでないからいいけど)僕のマイミクにミルキーというペンネームのミュージシャン気取りの女がいる。 タイ好きでタイ通を名乗ってはばからない。 この人は普通の女性なのだが、自分に才能があって知識があると勘違いして酔いしれるタイプの女性だ。 別に自分の才能に酔いしれるのは構わない。 僕も自分に才能があって知識が豊富と酔いしれるタイプである。 しかし、自己陶酔というものは、飽くまでも自分のモチベーションを落とさない為のエサであって、事実ではなく、それを人に見せたり人に主張したりしてはいけない。 彼女は、それを人に主張して食ってかかってくるところがある。 相手の自尊心を温存する傾向があるタイ文化にハマって痛い目を見る典型的なタイプだ。

ま、普通、相手にしないだろう。 だけど、僕は前述の様に、バカだって人間だ、バカだって話せばわかる、バカだってきちんと説明してほしいと思っていた時代があるので、バカにもきちんと説明してきちんとコミュニケーションを取ることにしている。

だけど彼女は、どんなに理屈をつめても理解不能で全部無視だし、自分の状況を説明する能力が完璧に欠落しているし、感情ばかりが先走って、エスカレートして他人を攻撃するタイプなので、ものすごく時間を取られる。

彼女はタイ人をバカにする。 タイ人の一般常識としてみると、彼女のようにギャーギャー感情的になって他人に食ってかかるのは、優しく許されるべき行為であって全く構わないのだが、日本人の女性としてタイ人をバカにするからには、日本人として、きちんと正しく状況を理解して、他者の文化に対する配慮を示すべきだ。 それが出来ていないのに、タイ人をバカにするのは100年早い、という気が僕はする。 あるいは、タイ人として、女性は何を言っても構わないという風に扱う事も出来るのだけど、彼女タイ人バカにしてるしなぁ。

彼女は「約束を守らないのは、人としてどうよ」と言うのだが、タイでは人が約束を破っても怒らないのがルールで、他者が約束を破ることに対して無力だ。

だからタイに住むのは大変だ。 外人である自分がタイ人の約束を破っても構わないし、外人である自分がタイ人のルールを犯しても怒らないので、外人に取ってタイ文化は非常に親しみやすい一方、外人である自分がタイ人に約束を破られても怒ってはいけないし、外人である自分のルールをタイ人が犯しても絶対に怒ってはいけないので、深く知るにつれ大変になっていく。

それを理解出来ないまま、タイ社会に深く入っていくと、大きなトラブルを招く。 最悪の事態になると、命を落とすこともある。

彼女がやっている事はとても危険なことだ。 だからこそ、僕はちゃんと説明したい。 ま、もっとも彼女はそんな危険なレベルまで深く入っていく根性は持っていないので、安全だけど。



ま、放っておけばいいのだけど、僕は、大学の体育会系ジャズ研が出身だから、こういう他人が持っているガラスの自信を、木っ端微塵に打ち砕くことに快感を覚えるタイプなので。


コメント一覧
nhat   2011年03月22日 17:16
いくら彼女がこの日記を見ていないとはいえ、名指しにしない方が良いのでは?
匿名でも言いたいことは伝わると思いますよ。
おかあつ   2011年03月23日 00:29
実は、出来れば彼女に読んでほしいんですが、彼女は人の話を聞く気がそもそもないので、これくらいキツく言った方が薬になっていいのです。 聞いてる? ミルキーさん?

って、絶対聞いてないんだけど。 (彼女のあしあとを一度も見たこと無い。)
nhat   2011年03月23日 01:10
(笑)
逆に おかあつしさんの方からミルキーさんの日記にのりこんで討論とかはしてるんですか?
おかあつ   2011年03月23日 01:11
気長に書いてたんですがラチが開かないので、退散しました。^^;

読むと時間取られるので、読まないのが一番。
 
出展 2011年03月21日09:43 『硬卧で行こう』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




おかあつ日記メニューバーをリセット


©2022 オカアツシ ALL RIGHT RESERVED