(ニュース)アジアの方言と日本の方言
2011年03月02日11:08
語尾にガーがつくのは中国南部方言の昆明語と同じだ、と思った。 昆明という街に居た時よくニイハオガーとかニイガーハオとか耳にした。 語尾に「チャ」がつくのはラオ語のイサーン方言と同じだ。語尾の「ラ」はラオ語や中国語にもある。 語尾の「でー」という関西弁の言い方はラオ語にもあって、意味も全く同じだ。 外国語と日本語の方言とが同じ言い方をする例は本当にたくさんある。 こういう例をたくさん見ると、日本人が単一民族だなんて誰が言った、と思う。
こういう例はもっとたくさんある。 考える時に「えっとー」と言うのは、日本だけではなく、朝鮮語でも使う。 ちなみに中国語は使わない。 意外なところでは、ロシア語が「えっとー」を使う。ロシア語の「えっとー」は考えている時の声だけでなく「これは~」という意味も持つ。 中国語で「波」の事を「浪」と書くのだが、これは何か微妙に関西っぽい、と感じる。 日本語で「魚の目」の事を、タイ語ではそのまま「サカナのメ」という意味の言葉で呼ぶ。 ちなみに中国語ではサカナではなく「鷄の目」という呼び方をするのだそうだ。
この様に、日本と中国は思ったよりもずっと似ている。 それでいながら、思ったよりずっと違うところもある。
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えっ! これ方言!?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1516551&media_id=95
もうすぐ進学や就職のシーズン。ということは、それに合わせてこれまで住んでいた地域から別の地域に引っ越す人も多いはず。筆者も地元岡山から大阪に引っ越し、その後上京したのですが、引っ越すたびに引っ越した先で「なまってるね」と言われていました、ハイ。そこで、今回はCOBS ONLINEの読者633人に方言に関するアンケートを採ってみました。
調査期間:2010/12/27~2010/12/30
アンケート対象:COBS ONLINE会員
有効回答数 633件(ウェブログイン式)
結果、ほかの都道府県に引っ越した経験のある人が308人、知らずに方言を使っていた経験のある人が330人でした。生まれた地域にそのまま住んでいても、ふとしたきっかけで方言に気づいた経験のある人がいたためにこのような結果に。では、具体的にはどんな言葉が方言だと気づかされたのでしょうか。
■「なおす」は「修理する」じゃないの?
まず多く見られた回答は、「片づけることを『なおす』と言ったら通じなかった」と言うもの。こう答えたのは大阪府出身の方が多かったのですが、なかには香川県や島根県、鹿児島県出身の方も。
でも、島根県在住の方から「『なおす』は出身の山口県では片づけるの意味で使っていたが、島根県では通じなかった」(山口県出身/24歳/女性)という回答も。もしかしたら、同じ島根県内でもこの方言を使う地域と使わない地域があるのかもしれませんね。
■「えらい」は「賢い」ではない
愛知県、滋賀県、三重県出身の人に多く見られた答えが、「『えらい』がほかの都道府県で通じなかった」というもの。この「えらい」、実は「すごい」や「立派だ」ではなく「疲れた」という意味なんです。
ほかの地域では使われないせいか、引越した先のエリアで「疲れた際に『えらい』と言うと、『なにが偉いの?』と言われ、通じなかった」(三重県出身/26歳、/女性)、「『えらい』を、体がツライという意味で使っていたが、立場が高いという意味でとらえられてしまった」(愛知県出身/26歳/女性)などのように勘違いされてしまうようです。ですが、愛知より西の本州地方で使われる割合が高いようです。
ちなみにその「疲れた」ことを北海道では「こわい」と表現し、その「こわい」は岐阜県では「固い」の意味になるそう。とてもややこしいですね。
■「投げる」は「ほうり出す」じゃない
北海道、青森県、福島県出身の方によく見られた回答が、「ゴミを投げる」と言うもの。この場合、ゴミを全力投球するのではなく、捨てるという意味です。調べてみたところ、北海道から東北にかけて使われる方言で、「ゴミ捨て」は「ゴミ投げ」と表現するとのことです。また、同じ「捨てる」でも、大阪府、京都府、滋賀県などの関西地方では「ほかす」と言うそう。筆者は大阪に住んでいたころ、「ゴミをほかしといて」と言われてポカンとした経験があります。
■語尾のアレコレ
語尾に関してもさまざまな回答をいただきました。まず、神奈川県出身の方の回答で多かったのは語尾に「~だべ」とつけるというもの。また、「『~じゃん』は東京都と神奈川県の方言なのではないか」という意見もありましたが、こちらは静岡県や広島県などほかの地域でも使われることから、方言だという断定は難しいようです。
ほかにも語尾に関しては、「長岡弁は語尾に『ガー』をつける。『そいがー(そうなの)』みたいな感じ」(新潟県出身/24歳/男性)、「語尾に『~ら』や『~だら』とつける」(静岡県出身/27歳/女性)、「言葉の語尾に『ちゃ』をつけます」(宮城県出身/39歳/男性)など、さまざまな回答が寄せられました。
■イントネーションが……
「いかにも方言」な言葉を使わないようにしても、ついつい出てしまうのがイントネーションのクセ。
実際、「『イントネーションが違う』と言われた」、「発音の違いに気づいた」という回答が数多く寄せられました。なかには、「上京後、会社の方に『いちご』、『包丁』のイントネーションが違うと指摘されました」(新潟県出身/28歳/女性)、「『いす』と『りんご』のイントネーションが違った」(秋田県出身/29歳/女性)というピンポイントな回答も。
■ものの名前
「方言と標準語で、ものの呼び方が違った」という回答も数多く見かけました。いくつか例を挙げると、河内(大阪の一地域)弁と京都弁で「にぬき」は「ゆで卵」、福井県で「じゃみじゃみ」は「テレビの砂嵐」、愛知県で「放課」は「授業と授業の間の休み」。ほかにも和歌山県で「みずせった」は「ビーチサンダル」、新潟県で「あくと」は「かかと」というのもありました。なかには、「北海道では『ザンギ』は『鶏のから揚げ』をという意味」という意見もありましたが、調べてみたところ、もともとは別の料理だったものが混同されてしまったようです。
■穴あき靴下をなんと呼ぶ?
最後にユニークな方言を紹介。なんと、穴が開いた靴下のことを表す方言があるそうです。それは、「長崎では、靴下に穴が開いて指が出ていることを『じゃがいも』というが、東京では言わない」(東京都出身/23歳/男性)、「私の地元(宮城)では穴の開いた靴下を『おはよう靴下』と言うが、よその地方の人と話しているときに通じず初めて方言(?)だと知った」(宮城県出身/24歳/女性)というもの。
上記が方言といえるかどうかは少し謎が残りますが、ほかのバリエーションはあるのか、またの機会にぜひ調査してみたいと思います。
(初桐有@dcp)
こういう例はもっとたくさんある。 考える時に「えっとー」と言うのは、日本だけではなく、朝鮮語でも使う。 ちなみに中国語は使わない。 意外なところでは、ロシア語が「えっとー」を使う。ロシア語の「えっとー」は考えている時の声だけでなく「これは~」という意味も持つ。 中国語で「波」の事を「浪」と書くのだが、これは何か微妙に関西っぽい、と感じる。 日本語で「魚の目」の事を、タイ語ではそのまま「サカナのメ」という意味の言葉で呼ぶ。 ちなみに中国語ではサカナではなく「鷄の目」という呼び方をするのだそうだ。
この様に、日本と中国は思ったよりもずっと似ている。 それでいながら、思ったよりずっと違うところもある。
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えっ! これ方言!?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1516551&media_id=95
もうすぐ進学や就職のシーズン。ということは、それに合わせてこれまで住んでいた地域から別の地域に引っ越す人も多いはず。筆者も地元岡山から大阪に引っ越し、その後上京したのですが、引っ越すたびに引っ越した先で「なまってるね」と言われていました、ハイ。そこで、今回はCOBS ONLINEの読者633人に方言に関するアンケートを採ってみました。
調査期間:2010/12/27~2010/12/30
アンケート対象:COBS ONLINE会員
有効回答数 633件(ウェブログイン式)
結果、ほかの都道府県に引っ越した経験のある人が308人、知らずに方言を使っていた経験のある人が330人でした。生まれた地域にそのまま住んでいても、ふとしたきっかけで方言に気づいた経験のある人がいたためにこのような結果に。では、具体的にはどんな言葉が方言だと気づかされたのでしょうか。
■「なおす」は「修理する」じゃないの?
まず多く見られた回答は、「片づけることを『なおす』と言ったら通じなかった」と言うもの。こう答えたのは大阪府出身の方が多かったのですが、なかには香川県や島根県、鹿児島県出身の方も。
でも、島根県在住の方から「『なおす』は出身の山口県では片づけるの意味で使っていたが、島根県では通じなかった」(山口県出身/24歳/女性)という回答も。もしかしたら、同じ島根県内でもこの方言を使う地域と使わない地域があるのかもしれませんね。
■「えらい」は「賢い」ではない
愛知県、滋賀県、三重県出身の人に多く見られた答えが、「『えらい』がほかの都道府県で通じなかった」というもの。この「えらい」、実は「すごい」や「立派だ」ではなく「疲れた」という意味なんです。
ほかの地域では使われないせいか、引越した先のエリアで「疲れた際に『えらい』と言うと、『なにが偉いの?』と言われ、通じなかった」(三重県出身/26歳、/女性)、「『えらい』を、体がツライという意味で使っていたが、立場が高いという意味でとらえられてしまった」(愛知県出身/26歳/女性)などのように勘違いされてしまうようです。ですが、愛知より西の本州地方で使われる割合が高いようです。
ちなみにその「疲れた」ことを北海道では「こわい」と表現し、その「こわい」は岐阜県では「固い」の意味になるそう。とてもややこしいですね。
■「投げる」は「ほうり出す」じゃない
北海道、青森県、福島県出身の方によく見られた回答が、「ゴミを投げる」と言うもの。この場合、ゴミを全力投球するのではなく、捨てるという意味です。調べてみたところ、北海道から東北にかけて使われる方言で、「ゴミ捨て」は「ゴミ投げ」と表現するとのことです。また、同じ「捨てる」でも、大阪府、京都府、滋賀県などの関西地方では「ほかす」と言うそう。筆者は大阪に住んでいたころ、「ゴミをほかしといて」と言われてポカンとした経験があります。
■語尾のアレコレ
語尾に関してもさまざまな回答をいただきました。まず、神奈川県出身の方の回答で多かったのは語尾に「~だべ」とつけるというもの。また、「『~じゃん』は東京都と神奈川県の方言なのではないか」という意見もありましたが、こちらは静岡県や広島県などほかの地域でも使われることから、方言だという断定は難しいようです。
ほかにも語尾に関しては、「長岡弁は語尾に『ガー』をつける。『そいがー(そうなの)』みたいな感じ」(新潟県出身/24歳/男性)、「語尾に『~ら』や『~だら』とつける」(静岡県出身/27歳/女性)、「言葉の語尾に『ちゃ』をつけます」(宮城県出身/39歳/男性)など、さまざまな回答が寄せられました。
■イントネーションが……
「いかにも方言」な言葉を使わないようにしても、ついつい出てしまうのがイントネーションのクセ。
実際、「『イントネーションが違う』と言われた」、「発音の違いに気づいた」という回答が数多く寄せられました。なかには、「上京後、会社の方に『いちご』、『包丁』のイントネーションが違うと指摘されました」(新潟県出身/28歳/女性)、「『いす』と『りんご』のイントネーションが違った」(秋田県出身/29歳/女性)というピンポイントな回答も。
■ものの名前
「方言と標準語で、ものの呼び方が違った」という回答も数多く見かけました。いくつか例を挙げると、河内(大阪の一地域)弁と京都弁で「にぬき」は「ゆで卵」、福井県で「じゃみじゃみ」は「テレビの砂嵐」、愛知県で「放課」は「授業と授業の間の休み」。ほかにも和歌山県で「みずせった」は「ビーチサンダル」、新潟県で「あくと」は「かかと」というのもありました。なかには、「北海道では『ザンギ』は『鶏のから揚げ』をという意味」という意見もありましたが、調べてみたところ、もともとは別の料理だったものが混同されてしまったようです。
■穴あき靴下をなんと呼ぶ?
最後にユニークな方言を紹介。なんと、穴が開いた靴下のことを表す方言があるそうです。それは、「長崎では、靴下に穴が開いて指が出ていることを『じゃがいも』というが、東京では言わない」(東京都出身/23歳/男性)、「私の地元(宮城)では穴の開いた靴下を『おはよう靴下』と言うが、よその地方の人と話しているときに通じず初めて方言(?)だと知った」(宮城県出身/24歳/女性)というもの。
上記が方言といえるかどうかは少し謎が残りますが、ほかのバリエーションはあるのか、またの機会にぜひ調査してみたいと思います。
(初桐有@dcp)
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