適当な日記
2011年01月09日03:13
今日も何を書こうか考えず、適当にサラッと書こうかと思う。 そもそも僕は適当な人間だ。 あまり深く物事を考えていない。 大体、中卒であり、明らかに他人よりも劣った人間である。 よって、僕は、僕が出来ることなど、誰でも出来る筈だ。 僕は中卒だから、中卒の人間がわかることは、誰でもわかる筈だ。わからなかったら中卒以下ということだろう。
僕がこの中国南部の昆明に来て、一番仲良くなった人は、何故かダイヤイ族の人だった。 彼は既に何度か日記にも書いている様に「听力の鬼(聴力の鬼)」である。 非常に耳がよく、あまり練習していないのにギターが弾けたり、7ヶ国語以上理解できたり、相手の発音がボロクソに訛っているのに何を言っているか理解したり、声帯模写が異様に上手かったりする。 おもしろい話し方をする人を見たりすると一緒にゲラゲラ笑いながら、二人で真似したりする。 面と向かって訊いたことはないけども、恐らく聴くこと自体に興味があるんだと思う。
彼はタイ語が話せる。 ペラペラだという訳ではないのだけど、会話の流れから意味を汲み取るのが上手いので、間違っていてもドンドン修正されていく。 そういうところも僕が好きなタイプだ。 僕も細かな点をゴリゴリと追求する事に時間をかけるよりも、全体の流れから細かな点を修正していく方が好きだ。 その方が、全体として間違いが少なくなることを知っているからでもある。 と言う訳で、彼とは何故か非常にコミュニケーションがいい。
僕には20年以上付き合ってる盲目の友達が居る。 彼は間違いなく僕のベストフレンドのひとりである。 彼はどんなやつか。 それは彼の特技によく表出している。 彼の特技は「みのもんた」の声帯模写だ。 彼は鍼灸マッサージ屋で、客がうつ伏せで寝ており視覚が奪われていることを逆手に取り、「もし『みのもんた』」がマッサージ屋だったら」みたいな芸を特技とする。 彼の声帯模写はよくある芸人のコピーなどではなく、彼自身のオリジナルなので、特に身の回りのちょっとクドめな人間の真似などに威力を発揮する。 ダイヤイの彼はこの友達と共通するところがある。
彼はダイヤイ族出身だ。 彼が普段ヘラヘラと無責任に話している事は、実は、さりげなく、世界のトップシークレットのひとつだ。 ダイヤイ族は一般的にタイ国境をさまよう無国籍の貧しい山岳民族だと考えられている。 だが、実状はこれと遥にかけ離れている。
ミャンマーの中でシャン州に住むシャン族と呼ばれている少数民族が居るが、これは実はダイヤイ族と同一人物だ。 そして、中国南部の西双版纳に住む傣族は、このダイヤイ族と親戚の関係にあるダイルー族だ。 この他にこの地域には、ダイマオ族・ダイロン族などのたくさんのダイ族が住んでいる。 彼らはかつてひとつの国を形作っていた。 今でも国旗が掲揚されている。 タイ国内にすむダイノイ族や、チェンマイ・チャンライに住む人たちも、かつては同じ文化圏だった。 そしてダイヤイとダイノイは戦争を起こして分裂したということ。。 彼らダイ族はビルマ語とはてんでかけ離れた言葉を話す。 ダイ族はタイ語の方言を話す。ダイ族はビルマ族などではなく、タイ族の一派である。
ちょっと自治州とか少数民族とか呼ぶにはでっかすぎる感じのシャン自治州ことダイヤイ国の強面の軍隊や国旗や地図。
h ttp://www.google.com/images?q=Shan%20State%20Army
そしてそこにイギリスがつけ込んで戦争を扇動している事。 ミャンマー政府は軍事政権なので立入禁止区域がたくさん作られている、と思わせておきながら、実はその立ち入り禁止区域にイギリス人がたくさん入り込んで、ダイヤイ語を勉強したり、軍事訓練をしているらしい。
これは、思いっきり国境紛争地帯だ。 タイがそのことを知らない訳がない。 だけど、イギリスがダイヤイを扇動してビルマ政府と対立してくれることは、タイにとって非常にありがたいであり、黙っている。
日本では、シャン族とダイヤイ族は違う民族だ、という根強い節がある。 だけど、シャン族がダイ族だということは、辞書にも書いてある。
掸 shan
(1)(史書で)“傣族 Daizu ”(タイ族)に対する称.
(2)シャン族.ミャンマー(旧ビルマ)の少数民族の一つ.
『異読』【掸 dan 】
(小学館 中日辞書より引用)
現在でも、中国語でシャン州(ダイヤイ国)の事を 掸邦 と呼ぶらしい。 このキーワードで検索するとかなり凄いことが書いてあるページが見つかる。
ttp://www.google.com/search?hl=en&safe=off&biw=1366&bih=612&q=%E6%8E%B8%E9%82%A6
例えば、ここに僕が聞いたことに相当することが書いてあるようだ。
h ttp://www.wyzxsx.com/Article/Class20/200903/74659.html
日本語訳
h ttp://translate.google.com/translate?sl=auto&tl=ja&u=http%3A%2F%2Fwww.wyzxsx.com%2FArticle%2FClass20%2F200903%2F74659.html
英語訳
h ttp://translate.google.com/translate?sl=auto&tl=en&u=http%3A%2F%2Fwww.wyzxsx.com%2FArticle%2FClass20%2F200903%2F74659.html
この日本語の検索結果にも、日本語だけどかなりきな臭い感じの話がたくさん出てくる。ここに書いてある事は、ただの噂話じゃなくて、本当だ。
h ttp://www.google.com/search?q=%E3%83%9F%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC+%E4%B8%AD%E5%9B%BD+%E5%9B%BD%E5%A2%83
このページにはダイヤイの写真がいっぱいある。
h ttp://www.militaryphotos.net/forums/showthread.php?174127-Today-s-Photos-Thursday-February-11-2010/page4
国と国がくっついていると、出てくるウソの量もハンパじゃない...。 巧妙で、日本レベルを越えている... いや、実は日本も「他人のふり見て我ふり直せ」ではないか。 日本にも国境がある 。 ... ほら、沖縄とか北方領土とか。 ビルマの国境にあるものは、日本の国境にも存在すると考えてよいだろう。
これくらいのこと、誰でもすぐわかるんじゃないか、という気が僕はする。 だが、実はそうではないらしい。
だけど、たまたま僕がタイ語が話せて、たまたま僕が中国語を勉強しにきていて、たまたま僕が、タイ語が話せるダイヤイの子と知り合って、たまたまギター好きで、たまたま声帯模写好きだったから、何故かこういうことを知ったという訳で、かなり珍しい出来事だったような気もする。 考えてみれば、僕がイサーン語を勉強し始めたのも、非常に珍しい「たまたま」が10個ぐらい集まって発生した事件だった。
彼がヘラヘラしながら話す話を、僕は、またアホなこといっとるな、程度で流している。
だけど、この話、考えてみれば、僕が普通に日本に居たら「絶対に」知りえない話ばかりだった。 僕は、そういえば日本人だった。 この話は、いつのまにか、僕の人生観を完全に変えている。 日本で僕が見ていたものは99%ウソだということが、これで完全に明らかになってしまった。 この話に首を突っ込みすぎるのは、かなり危険な感じがしている。 だけど、もう知っちゃったしな。 もう元には戻れないよな。
さて。 と。
僕がこの中国南部の昆明に来て、一番仲良くなった人は、何故かダイヤイ族の人だった。 彼は既に何度か日記にも書いている様に「听力の鬼(聴力の鬼)」である。 非常に耳がよく、あまり練習していないのにギターが弾けたり、7ヶ国語以上理解できたり、相手の発音がボロクソに訛っているのに何を言っているか理解したり、声帯模写が異様に上手かったりする。 おもしろい話し方をする人を見たりすると一緒にゲラゲラ笑いながら、二人で真似したりする。 面と向かって訊いたことはないけども、恐らく聴くこと自体に興味があるんだと思う。
彼はタイ語が話せる。 ペラペラだという訳ではないのだけど、会話の流れから意味を汲み取るのが上手いので、間違っていてもドンドン修正されていく。 そういうところも僕が好きなタイプだ。 僕も細かな点をゴリゴリと追求する事に時間をかけるよりも、全体の流れから細かな点を修正していく方が好きだ。 その方が、全体として間違いが少なくなることを知っているからでもある。 と言う訳で、彼とは何故か非常にコミュニケーションがいい。
僕には20年以上付き合ってる盲目の友達が居る。 彼は間違いなく僕のベストフレンドのひとりである。 彼はどんなやつか。 それは彼の特技によく表出している。 彼の特技は「みのもんた」の声帯模写だ。 彼は鍼灸マッサージ屋で、客がうつ伏せで寝ており視覚が奪われていることを逆手に取り、「もし『みのもんた』」がマッサージ屋だったら」みたいな芸を特技とする。 彼の声帯模写はよくある芸人のコピーなどではなく、彼自身のオリジナルなので、特に身の回りのちょっとクドめな人間の真似などに威力を発揮する。 ダイヤイの彼はこの友達と共通するところがある。
彼はダイヤイ族出身だ。 彼が普段ヘラヘラと無責任に話している事は、実は、さりげなく、世界のトップシークレットのひとつだ。 ダイヤイ族は一般的にタイ国境をさまよう無国籍の貧しい山岳民族だと考えられている。 だが、実状はこれと遥にかけ離れている。
ミャンマーの中でシャン州に住むシャン族と呼ばれている少数民族が居るが、これは実はダイヤイ族と同一人物だ。 そして、中国南部の西双版纳に住む傣族は、このダイヤイ族と親戚の関係にあるダイルー族だ。 この他にこの地域には、ダイマオ族・ダイロン族などのたくさんのダイ族が住んでいる。 彼らはかつてひとつの国を形作っていた。 今でも国旗が掲揚されている。 タイ国内にすむダイノイ族や、チェンマイ・チャンライに住む人たちも、かつては同じ文化圏だった。 そしてダイヤイとダイノイは戦争を起こして分裂したということ。。 彼らダイ族はビルマ語とはてんでかけ離れた言葉を話す。 ダイ族はタイ語の方言を話す。ダイ族はビルマ族などではなく、タイ族の一派である。
ちょっと自治州とか少数民族とか呼ぶにはでっかすぎる感じのシャン自治州ことダイヤイ国の強面の軍隊や国旗や地図。
h ttp://www.google.com/images?q=Shan%20State%20Army
そしてそこにイギリスがつけ込んで戦争を扇動している事。 ミャンマー政府は軍事政権なので立入禁止区域がたくさん作られている、と思わせておきながら、実はその立ち入り禁止区域にイギリス人がたくさん入り込んで、ダイヤイ語を勉強したり、軍事訓練をしているらしい。
これは、思いっきり国境紛争地帯だ。 タイがそのことを知らない訳がない。 だけど、イギリスがダイヤイを扇動してビルマ政府と対立してくれることは、タイにとって非常にありがたいであり、黙っている。
日本では、シャン族とダイヤイ族は違う民族だ、という根強い節がある。 だけど、シャン族がダイ族だということは、辞書にも書いてある。
掸 shan
(1)(史書で)“傣族 Daizu ”(タイ族)に対する称.
(2)シャン族.ミャンマー(旧ビルマ)の少数民族の一つ.
『異読』【掸 dan 】
(小学館 中日辞書より引用)
現在でも、中国語でシャン州(ダイヤイ国)の事を 掸邦 と呼ぶらしい。 このキーワードで検索するとかなり凄いことが書いてあるページが見つかる。
ttp://www.google.com/search?hl=en&safe=off&biw=1366&bih=612&q=%E6%8E%B8%E9%82%A6
例えば、ここに僕が聞いたことに相当することが書いてあるようだ。
h ttp://www.wyzxsx.com/Article/Class20/200903/74659.html
日本語訳
h ttp://translate.google.com/translate?sl=auto&tl=ja&u=http%3A%2F%2Fwww.wyzxsx.com%2FArticle%2FClass20%2F200903%2F74659.html
英語訳
h ttp://translate.google.com/translate?sl=auto&tl=en&u=http%3A%2F%2Fwww.wyzxsx.com%2FArticle%2FClass20%2F200903%2F74659.html
この日本語の検索結果にも、日本語だけどかなりきな臭い感じの話がたくさん出てくる。ここに書いてある事は、ただの噂話じゃなくて、本当だ。
h ttp://www.google.com/search?q=%E3%83%9F%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC+%E4%B8%AD%E5%9B%BD+%E5%9B%BD%E5%A2%83
このページにはダイヤイの写真がいっぱいある。
h ttp://www.militaryphotos.net/forums/showthread.php?174127-Today-s-Photos-Thursday-February-11-2010/page4
国と国がくっついていると、出てくるウソの量もハンパじゃない...。 巧妙で、日本レベルを越えている... いや、実は日本も「他人のふり見て我ふり直せ」ではないか。 日本にも国境がある 。 ... ほら、沖縄とか北方領土とか。 ビルマの国境にあるものは、日本の国境にも存在すると考えてよいだろう。
これくらいのこと、誰でもすぐわかるんじゃないか、という気が僕はする。 だが、実はそうではないらしい。
だけど、たまたま僕がタイ語が話せて、たまたま僕が中国語を勉強しにきていて、たまたま僕が、タイ語が話せるダイヤイの子と知り合って、たまたまギター好きで、たまたま声帯模写好きだったから、何故かこういうことを知ったという訳で、かなり珍しい出来事だったような気もする。 考えてみれば、僕がイサーン語を勉強し始めたのも、非常に珍しい「たまたま」が10個ぐらい集まって発生した事件だった。
彼がヘラヘラしながら話す話を、僕は、またアホなこといっとるな、程度で流している。
だけど、この話、考えてみれば、僕が普通に日本に居たら「絶対に」知りえない話ばかりだった。 僕は、そういえば日本人だった。 この話は、いつのまにか、僕の人生観を完全に変えている。 日本で僕が見ていたものは99%ウソだということが、これで完全に明らかになってしまった。 この話に首を突っ込みすぎるのは、かなり危険な感じがしている。 だけど、もう知っちゃったしな。 もう元には戻れないよな。
さて。 と。
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