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2009年5月22日金曜日

郷に入ったら郷に従え (mixi05-u459989-200905220739)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
郷に入ったら郷に従え
2009年05月22日07:39
昔教科書か何かで、郷に入ったら郷に従えと書いてあって、それは英語で
"when in rome, do Romans do"
っていうのだ、と書いてあったようなきがする。

で、さきほど、ふとググって見た。
"when in Rome, do as the Romans do"
とあった。

http://www.trivia-library.com/b/origins-of-sayings-when-in-rome-do-as-the-romans-do.htm

そうだ、と思った。

僕が知っていたヤツには冠詞がない。
また 「~として 、 まるで~であるように」 っていう意味の前置詞 as がない。

英語が間違っていたのだ。
日本人として生まれて、今まで教わった英語の間違いの多さには、本当に辟易する。

確かに do as the Romans do なら意味が通るし理解できる、と思った。



余談だけど、バンコクに "AMAZING THAILAND" ってよく書いてあるのを見かける。 AMAZING っていうのは、「驚くような」っていう意味なわけで、 当たり前だけど、タイ人にとってタイという国が「驚くような国」であるわけがない。 これはあくまでも他の人にとってアメージングな訳で、自分が自分に対してアメージングというのは、ヘンだ。 でも、そこを、あくまで他人の視点に立って自分を説明しようとするところが、タイっぽい。


そういえば、そんな国がもうひとつあった。 日本だ。 ずいぶん昔、郷ひろみが 「エキゾチックジャパン!」って歌ってて、すごく有名だったことがあった。

エキゾチックというのは、「風変わりな」とか「異国情緒あふれる」という意味だ。 自分が自分の国に対して、「風変わりだわぁ」 「あぁ異国情緒あふれるわー」って思っていたらヘンだ。 しかし、そこを敢えて、他人の視点に立って、自分の国を、風変わり・異国情緒と言ってのける郷ひろみ。 しかし、こちらは、国鉄のキャンペーンソングなわけである。 日本人が日本人に向かって言っているわけだから、世話はない。 これぞ正に、郷にいったら郷に従え、ということか。



P.S.
いや、でもちょっとまてよ、国や国民・言語の名詞には the をつけない、っていう決まりが無かったっけ。 なんで 国民の名称なのに the Romans なんだよ。 何でだよ。 まぁ、あとで調べてみよう。


コメント一覧
ねこ☆ミ。   2009年05月22日 09:01
日本人は、
Japanese People または、The Japanese
なんで、The Romansはローマ人?



ところで、Beautyって数えられないわけだが、
OXFORD DICRIONARYのBeautyの項目に、

定義:a person or thing that is beautiful:
例文:She had been a beauty in her day.

というのがあってアメリカの方に見せたら、そんな表現はないって言われた。(^^;;;;

理由はどっちかだと思うのだけど、結局わからない。

1.アメリカの方はアメリカ以外の英語は間違っているという判断基準なので、英国で作られたOXFORD DICRIONARYの表現は間違っていると感じる。

2.自分が日本語を、母語が日本語以外の方に教えるとき、後から辞書を引いて間違えたって思うことがよくあるのだけど、それと同じく、その方の認識が浅く間違っている。

ねこ☆ミ。   2009年05月22日 09:08
もう一つ。

3.コーパス的にまれな表現なので無視できる。
ジャコビ   2009年05月22日 10:44
When in Rome, do as the Romans do.

この格言の Romans はトーガを着て、他の国の人びととは一風変わった生活をしていたと言われる古代ローマ市民の事を指しているので、the がつくんだと思います。日本語にあえて訳するならば、「あのローマ人達」という事のになると思います。今ローマに住んでいる人々や、ローマで生まれたローマっ子という意味ではありません。

当然、古代ローマ帝国が栄えた時代に英語は存在していなかったので、この格言は古代ローマ帝国が滅びた遥か後の時代、多分比較的最近(過去300年位の間)にできた格言だと思います。
ねこ☆ミ。   2009年05月22日 11:01
にゃるほど!
おかあつ   2009年05月22日 20:36
> 当然、古代ローマ帝国が栄えた時代に英語は存在していなかったので、この格言は古代ローマ帝国が滅びた遥か後の時代、多分比較的最近(過去300年位の間)にできた格言だと思います。

今のローマじゃなくて、「昔の『あの』ローマ」だから the がつく、そして、だからこそ、この格言は最近出来た格言だろう、っていうのは、極めてよくつじつまがあっていて、説明を読んで僕もそうじゃないか、という気がしました。


一方で、昔の教会についての発言だ、っていう意見もあるそうです。

http://www.trivia-library.com/b/origins-of-sayings-when-in-rome-do-as-the-romans-do.htm


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When in Japan, do as the Japanese do って言うと変かな。 どうだろう。
おかあつ   2009年05月22日 20:40
OXFORD ADVANCED LEARNER'S DICTIONARY には
Roman
[C] a member of the ancient Roman republic or empire

って書いてあって、可算名詞になってました。 OXFORDには 基本的に 国名・国民の名は載ってないので、Roman っていうのは 国名・国民の名という扱いではないのかも。
おかあつ   2009年05月22日 20:42
http://www.google.co.th/search?hl=en&q=americans&btnG=Google+Search&meta=&aq=f&oq=

一方で American って実は可算名詞なんだなぁ...。
おかあつ   2009年05月22日 20:51
この辺は単に慣れ親しんだ習慣なので、特に理由は無いんだろうな...。

When in Japan, do as the Japanese people do って Japanese を形容詞にしたら それはそれで変じゃないような気もする。

English とか 国を指定する形容詞がついたら冠詞はつかないっていうのは原則だけど、前後の文脈からつける妥当な理由が見つかる場合はつけたほうがいいんだろうな。

科学の論文とかだと、原則だけでは決められないような、複雑なことを説明する必要が出てくるし、そういう場合は「原則では冠詞はつけない」っていわれても、意味に応じてつけたりはずしたりしたほうがいいんだろうな。

Soak it to a cup of water then the water will boil in three minutes. みたいに 不可算名詞にも 冠詞つくときあるしな...。
ジャコビ   2009年05月22日 21:32
St. Augustine の発言から来ているというのは、聞いた事があります。たしか、聖書 (New Testament) にも違う内容だけれど、似たような記述があります。「自分たちのユダヤ人としての生活習慣を押し付けるな」みたいな。

ローマの市民権というのは複雑だったようで、ウィキに出てました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Roman_citizenship

可算名詞かそうでないかは、日本人にとって感覚的につかみにくい所なので、私もよく迷います。アメリカ人も、文法として理解しているわけではなく、子供の頃から生きた会話の中でどれが可算名詞かを感覚として習得しているので、いきなり American って可算名詞? と聞いても面食らわれてしまいます。日本人が必ずしも日本語の文法を知っているとは限らないのと一緒ですよね。

American も Japanese も文章の内容によって、定冠詞をとったりとらなかったりします。アメリカ人、日本人を指す場合、不定冠詞はいつも付くとおもいます。言い換えれば、英語の場合、 American や Japanese といった一つの単語がいくつかの似たような(若しくは全く異なる)意味を持歯場合、定冠詞が付くかどうかで、その単語や文章の意味が限定できます。
 
出展 2009年05月22日07:39 『郷に入ったら郷に従え』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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