靴を忘れた
2009年04月04日16:02
電車に乗っていた。 先頭車両に乗っていたので先の景色が見えたのだけど、数メートル先の線路がなくなって崖になっている。 とはいえ崖にも線路が敷かれている。 僕はそれをなんとなく見ていた。 電車は崖に向かって走り始め、崖からジェットコースターのように滑り降り始めた。 地面に激突するかに見えたが地面のところから線路は丸く緩やかに水平に戻っており、電車はふわりと着地した。 僕は普段どおり、と気にも留めなかった。
次の駅で僕は電車を降りた。 この駅はこの先にある終点駅のすこし手前にある。 ふたつの路線が合流して先の終点駅に向かうようになっている。 だから、ふたつの路線の電車が交互にやってきて合流するようになっていた。
僕はここから歩き始めようと思ったのだが、よく見たら僕は靴を履いていなかった。 これでは駅から出ることが出来ない。 なんとしたことか、と思った。 会社から駅に歩くまでに靴を履いていないことに何故気が付かなかったのか、と思った。 また会社まで戻らなければいけない、と思うと気が重かった。
そばに友達が居た。 僕は彼に靴を貸してくれないかと頼んだ。 しかし彼は僕より小柄で僕よりも小さな靴しか持っていなかった。 彼はサンダルも持っていたが、それは貸してくれなかった。 そばにはかばんがたくさん置いてあった。 中には一辺が1メートル以上あるような巨大な背負いかばんがあった。 このかばんがあれば、夜、かばんの中で寝たり出来て便利だな、と思った。 その中には僕の大かばんもあった。 僕はこれがあればどこにでもいける、と思った。
僕はねっころがって、空を見上げた。 日差しが強くてまぶしかった。 脇を見たら線路のそばで子供達が裸になって遊んでいる。 あぁ公園になっていたのかと思った。 目をつぶっていたら何かが飛んできて頭の上に止まった。 触ってみたら文鳥だった。 人に飼われていたのか、触っても逃げなかった。 起き上がって捕まえた。 逃げなかった。 放しても逃げなかった。
文鳥はよく見ると風きり羽を切られており高く飛べないようになっていた。 だけど懸命に羽を動かしてホバリングしていた。 僕は飛んでいる文鳥の上から軽く手をかざして安定してホバリングできるように手助けした。 ところが、手を放した瞬間文鳥は高く飛び上がりすぎてしまい、天井にぶつかってしまった。 文鳥は怪我をしてしまったようだったが、降りてきて床に止まった。
そばで女の子が僕を見ていたが、僕は布団にもぐって泣き始めた。 泣いているところを見せる訳にはいかないと思った。 僕は日本人で禅の考え方を持っている、と考えた。 だから泣いているところを見せる訳にはいかない、と納得した。
そばに死んだ祖父が居た。 泣いている僕を見て「お前、いくつになったんだ。」と鼻で笑っていた。 大人になってまで泣くもんじゃないよ、という意味だ。 祖父が生前よく言っていた言葉だった。 僕は祖父からこういわれるのが非常に腹立たしくいやだったものだったが、今回僕はこの言葉をきいてなんとなくほっとしたような気がした。
◇
目が覚めた。 なんか最近の僕の心象をあらわしているような気がした。
これはいったい何なんだろうか。
すこし考えてみようと思う。
次の駅で僕は電車を降りた。 この駅はこの先にある終点駅のすこし手前にある。 ふたつの路線が合流して先の終点駅に向かうようになっている。 だから、ふたつの路線の電車が交互にやってきて合流するようになっていた。
僕はここから歩き始めようと思ったのだが、よく見たら僕は靴を履いていなかった。 これでは駅から出ることが出来ない。 なんとしたことか、と思った。 会社から駅に歩くまでに靴を履いていないことに何故気が付かなかったのか、と思った。 また会社まで戻らなければいけない、と思うと気が重かった。
そばに友達が居た。 僕は彼に靴を貸してくれないかと頼んだ。 しかし彼は僕より小柄で僕よりも小さな靴しか持っていなかった。 彼はサンダルも持っていたが、それは貸してくれなかった。 そばにはかばんがたくさん置いてあった。 中には一辺が1メートル以上あるような巨大な背負いかばんがあった。 このかばんがあれば、夜、かばんの中で寝たり出来て便利だな、と思った。 その中には僕の大かばんもあった。 僕はこれがあればどこにでもいける、と思った。
僕はねっころがって、空を見上げた。 日差しが強くてまぶしかった。 脇を見たら線路のそばで子供達が裸になって遊んでいる。 あぁ公園になっていたのかと思った。 目をつぶっていたら何かが飛んできて頭の上に止まった。 触ってみたら文鳥だった。 人に飼われていたのか、触っても逃げなかった。 起き上がって捕まえた。 逃げなかった。 放しても逃げなかった。
文鳥はよく見ると風きり羽を切られており高く飛べないようになっていた。 だけど懸命に羽を動かしてホバリングしていた。 僕は飛んでいる文鳥の上から軽く手をかざして安定してホバリングできるように手助けした。 ところが、手を放した瞬間文鳥は高く飛び上がりすぎてしまい、天井にぶつかってしまった。 文鳥は怪我をしてしまったようだったが、降りてきて床に止まった。
そばで女の子が僕を見ていたが、僕は布団にもぐって泣き始めた。 泣いているところを見せる訳にはいかないと思った。 僕は日本人で禅の考え方を持っている、と考えた。 だから泣いているところを見せる訳にはいかない、と納得した。
そばに死んだ祖父が居た。 泣いている僕を見て「お前、いくつになったんだ。」と鼻で笑っていた。 大人になってまで泣くもんじゃないよ、という意味だ。 祖父が生前よく言っていた言葉だった。 僕は祖父からこういわれるのが非常に腹立たしくいやだったものだったが、今回僕はこの言葉をきいてなんとなくほっとしたような気がした。
◇
目が覚めた。 なんか最近の僕の心象をあらわしているような気がした。
これはいったい何なんだろうか。
すこし考えてみようと思う。
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