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2009年4月3日金曜日

ラチャダー戦記1 (mixi05-u459989-200904030640)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
ラチャダー戦記1
2009年04月03日06:40
今日は午後から仕事をして、いまいちはかどってないのだけど、取り敢えず十時になってスタバが閉まってしまったので、歩き始めて、いろいろ考えた後にラチャダーソイ8に行くことにした。 (ソイというのは大通りから分岐する小路のこと。番号が振られており通常番号で呼ぶ。)

アソーク駅に行って、そこから地下鉄に乗ってスーンワタナタム(文化センター)駅まで行った。 降りたら何か僕が思ったより少し手前に出てしまったようで、カルフールとかいった大型ショッピングセンターがたくさんある場所に出てしまったので、少し歩くことにした。

アソーク通りをずっとひたすら歩いて行った。 沿道にネオンがピカピカの古い建物がたくさん出てきた。 広東語風の文字で 「大浴場」と書いてあった。 あぁそういうことか、と思った。 なぜかこの辺にはそういう大浴場がたくさんあるらしく、何か栄えていた。 更に歩いたら、更にたくさん大浴場が出てきた。 この辺は大浴場街らしかった。

ついに隣の駅ホワイクワン駅まで付いた。 隣の駅は商店街がとても栄えていて、道沿いに所狭しと露店や商店が立ち並んでいた。 お腹が減ったと思った。 まだおなかの調子は本調子に戻っていないので、屋台のような不衛生なところで食べることに若干不安はあったが、良さそうな店があればいいなと思い、商店街を歩き始めた。

商店街は行けども行けども途切れなかった。 非常に長い商店街だった。 最後の方にクワイティアオ屋さん(ビーフンスープ屋さん)があったので、そこで食べることにした。 「何のクワイティアオですか?」って聞いたら、即答「バミーのクワイティアオです」といわれて、面食らった。 普通「鳥のクワイティアオ」とか「牛のクワイティアオ」とか言われるのが通例で、バミーとか麵の種類は選択性なのが普通じゃないかと思う。 ここは、まるで五反田のマーボー飯専門店のごとく、スープは鶏がら、麵はバミーと決まっているらしかった。 ちなみにバミーとは日本のラーメンの麵と同じものだ。 食べてみて、思ったのは、これはひょっとすると、日本のラーメンの原型ではないか、と思われる味だった。 いわゆる中華麵だった。

「シウ」はここにありますからね、といわれた。 多分「シウ」と言ったと思う。 「シウ」というのは、クワイティアオのオプションのひとつであるキシ麵と、かつ「汁なし」というスペシャルオプションをコンビネーションで頼んだときのみに有効になる追加オプションで、砂糖を煮詰めたような甘い汁のことだ。 これをかけるとうどん粉で作ったきし麺と混ざり合って、あん蜜のような風味が加わる。 シウはスペシャルオプションなので、通常、厨房にのみ置かれて、テーブルには置かれない。 だから、「へーここにはシウがテーブルにおいてあるんだ」と思った。

ところが「イカ汁」が見当たらなかった。 クワイティアオにはイカの絵の描かれたビンに入った調味料を入れて食べるのが通例だ。 ところが、ここにはそれがおいてない。 だから、「調味料の汁どこですか」と聞いたら、これです、とシウを指された。 なにぃ?とおもった。

その「シウ」を食べてみたら、しょうゆだった。

つまりこのクワイティアオ屋さんは、極めてラーメンの原型に近い形のクワイティアオを出していた。 バンコクには古い華僑の末裔がたくさん住んでいるので、きっとこの人はそういう古い中国の文化を伝えているのか、と思った。 けど多分そうじゃない、何か別な事情があるんだと思うけど。

食べ終わってまた歩き始めた。 しかしいけどもいけどもラチャダーソイ8は見つからない。 あきらめてタクシーを拾うことにした。 タクシーが走り出してから僕が実は行き過ぎていたことに気が付いた。 タクシーがUターンしたのだ。 僕が思ったよりずっと手前にあったのだった。 とんだ失敗をしてしまった、と思った。

で、戻ってソイ8についた。 ソイ8にはいろいろなディスコがあって、迷ったのだけど、結局昨日と同じ店に入った。 店に入ったら昨日見た店長が入り口に居て、僕の顔を覚えていてくれた。 店の中に、案内してくれた。

店に着いたのは12時前だった。 お店はまだ盛り上がってなかった。 取り敢えず通されたところに座ってビールを飲み始めた。 後ろに超グラマーなおねえさんが二人踊っていた。 僕はひとりっきりだったので、若干寂しかったが、DJが優秀でかなりいい感じだったので、音楽が面白く、それはそれなりに楽しかった。

今どうもバンコクでは水タバコが流行っているのか、ここにも水タバコがおいてあった。 僕はドイツに行ったとき水タバコを覚えて、かなり好きになっていた。 水タバコをご存知だろうか。 タバコのような感じで煙を吸うのだけど、煙は一度水の中をブクブクと音を立てて通過するため、あまり辛くなく煙くなく、香りだけが残って出てくる。 煙の元もタバコとはまた違った木片を使うようだ。 1000円で一時間吸えるというシステムで、頼んだ。 水タバコをすうと非常に気分がよくなる。 ふくよかな香りとともに酔ったような感じになる。


周りをずいぶんと観察した。 男女連れが多いのだけど、見ていると、男2~3人 女2~3人 という感じでパーティーを組んで来ている者が多い。 それも、どうもお見合い状態で男は男だけで、女は女だけで話をする、という状況に陥りがちみたいだ。

中には女二人だけというグループも居た。 だけど、何かブランド品でガッツリ身を固めて、実に近寄りがたい雰囲気をかもし出している。 目もあわせない。

で座っていて、思ったのだけど、これは知り合いを作るのはかなり難しい。 思っていたよりずっと難しいと感じた。 タイ語が難しい、という以前の問題で、かなり高度なパーソナルスキルを求められる、と思った。 というか、これは要するにはっきり行って、東京とさほど変わらないのではないか、と感じた。 この人間関係の不器用さ、人恋しいくせに壁を作っているところとか、壁を取り払って打ち解けるのが苦手だったり、東京人とかなり似ている。 変だ。 もっとも、東京人のコミュニケーションの下手さ加減は、こんなもんじゃなく、もっとずば抜けているので、もっと変な人がたくさんいるけど。

そんななか、後ろにいた超グラマーなおねえさんが、踊りながらドサクサにまぎれて、何か近くに来て体をこすりつけてくることに気が付いた。 グラスを掲げて乾杯を求めてきた。 おねえさん方は僕より一段上の床で踊っていたが、降りてきた。 降りて、彼女らが僕より背が高いということを知った。 「こ、これは...」と思った。 オカマなのだ。 何故僕はすぐオカマに興味をもたれるのだろうか。 男性には興味は無い。 120%ノン気である。 だけど、僕はどうも、オカマの人たちに人気があり、どうしてもオカマの人と知り合ってしまう。 でもすごくいい人で、いろいろ話をした。 でも、疲れてしまったので、また明日来るわ、と言い残して帰った。

もっとも、友達を探すのが最大の目的なので、別に女性じゃなくてもいいにはいいのだけど...

オカマというのは、マイノリティーなのだと思う。 マイノリティーというのは、ひとりになること、協力者が居なくなることの怖さを知っている。 だから誰かとであったとき、その人をむげにあつかったりすることが少ない。 それは自分もマイノリティーだから思うところがある。 だからこそ知り合いやすいのだろうと思う。 逆にバンコク人はバリバリのマジョリティーなので、その文人をむげにあつかいがちという傾向はある。



そのまま帰ってもよかったのだけど、いちどアソークに戻ることにした。 戻って思ったけど、ラチャダーと比べると、まるで外国のように雰囲気が違う。 この落差、すごい。





昨日Y’嬢が帰るとき、ヤツの国民証を見る機会があった。 なかなか見せようとしないから、「何でみせねんだ! さては男なんだろう!」って言って横取りして、見てやった。 見たら、僕には国民賞に書かれた性別を読む能力が無いということが判明した。 Y’嬢は、そばに居た花売りの少女を捕まえて「これ、女だよね? ね?」とたずねた。 少女は「あぁ女です。」と答えた。 僕は信じなかった。 もし男って書いてあったら少女は「いえ違います」って答えるだろうか。 答える訳ないよ!


そういうことがあったので、タイ語の先生として有名なポンパン先生の書いた本のことを思い出した。 これに国民証の読み方が書いてあったのだ。 今日、日本語の書店の近くに行ったとき、よってみた。 本によると、 国民証の二行目、名前の欄が、「ナーイ นาย 」で始まったら男性なんそうだ。 そうか、と思った。



教訓:
かばんは持っていかない方が有利。
歩き回った方がいい。一箇所に居ると煮詰まりやすい。
三十路を過ぎた僕は、ビールを飲んで踊り続ける体力が無い。 飲み物は出来るだけソーダだけにすべき。
椅子席はいろいろと不利。出来るだけ、立ちテーブル席がよい。 (ひとりなので、立ち上がって踊ると目立ちすぎる。 かといって、座っていると、寂しそうに見えてポイントが低い。)
オカマのそばは避けた方がいい。
出来れば誰でもいいのでツレが居た方がいい。(ひとりだとどうしても表情に変化が付かないので、取り付きにくい人だ、という印象を与えがちみたいだ。)
髪型は多少ハデ目でよい。 またワイシャツ程度の正装はしていたほうが無難みたいだ。


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出展 2009年04月03日06:40 『ラチャダー戦記1』