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2008年11月12日水曜日

センセープ運河で水遊び2 (isaan05-c987254-200811122114)

おかあつがミクシコミュニティータイ東北イサーン語研究会として著した記事を紹介します。
センセープ運河で水遊び2 (おかあつ)
2008年11月12日 21:14
非常に、非常に、残念なニュースを見つけてしまった...。

前回のトピ http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=36904100&comm_id=987254にも書いたとおり、船がバンバン行きかうセンセープ運河で水遊びをしている子供がたくさん居るっていう話だったんですが、非常に残念なことに死亡事故があったんだそうです。

~~引用~~

水遊びの少年、スクリューに巻き込まれ死亡
http://www.newsclip.be/news/20081112_021315.html

【タイ】10日午後5時ごろ、バンコク都内のセンセープ運河で仲間と水遊びをしていた14歳の少年がフェリーのスクリューに巻き込まれて死亡する事故があった。事故があったのはパトゥムワン区のジャルンポン船着き場付近で、少年が近づいてきたフェリーを避けるため水に潜り、浮かび上がってきたところに後続のフェリーが来てスクリューに巻き込まれたという。フェリーが通り過ぎた後に少年の行方がわからなくなり、30分後に傷だらけになった少年の遺体が見つかった。

 少年は同じ場所でよく水遊びをしており、フェリーが来ると水に潜ってやり過ごすのもいつものことだったという。タイ字紙プージャッカーン電子版が報じた

~~引用終わり~~

実はこのパトゥムワン区っていうのは自分が今住んでいる地区なのですが、あまりに身近な場所での出来事でちょっとショックです。 ですが、あまり騒ぎにもなっておらず、気がつきませんでした。


...このトピを読んでいる人の中には、「何で事故が起こってるのに立ち入り禁止にしないんだ!」っていう人もいるかもしれません。 しかし僕は思うのですが、「自由」ってそういうことなのではないでしょうか。 自由があるということは、リスクがあるということでもあります。 リスクのあることを禁止すれば自由ではなくなります。 人は立ち上がらなければ歩くことができませんが、立ち上がれば転んで怪我することもありえます。

タイにはみんなでワイワイトラックの荷台に乗って高速道路をすっ飛ばす人がたくさんいますが、実はやってみると実に爽快です。 事故を起こせば確実に死にます。 死にますが、実に楽しく爽快な遊びでもあります。 日本の様にトラックの荷台に乗ることを禁止すればそういう事故は一切起こらなくなるでしょうが、タイでは禁止される気配はありません。

そんなタイ人を「学習能力が無い」といってバカにする日本人はたくさん居ます。 居ますが、日本にはそういう自由を満喫できずに鬱に掛かって自殺する人もたくさん居ます。 自殺する前に、タイに来て、センセープ運河で水浴びしたり、荷台に乗って高速道路を飛ばしたりしたほうが、ずっといいように思います。 まれに死ぬかもしれませんが、それ以前に、自殺したくなるような行き場を失った気持ちは発散できるように思います。

もちろん、タイには「危ないからそういうことはしない」と言う人もたくさんいます。 するのも自由だけど、しないのも自由っていうのが、本当に自由じゃないかって思います。

日本にはリストカットをする人がたくさんいます。 タイにはあまり居ない様な気がするのです。 死にたいと思えば、リストカットなどしなくてもいくらでも辺りに危険がたくさんあるからです。 思い立ったらすぐ死ねます。

危険の存在は人に生きている実感を与える様な気がします。 逆に、危険が無いという事実は、人から生きている実感を奪う様な気がします。

日本というのはあらゆる危険がきれいに切り取られ、生きている実感をとても得にくいのではないか、と思うことがあります。 そんなスポイルされた生きている実感を求めて、日本人は「危険な」外国に行くのではないでしょうか。

事故は残念なことですが、誰もセンセープ運河に飛び込む爽快さを奪うことはできないように思います。

(終わり)
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~~~ 追記1 ~~~

元ネタはプージャッカーン誌っていうことで検索してみた。 これが元記事みたいだ。

เด็กชาย 14 ปี โชคร้ายลงเล่นน้ำกับเพื่อนที่คลองแสนแสบ
14歳の男の子、センセープで友達と水遊び中の不運
http://www.manager.co.th/Crime/ViewNews.aspx?NewsID=9510000133413

~~引用~~

ด.ช.เคราะห์ร้ายเล่นน้ำถูกเรือโดยสารชนใบพัดฟันร่างเหวอะ!
โดย ทีมข่าวอาชญากรรม ผู้จัดการออนไลน์ 10 พฤศจิกายน 2551 22:12 น.
เด็ก ชาย 14 ปี โชคร้ายลงเล่นน้ำกับเพื่อนที่คลองแสนแสบ ถูกเรือหางยาวที่แล่นผ่านมาชน ใบพัดเรือฟันร่างเป็นแผลเหวอะหวะขณะที่คนขับเรือไม่สนใจขับเรือผ่านไป ตำรวจเร่งตามตัวดำเนินคดี

วันนี้ (10 พ.ย.) เมื่อเวลา 17.00 น. พ.ต.ต.ธรรมรักษ์ เรืองดิษฐ์ พนักงานสอบสวน (สบ 2) สน.พญาไท รับแจ้งมีอุบัติเหตุเรือโดยสารเฉี่ยวชนเด็กที่กำลังเล่นน้ำในคลองแสนแสบจม หายไปบริเวณท่าเรือเจริญผล ชุมชนบ้านครัวใต้ หลังโลตัสพระราม 1 แขวงวังใหม่ เขตปทุมวัน จึงรุดตรวจสอบที่เกิดเหตุพร้อมแพทย์นิติเวชจากโรงพยาบาลรามาธิบดี และเจ้าหน้าที่กู้ภัยมูลนิธิร่วมกตัญญู

ที่เกิดเหตุเจ้าหน้าที่พบชาวบ้านมุงดูจำนวนมาก ส่วนเรือที่เฉี่ยวชนเด็กเบื้องต้นทราบแต่เพียงว่าเป็นเรือโดยสารที่แล่นผ่าน ไปไม่ยอมหยุด เจ้าหน้าที่ใช้เวลางมหาร่างเด็กที่ถูกเรือชนแล้วจมหายลงไปในน้ำนานกว่า 30 นาที ก็พบศพ ด.ช.นพรัตน์ คตภูธร อายุ 14 ปี สภาพศพมีบาดแผลที่เกิดจากใบพัดเรือจนเหวอะหวะไปทั่วรางกาย แขนห้อยรุ่งริ่งเกือบขาด อวัยวะภายในไหลทะลักอย่างน่าสยดสยอง

จากการสอบสวนชาวบ้านที่เห็นเหตุการณ์ให้การว่า ก่อนเกิดเหตุเห็นผู้ตายมาเล่นน้ำกับเพื่อนอายุไล่เลี่ยกันประมาณ 5 คน หลังจากนั้นก็มีเรือโดยสารลำหนึ่งแล่นผ่านมา ผู้ตายจึงดำลงไปหลบในน้ำ เมื่อเรือลำดังกล่าวแล่นผ่านไป ผู้ตายก็โผล่ขึ้นมาบนผิวน้ำ โดยที่ไม่รู้ว่ามีเรืออีกลำแล่นผ่านมาจึงถูกชนแล้วจมลงไปในน้ำ ก่อนที่เรือจะแล่นผ่านไปโดยไม่สนใจว่าเกิดอะไรขึ้น ส่วนผู้ตายก็จมหายลงไปในน้ำจนกระทั่งเจ้าหน้าที่กู้ภัยงมหาร่างขึ้นมาได้ดัง กล่าว

ด้าน พ.ต.ต.ธรรมรักษ์ กล่าวว่า จากการสอบสวนกลุ่มเด็กที่มาเล่นน้ำด้วยกัน เบื้องต้นให้การว่า ผู้ตายกับเพื่อนจะมาเล่นน้ำที่จุดเกิดเหตุเป็นประจำ และผู้ตายก็มักจะดำน้ำหลบเวลามีเรือแล่นผ่านไปมา แต่ในช่วงเกิดเหตุวันนี้มีเรือแล่นผ่านมาติดกัน 2 ลำ แต่คาดว่าผู้ตายคิดว่ามีเพียงลำเดียว พอลำแรกแล่นผ่านไปก็โผล่ขึ้นมาจึงทำให้ถูกชนและถูกใบพัดเรือพัดจนเป็นแผล เหวอะหวะไปทั่วร่างกาย อย่างไรก็ตามจะสอบพยานแวดล้อมอย่างละเอียดอีกครั้ง เพื่อติดตามคนขับเรือลำที่เกิดเหตุมาดำเนินคดีต่อไป


~~引用終わり~~

ちょっと考え方を日本人に戻してみる。 チョークラーイ โชคร้าย って 不幸というよりは 運が悪いみたいなニュアンスが強い言葉だと思うけど、こんな場所で水遊びしてたら運が悪くなくたって事故にあうかもしれないだろが!ってちょっと思った。

そういえばこういうことを思い出した。

昔、日本の教習所のビデオでこういうのがあった。 友達3人が車で峠道を走っている。 と、先に遅いトラックが走っていており追い越せず、ノロノロ運転になってしまった。 楽しいドライブが台無し。 そんなときに友達は叫ぶ。 おい、追い越しちゃえよ! いやいやダメだよ、危ないからね。 しかしトラックは相変わらずノロノロ。 友達は叫ぶ。 おい、いつまで後を走ってるつもりなんだよ! わかったよ! 追い越しをかける。 ちょうどそこに対向車が! キキー! 死亡事故が発生。

と、そこでテロップが出現。 クイズが始まる。 「この事故で悪いのは誰でしょう。」

三択です。

  1.友達が悪い。
  2.自分が悪い。
  3.運が悪い。

「3はさすがに無いだろ!」 「何でも運のせいかよ!」 20年近く前の話、教習所で友達とこのビデオを見たとき、友達と一緒にゲラゲラ笑ったものだった。



タイの考えに戻す。

人の生死というのは運命次第だ。 心配してもどうにもならない。 だから何でもやりたいことを思い切りやりなさい。 ということだろうか。
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出展 2008年11月12日 21:14 『センセープ運河で水遊び2』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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