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2008年4月2日水曜日

あしあと と Pokeは 同じか (mixi05-u459989-200804021732)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
あしあと と Pokeは 同じか
2008年04月02日17:32
FaceBookの 国際化板で、あしあとと Pokeが同じだって発言したら、英語を話す日本人と 討論になって劣勢に立たされた。 Pokeとあしあとはまったく異なるコンセプトのものなので、同じものではない。 それに賛成だ...とか 言っている。 多分どんなに討論しても勝てない。 何でかといえば、あしあとと Pokeは 違うものだからだ。 んなこたわかってるのよ。

でも、プログラマ的な勘として、あしあとって訳したほうが圧倒的にはやく普及すると思う。 それは確かに正しくない訳だが、人って正しくない事の方が理解し易いのだ。 これは僕が経験的に知っている事実で絶対に間違いがない。 こういう場合は、親しみ易さに重点を置いて翻訳したほうがはるかに成功し易いと思う。

でもこれが何でなのかを、討論して、恐らく僕のはるかに年下であろう経験も知識も乏しい彼らに対してコンセンサスを取ることムリだろう。 それに何か徒労感を感じる。

論理的に言えば、足跡とPokeのデータフローは抽象的にみて 任意か強制か、という違いしかないので、僕的には同じといって差し支えないと思う。 だが、コンピューターサイエンスの知識も数学の知識も無い彼らに、このことを納得させるのは、ムリだ。

でも、これを理を説いてひとつひとつ紐解いていっても、彼らは納得しないだろう。 人って間違った存在だから、仕方がないと僕は思う。


それに、英語=日本語の翻訳は、どれがベスト、っていう唯一の答えが無い。 タイ語と日本語だと結構あるかもしれないが、日本語と英語だと、あまり無いと思う。 文化背景がずいぶんちがうので、言い回しも随分違うからだ。

だから、こういう答えの無い事に関する作業をするときっていうのは、誰かリーダーが居て、みんなでリーダーが決めた個人的な見解に基づいて作業して行かないと、みんなで足の引っ張り合いになってしまって、結局みんなで共倒れになってしまう。

民主主義って、うまくワークする場面と、うまくワークしない場面がある。

僕のすきなジョンスポールストラが、「最初に討論してたら、絶対に成功しなかったと思う」っていうようなことを言っていて、僕もそう思うことがある。 理屈で言い負かしても他人を納得させることは出来ないし、理論的に正しくないことの方がうまく行く事もある。

http://www.amazon.co.jp/dp/4877710582

ここまで説明して理解させる自信が、正直ない。
あと多分、それにかかる時間とパワーも無い。

FaceBookの設計者は、 こういうボランティアベースの作業がはかどりにくい日本の文化背景の違いも理解している必要があるが、それも望むべくも無い。

というわけで、あっさり 退散! ゴメンよ カナダの君。


コメント一覧
おかあつ   2008年04月02日 19:38
クレヨン シンちゃんのタイ語訳ってすごく秀逸で、もうそれ以外ない、って断言できるぐらい秀逸だ。 シンちゃんのおじいちゃんがタイ東北イサーン人でおばあちゃんが北部チェンマイ人、なんて誰が思いつくだろう。 絶妙のピッタンコだ。 だけど、英語と日本語だと、文化背景が違うので、そこまでピッタンコにはならないと思う。

でも「ご冗談でしょうファインマンさん」の日本語訳のべらんめい調は、秀逸だと思った。 ニューヨークじゃないけど、ボストンの人のを聞いたことがある。 正に江戸前ベランメイ調で、結構好きだった。 イッフャドンドゥーザッアゴナキッリャ! っていう感じで、凄く好きだった...。

いずれにしても、翻訳みたいな人文的で答えが一つに定まらない事柄について作業をする時は、リーダーシップを取る人と、ちゃんと人の意見を傾聴できる人がそろわないと、ネズミが100匹いて チューチューチューチュー言っているのとおんなじで、あっという間にネコに食べられちゃうだろう。

英語を話すような日本人が、人の意見を傾聴するかっていうと、微妙なところだ。 それこそチューチュー言うだけでまとまるわけなんかありゃしない。

(僕も口が悪いが...)
クレ   2008年04月04日 00:02
最近、DVDの翻訳で、字幕の場合と声の場合では違うことが多いのを知りました。声の方が元の意味に近いようですが、字幕は短い時間で読める字数の制限があるので意訳や省略が多いらしいです。いままで気がつきませんでした。
 
出展 2008年04月02日17:32 『あしあと と Pokeは 同じか』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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