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2008年2月21日木曜日

JANKO KEYBOARD (mixi05-u459989-200802211310)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
JANKO KEYBOARD
2008年02月21日13:10
(あまりにもたくさん追記したので日記を改めた。 後できちんとまとめた文章にしたい。)

http://technabob.com/blog/2007/08/09/chromatone-312-key-synth-laughs-in-the-face-of-88-keys/

凄すぎる。
特筆すべき点

・つか何コレ? すげー視覚的なインパクト
・転調が簡単らしい。 (ピアノってC調は簡単に弾けるけど転調はムチャムチャ難しい)
・デモ曲が何故かマリオブラザーズのジャズ版
・日本製らしい

追記1
http://www.chroma.jp/
これが本家のサイトらしい。

追記2
http://www.red-bean.com/noel/uniform-keyboard/

このシステムっていうのは ジャンコキーボードといって 昔からあったものらしい。

僕は一人のギター弾きとして、昔からピアノって弾き辛いよな... って思ってたけど、正にその問題をスコーンと解決している! だって音符は半音階でシンメトリックな配置になっているのに、運指パターンは12種類もあるじゃない... そのことに常に違和感を持っていた。でもこれなら運指パターンが一種類しかない!

追記3
オモチャのキーボードどころか、ちゃんとピアノまであるんだ...。 この整然としたキーボードレイアウト.... 僕が音楽を好きになってからずっと感じていた『あの』違和感が氷の様にすうっと解けていく...。

これは、惚れた... すごい!


追記4
この楽器は五線譜ではなくて三線譜というものを使うらしい。

ところで、ギタリストは譜面が読めない人がとても多い。 何故か。 ピアノであれば五線譜っていうのは弾き方と等しくなっているので、簡単に読めるのだ。 しかし、ギタリストにとって譜面っていうのは、全く弾き方と全く一致しない。だから、初見で弾くことなんかはギタリストにとって至難の業といえる。

ギターっていうのは、元々運指がクロマチックパターンになっている。だから、思うんだけど、多分この三線譜はギタリストにとって結構読みやすいものになるんじゃないだろうか。

ちなみにピアノから始めて後でギターを弾き始めた人には、ギターの指板が 黒い部分と白い部分に分かれて見えるんだそうだ。

追記5
http://en.wikipedia.org/wiki/Janko_keyboard
でも現れたのは比較的新しい。 19世紀後半らしい。

思うんだけど、今主流のキーボードっていうのは、 12の調があったら12の運指パターンが発生する。 これっていうのは、面倒なようだが、実は人間にとって それぞれの音いっこいっこが違うものとして感じられるためのリマインダーとしての役割を果たしている。 これが人間の音楽の能力を高めるのに役割を果たしているのかもしれない。

これがクロマチックシステムの指板を持つギターを最初から弾いている人だと、全部の調が同じに見えてしまうるので、音楽の能力をつけるのに、また別な訓練が必要な場合が多い。


追記6
これは実は ホールトーンキーボード(ホールトーン=全音階)とも呼ばれているらしい。
僕と同じことを考えている人がたくさんいるらしく、ホールトーンキーボードには世界各地に愛好家がいるようだ。


追記7

http://www.thecipher.com/wholetone-keyboard_scales.html

うわぁ ... なんて魅力的に見えるんだろう! いい! いい!


追記8
http://www.youtube.com/watch?v=lF74HPtlKDs
http://www.youtube.com/watch?v=GtzA2UHOr-A
こういうものもあるらしい...。
http://www.thummer.com/
http://www.youtube.com/watch?v=WPxrTUnb0Iw&feature=related

これならスペースを食わないmidi入力デバイスとして充分使えるよな...。

http://technabob.com/blog/2007/09/25/thummer-this-synthesizer-is-all-about-expression/


追記9
http://images.google.com/images?q=Thummer

どうやらこのキーボードはあちらこちらで火がつき始めているらしい。

多分 あのピアノの従来のキーボードは 歴史的に物理的な制約もあったんだろうな... だってあのジャンコキーボードでピアノ作るの大変だもん。 どう考えても。

でも今や時代はインターネット。 どういう形にでも作ることができる。 であれば、こっちの方が表現力は圧倒的だよな...。 これなら必要な技量は劇的に下がる。 こうなると音楽というものが、一部の天才に牛耳られるべきものではなくなるよな。

気をつけなければいけないのは、こうなると、音楽に参加する人が爆発的に増えて、世に出回る音楽のクオリティーが一気に下がってしまうことだ。 それは今のインターネットでも起きている。 それを解決するのは僕の目標の一つでもある。

インターネットって、世の中のあらゆる偏りを完璧に是正してしまう。 偏りがなくなるのはいいことだが、世の中多少偏っていたほうが面白い事もある。 全く中庸な世界って結構つまらない。 じゃなきゃ、不倫に走る人はいなくなるだろう。 偏っているから人は燃えるのだ。

でもインターネットは全てを完璧に平らにならしてしまう。
それによって自由も得たが、多少偏ってないとそれはそれで案外面白くない事なのかもしれない。


追記10
http://technabob.com/blog/2007/08/09/chromatone-312-key-synth-laughs-in-the-face-of-88-keys/

これの下の方のビデオでマリオをひいている人。
途中で何かコキーンコキーンって変なフレーズ弾いているの... コインを取った音らしい事が判明。

途中で何かタララタララタララ ってやっているのは、何か不自然だけど、要するに転調が簡単だっていう事を言いたいんだと思う。 このてのフレーズってピアノで弾くの、クソ難しい。

追記11
クロマトーンを弾いている人は既に結構いるようだ。

恐らく...だけど、クロマトーンは従来のピアノとは比較にならないぐらい学習が容易だと思う。それはきっとだけど、習う必要すらないぐらい手軽なはずだ。

きっとギターの様な気軽さで、ギターよりもずっと制約が少ないという感じだと思う。 転調が簡単なので恐らく弾き語りにも向いているんだろう。 (ピアノだと転調っていうのはとても困難な技で、ある程度修練を積んだ人じゃないと出来ないからだ。)

でもきっとだけど、クロマトーン弾きは ピアノ弾きよりも下手くそが多い... とかそういう評価をしばらくの間は受けるだろうな...。

追記12
http://www.cortex-design.com/body-project-terpstra-1.htm
これがまたすごい...。
コメント一覧
muri   2008年02月22日 03:47
おー、これは興味深いですね。
今まで全然知りませんでした。いじってみたい。
ねこ☆ミ。   2008年02月22日 21:45
ああ、いじってみたい。

Buyを押したら、まだ発売日未定だった。
http://www.chroma.jp/

うっかり、購入してしまうところだった。


これなら、転調が簡単にできて、コードも簡単に弾けるではないか。



muri   2008年02月24日 22:53
考えてみたら、子供の頃からこれをひいて育つ人達って、今までと全然違う理屈で音楽を覚えていくんでしょうね。数字だけで理路整然と体系を把握していっちゃう。
アルファベットも♯も♭も要らないわけで、やがて古い人間とは言語が通じなくなるわけですね。
いやーまいったなーという感じです。
おかあつ   2008年02月24日 23:17
oktさん、
>これなら、転調が簡単にできて、コードも簡単に弾けるではないか。

muriさん、
>数字だけで理路整然と体系を把握していっちゃう。

これ、手を 「*」字の6方向に動かすだけで全部出来てしまうものね。
触ってみたい。 いろいろな事ができるんだろうなぁ...。 早く流行らないかなぁ...。


>やがて古い人間とは言語が通じなくなるわけですね。

ジャズの世界の話だけど、例えば、ギターを弾いている人とサックスを吹く人の感覚の違いってホント大きくて、全然話が通じない。 ギターって このジャンコキーボードと似てて、全部平行移動で転調ができるけど、 サックスはいつもBb譜で考えてて、しかもキーによって指使いの難易度に大幅に違いがあるので、もう本当に感覚が違う。

サックスの人が大好きなFってギターにとって開放弦が使えない鬼門ともいうべき弾きづらいキーなんだけど、サックスの人はそれを理解しない。 もっとも、ギターの人が好きなEとかAとかって、サックスにとって死ぬほど厄介なキーなので凄く嫌がられる。

そういう壁がまったくないジャンコ。 親指の位置を変えないでいいから手も楽そう。腱鞘炎にもなりづらいだろうな。 流行らないかなぁ...。

でもぱっとみ、すごくややこしそうに見えるのが難点だよな...。 シンプルなんだけど...。

おかあつ   2008年02月24日 23:24
oktさん、
>うっかり、購入してしまうところだった。

これ... 確かどこかに買った人の話が出ていたんだけど、40万円ぐらいするらしい。
プロトタイプだから仕方ないけど... 高いよね...。

必殺技として、中国に行って誰かに作ってもらうという方法も...(ぉぃ)

ジャンコキーボード自体は歴史的なものだし、絶対特許とかにはなってないはずだから、自分で作るっていうのは案外アリかも...。
muri   2008年02月28日 18:45
これで縮小版のキーボードにちょこっと音源つけたものが出たら即買っちゃいそうです。
あんま高いとダメだけど。
作りませんかw てか、どっか作らないかなぁ。
ねこ☆ミ。   2008年02月28日 20:14
確かに、値段がネックですね。

もうちょっと安ければ、安ければ、安ければ、、、

MIDIにつながれば音源も要らないので、誰か安く作ってくれないかなぁ、、、、

この値段だと、中国人に、大量に作ってもらって、安く売りさばくビジネスとか、出てきそうw
おかあつ   2008年02月28日 22:48
>作りませんかw てか、どっか作らないかなぁ。

>この値段だと、中国人に、大量に作ってもらって、安く売りさばくビジネスとか、出てきそうw

この3名がいれば案外、マジで 自作、 実現したりして...。
実は この3名 全員 本職 プログラマですし...。

中国のコネもなくもないというか..。 資金をどうするかだよな。

やったらこの会社からうらまれるだろうなぁ...。 でも何か案外特許とかとってたりして。 でも歴史的なアイデアだしなぁ..。そういうのって特許に出来るのかなぁ...。 考えてみれば、この人たちこうやって理想に燃えて必死こいてビジネス展開したって、特許がなければヤマハとかローランドにすごいやつ作られて、一発で即死ですよね。 何か対策があるのかも...。
 
出展 2008年02月21日13:10 『JANKO KEYBOARD』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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