P905iが品薄というニュース
2008年01月30日17:51
■ 感想1... 携帯はどこも好きじゃないけど、特にドコモって好きになれないんだよな...。 なんでなんだろう。 守りの立場だからかな。 ユーザーを見下したあの姿勢も嫌いだ。
■ 感想2... サイト閲覧規制に歯止めがかかるのだそうだ。 いいことだ。 自分がアクセスしたいサイトに自由にアクセスできないインターネットなんて、インターネットじゃない。 全てが監視されていてまるで社会主義国家みたいだ。
自由って常に危険と隣りあわせだ。 外を自由に歩き回ることが出来るノラ猫は、車にひかれることもある。 でも、安全な家猫には、青空の下、あくびをしながら屋根の上から通りすがる人を眺める自由は与えられない。 自由で危険な海外の携帯の方が僕はいいなぁ...。
■ 感想3... ドコモの社長が iPhoneに対して意見を述べてる。 へーとおもった。でもなんだかなぁ。 もちろんそういう視点があってもいいけど、自分のイメージを実現する、人を魅了するモノが持つ原理を考えあぐねる...というアーティスト的な視点とはもっともかけ離れた見方だと思う。 時代の流れだから作る。 必要だから作る、というのでは、いつまでたっても Appleには対抗できない。
■ 感想4... ドコモっていうのは、やっぱり守りの会社なんだよなぁ...。 でももし自分が市場で第一位の会社の社長になったとしたらどうなるだろう。 こういう風に守りの姿勢にならないことって出来るんだろうか。 それは難しいのだろうな。 でも、こうやってユーザーをわざと無知に誘導する事でがっちり囲い込んで利益を確保しようとするやり方ってどうだろう。 昔のNECみたいだ。
昔NECはPCシリーズでユーザーをガッチリと囲い込んでいた。 こういう風に無知に付け込んで囲い込む方法というのは、最初はいいだろうけど、やはりNECと同じように、「黒船」が来るまでの命だろう。 90年代初頭の段階で既に、海外から自由で柔軟なDOS/V機が来てしまえばNECにとって勝ち目がないということは明らかだった。 しかし、当時の段階でNECはそれを既に知っていたのだ。 知っていたのに、海外では自由なNEC製DOS/V機、 国内ではDOS/V機を発売せず相変わらず閉鎖的なPC98でガッチリユーザーを囲い込むという、二枚舌を使い分けるとでも言うような方法でそれをしのいでいた。 確かに経営の戦略としては、もっとも確実で利益を確保できる方法だろうけど、それってどうよ。 汚くね?
ドコモをみてるとそんな当時のNECを思い起こさせる。 これでは、想像力豊かで社会に付加価値を生み出す優良企業... というよりはどっぷりと既得権益につかりこんで甘い汁を吸っている気持ちの悪い害虫のようじゃないだろうか。
(引用)================================
携帯の有害サイト閲覧 過剰規制に歯止め
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080130-00000100-san-bus_all
1月30日8時0分配信 産経新聞
未成年者が携帯電話やPHSで有害サイトを閲覧できないようにするフィルタリングサービスについて総務省は29日、携帯各社による過剰な規制に歯止めをかける方針を固めた。NTTドコモなどは、自社が認定する「公式サイト」だけ閲覧可能とし、他の「一般サイト」にはアクセスさせない方式を勧めている。しかし、これでは健全な一般サイトまで利用できなくなる恐れがあり、携帯電話会社のサイト選別が市場をゆがめるとの批判が出ているため。
携帯サイトのフィルタリングをめぐっては、有害サイトに絡む青少年の非行や犯罪被害の続発を受け、増田寛也総務相が昨年12月、18歳未満の利用者は原則加入とするよう求め、携帯各社が対応策を公表した。
フィルタリングの方法は主に(1)携帯電話会社の公式サイトから、有害の恐れのあるサイトを排除し、残ったサイトの閲覧を許可する「ホワイトリスト」(2)一般サイトを含め、有害情報サイトだけ遮断する「ブラックリスト」-の2方式。
ドコモとKDDI(au)は原則ホワイトリストを適用し、希望者にはブラックリスト方式を提供する方針だ。ソフトバンクと、PHSのウィルコムはブラックリスト方式を標準適用する。
総務省が問題視しているのはホワイトリスト方式。一般サイトにまったくアクセスできなくなり、利用激減が予想されるため。携帯のネット利用を牽引(けんいん)してきた競売サイトやネット商店街、若者の利用が急拡大しているゲーム交流や携帯小説は、ほとんど一般サイトのため接続が規制されてしまう。
携帯サイト関連市場は、平成14年の2986億円弱から18年には9285億円と、パソコン系サイトを上回る伸び率で成長してきた。しかしホワイトリスト方式が浸透すれば、成長鈍化は避けられない。総務省が29日開いた有害サイトに関する検討会では、ネット関連サービス大手、ミクシィの笠原健治社長や楽天の幹部が、厳しすぎる閲覧規制に反対する意見を述べた。
総務省はこうした意見を考慮し、4月をメドにフィルタリングの在り方について検討会の中間報告をまとめ、原則としてブラックリスト方式を適用するよう促していく。
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携帯フィルタリング、総務省が“過剰規制”に「待った」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/29/news113.html
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http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/29/news124.html
「正直、ここまで売れると思わなかった。売れ行きを読み誤り、品薄でご迷惑をおかけしている」――NTTドコモの中村維夫社長は1月28日の決算会見の席で、「905i」の好調ぶりを語った。人気の「P905i」「N905i」は特に品薄。「2月前半ごろまで品の手当てがつかない」(中村社長)状態だ。
【他の画像】
905iは昨年11月、新販売方式導入とともに発売した端末だ。各端末が「すべての機能を標準搭載した」(中村社長)“全部入り”だった上、割賦販売(バリューコース)を選べば頭金無料で購入できる――といったことから予想を上回る売れ行きを見せ、販売数は12月半ばまでに100万台、今年1月半ばまでに200万台を突破した。
発売日に中村社長は都内の大手家電量販店で発売記念セレモニーに参加。「店頭にあんなにお客さんが並んでくれたのはずいぶん久しぶりでは。うれしかった」と感慨深げに振り返る。
ただ905iが収益や純増数に与えた影響は「微妙」(坪内和人執行役員)だ。「台数は思ったよりも出たが、手数料もあり、新規契約よりも機種変更に傾いている。収益や純増数にどう影響するかは、長い目で見る必要がある」(坪内執行役員)
●iPhoneには「興味がある」
中村社長は「iPhoneに興味がある」と話す。「3G携帯を発売してから5~6年。2G並みに薄く小さくし、機能も充実して完成型に近づいてきた。今後は使い勝手やデザインにウエイトがシフトしてくるだろう。使い勝手やデザインに優れた“iPhone的”なもの”を、日本も世界も追いかけるのでは」
●「15の春」と「ホワイト学割」
春商戦は「705iとあわせて、905iが潤沢に出るだろう」と予想する。「われわれは『15の春』と呼んでいるのだが、中学生が高校生になる時が(新規契約の)山」(中村社長)
ただ気になるのは、ソフトバンクモバイルが発表した学生向けの割引プラン「ホワイト学割」だ。「春商戦へのインパクトはそれなりにあると思う。競争は厳しくなるだろう」(中村社長)
同社も同日、22歳以下のユーザーが新規契約する際などに、端末代金から1万500円割り引く期間限定のキャンペーンを発表した。ただこれは「例年の3月期対応」(中村社長)で、ホワイト学割対抗という位置付けではないようだ。
ソフトバンクが発表したティファニーブランドの1000万円の端末については「ユーザーの趣味が多様化している中、われわれもブランドとコラボレーションした端末は考えているが、そこまでのもの(高額商品)は考えていない」と話した。
●グローバル端末で海外展開を積極化?
海外市場も視野に入れる。「国内の携帯電話契約数が1億を超え、今後も絶対数が増えると思えない。大きく方向変えるべき時だろう。グローバルに通用するベースの上にiモードを載せていうなど、海外に合わせられるように変える必要がある。時間はかかるだろうが」
●代理店は「売り場」から「サポート拠点」へ
市場の飽和による新規加入者の減少や割賦販売方式の導入で、販売代理店の役割も変わっていくという。
販売奨励金を中心にした以前の販売方式は、代理店側が値引き原資をある程度自由に配分。特定の機種を一気に値下げして売る――といったことも可能だった。だが新販売方式では割賦販売が主軸。「端末価格の自由度がなくなり、荒稼ぎはできない代わりに、きちんと売ってユーザーとつながっているところがもうかる仕組みになる」(坪内執行役員)
中村社長は「従来の代理店は『売ってナンボ』だったが、これからは売るだけでなく、アフターサポートやユーザーの相談を受ける場になっていくだろう。大きな代理店と量販店、ドコモショップが残っていくだろう」(中村社長)と話した。
●未成年者のフィルタリングは
未成年へのフィルタリングサービス原則導入は2月から始める。同社が指定したサイトのみ閲覧できる「キッズiモードフィルタ」を、まずは導入していく方針だ。
「青少年にとっての影響をどう考えるかが最初にあるべきところ。キッズiモードフィルタは若干厳しいやり方だが、出会い系などへのアクセスを制限する緊急避難的な形だ」(中村社長)
キッズiモードフィルタは、学校の連絡掲示板や社会のコミュニティーサイトなど、危険性のないサイトにもアクセスできなくなる。問題のないサイトをホワイトリストに追加できる仕組みも「急いで開発したい」(中村社長)とした。
●Skypeは「大きな問題」
Skypeのようにインターネット経由で無料で通話できるサービスについては「すべての通信事業者にとって大きな問題。どういう形の防衛策が必要か、考えなくてはいけない。まだ名案はない」と話した。
●減収減益も「想定通り」
2007年4~12月期の連結決算(米国会計基準)は、売上高が3兆5220億円(前年同期比2.1%減:うち携帯電話事業からの売り上げは同3.1%減の3兆605億円)、営業利益は6250億円(同7.7%減)、税引き前利益は6807億円(同7.6%減)、純利益は3765億円(同6.7%減)。
割引プランが想定以上に人気で減収減益となったが、売上高は通年目標の80.1%を達成し、「想定通りの進ちょく」(中村社長)。10~12月期(第3四半期)に限ってみると、新販売モデル導入に伴う販売奨励金削減や端末原価の削減などで営業費用が減り、営業利益は前年同期比32.1%増の2236億円に伸びた。
音声ARPU(加入者1人当たりの売上高)は減少が続いているが、「パケホーダイ」加入者増でパケットARPUは増加基調。3QのARPUは6290円と前年同期比5.7%減ったが、パケットARPUは2200円と同9.5%増えた。
3Qの解約率は0.74%で「期待通りに下がっている。さらに低下するだろう」(中村社長)。今後はネットワークをさらに拡充するほか、長期利用者向けの優遇プランなども検討する。「既存のユーザーをさらに大事にしていきたい」(中村社長)
■ 感想2... サイト閲覧規制に歯止めがかかるのだそうだ。 いいことだ。 自分がアクセスしたいサイトに自由にアクセスできないインターネットなんて、インターネットじゃない。 全てが監視されていてまるで社会主義国家みたいだ。
自由って常に危険と隣りあわせだ。 外を自由に歩き回ることが出来るノラ猫は、車にひかれることもある。 でも、安全な家猫には、青空の下、あくびをしながら屋根の上から通りすがる人を眺める自由は与えられない。 自由で危険な海外の携帯の方が僕はいいなぁ...。
■ 感想3... ドコモの社長が iPhoneに対して意見を述べてる。 へーとおもった。でもなんだかなぁ。 もちろんそういう視点があってもいいけど、自分のイメージを実現する、人を魅了するモノが持つ原理を考えあぐねる...というアーティスト的な視点とはもっともかけ離れた見方だと思う。 時代の流れだから作る。 必要だから作る、というのでは、いつまでたっても Appleには対抗できない。
■ 感想4... ドコモっていうのは、やっぱり守りの会社なんだよなぁ...。 でももし自分が市場で第一位の会社の社長になったとしたらどうなるだろう。 こういう風に守りの姿勢にならないことって出来るんだろうか。 それは難しいのだろうな。 でも、こうやってユーザーをわざと無知に誘導する事でがっちり囲い込んで利益を確保しようとするやり方ってどうだろう。 昔のNECみたいだ。
昔NECはPCシリーズでユーザーをガッチリと囲い込んでいた。 こういう風に無知に付け込んで囲い込む方法というのは、最初はいいだろうけど、やはりNECと同じように、「黒船」が来るまでの命だろう。 90年代初頭の段階で既に、海外から自由で柔軟なDOS/V機が来てしまえばNECにとって勝ち目がないということは明らかだった。 しかし、当時の段階でNECはそれを既に知っていたのだ。 知っていたのに、海外では自由なNEC製DOS/V機、 国内ではDOS/V機を発売せず相変わらず閉鎖的なPC98でガッチリユーザーを囲い込むという、二枚舌を使い分けるとでも言うような方法でそれをしのいでいた。 確かに経営の戦略としては、もっとも確実で利益を確保できる方法だろうけど、それってどうよ。 汚くね?
ドコモをみてるとそんな当時のNECを思い起こさせる。 これでは、想像力豊かで社会に付加価値を生み出す優良企業... というよりはどっぷりと既得権益につかりこんで甘い汁を吸っている気持ちの悪い害虫のようじゃないだろうか。
(引用)================================
携帯の有害サイト閲覧 過剰規制に歯止め
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080130-00000100-san-bus_all
1月30日8時0分配信 産経新聞
未成年者が携帯電話やPHSで有害サイトを閲覧できないようにするフィルタリングサービスについて総務省は29日、携帯各社による過剰な規制に歯止めをかける方針を固めた。NTTドコモなどは、自社が認定する「公式サイト」だけ閲覧可能とし、他の「一般サイト」にはアクセスさせない方式を勧めている。しかし、これでは健全な一般サイトまで利用できなくなる恐れがあり、携帯電話会社のサイト選別が市場をゆがめるとの批判が出ているため。
携帯サイトのフィルタリングをめぐっては、有害サイトに絡む青少年の非行や犯罪被害の続発を受け、増田寛也総務相が昨年12月、18歳未満の利用者は原則加入とするよう求め、携帯各社が対応策を公表した。
フィルタリングの方法は主に(1)携帯電話会社の公式サイトから、有害の恐れのあるサイトを排除し、残ったサイトの閲覧を許可する「ホワイトリスト」(2)一般サイトを含め、有害情報サイトだけ遮断する「ブラックリスト」-の2方式。
ドコモとKDDI(au)は原則ホワイトリストを適用し、希望者にはブラックリスト方式を提供する方針だ。ソフトバンクと、PHSのウィルコムはブラックリスト方式を標準適用する。
総務省が問題視しているのはホワイトリスト方式。一般サイトにまったくアクセスできなくなり、利用激減が予想されるため。携帯のネット利用を牽引(けんいん)してきた競売サイトやネット商店街、若者の利用が急拡大しているゲーム交流や携帯小説は、ほとんど一般サイトのため接続が規制されてしまう。
携帯サイト関連市場は、平成14年の2986億円弱から18年には9285億円と、パソコン系サイトを上回る伸び率で成長してきた。しかしホワイトリスト方式が浸透すれば、成長鈍化は避けられない。総務省が29日開いた有害サイトに関する検討会では、ネット関連サービス大手、ミクシィの笠原健治社長や楽天の幹部が、厳しすぎる閲覧規制に反対する意見を述べた。
総務省はこうした意見を考慮し、4月をメドにフィルタリングの在り方について検討会の中間報告をまとめ、原則としてブラックリスト方式を適用するよう促していく。
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携帯フィルタリング、総務省が“過剰規制”に「待った」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/29/news113.html
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http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/29/news124.html
「正直、ここまで売れると思わなかった。売れ行きを読み誤り、品薄でご迷惑をおかけしている」――NTTドコモの中村維夫社長は1月28日の決算会見の席で、「905i」の好調ぶりを語った。人気の「P905i」「N905i」は特に品薄。「2月前半ごろまで品の手当てがつかない」(中村社長)状態だ。
【他の画像】
905iは昨年11月、新販売方式導入とともに発売した端末だ。各端末が「すべての機能を標準搭載した」(中村社長)“全部入り”だった上、割賦販売(バリューコース)を選べば頭金無料で購入できる――といったことから予想を上回る売れ行きを見せ、販売数は12月半ばまでに100万台、今年1月半ばまでに200万台を突破した。
発売日に中村社長は都内の大手家電量販店で発売記念セレモニーに参加。「店頭にあんなにお客さんが並んでくれたのはずいぶん久しぶりでは。うれしかった」と感慨深げに振り返る。
ただ905iが収益や純増数に与えた影響は「微妙」(坪内和人執行役員)だ。「台数は思ったよりも出たが、手数料もあり、新規契約よりも機種変更に傾いている。収益や純増数にどう影響するかは、長い目で見る必要がある」(坪内執行役員)
●iPhoneには「興味がある」
中村社長は「iPhoneに興味がある」と話す。「3G携帯を発売してから5~6年。2G並みに薄く小さくし、機能も充実して完成型に近づいてきた。今後は使い勝手やデザインにウエイトがシフトしてくるだろう。使い勝手やデザインに優れた“iPhone的”なもの”を、日本も世界も追いかけるのでは」
●「15の春」と「ホワイト学割」
春商戦は「705iとあわせて、905iが潤沢に出るだろう」と予想する。「われわれは『15の春』と呼んでいるのだが、中学生が高校生になる時が(新規契約の)山」(中村社長)
ただ気になるのは、ソフトバンクモバイルが発表した学生向けの割引プラン「ホワイト学割」だ。「春商戦へのインパクトはそれなりにあると思う。競争は厳しくなるだろう」(中村社長)
同社も同日、22歳以下のユーザーが新規契約する際などに、端末代金から1万500円割り引く期間限定のキャンペーンを発表した。ただこれは「例年の3月期対応」(中村社長)で、ホワイト学割対抗という位置付けではないようだ。
ソフトバンクが発表したティファニーブランドの1000万円の端末については「ユーザーの趣味が多様化している中、われわれもブランドとコラボレーションした端末は考えているが、そこまでのもの(高額商品)は考えていない」と話した。
●グローバル端末で海外展開を積極化?
海外市場も視野に入れる。「国内の携帯電話契約数が1億を超え、今後も絶対数が増えると思えない。大きく方向変えるべき時だろう。グローバルに通用するベースの上にiモードを載せていうなど、海外に合わせられるように変える必要がある。時間はかかるだろうが」
●代理店は「売り場」から「サポート拠点」へ
市場の飽和による新規加入者の減少や割賦販売方式の導入で、販売代理店の役割も変わっていくという。
販売奨励金を中心にした以前の販売方式は、代理店側が値引き原資をある程度自由に配分。特定の機種を一気に値下げして売る――といったことも可能だった。だが新販売方式では割賦販売が主軸。「端末価格の自由度がなくなり、荒稼ぎはできない代わりに、きちんと売ってユーザーとつながっているところがもうかる仕組みになる」(坪内執行役員)
中村社長は「従来の代理店は『売ってナンボ』だったが、これからは売るだけでなく、アフターサポートやユーザーの相談を受ける場になっていくだろう。大きな代理店と量販店、ドコモショップが残っていくだろう」(中村社長)と話した。
●未成年者のフィルタリングは
未成年へのフィルタリングサービス原則導入は2月から始める。同社が指定したサイトのみ閲覧できる「キッズiモードフィルタ」を、まずは導入していく方針だ。
「青少年にとっての影響をどう考えるかが最初にあるべきところ。キッズiモードフィルタは若干厳しいやり方だが、出会い系などへのアクセスを制限する緊急避難的な形だ」(中村社長)
キッズiモードフィルタは、学校の連絡掲示板や社会のコミュニティーサイトなど、危険性のないサイトにもアクセスできなくなる。問題のないサイトをホワイトリストに追加できる仕組みも「急いで開発したい」(中村社長)とした。
●Skypeは「大きな問題」
Skypeのようにインターネット経由で無料で通話できるサービスについては「すべての通信事業者にとって大きな問題。どういう形の防衛策が必要か、考えなくてはいけない。まだ名案はない」と話した。
●減収減益も「想定通り」
2007年4~12月期の連結決算(米国会計基準)は、売上高が3兆5220億円(前年同期比2.1%減:うち携帯電話事業からの売り上げは同3.1%減の3兆605億円)、営業利益は6250億円(同7.7%減)、税引き前利益は6807億円(同7.6%減)、純利益は3765億円(同6.7%減)。
割引プランが想定以上に人気で減収減益となったが、売上高は通年目標の80.1%を達成し、「想定通りの進ちょく」(中村社長)。10~12月期(第3四半期)に限ってみると、新販売モデル導入に伴う販売奨励金削減や端末原価の削減などで営業費用が減り、営業利益は前年同期比32.1%増の2236億円に伸びた。
音声ARPU(加入者1人当たりの売上高)は減少が続いているが、「パケホーダイ」加入者増でパケットARPUは増加基調。3QのARPUは6290円と前年同期比5.7%減ったが、パケットARPUは2200円と同9.5%増えた。
3Qの解約率は0.74%で「期待通りに下がっている。さらに低下するだろう」(中村社長)。今後はネットワークをさらに拡充するほか、長期利用者向けの優遇プランなども検討する。「既存のユーザーをさらに大事にしていきたい」(中村社長)
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