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2007年12月29日土曜日

ネット炎上と正論 (mixi05-u459989-200712290450)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
ネット炎上と正論
2007年12月29日04:50
こういうニュースがあった。

  キングコング西野 2ちゃんねらー批判で「大炎上」
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071228-00000006-jct-ent

この西野さんという方がいうことは、実にもっともだ。 久しぶりに見た正論だと思った。 久しぶりに見た男っぷりだと思った。 偉い。よくぞいった。 ただこの人は一つだけ忘れている事がある。 アホにアホと言っても通じないという事実だ。 そういうことは言っても意味がないので言わないものだ。


匿名の人間と、実名を出している人間が、対等に付き合えるわけがないのだ。 これは忘れてはならない事実だと思う。 だって、匿名の人間はどんなにムチャな事をいっても絶対に自分が批判される恐れがない。 だから安心して他人を批判できる。 しかし、実名を出している人間はそうはいかない。 実名を明かしている以上簡単に批判の槍玉に上がってしまう。

実名を出すというのは、自分の弱点を全てさらけ出して生きるロックミュージシャンの様な状態なのだ。 それはとても困難な事であり、そこには何一つごまかしも許されない。 だからこそ実名を明かしている人間は他人を簡単には批判できないものだ。

炎上っていうのは 根本的に無責任集団の卑劣な逃避行の様なものだ。 近所のちょっとお金持ちなお兄さんのオープンカーに、こっそり犬のウンコを投げ入れて遠くから眺めているのと、なんにもかわりが無い。

ブログのコメントには根本的にそういう性質がある。 実名を出している人間は、根本的に匿名の人間と実名の人間の間にはこういう違いがあるという事実をはっきり認識し、 匿名の人間が大勢して無責任な批判を繰り広げる現象に対して、毅然とした態度で挑み、安易に耳を貸すべきではないと僕は思う。



キングコング西野 2ちゃんねらー批判で「大炎上」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071228-00000006-jct-ent

漫才コンビ「キングコング」の西野亮廣さん(27)のブログをめぐり、批判が殺到している。「いい逃げはずるい」なとど2ちゃんねらーを批判。ところが、反論の機会を保証することの重要性を主張しているにもかわらず、西野さんのブログにはコメント欄がなく、西野さんこそが「言い逃げ状態」との批判がネット上で相次いでいるのだ。

 「発火源」は、西野さんの公式ブログ「西野公論」に2007年12月28日に掲載された「表に立つ」というタイトルの記事。

 記事では辛口のコメントで知られる映画評論家のおすぎさんについて、おすぎさんには「『自分が言った事の責任は全て受け止めますよ』という姿勢」があるとして称賛。その対極にあるものとして2ちゃんねるを挙げ、このように矛先を向けたのだ。

■2ちゃんは「とてもカッコ悪いし、アホだと思う」と批判

  「逆に、投げっぱなしの意見をする奴を僕は認めない。
  反論の責任を取らない奴。その受け口を設けていない奴。
  インターネットの世界で言えばいわゆる『2ちゃんねる』というサイトの中でも、人を否定する事で自分の存在を確かめている奴がその最たる例。とてもカッコ悪いし、わかりやすく言えばアホだと思う。そうなってはいけない」

 さらに、

  「そこで思う評論のルールとして、マナーとして。最低でも反論を受け付けるステージを設けるという事。表に立つという事」

と、反論の機会を設ける重要性を強調した。ところが、2ちゃんねる利用者からすれば「反論の場」であるはずのコメント欄が西野さんのブログには設けられていないことが批判を呼んでいるのだ。

 矛先を向けられた形の2ちゃんねるの、芸能情報を扱う「芸能・音楽・スポーツ ニュース速報+」と呼ばれる掲示板には、直後にスレッドが立ち、12月28日20時半現在で8スレッド目に突入している。スレッド内では、やはり

  「コメント欄はまだですか?」
  「自己矛盾」

といった批判が大半だ。


コメント一覧
bobcat   2007年12月29日 17:00
炎上…う~む…
○ちゃんねらーは「人の神経逆なでする」プロやから
年がら年中 炎上のネタを探してネット上をうろうろしてるから
だもんで
ネット上で議論できるほどの弁が立つ(あーいえばじょーゆー)人でないと
何言われても負けない図太い神経(または強い信念)の持ち主でないと
実名でネット上で物は言えないのではないかと思いますにゃ。

人間ってホントのこと言われると怒るらしいね?
(私は化け猫なもんで,ようわかりませんが)
ホントのこと言われて,頭に来て,それを理由にして憂さ晴らしで暴れ回ってるのとか
他人が暴れ回ってるのを見て,尻馬に乗ってるのとかでしょう。

ネット上で議論できるほどのスキルも根性もなく
悪口は当の本人捕まえて直接言っちゃうタイプなので(自分に被害が及びそうなときだけですけど)
○ちゃんねるは「見てるだけ」です。
有益な情報もあるのですよ,あそこは
WinやMacの修正パッチの不具合情報とか ね。

おかあつ   2007年12月29日 18:25
見方を変えると、今のティーンエイジ~20代前半の人って、それぐらい閉塞して苦しんでいるのかもしれないよね...。 ある意味、今の日本の若者はもはや少数派、もはやマイノリティーといっていいぐらい追い詰められているのかな、とか思う。 少数派なので決して自分からは言い出せない、温度差ってあるんだと思う。

ex)
「ガンダム1って面白い?」
「一応見ておくと話についていけるけど、まぁいまさらわざわざみるアニメではないよ」

みたいな...。 この会話は池袋のアニメイトのエレベータで小耳に挟んだ。 そのとき漠然とそうおもった。 30代が夢中になって語っているガンダム、今このガンダム世代が主流であちこちでガンダム世代向けの商品やサービスが転がっている。 このガンダム世代に実は冷ややかな目を向けている今のティーンエイジャー、そんな絵が見えた様な気がした。

テレビでお笑い番組見てても、明らかに今の若年層と団塊ジュニア層とで笑いの好みが違う。 でも若年層向けの芸人が何かをやると、団塊ジュニア層はひんやりした目を彼らに向けがちだ。

それこそがマイノリティーの辛さだと思う。 これはタイに居るラオス族の気持ちとあまり変わらないのではないだろうか。 それをつらいと思っているのだけど、その気持ちは決してマジョリティーに理解されず、言い出せない苦しさ。 そういう世代間ギャップがある様な気がした。 考えすぎかもしれないけど。

そういう閉塞感を炎上という形で発散させているのかもしれない、とも思う。
 
出展 2007年12月29日04:50 『ネット炎上と正論』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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