昔作ったソフトを引っ張り出した
2007年12月07日15:33
僕が昔作ったソフト「びっくりゆっくり再生ミュージックアナライザ」は、窓の杜で紹介されたこともあるソフトだ。 作りはじめたのは97年ぐらいの話だから、考えてみればそろそろ作り始めて10周年記念だ。
このソフトは、僕が自分のギター練習用に作った、ミミコピー作業の最適化システムだ。 ミミコピーというのは、要するに譜面無しで、音をいっこいっこ拾って演奏する練習の事だ。 だから、このソフトは、名作であはあるが、基本的にミミコピーに興味がない人は用がないソフトだ。 当時利用者が非常に少なかったが、今は英語版もあるしもう少し増えたみたいだ。 でも、コンピューターが一般化してコンピューターユーザーが爆発的に増えたので、相対的に少なく感じるようになった。 でも今でもミミコピをしている人は確実におり、たまにそういう利用者からのメールが届く。「こんなソフトが10年近く前からあるなんて驚きです」とかそういうことを言われる。 たまに聞いたことも無いような国からお礼のメールが届いたりすることもある。 極めてニッチでマニアックなソフトだ。
久しぶりに使ってみた。 操作がスムーズで使い易い。 だけど難しい! というのも、当時は、まだコンピューターが家電化してなくて、機械の正体を隠しておらず、まだまだ色々なクセや不具合があるのを利用者が工夫してしのぎながら使っている感があった。 当時、僕はコンピューターに対して得意意識が無かったので、コンピューターを使う人はそれぐらいのスキルがあって当然だという感覚もあった。 だから、このソフトは、極めて高性能だが、非常に使いこなすのにスキルが必要なソフトだ。 使ってみて改めてそう思った。
それに Windows Vista 上で動かすと、色々と不具合があることも気がついた。 これを直すためには、 Delphi 3という 開発環境を 引っ張り出して、Object Pascal というコンピューター言語を思い出して作業する必要がある。 (´Д`)マンドクサ Javaで作り直すかなぁ...。
実はこのソフト、究極の切り札機能、音程を変化させずにゆっくり再生するという機能が付いている。 これは、今では、DJ用CDプレーヤーとかに一般的に搭載されている機能だけど、10年前はまだこのアルゴリズムは一般的じゃなかった。 でも色々考えて、自分で編み出した。このミュージックアナライザに搭載されている機能は今でもかなり優秀な方だと思う。 今その辺で有料で売ってる機能に制約が付きまくりのインチキスロー再生ソフトよりはずっといい。 自分のことながら、よく作ったなぁと思う。
今では当たり前の様に思うけど、早く実現するだけじゃだめなんだよな。 それをわかりやすく、人にアピールする事が大切で ... 当時は、人に説明するスキルがまったく無かった。 当時はこうやって日記を書くことすら危うかったからな...。 今、僕はいい意味で「世の中のヤツって、まぁアホだよな」と思っている。 でも当時僕はプログラムを組んだりすることが出来るのは当たり前なことだと思って自信を持っていなかった。 みんな誰しも自分と同じ能力を持っていると思っていたので、話が非常にギクシャクしていた。 当時僕は非常に貧しくて、 自信を持って人に見せられるほど時間をかけて作り上げて訓練できなかったのが最大の原因なのだけど...。
あと、アピールした後、いかにお金に結びつけるのかも大切だ。 当時は当時なり、それなりに頑張ったのだけど、技術を開発する事と、技術をビジネスに結びつけることは、全く別物だと気がついたあたりで、売り込みを止めてしまった。 大体ミミコピーという作業は、非常につらい作業なのだけど、これは音楽スキルをあげるための王道でもあって、でもしかし、本当に音楽がすきだったら、やるべきことなのだ。 でも、本当に音楽が好きでミミコピーの苦痛にも耐える心意気のある人なんて、世の中に 0.001%も居ない、というきわめて単純な事実に気がつくまでに、僕は、なんだか随分時間がかかってしまったなぁ...。 そりゃ普通にやっても売れないわな。
このソフトは、僕が自分のギター練習用に作った、ミミコピー作業の最適化システムだ。 ミミコピーというのは、要するに譜面無しで、音をいっこいっこ拾って演奏する練習の事だ。 だから、このソフトは、名作であはあるが、基本的にミミコピーに興味がない人は用がないソフトだ。 当時利用者が非常に少なかったが、今は英語版もあるしもう少し増えたみたいだ。 でも、コンピューターが一般化してコンピューターユーザーが爆発的に増えたので、相対的に少なく感じるようになった。 でも今でもミミコピをしている人は確実におり、たまにそういう利用者からのメールが届く。「こんなソフトが10年近く前からあるなんて驚きです」とかそういうことを言われる。 たまに聞いたことも無いような国からお礼のメールが届いたりすることもある。 極めてニッチでマニアックなソフトだ。
久しぶりに使ってみた。 操作がスムーズで使い易い。 だけど難しい! というのも、当時は、まだコンピューターが家電化してなくて、機械の正体を隠しておらず、まだまだ色々なクセや不具合があるのを利用者が工夫してしのぎながら使っている感があった。 当時、僕はコンピューターに対して得意意識が無かったので、コンピューターを使う人はそれぐらいのスキルがあって当然だという感覚もあった。 だから、このソフトは、極めて高性能だが、非常に使いこなすのにスキルが必要なソフトだ。 使ってみて改めてそう思った。
それに Windows Vista 上で動かすと、色々と不具合があることも気がついた。 これを直すためには、 Delphi 3という 開発環境を 引っ張り出して、Object Pascal というコンピューター言語を思い出して作業する必要がある。 (´Д`)マンドクサ Javaで作り直すかなぁ...。
実はこのソフト、究極の切り札機能、音程を変化させずにゆっくり再生するという機能が付いている。 これは、今では、DJ用CDプレーヤーとかに一般的に搭載されている機能だけど、10年前はまだこのアルゴリズムは一般的じゃなかった。 でも色々考えて、自分で編み出した。このミュージックアナライザに搭載されている機能は今でもかなり優秀な方だと思う。 今その辺で有料で売ってる機能に制約が付きまくりのインチキスロー再生ソフトよりはずっといい。 自分のことながら、よく作ったなぁと思う。
今では当たり前の様に思うけど、早く実現するだけじゃだめなんだよな。 それをわかりやすく、人にアピールする事が大切で ... 当時は、人に説明するスキルがまったく無かった。 当時はこうやって日記を書くことすら危うかったからな...。 今、僕はいい意味で「世の中のヤツって、まぁアホだよな」と思っている。 でも当時僕はプログラムを組んだりすることが出来るのは当たり前なことだと思って自信を持っていなかった。 みんな誰しも自分と同じ能力を持っていると思っていたので、話が非常にギクシャクしていた。 当時僕は非常に貧しくて、 自信を持って人に見せられるほど時間をかけて作り上げて訓練できなかったのが最大の原因なのだけど...。
あと、アピールした後、いかにお金に結びつけるのかも大切だ。 当時は当時なり、それなりに頑張ったのだけど、技術を開発する事と、技術をビジネスに結びつけることは、全く別物だと気がついたあたりで、売り込みを止めてしまった。 大体ミミコピーという作業は、非常につらい作業なのだけど、これは音楽スキルをあげるための王道でもあって、でもしかし、本当に音楽がすきだったら、やるべきことなのだ。 でも、本当に音楽が好きでミミコピーの苦痛にも耐える心意気のある人なんて、世の中に 0.001%も居ない、というきわめて単純な事実に気がつくまでに、僕は、なんだか随分時間がかかってしまったなぁ...。 そりゃ普通にやっても売れないわな。
コメント一覧
muri 2007年12月10日 21:03
使わせてもらったこと有りますよー。加工後の音の品質がずばぬけて良いと思います。
他の人の作品は操作の軽さの反面、品質は落ちますね。
処理負荷と品質で言えば、ばしばし操作してがんがんコピーしたい時もあるし、速度を変えてじっくり聞きたいこともあるし、加工品質と処理の重さは結局はトレードオフかな、と思います。
ただ、どの人の作品もあまり継続メンテされていない気がするのがちょっと残念ですね。
他の人の作品は操作の軽さの反面、品質は落ちますね。
処理負荷と品質で言えば、ばしばし操作してがんがんコピーしたい時もあるし、速度を変えてじっくり聞きたいこともあるし、加工品質と処理の重さは結局はトレードオフかな、と思います。
ただ、どの人の作品もあまり継続メンテされていない気がするのがちょっと残念ですね。