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2007年9月7日金曜日

車に轢かれる (mixi05-u459989-200709071232)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
車に轢かれる
2007年09月07日12:32
今日、ようやく台風が過ぎて外に出られるようになったので、近所のタリーズまで散歩に行くことにした。

家を出て2分後...信号が青だったので交差点を渡ろうとした。

僕はバイクに乗り始めたころから、道を渡るときや進路変更するとき等、何か有るごとに左後ろを見るクセがついている。 もしかしたら、車が来ていてぶつかることもあるかもしれないから、と思って意識的につけたクセだった。覚えてから20年近くたつけど、実際に車が来ていたことはいちどもない。 実際、来れば音や気配でその前にわかるし、ぶつかる前に向こうもよける。 でも、一応クセで見ている。

というわけで、今日もいつものように、ぼんやり何気なく左後ろを見たのだけど、軽トラがまっすぐこっちに走ってくるのが見えた。 あれ...? と思った。 普通この距離になったらみんなよけるからだ。 でもよけずにまっすぐこっちに来るではないか。

僕はびっくりして、飛び退った。 僕が居たところを車が通り過ぎていった。

すんでのところで、ぶつからなかった!

僕も車を運転していて経験があるけど、右折するとき、窓の「さん」の部分が死角になってしまうのだ。 ちょうどそこに人が入ってしまって、ヒヤっとすることって結構ある。 だから、右に曲がるときは体を前に乗り出して、死角に人が居ないか確認しないといけない。

実は、おじさんがこっちに向かって右折しているとき、僕は気づいたのだけど、おじさんの顔はさんの中に入って見えなかった。 僕は正に、その窓の「さん」の死角に入っていたのだ。

通り過ぎるとき、おじさんの顔が見えた。 あっけに取られた顔をしていた。 やっぱり見てなかったのだ!

何が起こったのか良くわからなくて、立ち尽くしてしまった。
2秒ぐらいして、捕まえておけばよかった!と思った。 あまりに急なことだったので、僕は状況が飲み込めなかったのだ。

車は徐行も停車もしないで、そのまま走り去っていった。 「大丈夫?」の一言もねぇ! 落ち着いて考えたら頭来た!

でも、車は商用車で、思いっきり電話番号が書いてあったので、すぐさま電話してやった。

「もしもし、そちらはどちら!? 電気屋? いまお宅の車に轢かれそうになったんだけど...!」

一応丁寧に対応してくれたが、車は一台だけじゃないそうで、運転手が誰かまではわからなかった。 謝りにいきますとか言われたけど、まぁ怪我も無かったし、来られても面倒だし、そのまま電話を切った。



軽トラとはいえ、あのまま気がつかずに踏み倒された時の事を考えると、ゾッとするものがある。 あのままよけなかったら、普通に踏み倒されてた。

こういうなんでもない油断しきった一瞬が、突如後の人生を大きく変える出来事へと変化するのか、という生々しい現実の冷たさを目の当たりにした感があった。

事故ってこういう風に起こるのか、と思った。

轢かれたら、何もいいことない。 保険が出たって、体が壊れてしまったら何の足しにもならない。

ホントぶつからなくて良かった。

しかし、周りを見るクセって付けておく物だ...と思った。 今まで20年近くのあいだ、一度も役に立った事は無かったけど、今回、初めて役に立った。

何か、ショック...。 よける瞬間の事がスローモーションのようにすごく長い時間のようにリアルに思い出されて仕方が無い。

とにかく、ホントぶつからなくて良かった。

コメント一覧
退会したユーザー   2007年09月07日 13:04
ちょっと!本当の話なんでしょ!!!!!読んで心臓出るかと思ったよ…気をつけてても死角や不注意、その他諸々が合わさってタイミングが合えば事故が起こるのは分かったけど…なんだそのクソジジイは!!止まらんのか!むちゃくちゃ腹立つ!その業者も誠意足りん!!おかあつホント大丈夫だったの?!まぁ書いたんだから、大丈夫だということだけど…ビックリだよ!!なんかこのカキコ「!」だらけだ!!
つっきー   2007年09月07日 14:13
日記のタイトル見てびっくりしたよ。
まあ怪我なくてなにより。

>謝りにいきますとか言われたけど、まぁ怪我も無かったし、来られても面倒だし、

たぶん菓子でもつつんでくるだろうから、それは来てもらったほうがよかったんじゃないか?でもってその菓子をぼくに食わせてくれ。
おかあつ   2007年09月07日 14:24
まったく大丈夫だったけど、精神的ダメージが大きかった。
...

>でもってその菓子をぼくに食わせてくれ。
菓子か...。 でもさ、実際会うとなると、地元って狭いので、色々面倒なんだよね...。 その電気屋さんも知ってる店なら、向こうもこっちのこと知っていること、稀じゃないしさ。
吹雪   2007年09月07日 15:49
ひー! ご無事で何よりでした!ドライバーに「俺がよけてやったおかげで人殺しにならんですんだぞ、這いつくばって感謝しろや!」くらい言ってやればいいのに。幼稚園で教わった「右見て左見て、もっぺん右見てから渡ろうね」は正しかったんだ…自分の身は自分で守らなきゃ駄目なんだガクガクブルブル
おかあつ   2007年09月07日 18:42
>ドライバーに「俺がよけてやったおかげで人殺しにならんですんだぞ、這いつくばって感謝しろや!」くらい言ってやればいいのに。

いや、マジでそういおうと思いました... 。
... が精神的ダメージが結構でかくて、そこまで頭回りませんでした。

>自分の身は自分で守らなきゃ駄目なんだガクガクブルブル

今日つくづく思ったんですが、危ない危ないって気をつけている時は大丈夫なんですよね ... 逆に今日みたいに絶対安全って信じきってるときが一番危ない。 今日も、横断歩道だし超裏道で車も少ないし見通しもいい交差点だし... 絶対安全と思ってました。

タイなんか、運転ルールムチャムチャだったけど、みんな危ない事を知っていて気を張って気をつけているので、ある意味安全だったんだな、と思いました。


>幼稚園で教わった「右見て左見て、もっぺん右見てから渡ろうね」は正しかったんだ…

あれ、ホントそうだったんですね。 ホント...

退会したユーザー   2007年09月07日 22:49
とにかく轢かれなくて良かったよ!
しっかし、軽トラのオッサン気がついたんでしょ?
戻って謝れって、ねえ。それが人間の道徳ってものでしょう。
ねこ☆ミ。   2007年09月07日 23:30
自分は、学生の頃、自転車に乗りながら考え事をしていたら、
車と正面衝突をしたことがあります。

もうよけれないとおもってから、ぶつかるまでの時間が
長く感じまして0.3秒ぐらいが10秒ぐらいに感じました。

長く感じるだけで、よけれませんでしたが、、、

腕を骨折して、ありえない方向に曲がっていましたが、
興奮していて特に痛くなかったのを覚えています。
(その夜、興奮も麻酔も冷めて痛かったですが(泣))

何はともあれ、ひかれなくてよかったですね
おかあつ   2007年09月08日 04:39
>彩智
>戻って謝れって、ねえ。それが人間の道徳ってものでしょう。
ホント! ホントそう思ったよ...。

oktさん、
>車と正面衝突をしたことがあります。
あいたたた... (X_x)本当ですか。

>興奮していて特に痛くなかったのを覚えています。
僕も経験あります。 骨折れた瞬間って痛くないんですよね...。

 
出展 2007年09月07日12:32 『車に轢かれる』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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