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2007年8月10日金曜日

激オススメ ... (但し西洋美術好きの人のみ) (mixi05-u459989-200708101946)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
激オススメ ... (但し西洋美術好きの人のみ)
2007年08月10日19:46
http://www.artrenewal.org/

このサイト、最近見たサイトの中で、一番感動した! 西洋絵画版の青空文庫みたいなサイトで、著作権が切れている近代美術絵画の高解像度画像を一気に公開している。

かなり知的な楽しみが詰まってる。 そしてこの量。

しかも、ダウンロードフリー! これはイイ!


コメント一覧
おかあつ   2007年08月10日 20:09
http://www.oceanru.com/magdalene/Mary_Magdalene_Biography.htm

このサイトも渋ぅ...

... でも この女の人誰なんだろう。 キリストの弟子? って書いてあるところもあるけど、女優の名前でもあるらしい。
ジャコビ   2007年08月11日 00:09
早速、2つのサイトをブックマークさせてもらいました。良いですね。

Mary Magdalene(マグダラのマリア)は、キリスト教の成立過程に於いて、とても興味深い役割を果たしています。実は、彼女の書いたゴスペル(福音書)も存在したのですが、他の多くのゴスペルと同様に、ニケーアの宗教会議の於いて、教会より正式に異端とされました。今でもその一部は現存しています。
http://www.gnosis.org/library/marygosp.htm

マグダラのマリアについての見解や評価は千差万別です。唯一、彼女が他の男性のキリストの弟子と同様にキリストと行動をともにしていた一人である事に関しては、誰も異論はないと思います。

私は改宗したカトリックなんですが(夫はユダヤ人ですけど)、改宗の前にカトリックについて勉強した時に、マグダラのマリアは、マグダラというローマ軍の駐屯していた港町で兵隊相手に体を売っていた女で、キリストによって七つの悪霊を追い出してもらってからは売春を止め、キリストについて回った、と教わりました。

私は今では、マグダラのマリアは、かなり裕福な家庭の出身で、女性であるにもかかわらず、教育を受ける事のできた、当時としては数少ない特権階級に属した人だと思っています。資金源もあり、勇敢で、弁も立ち、キリストからも厚い信頼をおかれていたマリアに、男性の弟子達は嫉妬していたようです。特に、ペテロとマグダラのマリアの関係が険悪だった事は、福音書からも伺われます。

マグダラのマリアに関しては、彼女の女性としての面のみがクローズアップされているようで、とても残念に思います。売春婦だったとか、キリストの子供を生んだとか、そういう殆どどうでも良いスキャンダラスな面のみが多くの人の興味の対象で、彼女の本当の資質であった、宗教的な側面が全く顧みられていないようです。
吹雪   2007年08月11日 00:32
これはいいですね! 私もブクマしました♪
おかあつ   2007年08月11日 10:31
ジャコビ様
>Mary Magdalene(マグダラのマリア)

この、すごくわかり易い説明、本当にありがとうございます。 読んでいても、説明が抽象的でよくわからなかったのです。 興味を持って理解するきっかけを頂きました。

どういうわけか直接その文化に触れている人の話を聞かないと、実感がわかなくて忘れてしまうクセがあるのですが、そういう点から言っても貴重な話をありがとうございます。

吹雪様
>これはいいですね! 私もブクマしました♪
(^-^)o

 
出展 2007年08月10日19:46 『激オススメ ... (但し西洋美術好きの人のみ)』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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