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2007年7月8日日曜日

(メモ) 第二アジア通貨危機 (mixi05-u459989-200707081446)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
(メモ) 第二アジア通貨危機
2007年07月08日14:46
今、タイの経済は相当おかしい。 絶対おかしい。 おかしいのにタイバーツはとどまるところを知らないかのように暴騰しているし、それなのにニュースは輸出好調・輸出好調って連呼している。 経済政策がムチャムチャなおかげで地方経済は停滞しきってる。 バーツ高が原因でごっそりお金を落としていく外人が国外に逃げ出している。

おかしい。 絶対ヘンだ。
こんな状況がいつまでも続くわけはない。

基礎知識
・ハードランディング
 http://www.melma.com/backnumber_3343_3576102/
・景気循環
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%BD%E6%99%AF%E6%B0%97

普通こういう状況になったら、政府が何かしらの介入をして大クラッシュを未然に防ごうとするものだけど、そこは軍事政権の「オレはジャイアン式」政策なので手をこまねいてみているだけみたい。

また大きな経済危機が来るだろう。 タクシンが株を売りぬいたのもそういうことを見越したことなのかもしれない。 だって、そうすれば、後で国が最悪になっても、タクシンは莫大な利益を一人ゴチできる。 もっともらしい理屈など後からいくらでも付けられる。 そうなったら、今より悪かっただろう。 案外、タイ人はそんな華僑のしたたかな習性を見越しているのかもしれないな。 だからこそクーデターを起こしたのかもしれないな。 そこがタイ人のしたたかなところだよな...。

外人には何でもありと思わせて合法でも違法でも自由に何でも好きなようにやらせる。 最後の一番おいしいところだけは自分たちの好きなようにさせてもらう。それがタイ流の真髄なような気がする。

◇  ◇  ◇

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=248494&media_id=2

<アジア通貨危機>10年経過 「中国発」再来に懸念
(毎日新聞 - 07月08日 01:51)

 【北京・大塚卓也】タイの通貨バーツ急落を機にアジア各国の経済が大混乱に陥った通貨危機から10年がたつ。危機に見舞われたタイ、マレーシア、インドネシア、韓国などは、この10年、再び国外への資金流出が起きないよう経済、金融の改革を進め、成長軌道を回復。厳しい資本規制を敷いていたため通貨危機を免れた中国は、世界4位の「経済大国」に急成長した。だが、バブルの様相が深まる株式市場は乱高下し「中国発の危機」につながる懸念はぬぐえない。通貨危機の再燃はないのかを探った。

●株式市場に不安感

 「健全な金融システムと企業経営が海外からの投機攻撃を防ぐ基礎になる」。中国人民銀行の呉暁霊副総裁は6月、アジア危機10年を主題にした講演でこう指摘し、海外との資金の出入りを規制する資本自由化や人民元の変動相場制移行は、国内改革と歩調を合わせて進める考えを強調した。

 10年前はヘッジファンドが為替市場でバーツやインドネシアの通貨ルピアを大量に売ったことが危機の引き金になった。香港も株式市場の急落から混乱に陥った。中国は今も為替市場で海外資金の取引を厳しく規制しているが、米国などの要求に応じ株式市場では規制を徐々に緩めてきた。

●依然弱い経済基盤

 中国当局は外資系金融機関の中国市場での株式・債券投資に総額100億ドル(1兆2300億円)という限度額を設けていたが、今年5月、300億ドルへの拡大を決めた。ただ、株式市場に占める海外資金の規模は数%に過ぎず、海外との資金の出入りの大半は工場建設などの直接投資や貿易決済の「実需」だ。

 規制を続けるのは、国内の経済基盤が依然弱いためだ。高成長の原動力は米国などへの輸出だが、その6割を外資系企業が占める。中国企業の国際競争力は弱く、上場企業の情報公開も遅れている。関係会社間の不透明な資金融通など不祥事の種もつきない。海外からの株式投資を完全に自由化すれば、ヘッジファンドの「攻撃材料」には事欠かない実情がある。

●五輪後の流出警戒

 中国国家外貨管理局は6月、国内外の銀行を集めて外貨取引の検査結果を伝え、一部銀行が規定に違反し、海外からの投機資金が不動産や株式市場に流れていたことを厳しい口調でとがめた。香港は中国本土との規制が緩和されているが「利殖の機会を探す華僑系の投機資金が流入する抜け道になっている」(金融関係者)と指摘され、監視が強化される見通しだ。

 来夏の北京五輪や10年の上海万博を控え、高速鉄道網整備が急ピッチで進み、ビル建設ラッシュも続く中国だが、五輪や万博が終わればペースダウンは確実なだけに、海外資金の流出入に対する実効性のある監視体制の構築が課題になる。

 ◇危機対応策も徐々に

 通貨危機後、アジア各国は外貨準備を大幅に積み増した。00年には緊急時に東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国と日中韓が、域内の2国間で互いに外貨を融通しあう通貨スワップ(交換)協定「チェンマイ・イニシアチブ」を結んだ。今年5月には、この協定を補強するため、外貨準備の一部を拠出して通貨危機の際に一括して支援する新しい枠組みを構築することで合意した。投機資金の流出に対応する安全網が構築されつつある。

 しかし、新しい枠組みは今後も曲折が避けられない。13カ国の拠出金は最大790億ドル(約9兆7000億円)とする構想もあるが、拠出割合や運営方法をめぐる各国の主導権争いは必至だ。

 通貨危機時、各国に不良債権処理など構造改革を条件に資金支援を行った国際通貨基金(IMF)の荒療治に各国から強い反発が上がった。日本を含む一部から「アジア版IMF構想」が浮上し、IMFを主導する米国が激しく反発して、構想をつぶした経緯があるだけに、今後、米国がどのようにかかわるかも注目されそうだ。

◇  ◇  ◇

ある方の日記

... 普通そう思いますよね。 僕も同感です。

◇  ◇  ◇

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=490835501&owner_id=1439817

2007年07月08日
11:44 通貨危機か?
アジア通貨危機「再燃」あるか
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=248494&media_id=2

円のリースレートが上昇したら手仕舞いとかで、一気に落ちるのかなぁ。


タイに債務があるので、暴落したら完済すっか・・・


中国とかの情勢は分からないが、タイの現地発ニュースを毎日見ていると、実体経済は相当停滞。


特に軍部が政権とったのは良いが、経済運営が相当下手らしい。



タクシン時代は、振興政策のおかげで上手くいっていた地方経済も今は厳しく、経済運営も旧華僑の派閥が息を吹き返して利権回復に走り出し・・・



発展要因もなく、結構暗澹としてるような世相だそうだ。


教育についても、国の政策で奨学金の幅をカットして、大学進学者を資金で分別するような事になってきてるらしい。

貧困層のインテリは赤化しやすいから嫌っているのか?


とはいえ、今までは、奨学金で大学にいけたような、優秀な学生も、今ではどうにもならず、学生のモチベーションも低い・・


で、どちらにせよ、大学出ても就職できないらしいけどね。




そんな状況で、株・通貨は急騰。




そもそも、もはや株って、実体経済とリンクしてないよなぁ。


株式主義的な資本主義も、そろそろ終わりなのかね?



次の通貨危機が終わった頃には、経済体制自体が、そろそろ変わるのかね?


◇  ◇  ◇

http://www.newsclip.be/news/2007707_012288.html
タイ株・通貨が10年来の高値
2007/7/ 7 (10:56)| 経済

【タイ】タイ株式市場が6月後半から7月上旬にかけ急騰し、97年の経済危機以来の水準を回復した。反軍事政権運動の沈静化と景気回復の兆しで、外資が割安なタイ株への投資に動いたことが主因とみられる。通貨バーツは株式投資への需要で買われ、10年ぶりに1ドル=34バーツまで上昇した。

 タイ証券取引所(SET)株価指数は、反軍政集会の失速が明らかになった6月半ばから急ピッチで上昇を続け、7月3日終値は10年来の高値となる813.71ポイント、6日終値は832.38ポイントとなった。6月15日から7月6日の上昇率は14.6%に達している。政局が安定する一方、タイの景気が底を打ったという見方が広がり、外資主導の強気相場が形成された。

 バンコク外国為替市場のバーツ相場は5月が1ドル=平均34.62バーツ、6月1―26日が同34.59バーツだったが、SETの急騰と歩調を合わせバーツ高が進み、7月5日には10年来の高値となる1ドル=34バーツまで上昇した。タイの商業銀行大手カシコンバンクは、▽タイ株投資のため外資がバーツ買いを進めている▽輸出業者によるドル売り▽アジア通貨の上昇――が主な原因で、7月末に33.7バーツもありうると予想している。輸出業者は政府、タイ中央銀行にバーツ高の是正を求めているが、打つ手はあまりないとみられている。

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出展 2007年07月08日14:46 『(メモ) 第二アジア通貨危機』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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