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2007年5月30日水曜日

閑話休題 (ロシア) (isaan05-c987254-200705300221)

おかあつがミクシコミュニティータイ東北イサーン語研究会として著した記事を紹介します。
閑話休題 (ロシア) (おかあつ)
2007年05月30日 02:21
閑話休題です。

いつかは、ロシアのことについて語りたいと思っている管理人おかあつなのですが、こういう凄く面白い文章を見つけたので、ご紹介します。

http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/sympo/Proceed97/Sarkissov.html
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/jp/news/107/news107-essay1.html

もちろん、人によることは重々承知なのですが ... 正直、ロシア人と付き合うのは無理じゃないかと思う事があります。 ロシアの常識は世界の非常識だと言ってやりたくなることがあります。 何も出来ないくせ、ひたすらえばります。 明らかな問題を抱えているくせに、それを認めたがらないのです。 もちろん、こちらがあわせるのは構わないのですが、それじゃ世の中やっていけないのです。

もちろん、人によりますし、僕が知っている例はちと極端なのだと思うのですが、でも、この文章をよむと、なんとなく漠然と、すごく当たっている感じがあります。 実際、会ってみると、特にそう感じます。



どんな国の文化でも「これ以上は絶対理解できない」という何というか... 養老 孟司 じゃないですが、バカの壁(※)とでも言うべき壁があるようなきがします。 問題に直面した時、そこから何かを学んで解決しなければならないはずなのですが、それが「様々な」理由で妨げられ、それ以上先に進めないという壁です。


※バカの壁 --- 養老孟司著 (wikiより引用) 本書の帯紙には「『話せば分かる』なんて大ウソ!」書店向けPOPには「バカの壁は誰にでもある」という著者の言葉が書かれた。「人間同士が理解しあうというのは根本的には不可能である。理解できない相手を、人は互いにバカだと思う」というのが本書の要点である。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%A3%81

もちろん、日本にも大きなバカの壁があります。

僕は... どちらかと言うと、結構合理的な考え方が好きで、現実的に可能かどうかという事だけで判断したいということがあります。 僕は、全てのことはどちらでもいいのです。しかし、例えば、この文化を理解してしまうと、生活が成り立たなくなってしまうので、理解を示すことは現実問題として出来ない、とかそういうことはあると思います。

例えば、ロシア人には、独特なレディーファーストの考え方があるのだそうです。ロシア人は「男性は、女性に、手持ちのお金が全て尽きるまで、お金がないならクレジットカードを使ってでも、おごりまくるのが当然である」と考えるのだそうです。 しかし、これは日本人的には生活がなりゆかなくなるのでNGです。

これは、僕は最初、金持ち日本人から金をたかる為のギャグかと思ったのですが、ロシア人は本当にやるらしいです。 色々調べたのですが、これは大真面目です。

男性に限らず、女性も、お金を持っていれば無くなるまで使います。 貯金とか絶対しないです。 ぱーっと使います。 お金があまれば、わざわざ高級レストランとかに入ってでも使いきります。

「宵越しの金は持たねぇ」... そんな言葉が髣髴されます。 それでは生活がなり行かないだろうと思うのですが ... これがまさしくロシア人の習慣なのだそうです。 宗教的な理由からか、お金が無くなればどんな理由であろうと誰かしら助けてくれるのが常なのだそうです。

これは、小さな頃から「お金を大切にしなさい」「貯金して将来に備えなさい」と当たり前のように教育を受けている近代の日本人的には、極めて理解しがたいものがあります。



で、自分なのですが、日本では変なヤツの僕も、やっぱりどうあがいても日本人なのだと思います。 例えば、問題を見ると、それが出来るかどうかはともかく、解決しようと努力はします。 それは僕が日本人であるからであるようです。

何故僕がそう思うかと言うと、タイ人は当たり前のようにそれをしないからです。これは、タイ人がズボラともいえますが、「全ての問題は解決すべきである」という日本人の見方自体が一つの偏見だともいえると思うのです。

認めたくないものですが、これは、一つの事実だと思います。

確かに、タイは気候が温暖なので、問題を放置してもある程度は自然に解決します。 トイレに行って体を洗って濡れてしまっても、ほったらかしです。 ホテルの床がビシャビシャに濡れてもほったらかしです。 「ま、そのうち乾く。」とか言って、日本人的にはビックリするのですが、実際、跡形も無く乾くのでそれで良しとします。

実際、時間が解決する問題という事柄も、あると思うのです。 日本人は、問題を解決しようと躍起になって、余計悪化させている事って多いように思います。 特に、人間関係・気持ちの問題とか、そういうこと多いのではないでしょうか...。

これも一つの現実だと思います。

ところが、これがうまく行かない時ってあります。 これをタイ人と同じ様に理解できたとして、タイ人と同様な行動を取ると、色々な問題が発生することって、あります。 例えば、仕事をしている時など、電気系の問題を見つけると、僕的になかなか見過ごせません。 場合によっては火事になってしまいます。 でも、タイ人ってホント気にしなくて、スパークしてバチバチ言ってても、「そのうちなおる」といわんばかりのノリで、ほったらかしなことが多いような...。


ここで、バカの壁があると思うのです。 こちらがあわせてもどうしようもない以上、どちらがどちらにあわせるのかが問題になってきます。 実際、あわせるのは、外国に住んでいる外人の方が圧倒的に手っ取り早くあわせることが出来ます。 慣れてますから...。 かたや、向こうは地元でのうのうとしている地元民です。 テコでも動かないのではないかというぐらい、のんびりしてます。 全然、あわせてくれません。 忙しい忙しいっていって、毎日お菓子を食べています。



タイ人はズボラだから、で済ませばいいのですが、実際、彼らは彼らなりに凄くよいところもあるので、僕は僕の価値観で、彼らを断罪してしまいたくないのです。

しんどいですが、彼ら独自のものの頼み方をマスターし、彼ら独自の謝りかたをマスターし、そこでうまくやっていく術を探す努力を、少なくとも気力が続く限りは続けたいなと思います。 そこから、他で生かせる知恵がきっと見つかると信じて頑張ろうと思います。
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出展 2007年05月30日 02:21 『閑話休題 (ロシア)』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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