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2007年3月11日日曜日

頭がいい病 (mixi05-u459989-200703111517)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
頭がいい病
2007年03月11日15:17
自分があとで見たときにどう思うか知りたいので、とにかく書きます。

頭がいい病というのがあると思うのです。 人に話をして、相手が理解できない事に快感を覚えてしまう病気です。

説明するまでも無いと思うのですが、「アインチダイゼスタブリッシュメンタリアニズムは限定型非サロケム処理によって限定的に透過されるものの、2032092.5223e-7kg/nar であるため、日常生活に大きな恩恵をもたらしています。」 みたいな、わかったようなよくわからない事を言って「あぁわからないかなぁ」とか「何で返事が無いのかなぁ」とか そういうことばを連発して悦にいっている人です。

確かに論理力はあり、それなりに何かの事実をつかんで入るのだと思うのですが、結果的に、こういう人は孤独では無いかと思うのです。 もっとも、この人にとって孤独かどうかはあまり関係が無いので、それでもいいのかもしれません。

本というのは、本を書く以前に、きちんと人とコミュニケーションがとれる事が前提条件となっているため、こういう書き方をする本にあまりあわないかもしれませんが、ネットだとこういう人はよくいるのではないかと思います。

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しかしながら、悦に入らないとしても、ある程度論理力が上がってくれば、この壁にぶつかってくるように思うのです。 そういう場合でも、きちんと相手にわかりやすい説明を心がける努力というのは、必要なのだと思います。

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でも、僕は今、実際に立場が逆転してきたなかで、これが意外と凄く時間がかかる難しくて大変な事だと思うこともあります。 世の中色々な人がいて、その人たちに合わせて色々と説明するのは、自分の本業がおろそかになりかねない程のパワーが必要です。

だからこそ、頭のいい人は、少し話して「あこいつはいいや」
と思ったらそれ以上話さないのだと思います。

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僕は、きちんと説明されれば絶対理解できる自信があります。だから、きちんと説明して欲しいのです。 ですが、僕は、見かけが金持ちでなく、文章もインテリっぽくないですし、難しい論理語を使う事も無いですから、そのせいか、ほとんどの頭のいい人は、通り過ぎて行きます。

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では、そういって反感を感じる僕が、きちんと誰でもわかりやすく説明できるのかといえば、最近難しいなと感じるようになって来ました。 実際やってみると色々な人がいますし、教えても、怒りが逆流して攻撃してくる人もいます。

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そんななかで、『頭がいい』人の中でも、ごく稀に『僕』に気が付いて、話しかけてくれる人もいます。 稀だけど、たまにそういう人がいて、見えないようにこっそり話しかけてきたりします。

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自分自身も、そういう心眼を持つように心がけると共に、常に解かりやすい説明も心がける。 それと同時に、読む人に振り回されないように、自分が対象とする読者(前提知識の範囲)をはっきりと決め、読む人から距離を置くという事も大切なのかもしれません。

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特に mixi だと、みな書く文章が、「常に解かりやすい説明」がかなりはしょられた、「自分が対象とする読者(前提知識の範囲)」の範囲をごく親しい人に絞り、友達だけがわかればよい気軽な文章になっているのかもしれません。

僕はそういう文章を読んで不愉快になったのかもしれません。 つまり、こういう文章が他の人の目に触れると、意外と不愉快な感じを与えるものだということなのかもしれません。 だとすればそれは、自分も気をつけなければいけないのかもしれません。



コメント一覧
おかあつ   2007年03月11日 17:00
かつお   2007年03月11日 19:48
これは私も気をつけないといけないことです。

○○学会のように、ある専門の人たちだけの会合なら
専門用語バリバリでも良いのですが、一般の方向けの話なら
かなり意訳しないと伝わりません。

わたしも職業柄、海外での経験を日本の雑誌に投稿する
依頼を受けるころがあるのですが原稿を何度も修正しながら、
わかりやすい文章を書くように目指しています。

ミクシイの場合は、日記であり、私のことを知っているマイミク
を対象として書いているので、後から読むとなんであんな
ことを書いたんだと思うこともあります。



矢本   2007年03月12日 12:21
専門用語を使う人の中には、
それが当たり前になってしまっていて、
噛み砕く方法を知らない、または
すぐにはできない人もいると思います。

私は仕事柄、医者や研究者に話を聞く
機会が多いのですが、そのほとんどが
このケースに当てはまります。

「先生、中学校2年生にわかるように、
説明してください」と言ったり、
「それはこういうことですか?」と
簡単な言葉でこちらから返答を
お迎えに行くようにすると、
ようやく通じます。

確かに一部の研究者はひどく「孤独」だと
思いますが、それは自分で自分を「孤独」に
している感じです。

要は、「対話」かと思います。
「対話」するつもりもない人の場合については
「話が難しい」とか、それ以前の
人間性の問題かと思います。

あと、「誰に何を届けるか」なんだけど、
私の場合は読者があらかじめ限定されて
いるからなあ。。。

反対に、「こんな当たり前のことを
長々と説明する必要はあるまい」という
ジレンマに陥ることもあります。

日記に関しては、職業的な責任から
解放されたところにあるため、
勝手にやっています。

おかあつ   2007年03月12日 15:05
今、あまり時間がないので、ちょっとだけ...

僕が思う、返答や反応が無いときっていうのはほとんどの場合書く人の責任だと思うのです。 (もちろん誰に話しかけているのかがほぼ特定できているときに限るけど...。)

ところが、反応が無かった場合に、何故か「俺ってアタマイイ!みんな理解できねぇぜ!」みたいに悦に入ってしまう人がいて、それがイヤだったのです。

でも、それ以前に「文章を書くのが苦手な人」という人も世の中には多くて、悦に入っているように感じる文章を書いているけど、実は悦に入っていなかったりもするような気がしました...。

>日記に関しては、職業的な責任から
>解放されたところにあるため、
>勝手にやっています。

そうなんだよなぁ ... でもそういうのは、全然いやなかんじしないんだよなぁ...。

退会したユーザー   2007年03月18日 05:58
 
出展 2007年03月11日15:17 『頭がいい病』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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