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2007年3月9日金曜日

『鏡を見たとき上下が反転しない理由』は何故か (mixi05-u459989-200703090501)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
『鏡を見たとき上下が反転しない理由』は何故か
2007年03月09日05:01
今日ある方の日記を拝見して知ったのですが『鏡を見たとき上下が反転しない理由』は何故か、というクイズがあるそうです。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=271263485&owner_id=5175961&comment_count=10

面白いなと思いました。 僕はあまり学問が得意でないので、自分なりに考えてみたのです。

僕は次のように書き込みました。

──────────── (前略)────────────
人間は、常に固定して空のある方向を上と決めているからではないでしょうか。

もし人間が、北極星の方向を常に左だと固定して考えていたとしたら、きっと鏡を見たときに上下が反転すると考えるのではないでしょうか。

また、ひょっとしたら人間が左右対称に出来ているからではないでしょうか。

もしも人間が左右は対称でなく上下対象の動物だったら、鏡を見たとき、左右は反転しないのに上下が反転するぞ驚いたりするのではないかという気がしました。

僕は数学的な問題ではなく、ひょっとしたら言葉と捉え方との問題ではないかと感じました。
──────────── 後略 ────────────

だって、頭のある方向が常に上な訳ですし、頭があるから、左右が決まるわけじゃないですか...。 もしも左が決まってから上下が決まるなら、鏡を見たとき、上下が反転するはずじゃないか、と思いました。

そんな動物がいたらどう考えるだろうなと思いました。 それで想像図を描いたのですが... 彼らは色々と不便そうです...





つか... この人たちワケワカラン...。


──────────────────────────

ケース1

この人達は、NGC205内のとある太陽系の第三惑星γに住んでいる。 この星には、3つの大陸があり、それぞれの大陸に7~8の国が存在する。この人達の独特な体型のため、上下左右の概念は、国によって全く異なった。 この概念の変換は、高度な数学感覚が求められ一般的な感覚では難しい。 そのため多国間で深刻な異文化コミュニケーション障害が発生していた。

紀元204231年、上下左右について大規模かつ熾烈な戦争が起こった。この戦争は紀元210492年に第二大陸の皇帝SIVELによって記法が統一され終了した。 後の歴史学者によってこの戦争によって考案された上下左右の概念がまとめられた。

方向の表示方法は、国によっていくつかの系統に分けられた。

・頭のある方向を常に上とする派
・頭の方向に関わらず常に自転軸の延長上に存在する星==バーナード星(この星での北極星)の方向を上とする派
・相対的に歩いている足を下、反対側を上とする派
・頭のある方向を常に右と決める派。

しかし、この星の人には、2つの人種があった。 ヒラメ/カレイのように、頭の向きに人種差が存在するのであった。 このため、上下左右の概念は人種によって更に2倍になり、更にややこしかった。


(続かない)

──────────────────────────
ケース2 ハンバーグ衛星

この生物がすむ星は、二つの小惑星が衝突して出来た星だった。 この星はきわめて小さい為、大気を持つことは出来なかったが、2つの小惑星が衝突した際に、その二つの小惑星の間に、広い圧縮された空気で出来た隙間が出来たのだ。 ここで、この不思議な生物は進化を遂げた。

この星の重力は、2つの方向からやってくる為、地球上の様な上下が存在し得ない。 また、その独特な体型のおかげで右左も厳密に決定できなかった。 そこで、彼らは、常に北極星が見える方向を右と決めて生活していた。

つまり、この星の人たちは、鏡を見ると、左右は反転せず、上下が反転するのである。

(続かない)


───────────────────────

(追記 3/9 13:23)

そうか... 良く考えたらわかった...。

何かのモノの本で右手と左手というのは大きく違うのだということを聞いたことがある様な気がする...。 あのフレミングの法則のように手の親指人差し指中指が全部90°になるように曲げるとする。

http://images.google.com/images?hl=en&q=Horace+silver+Trio

このとき、人差し指を出しただけの状態だと、グルグルまわせば右手であろうと、左手であろうと、同じ方向を向けることができる。(当然だ。)

次に、親指と人差し指を出した状態でも結局グルグルまわせば、同じ方向を向けることが出来る。

ところが、中指が出た段階で、どんなにグルグルまわしても親指人差し指中指、全て同じ方向に向ける事は出来なくなる。

3次元の時、この最後の方向が一番大切なんだ...!


鏡で言えば、鏡を見ると、実は親指人差し指の方向は変らなくて、変るのは、中指の方向なんだ。 つまり、上下、左右は、変らない。 変るのは、奥行きなんだ。 だから右手を鏡に映すと左手が見えるんだ...。

本当にそうかな...。


コメント一覧
さい   2007年03月09日 07:40
この人たちは、
地球でいう普通の鏡の代わりに
凹面鏡を使ったのでした。
おかあつ   2007年03月09日 17:59
さい家の鏡はみな微妙に凸面鏡だと言い張っている人がいるとか...。

さい   2007年03月09日 18:55
むしろ、うちには鏡がなかったりとかして・・・
おかあつ   2007年03月09日 22:39
今朝、良く考えて、わかった!と思ったし、面白いと思った。 だけど、これって良く考えたら極めて当たり前な事だね。 でも、そんな当たり前な事も知らないわけだから、仕方がないか...。

コツコツ勉強しよう...。
おかあつ   2007年03月09日 22:43
最初数学的な問題じゃないと思ったけど、結局数学的な問題なんだね。

でも、とにかく、偶然、人間が『左右』と呼ぶ方向に対象に出来ており、常に地面の上を歩いて頭は『上』をむいており、『前』と呼ばれる方向に目が付いているからこそ、鏡を見ると、左右が逆になった、と感じるわけだよね。

さい   2007年03月09日 22:50
自分が鏡の向こうに回りこんだ、
って感じることができてしまう体の形だから、
左右が逆になったと感じてしまうのね。
おかあつ   2007年03月10日 00:16
>自分が鏡の向こうに回りこんだ、
>って感じることができてしまう体の形だから、

この言い方も面白いね。

僕は、最終的には、そういう文系っぽい言い方が好きだから、そう思うのかもしれないけど、これって、ある数学的な概念の、人間独自の解釈みたいなものじゃない。

それこそ、星の外側じゃなくて、星の中側に住んでいる生物がいたら、全然違う考え方するかも知れない。

文字も頭が上にあるからこそ、こういう形をしているんだよね。 頭が横に向いている生物とか、 目が前後についている生物とかだと、人間には、良く考えてみると、全部が横倒しになっていると捉えられる文字を使うかもしれない。 (この文字はいいかもしれない。 鏡に映っても読める筈だ。)

子供の頃から、上は空の方向に固定して考えるんだと、学習したからこそ、文字が読めるわけだ...。 そうじゃない文字もあるかもしれない...。

漫画版のナウシカに出てくる皇弟様が、後ろに目が付いているヘルメットを被っていたけど、どうやって見えるんだろうか。 僕的には出来れば鏡に映ったような映像が見えたほうが、歩きやすいかもしれないと思う。



外国に来ると、意外とその「ものすごい当たり前」が変ってしまうので、躊躇する事ってあるように思う。 その当たり前を変えるのは面白い。

僕は右側通行の国を歩くのが結構楽しいけど、全部が鏡の中の出来事のようになるからだよね。 こういう立体感覚って、意外と理解力じゃなくて経験的なもので感じているよね。



数学ももちろん勉強しないとだし、実際しているけど、それはそれとして、こういう風に直感的にわかるようにするのって大切だと思うんだけどね。

 
出展 2007年03月09日05:01 『『鏡を見たとき上下が反転しない理由』は何故か』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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