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2006年12月2日土曜日

(メモ) ヤフーでグーグルと検索する人 (mixi05-u459989-200612022313)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
(メモ) ヤフーでグーグルと検索する人
2006年12月02日23:13
この記事、mixiが2chを抜いたというのは、一つの大きな現象だよな...。

でも... わざわざヤフーまで行ってグーグルと検索する人がいるって言う事は... やっぱりまだ「何か」が成熟していないってことなんだよな...きっと。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061201-00000078-zdn_n-sci

Yahoo!検索年間ランキング、2chがmixiにトップ明け渡す

 ヤフーは11月30日、「Yahoo!JAPAN」の2006年(1月1日~11月5日)の検索キーワードランキングを発表した。総合1位はSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の「mixi」で、これまで長く年間1位だった「2ちゃんねる」をかわした。

【ランキング表】

 YouTubeは7位に、GyaOは13位に入った。ハンゲームは13ランクアップして11位。昨年はランク外だったWikipediaは32位に入っている。

 著名人では中川翔子(しょこたん)さんが3位に、眞鍋かをりさんが同7位に入った。

 今年は新たに、ブログ検索で人気が急上昇した「急上昇ワード」と商品検索、モバイル検索、画像検索のランキングも発表した。

 ブログ急上昇ワードのトップは「山本圭一」、2位は「スプー」と、YouTubeで動画が話題になったキーワードが入った。9位には「涼宮ハルヒ」がランクインしている。

 商品検索は1位が「ニンテンドーDS」。2位以下には「COACH」や「ルイ・ヴィトン」など海外ブランドが多く入っている。

 モバイル検索は1位が「2ちゃんねる」。7位に「mixi」、9位に「Google」がランクインした。

http://www.itmedia.co.jp/news/
(ITmediaニュース) - 12月1日19時41分更新
コメント一覧
つっきー   2006年12月02日 23:57
>わざわざヤフーまで行ってグーグルと検索する人

ってやっぱりいけてないんでしょうか?

こないだgoogleでgoogle videoって検索してしまったけど、おかあつさんの基準からするとヤフーでグーグルって検索しちゃってる人と同水準なのでしょうか?

ねこ☆ミ。   2006年12月03日 14:00
何か成熟してないことに同意できるのだけれども、
どのような姿が成熟した姿かが思いつかないっす。

頭の中で思いついたサイトに直接飛べればいいのだけど
(とか書いてみる(笑))。
おかあつ   2006年12月03日 17:22
>google video

これは、まだわかるような気がする...。 僕も google map のアドレスがわからなくて、google map って引いた事があるし...。


一番最初にyahooを見ているというのが、やっぱり、ちょっと、間違っているなとプログラマ的には感じるんだけど、googleには yahoo みたいな、初心者に対する優しさがかけているのかもしれないな...とオモタ。


>どのような姿が成熟した姿かが思いつかないっす。

僕は... 結構ヘンなんだと思うんですが、インターネットを初めてみた94年ぐらいに、「へー...世界中がつながってるのか... という事は、こういうプログラムが組めるはずだな! ... 面白いなぁ!」という風に思っていたのですが、いまだに、「そういうプログラム」を見たことがないです。

(僕がプログラミングを始めたのは小学2年で1980年ですが、これは、僕よりひと世代上の人と比べても大分早かったのだと思います。)


僕は、もっと全てのアプリがP2Pよりになると思います。そのほうが全体として効率が良いし、他人のサーバーに自分の個人情報を全て置かないといけないという点から見ても良いと思うのです。

でもそうならないのは、
・みんなそう思ってない。
 =利用しているソフトがP2Pかどうかは、どうでもよい。
 =ソフトの使い方を覚える時点でいっぱいいっぱい
 =WEB2.0という言葉を使って人をびびらせているだけで満足

・必要性を感じてない
 =ほとんどの人が、WEB以前の本格的なクラサバアプリを見たことがないので、それがどういう風に便利だったのか知らない。(僕はN総研にいたとき超巨大なクラサバアプリをメンテしてたのです。)
 =その時代のクラサバアプリの問題点を知らない。この時代のクラサバアプリが廃れた本当の理由を理解する前にWEBに移ってしまった。

・作り方がわからない
 =いまあるソフトウェアは全部P2P向きじゃない(Java以外は)&JavaがJ2EEでコケてから世間の関心が低くなった。
 =P2Pのアルゴリズム自体が一般的じゃない
 =P2Pはファイル交換&犯罪だと誤解されている
 =というかP2Pという言葉自体ナンセンス(P2Pっていうのはクラサバに対してP2Pっていう意味で、実際には全てのアプリはすべからくソケット通信アプリだと僕は思う。)

・P2Pアプリに絶対必須な標準化が全く進んでない。
 =みんなが必要だと思っていないから...。


>頭の中で思いついたサイトに直接飛べればいいのだけど

僕は、でも、ギャグだとも思わないです。

googleだってそういう視点から作っていただろうし...

でも、リンクを一票とみなして投票結果を評価するという方法がそろそろ限界に来ているような気がします。 何かを検索したときにブログのエントリが先頭に来てしまうのは、もう、ちょっと、うんざりです。

もうちょっと、HTMLに変わる、文章の形式が表れて、グッと標準化が進めばいいと思うのですが、そうなっていないと思うのです。

でも、HTMLに代わる、というと、みんな全然違う物を作ろうとしてしまうので、正直、使えないのです。

だから、僕は、それを作っています。
つっきー   2006年12月03日 19:09
>一番最初にyahooを見ているというのが

ただたんにプロバイダーがヤフーでなんとなくホーム(ポータルサイト??)にしている人が多いんじゃないの?

>クラサバアプリ
ドラクエの呪文??

本題とはずれるけど、箇条書きの下位項目で=を使うのは斬新だなあ。最初・で項目立てて、その下位項目にはやや長めの横棒をおきたいんだがそういう記号が瞬時に打てないんだよなあ。テフだと、itemizeで入れ子にしていくと自動的にやってくれるんだが。
おかあつ   2006年12月03日 19:39
>>クラサバアプリ
>ドラクエの呪文??

Client Server Application の略なんだよ。 それに対して、ファミコンみたいなのは、Stand Alone っていうんだよ。

mixi みたいに みんなでメッセージを送りあうようなプログラムは、かならずみんなのメッセージを調停するためのコンピューターが必要で、そのコンピューターの事をサーバーと呼ぶ。 それに対して、みんなが使っているコンピューターの事をクライアントと呼ぶ。

じつは、クラサバと言うと、色々な意味が込められている場合があって、これだけだと、全部の説明になってないんだ。

昔1980年頃は、調停用のコンピュータをServer じゃなくて、Host って言っていたんだけど、この頃は、みんなのコンピューターを Client とは呼ばずに端末(terminal)と読んだ。 terminalは、本当にボロボロのパソコンで、Hostがないと何も出来ない無能コンピューターだったんだ。

その後、1990年に入って、Client Server と呼ぶようになった背景には、パソコンが安価で高性能になったので、端末にもより多くの仕事をさせようという意味あいもこめられていた。

おかあつ   2006年12月03日 19:43
>本題とはずれるけど、箇条書きの下位項目で=を使うのは斬新だなあ。最初・で項目立てて、その下位項目にはやや長めの横棒をおきたいんだがそういう記号が瞬時に打てないんだよなあ。

ヨーロッパの人は、箇条書きの項目を横棒やバッテンで表す習慣があるみたいだけど、色々な人のプログラムのドキュメントを読んでいると、みんな代わりに - を書いてるよ。

日本人だったら 「けいせん」と入力すれば ─ が出てくるので結構便利。

「私は───この頃頭の毛が薄くなってきたのだが───帽子をかぶっている。 」
つっきー   2006年12月03日 20:18


ほんとだ
ねこ☆ミ。   2006年12月05日 23:10
いきなり本題に戻るけれども、
そっか、P2Pの方向か。

はてなのサイトのサーバが300台とか言うのを聞くと、
P2Pも効率が良いのかもしれない。

Winnyとかそっち方面は詳しくないのだけど、
技術解説の本を読んで負荷分散の仕組みなど、
すごいと思いました。
(立ち読みだったけれども、、、この本かな
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4756145485


ただ、自分の頭が固いのか、今ひとつどう応用したら良いのかがわからなかった。

自分自身が、サーバアプリの考え方に慣れすぎているのかもしれません。

おかあつ   2006年12月06日 01:31
この本は、読みました。 すごくいい本です。

僕は、実は、金子勇氏をすごく尊敬しているんです。

金子勇氏は、随分と前から、3Dシミュレーション系のプログラムのホームページを作っていて、すごく有名な人でした。 最初にAniBodyを見たときの衝撃は忘れられません。

http://homepage1.nifty.com/kaneko/anibody.htm

ゴムで出来たガイコツをマウスで引っ張るデモとか、水面をシミュレートするサンプル&セオリーとか...。 水面だけならありきたりなんですが、粒子の動きをシミュレーションするサンプルとか...

特に、リンクされた3つ以上のオブジェクトの物理動作をシミュレーションする理論については、今でもすごく詳しい解説が配布されていて、ものすごく参考にしました。

http://homepage1.nifty.com/kaneko/xfc.htm

ああいうプログラマになりたいなりたいと98年ぐらいからずうっと思っていて、色々勉強していたのです。 47氏が金子勇だ、と聞いたときは、頭をガツンと殴られたようなショックでした。



>ただ、自分の頭が固いのか、今ひとつどう応用したら良いのかがわからなかった。

僕は、ちょっと極端な人間なので、少し割り引いて読んでいただけたら光栄です。

多分、最も極端な話、今現存する、全てのアプリは、全部P2Pで書き換えられるんだと思います。

それで、何がよくなるのか...っていうと、 P2Pで書き換えると、基本的にプログラムさえあればどんなに巨大なシステムが立ち上がってしまうので、いきなり、初期費用ゼロで、ぜんぶいけてしまうところです。

これが、僕がP2Pに夢を見ている理由です。 お金が無いので...(^-^; 資本金0で一発逆転を狙っているわけです。

P2Pを立ち上げるためには、色々なノウハウが必要だし、そのノウハウも出回っていないし、なんと言っても共通のプロトコルが必要なので、誰でも手軽に開発できる、というわけには行かないのだと思います。

ですが、それを乗り越えると、今、みんなが、ぜんぜん興味を持っていない分野なので、いきなりトップシェアに踊り出るポテンシャルがあるとおもいます。

Skypeを調べたら、SkypeのP2Pの機能をAPIで公開しているようになっていて、これを呼び出すことで、Skypeアプリケーションが動くようになっているみたいです。 Tomcatを使うとJ2EEアプリケーションが動くように、Skypeを使うとP2Pアプリが簡単に書けるということで、これはすごいな、と思ったのです。 ですが... あまり普及はしていないみたいです。 調べてないのですが...。

基本的にP2Pアプリを簡易に書くライブラリは、今のところ、ないと思います。

僕が、ちょっとづつ書いているライブラリの断片を全部組み合わせると、きっと、それになると思います。

というか... そう信じて地道にコーディングしています。
(^-^;;;


>自分自身が、サーバアプリの考え方に慣れすぎているのかもしれません。

僕は、最初に見たインターネットアプリがICQだったんです。

最初にインターネットに出会ったとき... あぁこれがあれば、ネットをつないでいる人同士でリアルタイムにテキストを交換できるな... と思ったんです。 要するにチャットです。

でも、実際に使う段になると、喋りたい相手とIPのヒモ付けをどうやって持つか、がネックだな、と思いました。 相手がどこにいるか、わからないですから。 実際にチャットソフトを自分で書いたことがあるんですが、友達に電話で自分のIPを伝えていまいした。 僕は、しばらくそんな感じでチャットして遊んでいました。

そうしたら、ICQが出てきて、結構ショックを受けたのを覚えています。 あぁ! ユーザーIDを決めて、そのIDが今どのIPなのかをサーバーで共通管理するのか! 一度IPがわかってしまえば、サーバーは不要なので、直接テキストの交換をするわけか ... 面白いな! と思いました。

要するに、これがP2Pと呼ばれているものの元祖だと思います。

そういう一部をサーバーに頼るP2Pアプリを、人によっては「ハイブリッドP2P」とか呼んだりするようです。 それに対して、全部をサーバーに頼らないで処理できるようにする仕掛けを「ピュアP2P」とか呼んだりするようです。

Winnyみたいに、完全にP2Pにしようとしても、どうしても最初の取っ掛かりのIPだけは固定で持たないといけないので、それをどうするか、というのが、問題になっているみたいです。


基本的に、共通のサーバーに依存しないように、全部をクライアント同士で処理するようなプログラムであれば、みんなP2Pじゃないかと思うのです。

ですが、完全なP2Pというのは、実際にやってみると意外と不便なので、どこかで固定のサーバーが処理を受け持つようにするのですが...。 その落としどころが、味付けの重要なポイントであるような気がします。


ところで、僕は、NNTPというプロトコルの仕掛けがすごくすきです。古いプロトコルなのに、すごく良く出来ているプロトコルだと思います。 人気が無くてすたれちゃいましたが、僕は今でも大好きです。

パソコン始めたばかりの頃は、NNTPサーバーのマイナーでアングラな世界で、随分遊びまわった覚えがあります。
(^-^;


でも、考えてみれば、NNTPこそ、今で言うところのP2Pアプリと同じ原理で動いているのではないかなと思います。 というか、P2Pという言葉自体がナンセンスで、全てのアプリはP2Pアプリなのではないか、と僕は思います。


実に、極端な意見なのだと思うのですが、言葉が乱暴な点があったらすみません...。

 
出展 2006年12月02日23:13 『(メモ) ヤフーでグーグルと検索する人』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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