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2006年12月4日月曜日

80年代文化についてふと思いついた (mixi05-u459989-200612040740)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
80年代文化についてふと思いついた
2006年12月04日07:40
こうやって外国にいて、他の国について学んでいて、ふと思ったのだけど、近代日本文化を語るとき、80年代のポップカルチャーを抜きにして語る事は、ほとんど不可能じゃ無いだろうか...。

60年代・70年代 と言うのは、まだまだ敗戦色が強いばかりでなく、ビートルズやフュージョンなどのアメリカ文化の影響が濃かったので、まだ、日本が日本らしくなかったのではないだろうか。

それが、80年代になって少し豊かになると同時に、団塊二世が小学校に上がるわけで ... 彼らは一気に娯楽を求めて猛烈な勢いで消費し始める ... そして、80年代日本ポップカルチャーが花盛りとなる。


とても書ききれるものではないけど ... マンガで行けば、北斗の拳・ガンダム・うる星やつら・ブラックジャック。ジャンプ全盛時代。 PC8001から始まるパソコンブーム ... インベーダーゲームから始まり、ナムコやコナミ全盛時代=ビデオゲームブームがくる。その後のシューティングゲームの流れを大きく変えた「ゼビウス」が発売される。 ファミコンが発売される。 パソコンゲームが一部のマニアに受け始め、ついには初代エロゲー「フェアリーズレジデンス」「マカダム」等々が発売される。恐らく現在の秋葉原オタク系の先祖であるエロ雑誌コンプティークが発売される。リアルタイムRPGの超元祖ハイドライドがT&Eから発売... テレビも... 俺たちひょうきん族・ドリフターズの全盛時代 ... etc,etc...

今、日本で現役で働いている30~40代の日本人で、こういうポップカルチャーを知らない人は居ない。 こういうポップカルチャーを血と肉として、今の大人が育ったはずだ。

日本語を勉強するときは、もちろん古来からの伝統を勉強する事も大切だけど、日常会話的に、この80年代ネタをはずすわけには、どうしてもいかないだろう...。

(意外と、この80年代ポップカルチャーの背後には、禅とか武士道とかの影響があるような気がするのは、僕だけだろうか... 北斗の拳とかは、多少でも武士道とか禅の考え方を知らないと全く理解できないと思うし、ミニ四駆道とかマンガ道とか言われても... 日本以外の国では「極める」っていう考え方自体が主流じゃないから「は?」ってなると思う。)


でも、こういう文化背景を外国人でもわかりやすく、理路整然とこの世代の感覚について説明している本って、きっと無いんだろうな...

... あるのかな。


コメント一覧
ちえぞう   2006年12月04日 10:58
ハイドライド!!
忘れてた名前です。
確かに「極める」ような感覚は欧米人にはわかりにくいかも。
「極める」とは違うけど、以前友人と「自分に子どもが生まれたら道のつくもの(書道でも剣道でもいいのだけど)を習わせたいよね」って話してたことがあるのですが。
礼に始まり礼に終わる的なところが日本人ぽいかなと。(神棚にもお辞儀したりするし)
お辞儀は型だけって思う人もいるかもしれないけど、型から覚えることが悪いことだとは思わないし。

余談ですが、昨日見ていたHPに「相撲の土俵の下にはスルメがある」と書いてありました。
…何の為なのかは全く不明です。(真偽も怪しいですが。)
おかあつ   2006年12月04日 14:08
>ハイドライド!!
>忘れてた名前です。

ハイドライド、やった事があったんだ ... へー

僕はお辞儀が好きだ。 人に頭を下げて他人に敬意を払うのは気持ちがよい。

西洋に行くとこれを切り替えるのがムズいんだよな...。 僕的には... 結構さ、変な言い方だけど「気」ってあると思うんだよね。 アジアの人は、その場の「気」を乱さないようにスッとその場に入っていくんだけど、西洋の人はガツッと気を乱しながら入っていくような気がする。



「極める」と違うんだけど、西洋の人は「聖書を良く読んで研究する」っていう習慣があるので「極める」とちょっと似ていると思った。 こっちは本を読む習慣なので、結構学問的なのかな、と思う。

そこ来ると「道」のほうは、剣道とか書道とかマンガ道とか、実践的なのが多いよね。

そうか。 いいところに気が付いた。(自画自賛)

禅問答とかさ、形や理論じゃなくて飽くまでも実践の感覚を言い表すところに命かけてるところあるけど ... 聖書は「真実の言葉」という考え方があるから、西洋の抽象的な考え方が生まれるのかな。
さい   2006年12月04日 20:15
日本舞踊も基本はおじぎだったよ。
おじぎはすごく丁寧に習うの。
やっしぃー   2006年12月05日 00:46
もう、80年代と言ったら断然、ボウイ!!暴威!!です。
JUN   2006年12月05日 02:18
80年代も立派に歴史を刻んできているとういことですね。
武士道の様な「道」の世界から現実が徐々に遠ざかるから、後に生まれた者が逆に憧れるのではないでしょうか。
ある意味で外人が日本に来てはまってしまう現象と同じかも。

私は剣道部でした。それで一番身に付いて良かったと思うことは、礼節です。

ちょっと話題からずれるかもしれませんが、
「名乗るほどのモンじゃぁ、ございません」
なんてセリフはアメリカじゃあり得ないですね。
今回の出張でも、打ち合わせの時間が1時間しかないのに、お互いにプロファイルの説明が終わるまで話が始まらない。
結局、本題に残される時間が30-40分になってしまいます。

お辞儀で済ませたいなぁ。。。なんて思いました。
ウミガメ   2006年12月06日 00:14
「相撲の土俵の下にはスルメがある」って僕も聞いたことがあります。相撲って神事ですよね? 千秋楽だか、新弟子が土俵上で御神酒を飲む(多数の未成年が堂々と公の場で飲酒)行事がありました。奥深いです。
話題からずれてすいません。
 
出展 2006年12月04日07:40 『80年代文化についてふと思いついた』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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