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2006年4月6日木曜日

なんか冷めた (mixi05-u459989-200604060118)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
なんか冷めた
2006年04月06日01:18
何か、 最初のころは、大真面目に全部を追跡していろいろ考えてた。 でもタクシン辞任が決まってからは、なんか冷めた。 いろいろ、自分なりに、なやんでみたけど、要するに、この国は、民主主義じゃなかっただけだったのかーって妙に腑に落ちた。

タクシンは悪いところもいっぱいあるが、いいところもいっぱいある。 じゃぁソンティはっていうと、タクシンのどこがよくてどこがわるいのか、なんてそんなのどうでもいいから、タクシンオッパイ(タイ語版タクシン出て行けコール)って感じで、じゃぁやめさせてどうしたいのよ、っていう政策が全然無い。

タクシンは首相は取り敢えずやめるけど、党に残って裏手にまわるみたい。そうしたらソンティはタクシンが党に残るなら、またデモを始めるぞって脅してる。ソンティもデタラメだ。

おそらく、どちらも中国人だから、タイのことなんてとりあえずはどうでもいいんだろうな。(多分過去にいざこざがあったんだろうな)

今日はやぼようで東北部の市場にいってきた。 こういうところにきていろいろみていると、タイの経済の主要なところはほとんど中国人に握られているのをひしひしとかんじる。 こうやってタイはわけのわからん中国人に富を吸い取られているんだけど、この人たちにとっては、そういうこともどうでもいいんだろうな。

市場をぶらぶらしているとき、ここでは当たり前のようにアスベスト板が流通していることを知った。 カブアン(屋根)といえば、アスベスト板というくらい普及してる。

なんか、タイの人って若くして癌で死ぬことが多いような気がするんだけど、絶対そういう公害が原因になってるようなきがする。 がんばって職人さんに、その危険性を訴えてみたが、そんなことしても意味も無い。 (そうか、そうなんだね。気をつけるね。 とやさしくうなずかれてしまった。)

タイ国民の幸せを本気で願っている人がキチンと政治をとっていない、というところだけを見ると、タイはすごく不幸な国なんだなと思えてくる。

でも、田んぼに ベンチを置いて スカッと晴れた青空の下で寝ていると、気持ちよくて、これがタイのジリ貧の生活だったのかー と、こむずかしいことなんか、どうでも良くなってくる。

まぁいいや

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=21612&media_id=4
コメント一覧
矢本   2006年04月06日 10:14
うーん。すごく勉強になるなあ…。

ソンティは民主党みたいなやつだね。人の政策に文句言うだけ。保身のためには言うことめちゃめちゃ。

ふと、地球上で政治という機能がもっともまともに働いてる国はどこだろう?と思いました。
何をまともだと思うかどうかは、個人によって主張がちがうだろうけれども。
おかあつ   2006年04月06日 20:41
基本的に、「討論」っていう文化が無い国(アジアのほとんどの国でそうだと思うけど)ってそうなり易いんだと思う。

あと、タイは、王様がいるので、デタラメやっても最終的には王様が納めてくれるという甘えもあるのではないか、とニュース日記で書いている人を見かけたけど、きっとそういう面もあると思う。(極端な意見だけど)

僕はまだヨーロッパを良くわかってないので、なんともいえないけど、アジアってその辺がすごく特殊なような気がする。 ホンネとタテマエを使い分ける風習があったりとか。

たとえば、理想を考えると、自分の立場を忘れて理想に尽くすのが筋なんだけど、日本でそれをやると、見事に足元をすくわれる。

僕がアメリカにいたとき、少なくともそれは無かったような気がする。 アメリカは「アメリカ人は正直」で「何でも素直に話しあうのがベスト」「正直が一番の処世術」という風習があるからか、多少いいような気がする。

腹芸を操って見える結果を出す人よりは、正直に問題を話して見えない結果を出してくれる人のほうが優秀だ、と僕は思うし、多分アメリカにはそういう人を評価する文化がある。 当然そのほうが結果的にうまくいくからだと思う。

でも、日本だとどう工夫しても、パッと目立つほうが評価される。 僕はそういうのがイヤでイヤで仕方が無いんだけど、そういうのも日本がアジアっぽいところなんだと思う。
 
出展 2006年04月06日01:18 『なんか冷めた』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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