バンコクのタクシー
2008年11月11日05:30
バンコクのタクシーは、お世辞にも評判はよくない。 ボッタクリが多いとか、呼びかけても無反応とか、釣りをくれないとか、高額なチップを強要されたとかいった、悪い噂の枚挙に暇は無い。僕も最初そういう嫌な目にたくさんあった。 でもタイ語が話せるようになってからは別世界に来たように状況が変わった。
今日は、月曜日だ。 実は、月曜日というのは、バンコクでは屋台お休みの日なのだ。 僕は今日月曜だということをすっかり忘れていた。 夜10時過ぎ、なんかおなかが減ったので、ブラッと外に出てしまった そうしたら道はスッカラカンで誰もいなくて、今日が月曜日だということを思い出した。
月曜に確実にご飯を食べるためには、パトゥーナムまで出なければならない。 パトゥーナム地区まで出てしまえば、夜遅くまでやっている中華料理店があるのだ。 仕方が無いのでパトゥーナム地区まで歩いたのだけど、ムチャムチャ遠かった。 前歩いた時は、マイミクのムリさんと一緒でしゃべりながらだったので、全く遠さを感じなかったのだが、ひとりで歩くと結構時間が掛かるものだった。
でここまで来てそのまま帰るのもなんなので、スクムヴィット・ソイ4に行って、アソークまで行って、帰ってきた。
とうに終電が終わっている時間なので、当然タクシーで帰ることになる。 で散歩がてらタクシーを捜していたら、トゥクトゥク(タイ式オート三輪)の運ちゃんが話しかけてきた。 「どこいくの?」
むげに断るのもなんなので、「○○○まで50バーツだったら行きたいんですが安すぎますよね...?」 と言ってみた。 何故かは知らないが、トゥクトゥクってタクシーよりちょっと割高なのだ。 確かに、タクシーなら50バーツは掛からないのだが、トゥクトゥクだと80バーツくらい貰わないとどうも割に合わないらしい、ということを体験的に知っていたので、こういう言い方をしてみた。 そうしたら、やっぱりその値段では行きたくないらしかった。 でも運ちゃんも、僕がタクシーで行けば50バーツは掛からないと知っていることに気づいていたので、それ以上何も言わなかったのだ。
そうしたら、突然、運ちゃんは、「キミは性格がいいねぇ!」とか言い始めて、日本人は性格が悪いやつもいるけど、ときどきこうやってすごく丁寧な人が居るっていうのは、素晴らしい! とか世間話を始めた。 この人は以前、某自動車会社のえらい人を客としてのっけたとき、いきなりボクシングに連れて行って貰ったことがあるんだそうだ。 嬉しそうだった。
しばらく世間話をして、別れた。
で、しばらく歩いてタクシーを拾った。 このコテコテのモーラムCDを爆音でかけるオッチャンが実に度胸のある運転で、すごいスピードで走りぬいていくのだった。 道も詳しくて、小気味よい感じだった。
到着後、料金メーターは47バーツだったので、まず40バーツ渡して小銭を探していたら、「あと5バーツね」って言われた。 一瞬聞き違いかと思ったのだけど、5バーツねって言われていたと思う。 要するに、負けてくれているのだ。 普通50バーツ渡してお釣り無しの場面だ。 タイ語が上達するにつれ、お釣りをくれることも多くなったけど、負けてくれたのは、さすがに初めてだった。 でも10バーツ渡して降りてきたけど。
で、僕は言いたい。 在タイ暦が長くてタイ語も話せる日本人でも、タイのタクシーの対応の悪さを嘆く人は多い。 しかしである。 タクシーを責める前に、自分の態度を確認せよ、といいたい。 対応を悪くするような失礼な態度を絶対どこかでとっているはずなのだ。
きちんとした態度で接すれば、上記の様な好待遇が日常的に起こる。
実際に僕はそうだ。 ほとんどトラブルが無いばかりか、かなり好待遇で接してもらっている。
◇
それにタイ人って相手の反応をよく見ているので、基本的に返事を要求しない。 よく見ているので、こちらがわざわざ返事をしなくてもこっちがわかったかわかってないか、伝わるのだ。
で、これは逆もまたしかりだ。 タイ人ってほとんど返事をしない。 でも見ていれば、聴こえたか聴こえてないかわかる。 そこには凄く小さい独特なジェスチャーがあるからだ。 この小さなジェスチャーを見逃してはいけない。
これに気がつかない人が「タイ人って無反応だよね」とか言うのである。
今日は、月曜日だ。 実は、月曜日というのは、バンコクでは屋台お休みの日なのだ。 僕は今日月曜だということをすっかり忘れていた。 夜10時過ぎ、なんかおなかが減ったので、ブラッと外に出てしまった そうしたら道はスッカラカンで誰もいなくて、今日が月曜日だということを思い出した。
月曜に確実にご飯を食べるためには、パトゥーナムまで出なければならない。 パトゥーナム地区まで出てしまえば、夜遅くまでやっている中華料理店があるのだ。 仕方が無いのでパトゥーナム地区まで歩いたのだけど、ムチャムチャ遠かった。 前歩いた時は、マイミクのムリさんと一緒でしゃべりながらだったので、全く遠さを感じなかったのだが、ひとりで歩くと結構時間が掛かるものだった。
でここまで来てそのまま帰るのもなんなので、スクムヴィット・ソイ4に行って、アソークまで行って、帰ってきた。
とうに終電が終わっている時間なので、当然タクシーで帰ることになる。 で散歩がてらタクシーを捜していたら、トゥクトゥク(タイ式オート三輪)の運ちゃんが話しかけてきた。 「どこいくの?」
むげに断るのもなんなので、「○○○まで50バーツだったら行きたいんですが安すぎますよね...?」 と言ってみた。 何故かは知らないが、トゥクトゥクってタクシーよりちょっと割高なのだ。 確かに、タクシーなら50バーツは掛からないのだが、トゥクトゥクだと80バーツくらい貰わないとどうも割に合わないらしい、ということを体験的に知っていたので、こういう言い方をしてみた。 そうしたら、やっぱりその値段では行きたくないらしかった。 でも運ちゃんも、僕がタクシーで行けば50バーツは掛からないと知っていることに気づいていたので、それ以上何も言わなかったのだ。
そうしたら、突然、運ちゃんは、「キミは性格がいいねぇ!」とか言い始めて、日本人は性格が悪いやつもいるけど、ときどきこうやってすごく丁寧な人が居るっていうのは、素晴らしい! とか世間話を始めた。 この人は以前、某自動車会社のえらい人を客としてのっけたとき、いきなりボクシングに連れて行って貰ったことがあるんだそうだ。 嬉しそうだった。
しばらく世間話をして、別れた。
で、しばらく歩いてタクシーを拾った。 このコテコテのモーラムCDを爆音でかけるオッチャンが実に度胸のある運転で、すごいスピードで走りぬいていくのだった。 道も詳しくて、小気味よい感じだった。
到着後、料金メーターは47バーツだったので、まず40バーツ渡して小銭を探していたら、「あと5バーツね」って言われた。 一瞬聞き違いかと思ったのだけど、5バーツねって言われていたと思う。 要するに、負けてくれているのだ。 普通50バーツ渡してお釣り無しの場面だ。 タイ語が上達するにつれ、お釣りをくれることも多くなったけど、負けてくれたのは、さすがに初めてだった。 でも10バーツ渡して降りてきたけど。
で、僕は言いたい。 在タイ暦が長くてタイ語も話せる日本人でも、タイのタクシーの対応の悪さを嘆く人は多い。 しかしである。 タクシーを責める前に、自分の態度を確認せよ、といいたい。 対応を悪くするような失礼な態度を絶対どこかでとっているはずなのだ。
きちんとした態度で接すれば、上記の様な好待遇が日常的に起こる。
実際に僕はそうだ。 ほとんどトラブルが無いばかりか、かなり好待遇で接してもらっている。
◇
それにタイ人って相手の反応をよく見ているので、基本的に返事を要求しない。 よく見ているので、こちらがわざわざ返事をしなくてもこっちがわかったかわかってないか、伝わるのだ。
で、これは逆もまたしかりだ。 タイ人ってほとんど返事をしない。 でも見ていれば、聴こえたか聴こえてないかわかる。 そこには凄く小さい独特なジェスチャーがあるからだ。 この小さなジェスチャーを見逃してはいけない。
これに気がつかない人が「タイ人って無反応だよね」とか言うのである。
コメント一覧
退会したユーザー 2008年11月11日 07:29
そのとおり。
アパート付近でたむろってるタクシーとかは、
仲良くなると、安く乗っけてってくれます。
ただ、タクシーは、7Bとか、2Bとかのつり銭に関しては、
払うときも、貰う時も、端数ははしょって考えるのは、
バンコクでは普通の事でしょう。
タイはコネがあればいろいろ出来ます。
如何に仲良くなるかがネックですね。
アパート付近でたむろってるタクシーとかは、
仲良くなると、安く乗っけてってくれます。
ただ、タクシーは、7Bとか、2Bとかのつり銭に関しては、
払うときも、貰う時も、端数ははしょって考えるのは、
バンコクでは普通の事でしょう。
タイはコネがあればいろいろ出来ます。
如何に仲良くなるかがネックですね。
みにまゆ 2008年11月11日 21:21
ほんとその通りです!
私はタクシーでいやな目にあったのは一度だけ
超セクハラオヤジで気持ち悪かったくらいで。。。
それ以外はいつもおつりを多くくれたり、
めっちゃスイスイって連れてってくれる♪
世間話もおもろいですよね(^^)
バイタクも大好きです!
私はタクシーでいやな目にあったのは一度だけ
超セクハラオヤジで気持ち悪かったくらいで。。。
それ以外はいつもおつりを多くくれたり、
めっちゃスイスイって連れてってくれる♪
世間話もおもろいですよね(^^)
バイタクも大好きです!