今住んでいる場所
2008年10月29日09:43
6:59 AM 10/29/2008
僕が今住んでいる部屋は、バンコクの中心街にある24階建てのマンションの24階にある。 この部屋を選んだ理由は、以前滞在していた安ホテルの近所にあって家賃が安かったから以外の理由はなかったのだけど、実は素晴らしい眺望があることに徐々に気がついてきた。
このマンションは24階建てだが、この周囲にこれほど高い建物はほとんどなく、この巨大な都市のバンコクにありながら相当遠くまで見渡せる。しかも部屋は都心方向ではなく郊外の方向に向いており、タイの王様が住んでいる黄金の寺院が林立する地域まで一望に見渡せる。
また最上階にあるため、青空が全面見渡せることも特筆に価する。 しかもこの24階からはバンコク独特な低い雲が手の届きそうな距離として見える。 その手の届きそうな距離にある雲が、はるかかなた遠くの地平線まで切れ切れに連続して浮かんでいる様子が見える。 これは見る人にある独特な感情を抱かせるものだ、ということを知った。
夜になるとこの風景が星空の様な夜景に変わる。 北部に向かう高速道路がオレンジ色の電燈に照らされて地平線のかなたまで続く様子が見える。 はるかかなた遠くで工事中の回転燈が回っている様子が見える。 地平線近くのはるかかなた向こうにちらりと光った警察のパトロールカーが、ずいぶんと長い時間をかけて、このマンションのごく近くまで走ってくる様子が見える。
眼下にはバラック街が見える。 トタン屋根に安っぽい蛍光灯をつけたような粗末な建物は上から見ると青白い光を放つ不思議な卓上照明の様にみえる。そんな青白い光の中をオレンジ色のライトをつけた小さなバイクが走り抜けていく。
その向こうにはサイアムパラゴンが見える。 そんなバラック街とは極めて対照的な、国内の栄華の全てが凝縮されたような近代的なデザインがライトアップされている。
近所にイスラム教のモスクがあるらしく、明け方になると、そんな広大な風景を背景にどこからともなく神秘的なイスラム教の叫ぶような歌が聞こえてくる。
なんというか、この夜景を見ていると、風景を超えて何か特別なものを俯瞰しているような極めて不思議な気持ちになる。
自分はいつまでここに住んでいるのかも、いつまで生きているのかもわからないけど、今はこの風景を見ている。 この先どうなるかもわからない。
僕が今住んでいる部屋は、バンコクの中心街にある24階建てのマンションの24階にある。 この部屋を選んだ理由は、以前滞在していた安ホテルの近所にあって家賃が安かったから以外の理由はなかったのだけど、実は素晴らしい眺望があることに徐々に気がついてきた。
このマンションは24階建てだが、この周囲にこれほど高い建物はほとんどなく、この巨大な都市のバンコクにありながら相当遠くまで見渡せる。しかも部屋は都心方向ではなく郊外の方向に向いており、タイの王様が住んでいる黄金の寺院が林立する地域まで一望に見渡せる。
また最上階にあるため、青空が全面見渡せることも特筆に価する。 しかもこの24階からはバンコク独特な低い雲が手の届きそうな距離として見える。 その手の届きそうな距離にある雲が、はるかかなた遠くの地平線まで切れ切れに連続して浮かんでいる様子が見える。 これは見る人にある独特な感情を抱かせるものだ、ということを知った。
夜になるとこの風景が星空の様な夜景に変わる。 北部に向かう高速道路がオレンジ色の電燈に照らされて地平線のかなたまで続く様子が見える。 はるかかなた遠くで工事中の回転燈が回っている様子が見える。 地平線近くのはるかかなた向こうにちらりと光った警察のパトロールカーが、ずいぶんと長い時間をかけて、このマンションのごく近くまで走ってくる様子が見える。
眼下にはバラック街が見える。 トタン屋根に安っぽい蛍光灯をつけたような粗末な建物は上から見ると青白い光を放つ不思議な卓上照明の様にみえる。そんな青白い光の中をオレンジ色のライトをつけた小さなバイクが走り抜けていく。
その向こうにはサイアムパラゴンが見える。 そんなバラック街とは極めて対照的な、国内の栄華の全てが凝縮されたような近代的なデザインがライトアップされている。
近所にイスラム教のモスクがあるらしく、明け方になると、そんな広大な風景を背景にどこからともなく神秘的なイスラム教の叫ぶような歌が聞こえてくる。
なんというか、この夜景を見ていると、風景を超えて何か特別なものを俯瞰しているような極めて不思議な気持ちになる。
自分はいつまでここに住んでいるのかも、いつまで生きているのかもわからないけど、今はこの風景を見ている。 この先どうなるかもわからない。
コメント一覧
よもぎ 2008年11月05日 01:21
ご無沙汰しています。
ちょくちょく日記を読ませては戴いていますが。。。
なんだか、とても、素敵な日記でした。
わたしは地上1階にしか住むのは向かない人間かも知れませんが、
でも、ここに書かれたような世界のさまざまを感じながら生きていく視点を
地上でももてたらいいなぁとか、
でもやっぱり、その角度からの眺望が感じさせるものはまた違うんだろうなぁとか
感じました。
ほかにも、上手く言葉にならないようなことをもろもろ感じました。
思い出すようなものから、新たに感じるようなことまで。
ちょくちょく日記を読ませては戴いていますが。。。
なんだか、とても、素敵な日記でした。
わたしは地上1階にしか住むのは向かない人間かも知れませんが、
でも、ここに書かれたような世界のさまざまを感じながら生きていく視点を
地上でももてたらいいなぁとか、
でもやっぱり、その角度からの眺望が感じさせるものはまた違うんだろうなぁとか
感じました。
ほかにも、上手く言葉にならないようなことをもろもろ感じました。
思い出すようなものから、新たに感じるようなことまで。