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2007年5月25日金曜日

ボロボロのトリリンガル (mixi05-u459989-200705250408)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
ボロボロのトリリンガル
2007年05月25日04:08
タイに来たときは英語しか喋れなかったのだけど、タイ語を勉強したら、英語が話せなくなってしまったのです。

そういう時期が2年近く続いたのですが、ホテルの件で、嫌でもきっちりと英語で色々な話をしなければならなってしまいました。 そうして、毎日コックさんのアンディーと話をしているうちに段々慣れてきて、随分スムーズに話せるようになって来ました。 (練習台をさせてしまってゴメン...アンディー...)

アンディーには内緒なのですが、これはかなり、嬉しい...。
(^-^)

これもアンディーには内緒なのですが、英語がネイティブの人とこうやって深く話すのは初めてで、それも実は結構嬉しい。ごめん。アンディー。
(^-^;

ヨーロッパ人を見るとすぐ「英語おしえれ!英語おしえれ!」となってしまうのはとても失礼だという事を知っているし、そういう人がとても多くてみんなうんざりしているのも知っているので、普段は絶対そういうことは言わないのですが... でも日本人に戻って考えると、やっぱり嬉しい(^-^)



僕は、96年に3ヶ月、03年に1ヶ月、英語を集中して勉強したことがあるだけで、後は映画を見ているとか、仕事でマニュアルを読んだり書いたりとか... そういうことしかした事がないのです。

集中して勉強している時は話せるのですが、話さないとすぐ忘れて話せなくなってしまうのです。 そんななか一念発起でTOEICを受けたら600点行かなかった ...。 話さないと忘れちゃうのに、点数が低いと話すチャンスを得られないなんて、日本ってなんて矛盾の多い環境なのかと思います。

ともかく、こうやって使っていると、徐々に昔の感覚がよみがえってきて、あの口を横に広く開けてはっきりした声で話す感覚が戻ってきました。

この感覚、何年ぶりだろう...。

そう。 口のあけ方と声の出し方が違うんですよね。

英語を話すときは、はっきりした声を出さないと、良く聞き取って貰えない。 あと、口の開き方が日本語よりずっと大きい...。

そういえば、何でアメリカ人は歯の矯正にこだわるのか、という話を英語の先生とした事がありました。 何でだかご存知でしょうか。 それは、歯を見せないように英語を話すのが難しいからだ、というのが先生の意見でした。 英語を話すと、口を横に広く開けないといけないので、どうしても歯が見えてしまう。 という事で歯並びが悪いのがすぐ見えてしまうので、歯並びの矯正にこだわるのだそうです。 凄く面白いと感じたのを思い出しました。

タイ語と英語を意識して同時に話すように気をつけてから、大分良くなりました。 物を言う時「タイ語はxxx」「英語は○○」「日本語は△△△」と きっちり意識しながら話すようにすると、話すときゴッチャになって、どもってしまうというあのいや~な状況を避けられるのがわかってきました。


あと、ものの言い方が、英語とタイ語が、まさに正反対で、これの切り分けもする必要があるのです。 これも大分慣れてきました。

タイ語だと、「ねぇ~ 頼むよ~ のぉ~ これやってくれない~? ダメぇ~... そんなこといわないでよ~」という風に物を言わなければ、乱暴な話し方になってしまうのですが... 英語だと何も考えずにガツンとストレートにいえばそれでおっけーで、なにも問題がおこらないのです。


そう、そういえば、今日はもう一ついいことがあったのです。


今日、店の前にドデーンとでかいトラックが止まっていて、なんだかなぁという感じだったのです。 で、むかついてどかせよ!といおうと思ったのですが、今までの苦い経験を思い出して、本能的に止めました。

... でしばらく考えて、「おねぇさん! いや、実は、僕、ここでお店やってるんだけど ... ちょっと店が暗くなっちゃって... ホントゴメン... でも もし出来たら、他のところに移動したり出来ますか...? いえ、いつでもいいんですよ!」と言ってみることにしました。 念には念を入れて、タイ人に、この言い方は失礼じゃないか、も聞いてみました。

それで話してみたら... これが、滅法うまくいって、ものすごく気持ちよくトラックを移動してもらえました! お互い凄く気持ちよかった。 これだ! これがタイのものの言い方なんだな! と思った。

慢心は禁物ですが、とにかく、この調子で色々と頑張ろうと思います!
(^-^)

コメント一覧
ジャコビ   2007年05月25日 05:59
凄い!!!
精進してますね。言葉って、国の文化がそのまま現れますよね。

私は、日本に夫を連れて帰って、夫の通訳をしながら自分でも日本語で誰かと話していると、こんがらがってしまいます。

私のお隣さんが、モンゴル人と韓国人のご夫婦です。二人は日本で知り合ったという事で、二人の共通語は日本語です。それで二人とも英語圏で生活していて、御主人はしかも、中国語まで話せて、すごいな~と私なぞは思ってしまいます。
おかあつ   2007年05月25日 12:11
>私は、日本に夫を連れて帰って、夫の通訳をしながら自分でも日本語で誰かと話していると、こんがらがってしまいます。

いや...ホントこんがらかってきますよね...(-_-;

>私のお隣さんが、モンゴル人と韓国人のご夫婦です。二人は日本で知り合ったという事で、二人の共通語は日本語です。それで二人とも英語圏で生活していて、御主人はしかも、中国語まで話せて、すごいな~と私なぞは思ってしまいます。

この人達は、すごいですね!

この話を聞いて、日本であった日本語を話すアジア系外国人の人を思い出します。 国はみな違うのですが、あつまると共通語として日本語を話して、みな中国語・韓国語等の第三外国語を持っていて、話す友達によって言葉が変るんですよね...。 実はひそかに凄く国際化している東京を思いました。

P.S.

そういえば、モンゴルって、日本語と数字が同じなんですよね。 いちにさんしごろななはちく... 位までは同じで、それ以降は全然違うんですよね。 ... あれを知ったときは、相当驚きました。

かつお   2007年05月25日 17:06
ラオ語、タイ語、日本語というのもトリリンガルでしょうか。

ラオ語とタイ語は似ているからといってそのまま使うと
大変恥ずかしい思いをすることがあります。
部屋を掃除してとか。

では、英語が話せるイサーン人もトリリンガルになるのでしょう。

おかあつ   2007年05月25日 20:17
それは、結構微妙な気がしているのですが、でもとはいえ、ラオス語とタイ語を同時に話している人は、往々にして他の言葉の学習が凄く速いような気はいつもします。

 
出展 2007年05月25日04:08 『ボロボロのトリリンガル』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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