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2006年9月21日木曜日

『お金儲けは、わるいことですか~? (゜A゜)』 (mixi05-u459989-200609211804)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
『お金儲けは、わるいことですか~? (゜A゜)』
2006年09月21日18:04
>前暫定首相の天敵、チンナワット一族の資産調査に意欲

> 元国家汚職取締委員会事務局長のグラーナロン・ヂャンティック氏は21日朝、行政改革団から指令を受け取り次第、タクシン前暫定首相一族の資産調査を開始する意向を明らかにしました。
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http://thaina.seesaa.net/article/24129399.html


僕は、普通と考え方が違うかもしれない。だけど、日本にしてもタイにしてもすごく思うんだけど、成功した人に惜しみない拍手を堂々と送ることってできないんだろうか。 ネタミやヤッカミばかりで見ていてすごく残念になる。

色々な特権もあるにせよ、優秀な人がその能力をフルに使って働いて得たお金なわけで、そこらの人にその特権があったからってそんなに簡単にお金が得られるわけじゃないんだよ、と思う。

僕は少し才能至上主義に傾きすぎているのかもしれないけど、才能がある人は多少美味しい目をみたってかまわないと思う。 他の人にはとてもじゃないけど同じことなんかできないんだから、それぐらい美味しい思いをさせないと、モチベーションがあがらない。

( 僕は才能のある人が、性格が悪くて嫌な奴でもかまわないと思っている。 だいたい才能のある人が多少我が強くて周りが見えていないのはある程度仕方がない。 それは自分の仕事に究極まで集中している証拠だともいえる。 それは本来仕事とは関係ない部分なのだから好きにさせてあげたってかまわない。 )

この話を見ると、僕はすごくホリエモンや村上ファンドの話を思い出す。

ホリエモンも村上ファンドも、ああいうやり方は好みではないので、僕は好きではないが、だが、あの人たちは、その人が持っている人間のパワーで人を惹きつけてきたわけだから、ひとつの才能なんだと思う。

それをみて、世の中は、夢を感じて踊ったわけなんだよね。 それをああやって手のひらを返すようにひどい仕打ちをするのは、人としてすごくよくないことだと思う。


まぁ... 明らかになったものを見たら少し意見も変わるかもしれないけど...。

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前暫定首相の天敵、チンナワット一族の資産調査に意欲

 元国家汚職取締委員会事務局長のグラーナロン・ヂャンティック氏は21日朝、行政改革団から指令を受け取り次第、タクシン前暫定首相一族の資産調査を開始する意向を明らかにしました。

 政治的圧力に屈せずタクシン前暫定首相が絡む資産隠し疑惑を厳しく追及した事でも知られるグラーナロン氏は、行政改革団が実権を掌握し20日未明に行政改革団側の招致に応じ、プレーム枢密院評議会議議長公邸内で直接協議を行っていた事を認めたものの、協議の席上で前暫定首相一族及び全閣僚の資産を調査する為の専門委員会を設立するという具体的な話は無かったとした上で、いずれにしても行政改革団側から指令があれば喜んで資産調査の任務を引き受ける意向であると語っていました。

http://thaina.seesaa.net/article/24129399.html
コメント一覧
みにまゆ   2006年09月21日 21:20
おひさしびりです。
タイの人たちだって成功者に尊敬や憧れをもって素直に同じタイ人として喜んでいたのです。でも自分の身内にだけ甘い汁を吸わせて、国民に辛い思いをさせてしまったのです。一個人の成功者ならばそんなことも当然でしょうが、大統領と言う立場では国民の幸せを第一に考えるべきだったのではないでしょうか・・・。
自分たちだけが美味しい思いをして、物価が上がっていっては反感が出ても当然と思いました。
せめて次の大統領になる人は、もっとみんなのために頑張ってくれているような王様のお嬢様のような人柄の登場を願います。
おかあつ   2006年09月21日 22:01
僕は、(どうやら日本人はほとんどいない) イサーン地方に住んでいるので、普通の日本人とは全然逆の印象を持ってます。

タクシンは、地方重視の政策をしており、評判は極めて良かったです。 実際に、町のあちこちに、タクシンがお金を出して作った施設があり、それのおかげで生活が向上している実感があったので、みんなかなり感謝してしました。 それだけではなく、タクシンによって農業や酪農も色々な保護体制が整えられたので、ずいぶん働きやすくなった様です。 そういうのを見ていたので、なるほどなぁと思う機会は多かったのです。

甘い汁を吸われて... という言い分も、大体ライバルの大金持ち華僑の言い分8割がたと、そういう華僑のプロパガンダを信じている都心の中流層の言い分で、僕個人的にはほとんど聞けません。 高等教育を受けると、プロパガンダの影響を受けやすくなる、というのはどこの国もそうなんだな、と実感として思います。

( そういえば、反タクシン派系のデパートの本屋には必ず『ソンティ洗脳CD』 (^-^; があったのを思い出します...。 あれ一枚ぐらい買っとけば良かった...。 )

そういう中流以上の層が国民の5分の1ぐらいしかいないというのも、忘れちゃいけない点です。 タイには「住民票の移動」という制度がないので、国民の半数以上は地方票になります。 田舎者は死ぬまで田舎者の烙印を押されています。 そこらも結構日本と事情が違います。 だから国民...って言ってしまえば、彼はずいぶん国民想いだったと思います。 その残り5分の4の支持を受けているわけですから ... マイノリティーって人数の問題じゃないのです。


日本以上に学閥が幅を利かせているので、あまり表立って自分の意見を述べられないという事情もあるようです。 地方出身者であっても表立ってタクシン派を名乗れないのです。 あまり自分の先生と反対の意見を述べてしまうと、社会生活を送る上で大きな支障が出てしまうからです。

物価が上がっているのは、燃料費の高騰も大きく影響しているはずなのですが、反タクシン派はそれもタクシンのせいだと言い切っているので、全然おかしいのです。

他にもいっぱいおかしいところはあるのですが...。

もちろん、タクシンは、他の点で問題アリアリなのだとおもいますが ... タイの華僑の言うことには本当のことの中に微妙なウソが混ぜられていて、微妙に論点がスゲ替えられていたりするので、両手放しで信じてしまうのは、良くないです。

ただ、今回の空転は明らかにタクシンが挑発しすぎなわけで、今回のクーデターは... 僕的には「指導者たるや反対の立場の人に対する気遣いも怠ってはならぬ」というような、価値観が見えるような気が、僕は、しました。

あと、最後になってしまいましたが... 南部の人が反タクシン派なのは、バンコクの人とは、また少し事情が違うように見えます。 バンコクの人が嫌いな理由と、南部の人が嫌いな理由はずいぶん違うのですが、その辺もあいまいにいわれているような気がします。
矢本   2006年09月21日 22:34
政治はじょうずなのに、もうかると
怒られちゃうのね。。。
まさにタイの田中角栄。。。
おかあつ   2006年09月22日 18:04
矢本氏が言った言葉 ...「タクシンはタイの田中角栄」

http://www.owari.ne.jp/~fukuzawa/kakuei.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E8%A7%92%E6%A0%84

僕は、正直、田中角栄に興味を持ったことが一度もなかったので田中角栄については何も知らなかった。 しかも、タクシンの功績や功罪も一つ一つおったことがあるわけでもない。

でも、確かに、なんとなく似ている気がしてきた。

これらのページには田中角栄に関する本へのリンクが多くあったので、この切り口で調べてみようと思う。

ありがとう。
みにまゆ   2006年09月23日 00:36
そうだったのですね・・。
たしかに私は南部にしか知り合いもいないし、南部の状況しか知りませんでした。よくしてくれていた地方もあるのですね。そう考えると本当に政治って難しいものなんだなと思います。体はひとつしかない、でもやらなければいけないことが沢山あって、追いつかないところから不満が出てきてしまう。やるせないです。
おかあつ   2006年09月23日 01:01
実は、前回の反タクシンデモのとき、日本の新聞がかなりタクシンの事を悪く書いていたのですが、それは何故かというと事情を知らない日本の新聞社がタイの英字新聞から情報を得ていたからなのです。 英字新聞社の社長は反タクシン派のマスコット的な存在の人なので、そんな新聞社から中立な意見が出るわけがないのです。

それを真に受けて日本で報道してしまった日本の新聞にはかなり功罪があると思います。

あの時、僕は、ホント、燃えていたので、トラクターに乗ってイサーン人と一緒にバンコクに行こうとか思っちゃいました。
(^-^; 行かなかったですけど。

また、住民票の移動という制度がないのは先に述べたとおりなんですが、更に、日本と違って、タイには、遠隔地投票とか、不在者投票とか、ないのです。 驚くべきことに。 地方出身者は、選挙の度、帰省しなければなりません。

だいたい、貧しい地方出身の人が、そんなに ほいほいと、往復24時間バスの旅を1週間分の給料をはたいて出来るわけがないのです。 だから、世論に「この選挙は多分無効だな...」と読まれてしまうと、誰も選挙に行かなくなるという現象が起こります。

こうして投票所が近所にある恵まれた首都出身の人だけが元気に投票に行くわけです。 タイの選挙制度は、全然公平じゃないのです。

もし民主主義に本気で取り組むなら、タクシンがどうこう問う前に、こっちの方を直すのが、ぜんっぜん先決だと思います。


でも、そうならないのです。 それは、タイでは、民主主義ではなくて、民主主義とは全く異なるタイ独自の絶妙なルールで国が動いていているからだと、と僕は思います。
 
出展 2006年09月21日18:04 『『お金儲けは、わるいことですか~? (゜A゜)』』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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