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2006年2月5日日曜日

メモ --- ライブドアについて (mixi05-u459989-200602052147)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
メモ --- ライブドアについて
2006年02月05日21:47
ライブドア株暴落 子供投資家も想定外 授業の合間、一喜一憂

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060205-00000000-san-bus_all

 ライブドア株暴落のショックが証券市場を揺るがすなか、中学、高校生の未成年投資家たちも打撃を被っている。ライブドア前社長、堀江貴文容疑者(33)の影響で株投資を始めたという中学一年生は、同社グループ企業の株売買で資金の半分を失った。「子供投資家」たちが売買を始めた時期は、一昨年から昨年にかけてが多く、脚光を浴びたライブドアの躍進がマネーゲームの低年齢化をもたらしたようだ。あこがれだった堀江容疑者の逮捕で「幻滅した」と語る高校生もいる。(伊藤真呂武) 
 子供投資家に窓口を設けているマネックス証券によると、未成年の投資家は昨年秋ごろから増加傾向で、小中学生の口座開設数は約二千三百件。開設には保護者の同意確認だけで、取引額の制限などはない。
 ▼株のがっこう
 同社は一月六日、小学五年生から中学三年生までを対象にしたセミナー「株のがっこう」を開講。約六百六十通の応募の中から、二十八組の親子が参加した。
 松本大社長は「自分にお金があったら、どのように使うか、想像力を養ってもらいたい」とあいさつ。ライブドアのニッポン放送買収劇を例に、株取引の仕組みを解説し、オンライントレードの方法まで指導した。
 参加した子供は同社のモニター用の口座に入金された十万円を元手に、三カ月間、株取引を行ってリポートを提出する。
 インターネット上ではブログ(日記風サイト)などで、子供投資家が日々の収支を報告し、オススメの銘柄などの情報交換が行われている。
 ある女子高校生のブログでは一月十六日に「やっと、四十万円になりました」。十七日にライブドアの強制捜査が待っているとは夢にも思わず、上機嫌の様子だ。
 十七日は「前日比マイナス三万円」、十八日は「ヤバイです。ストップ安です」と悲痛な叫びに変わっていく。二十一日には「昨日はショックすぎてパソコンやれませんでした。株って本当に怖いですね」。
 別の女子高校生は十七日に「暴落のときに何回もデイトレーディングして結構もうかりました」との書き込み。ライブドア騒動を逆手にとって約四万円の利益を手にした。
 二十六日にはライブドア株にもチャレンジ。この日は約二十九万円のマイナスだったが、翌日はマイナス約二万円まで回復し、「ライブドアがようやく反発。かなりうれしいです」と一喜一憂している。
 ▼学生起業家へ
 堀江容疑者の著書を読んで学生起業家になるのが夢になったという長野県岡谷市の男子中学一年生(13)は、そのための勉強として昨年十二月に株投資を開始。ライブドア、ライブドアマーケティングなど四銘柄を約五万円分買ったが、暴落で二万七千円の損失が出た。堀江容疑者について「合法と違法のすれすれをいく手法は賛成でしたが、法を犯してはだめです」とメールでの取材に回答した。
 青森市の高校三年の女子生徒(18)は「三十代で配当生活のトレーダーになるのが夢」。
 昨年、親から誕生日プレゼントとして売買口座と資金をもらい、売買をスタート。よく行くカラオケ店や洋服店など身近な企業の業績を調べて投資し、資金を増やしたが、一月の全面安で売り時を逸し、マイナスになったという。
 「株投資に母は賛成、父は反対でしたが、自己責任の範囲という条件で許された。相場のチェックなど株に一日五時間は費やし、授業の合間にネットで値動きを見て売買することも。授業中は気が気じゃありませんでした」という。
 ▼正直がっかり
 神奈川県の男子高校三年生(17)は、二年前から小遣いなどをつぎこんで売買してきた。投機的銘柄が中心だったので、赤字が続いていたが、ライブドアショックで損失が膨らんだという。「堀江さんは時価総額七千億円の会社をつくり、本当にすごいと思ったが、粉飾決算で投資家をだましていたと知り、正直がっかりでした」
 大阪府の中学二年生(14)は、ライブドア事件の影響で値を下げたM&A関連の銘柄をすかさず買った。「一年生のときから親を説得し続け、昨年十一月に初めてダイエー株を買った。現在は二銘柄を保有し、四十五万円の資金が十万円増えた」という。
 昨年開設されたサイト「小学生でも株投資できるもん!」の運営者は小学生の女児。父親は「今のところ娘が株を購入したことはありません。株は余裕資金でやるものだと教えています」としている。
     ◇
 ■子供の株、勧めない
 経済ジャーナリスト、森永卓郎氏の話「子供が株をやることはあまり勧めない。お金の役割を勉強することは必要だが、お金がお金を生むことを子供たちに見せてしまうのは好ましくない。株式市場の役割は本来、リスクのある事業に投資者が出資し、うまくいったら配当を受けるもので、株の売買でもうけるのは本来の姿ではない。堀江容疑者のやり方はマルチ商法に極めて近かったと思う。一昔前はメンコやビー玉など遊びの中にお金の要素が組み込まれていたが、今はそういう遊びがなくなり、教育しなくてはならなくなった。子供たちは一度味をしめてしまうと、真面目に働くことができなくなってしまう。そういう意味で今回の事件はいい教訓を残した。もう二度と堀江容疑者を作り出してはいけない」
(産経新聞) - 2月5日2時38分更新
コメント一覧
おかあつ   2006年02月05日 22:02
ライブドアについては、ことあるごとにおかしいおかしいと言ってきた。だけどいくら説明しても理解してもらえずに、馬鹿かという目で見られてきた。 いざ逮捕されたら、今度はライブドアの存在意義もなにもかも全否定されて、悪の権化みたいな見られ方をするようになった。

それはそれで、僕は同意できない。

結局、みんな、コンピューター科学のことを、何にもわかってないし、わかろうともしてないんだと思った。

日本の土壌は、未知な問題に対する対処方法に絶望的なほど無頓着だ。 新たな問題に前向きに対処している人や、ようやく生まれた新しい考えを必死に育てている人を、平気で叩きのめす。

日本の敵は、日本の中にある。
つっきー   2006年02月06日 04:55
株って未成年者でもできるんだね。知らんかった。
ホリエモンっていつごろからメディアで騒がれるようになったのかね?フランスのベルナール・タピを思い起こさせるところがある。もっともタピはサッカーチームの買収に成功したし、政治家にもなったが。ホリエモンも刑務所からでてきたら、俳優にでもなるのだろうか。
miy   2006年02月06日 06:26
つっきー>
メディアに登場したのはプロ野球参入の件からだね。
当初近鉄がオリックスと合併すると表明したときに買収を申し出た。
あのい   2006年02月06日 07:54
ライブドアには非常に複雑な思いがある。
前身となるオンザエッジはオープンソースコミュニティにも
積極的にコミットするなど一目置くべき企業だった。
(なんとGPLで公開したプロダクトもある!!)
当の堀江もプログラマーとしてかなり切れる部類だったらしい。
(同僚の書いたよく考えられていない設計やコードは容赦なく叩いたそうだ)
それはともかく、買収前の無料プロバイダの旧ライブドアは安心できるサービスとして愛用していた。
破綻した旧ライブドアの事業を引受けたオンザエッジにも好感を持っていた。
最初にこれは遺憾と思ったのはライブドアがOperaの国内代理店を無理やり物にした時か。
Operaの国内代理店は元々トランスウェアという所がやっていて僕もそこで購入した。
ところが代理店契約期間終了間近にOpera本社とライブドアの間でトランスウェアに一言の断りも無く総代理店契約がなされた。

この時僕にってライブドアは敵になった。
それと前後してTurbolinuxやEudora、Lindows(Linspire)などを次々傘下に収め「飼い殺し」にし始める。
Eudoraのスクリーンショットを見ると、3~4年前のセンスのままである。
やはり、株価のためだけの買収や代理店契約だったのだ。
でもねー、ライブドアは買収したり、サービスをパクってくる先がセンスあると思う。
自前のWiFi電話がうまくいかなかったりしたけどSkypeを押さえた。
TopページはYahoo、フレパはmixiだし、Livedoor PICSはFlickerです。
まあ、パクリは恥ずかしいといえば恥ずかしいが、ここまでくると小沢健二並みの名人芸ですよ。しかも短期間でパクリまくる。

あと、例の事件で無茶苦茶な負荷にさらされたであろうサイトが落ちなかったのも凄いですわ。
最近良くわかったのだが、負荷に耐えるにはサーバを並べれば良いってものじゃないんだ。
やはり、そこには技術が必要なんだ。
つっきー   2006年02月06日 08:08
>メディアに登場したのはプロ野球参入の件からだね。
もともとメディアでの露出を狙ってたんですかね?
選挙でホリエモンに投票した人は今どんな気分なんだろう?
つっきー   2006年02月06日 08:13
素朴な質問ですが、ホリエモンってプログラムやコンピューターの技術力は専門家の方から見てどうなんでしょうか?
miy   2006年02月06日 09:18
> 最初にこれは遺憾と思ったのはライブドアがOperaの国内代理店を無理やり物にした時か。

この件は僕も強く印象に残ってますね。国内のOperaコミュニティからは総スカンだったような。
miy   2006年02月06日 09:27
> もともとメディアでの露出を狙ってたんですかね?

これは間違いのないところでしょう。
ライブドアに限らずプロ野球、特にパリーグのチームを買収するメリットは基本的にそれしかあり得ないし。

このときは楽天の後出しジャンケン的やりかたのおかげでメディアにおける善玉キャラを定着させることに成功しましたね。
miy   2006年02月06日 09:28
> (なんとGPLで公開したプロダクトもある!!)
よろしければそのプロダクトをご教示いただけないでしょうか?
あのい   2006年02月06日 10:01
こちらの日記のリンクにある「圏外からのひとこと」が参考になります。
http://d.hatena.ne.jp/naoya/20060127/1138329840
miy   2006年02月06日 10:32
> こちらの日記のリンクにある「圏外からのひとこと」が参考になります。

関連リンク先を含め読ませていただきました。ありがとうございました。
おかあつ   2006年02月06日 21:09
>まあ、パクリは恥ずかしいといえば恥ずかしいが、ここまでくると小沢健二並みの名人芸ですよ。しかも短期間でパクリまくる。

そう。じゃぁマイクロソフトは逮捕されないの?っていうことなんです。 マイクロソフトも全部自社開発したものでは決してないし、強引な手法はおそらくライブドアの比ではないでしょう。

一番恐ろしいのは、何が問題で何が問題でないのかはっきり切り分けることなく二元論で語っていることが一般化して定着してしまうことです。 こうなったら日本のソフトウェア業界に未来はないでしょう。

それは金子勇の時も感じた。 Winnyの持っている社会に対する存在意義よりも、目立つから叩きのめせ、生意気だから殺せ、という感じがすごくする。 ニューエコノミーとかいう言葉があるけど、古い価値観が新しい社会のあり方にそぐわなくなってきていて、それを敏感に察知して前もって動いている人がいる。でも、新しい価値観は古い価値観を破壊する性質があるので、そのムーブメントを阻止しようとする人もいる。

こういう流れを本能的に察知している人がコンピューター科学や経済用語のあまりよく理解されていないことを隠れ蓑として利用して、あれこれ画策しているようにしか見える。

この点を見抜く知識を持たない人は、こういう状況ではなすすべもない。 いずれにしても、行司ばかりが増えて力士が現れない悲しい状況を生み出しているひとつの原因だと思う。
miy   2006年02月08日 00:01
ITmediaの記事。

「こんな時だからこそ安定したサービスを」――ライブドアの技術者魂
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/07/news066.html
 
出展 2006年02月05日21:47 『メモ --- ライブドアについて』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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