西洋の合理と東洋の協調
2005年11月29日12:34
まとさんのエントリーにコメント書いているうちに 、これはちょっとヤバイだろう、というくらい長くなってしまったのでこっちに書き込もうと思います。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=58775704&owner_id=899448
#まとさん、いつもありがとうございます。
## (あんまり深く考えていないので、あまり深い突っ込みはなしの方向で...)
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>どちらもメリット・デメリットがあるのだとおもいます。要はお互いに目を向け合けて歩みよろうとしたほうがいいんじゃないの、って話なんですけど……ねえ。
タイに行くと、やっぱりアメリカ人がいっぱいいるんです。 ですが、見ていると、なんでこんなことも出来ないのかなぁというのを沢山見ました。だいたい、彼らは、長くタイにいてもタイ語を話せるようになることは稀ですし、全体を見るっていうことをしないので、ものすごく浮いてました。モノスゴい勘違い行為とか平気でします。 彼らは、視野が狭いんだと、感じました。
かたや日本人ですが、こちらは、しばらくいるとすっかりなじんでしまって、タイ化してしまいます。日本人は、いつも周りを良くみていますから。ですが、逆に言うと、不合理なことでも、周囲がやっていれば、平気でやります。周りが見てさえいなければどんな悪いことでもやります。 物事に対して、疑問を持たず、考える事を好みません。理屈で言っても理解できないので、論理オンチなんていわれたりもします。
確かに、どちらもいい事、悪いことあります。 つまるところ、合理を最優先にするか、協調を最優先にするか、の違いだと思います。
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西洋の特徴的な考え方に抽象っていうものがあると思うんです。 なんだかわけわかんないハードコアなジャズなんか、僕はすごい好きなんですが、こういうのを全部音を拾って調べてみると、全部が理路整然と理論で説明できたりします。 でたらめに聞こえるけど、ちゃんと意味がある、っていうのは抽象的なサウンドの1つの特徴だと思うんです。
こういう音って聞けば聞くほど新しい発見があって面白いんですが、あまり日本では好まれないみたいです。 最初の1音を聞いてわからないと、それ以上深く探求しようとしないからなのではないかな、と思っています。
西洋だと『音楽は知的だ』っていう考え方があるので、多少難しいものが好まれる様な気がします。これは、友達のアメリカ人と話していて感じたんですが、 一般人でも、音楽にも知能を育むようなある程度の難易度を求めているようです。
抽象って 今まであるもの(音楽)の共通な部分を切り取って 法則を見つけて、それに肉付けして新しいものを作る作業だといえると思うんですが、 これは、ある意味、新しいものに対する対処法の一つです。
日本にはこれが無いんだと思うんです。
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それで、僕が一番まずいと思うのは、日本には中心が無いことだと思います。 みんながみんなにあわせているだけで、誰もどちらにいけばいいのか知らないからです。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=58775704&owner_id=899448
#まとさん、いつもありがとうございます。
## (あんまり深く考えていないので、あまり深い突っ込みはなしの方向で...)
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>どちらもメリット・デメリットがあるのだとおもいます。要はお互いに目を向け合けて歩みよろうとしたほうがいいんじゃないの、って話なんですけど……ねえ。
タイに行くと、やっぱりアメリカ人がいっぱいいるんです。 ですが、見ていると、なんでこんなことも出来ないのかなぁというのを沢山見ました。だいたい、彼らは、長くタイにいてもタイ語を話せるようになることは稀ですし、全体を見るっていうことをしないので、ものすごく浮いてました。モノスゴい勘違い行為とか平気でします。 彼らは、視野が狭いんだと、感じました。
かたや日本人ですが、こちらは、しばらくいるとすっかりなじんでしまって、タイ化してしまいます。日本人は、いつも周りを良くみていますから。ですが、逆に言うと、不合理なことでも、周囲がやっていれば、平気でやります。周りが見てさえいなければどんな悪いことでもやります。 物事に対して、疑問を持たず、考える事を好みません。理屈で言っても理解できないので、論理オンチなんていわれたりもします。
確かに、どちらもいい事、悪いことあります。 つまるところ、合理を最優先にするか、協調を最優先にするか、の違いだと思います。
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西洋の特徴的な考え方に抽象っていうものがあると思うんです。 なんだかわけわかんないハードコアなジャズなんか、僕はすごい好きなんですが、こういうのを全部音を拾って調べてみると、全部が理路整然と理論で説明できたりします。 でたらめに聞こえるけど、ちゃんと意味がある、っていうのは抽象的なサウンドの1つの特徴だと思うんです。
こういう音って聞けば聞くほど新しい発見があって面白いんですが、あまり日本では好まれないみたいです。 最初の1音を聞いてわからないと、それ以上深く探求しようとしないからなのではないかな、と思っています。
西洋だと『音楽は知的だ』っていう考え方があるので、多少難しいものが好まれる様な気がします。これは、友達のアメリカ人と話していて感じたんですが、 一般人でも、音楽にも知能を育むようなある程度の難易度を求めているようです。
抽象って 今まであるもの(音楽)の共通な部分を切り取って 法則を見つけて、それに肉付けして新しいものを作る作業だといえると思うんですが、 これは、ある意味、新しいものに対する対処法の一つです。
日本にはこれが無いんだと思うんです。
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それで、僕が一番まずいと思うのは、日本には中心が無いことだと思います。 みんながみんなにあわせているだけで、誰もどちらにいけばいいのか知らないからです。
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