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2011年12月31日土曜日

何でも食べられるって素晴らしい。 (mixi05-u459989-201112311637)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
何でも食べられるって素晴らしい。
2011年12月31日16:37
28日の深夜に、パットシイウ(きしめん炒め 醤油風味)を食べたのだが、このパットシイウは知り合いが作り、タッパに入れてとってあった「つくりおき」のもので、電子レンジで温めて食べた。 これがどうも当たったらしく、29日早朝から腹痛にうなされた。 何を食べてもすぐ下痢で出てしまう。終いには水を飲んでも下痢で出てしまう。 何を食べても受け付けない。 体から力が抜けて何もできない。ミイラの様になってしまった。29日はそんな感じで一日中寝ては起きてトイレに駆け込むという日だった。

30日は折しもビザ延長の日で、槍が降っても国境を超えなければならない。しかし、トイレから出られない様な状況は、全く変わらなかった。 止むを得ず、病院に行くことにした。 病院に行って手当をして状況が上向いたら国境に行こうと思った。 もっとも、もしオーバーステイになっても、一日500バーツ(1500円程度)の罰金を払うだけなのだが。

この地域で一番大きな病院エークウドン病院が、僕のアパートからバイクで5分のところにある。 ある意味僕は非常に良いロケーションに住んでいる。 そこに行った。 検査をしたら、入院しましょうと言われた。 入院とは大げさな。「ところで入院費は一日あたりいくら位かかりますか?」と聞いたら、一日10000バーツ(3万円)くらいと言われた。 さて、僕も外人で、いちおうお金持ちかもしれないが、一日3万円はちょっとキビシイ感ある。 先生も商売なので、出来れば一番よい手当をしてくれようとしているのだろうが、丁重にお断りした。 だってバイクで5分のところに住んでいるのに、病院で寝ることない。

点滴を二本打った。 抗生物質と下痢止め。 多少良くなった感ある。

部屋に戻って休んで、しばらくしたら、多少動けそうな気がしてきた。 頑張って着替えてバイクで国境に向かう。 お腹がゴロゴロ言っており、些細な段差を超えるたび、お腹にズシンと響く。 非常に難儀したが、とにかく国境について、スタンプを押して、帰ってきた。 疲れはてて寝た。

今日は、まだお腹を壊しているが、取り敢えず気分は良い。 起きてカップ麺を食べて、薬を飲んだ。 何で病気なのにカップ麺など、と思うかも知れないが、少なくともカップ麺は清潔なのだ。 外で買ってきたものはどうしても衛生的でないので、抵抗力を高めて気合を入れて食べる必要がある。カップ麺は意外と手軽に手に入る清潔な食事なのだ。

3日ぶりにシャワーを浴びた。 ガンジーの様にやせ細った自分を見て、驚いた。 膝が痛いので、痩せたいとは思っていたが、いざ痩せると体力が落ちてあまり健康的でないことを思う。



僕はブスコパンという薬が好きなのだが、これもあまりよくないことなのだと思った。 ブスコパンというのは、激しく動き過ぎる腸の働きを穏やかにして、痛みを和らげる薬だ。 僕は腸の動きが激しく、いつも理由なくお腹が痛くなるので、この薬をよく飲んでいた。

本来、下痢というのは、 何か体にとって好ましくない物質が入ってきた物を、全力で排出する、体が持っている一つの機能なのだと思う。 ブスコパンを飲むとこの機能を制限することになってしまい、物質を体外に排出するのが遅れてしまうことにならないか。

下痢していると、何を食べても下痢をする。 水を飲んでも、下痢をする。 何も受け付けない。 だからと言って、何も食べないのはよくないという事を聞いた。 少しずつおかゆなどを食べないと、どんどんやつれるばかりだから、という。

これは僕が思ったことだが、下痢をしたら、むしろ、どんどん食べて、どんどん下痢した方が良いのではないだろうか。 こうすることで、体の異物を排除する手助けになるのではないだろうか。

面白いのだが、何も食べず、水だけを飲んで、下痢し続けて、24時間以上たっているのに、下痢をすると、まだ 水+αのものが出てくる。 もう体の中に何も残っていないだろう、と思っていても、案外と色々と残っているものである様だ。 こういう体の中の物が全部外に出切ってしまうまで、体は下痢止めないつもりなのではないか。



という事を書いていたら、またお腹が痛くなってきた。 良くなるまでは、誰でも3~4日かかるというから、仕方がないか…。 日本だったら普通にニュースになるような食中毒だったりするのだろうな…。

一度かかると免疫が出来て二度目はかからないのも、食中毒の面白いところというか。実際一緒に同じもの食べた人は何ともないし。


コメント一覧
よっちゃん@Chonburi   2011年12月31日 17:06
それは大変ですね、あんまり我慢せずにもう少し安い診療所でも探して入院したほうがいいんじゃないですか。
私も食中毒で二度ばかり入院したことがありますが、免疫がついたようで今は何を食べても大丈夫です。
たしかに日本と違ってオーバーステイには寛大ですね、短期出家の際に上限の二万バーツを支払ってその日にヴィザをもらったこともありますからね。
こんなときになんですが、養生なさって良いお年をお迎えください。
おかあつ   2011年12月31日 17:54
自分も免疫がついた…などと思っていたのですが、言われて見れば、その時一緒にパットシイウを食べたおばちゃんが先月、お腹を壊して仕事を休んだという話があり、その人と一緒に食べて、その人が何ともないのは道理かも知れません。

寒くなりましたが、お互い体に気を付けましょう。
 
出展 2011年12月31日16:37 『何でも食べられるって素晴らしい。』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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