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2011年5月24日火曜日

騙しのテクニック (mixi05-u459989-201105242218)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
騙しのテクニック
2011年05月24日22:18
相手を騙すのに一番いい方法は、相手に何かを選ばせる事だという。 こちらが二者択一を用意して、相手がどちらを選んでも、相手に不利な様にしておく。 これを相手に選ばせると、相手はどちらを選ぶべきか必死に考えてしまい、どちらを選んでも損な条件を作った人間の不公平さに目が向かなくなる。

選挙はこの「騙し」の良い例だ。 選挙があるから「我々が政治家を選んでいる」「我々は民衆から選ばれた」と我々は思っている。 だけど、これが既にもう嘘なのだ。 民衆が選んだからこそ「民衆から選ばれた政治家が民衆を裏切った」「民衆は事実を理解しない」と思う。 実は、このどちらも、核心を射抜いていない。

我々が「政治家が騙した」「民衆から裏切られた」と思っている、この民衆と政治家の上に、官僚があぐらをかいて座っている、という事実に目を向けるべきだ。

政治家が官僚のトップだという事になっている。 これからして既にウソだ。 政治家が官僚のトップということになっているからこそ、官僚がデタラメをやっても、トップである政治家のせいにして官僚は逃げられる。官僚が報道機関を動かしているから、政治家が官僚の気にくわない事をやったら、スキャンダルをぶつけることで、官僚は簡単に政治家を潰せる。 報道機関がデタラメを言っても、政治家はチェック出来ない。 チェックしようとすると「報道統制だ」「言論の自由を破壊する」とか言って潰される。

だから政治家は、官僚のトップという事になっているのにも関わらず、官僚に逆らえない。 だからこそ、官僚は政治家を動かして悪いことをやらせることが出来る。 官僚はどんな悪いことでも出来る。 汚名は政治家が全部背負ってたってくれるからだ。 官僚はやりたい放題だ。 不満が高まると、政治家のスキャンダルをでっち上げて、政治家を切り捨てれば良い。 つまり、ガス抜きだ。 官僚って気楽な商売だ。

つまり、僕等は、ふがいない政治家をバカだアホだ、と言うけど、これも既に騙されているのだ。

「私たちは言論の府の議員だ」っていうのは、つまりそういう意味だ。 これくらいのウソをしたりがおで言える人でないと、官僚は勤まらない、ということだ。

真面目な人ほど、騙されやすい。 たくさんの素直で志が高く実直な政治家が官僚に潰されていったのだろう。

このニュースをみてそんなことを思った。



衛藤議員「ふざけんな」と激高 官僚に水かける (毎日新聞 - 05月24日 20:23)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1612910&media_id=2

 自民党の衛藤晟一参院議員が24日、党外交部会で、出席した外務省幹部らが発言を聞かずに話をしていると腹を立て、コップの水をかけた。これに対し、松本剛明外相は同日の記者会見で「私たちは言論の府の議員だ。物理的な力を行使することは遺憾だ。自民党側に何らかの申し入れをさせてほしい」と抗議する考えを示した。

 部会では韓国の国会議員3人による北方領土訪問計画を巡り、出席議員から21、22日の日中韓首脳会談の際のやり取りに質問が集中。衛藤氏は自らの発言中に突然、「ふざけんな」と激高し、水をぶちまけ、「俺の(発言)を聞いている時に、横を向いてごちゃごちゃ(しゃべって)」とまくし立てた。【西田進一郎】


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出展 2011年05月24日22:18 『騙しのテクニック』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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