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2011年4月11日月曜日

明日ルアンパバーンを出発する (mixi05-u459989-201104110421)

ミクシ内で書かれた旧おかあつ日記を紹介します。
明日ルアンパバーンを出発する
2011年04月11日04:21
本日 2011年4月10日、 ルアンパバーンからビエンチャンに行く飛行機のチケットを購入した。出発は11日。

僕は、今回2011年3月8日から始まった中国旅行で、北京・天津・上海・深圳・広州・昆明と徐々に南下し、ラオスに入国し、2011年3月30日夜半過ぎ、長年の憧れの地だったラオスはルアンパバーンに到着した。

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本日 2011年4月10日、 ルアンパバーンからビエンチャンに行く飛行機のチケットを購入した。 出発は11日。料金は、通常750,000 キップのところ、ラオ新年に当たった為、特別価格で150,000キップ 追加料金を取られた。 チケットは合計で、1,000,000 キップ ということで 大体1万円位だと思う。 かなり高い。 だけどウドンで急ぎの用があるし、ルアンパバーンで知り合った人と出来るだけ長く話をしたかったので、飛行機で移動する事にした。 本当は一昨日か昨日出発するつもりだったが、色々あって結局今日になった。 全道程をバスか電車で移動するという事がひとつの目標でもあったけど、ここだけサボりになってしまった。



昨日、近所のお粥屋でご飯を食べていたら、そばのタイから来た女の子二人組と仲良くなった。 何か、妙にイサーン訛りのタイ語を話すこの妙な日本人が痛く気に入ったらしく、僕が何かを言う度にゲラゲラ笑われた。 二人ともコテコテのバンコク人だった。

しばらく話をして、仲良くなった。 それで思い切って「僕は、バンコクに二年近く住んだけど、バンコクの人はプライドが高くて、今まで誰とも友達になったことがないんですよ」って言ったら、それってひょっとしてバンコク人じゃないのかもよ、って言われた。

バンコク人でなく、他の地域や国からバンコクに移り住んでやってきた人なのかもしれない、という。 綺麗なバンコク語を話していてもバンコク人だとは限らない、という。 本物のバンコク人(民族としてのタイ人)は、慈悲の心があり、施しを忘れず、人の道を大切にするのだ、と言っていた。 ゴミをその辺に捨てたり、金儲けばかりに走ったりする人たちとは違う、といっていた。

聞けば、近頃はバンコク人もバンコクに住み辛くなり、他の県に出て行ってしまう人も多いのだそうだ。 バンコクに住んでいても、本当にバンコクの人を見る機会が少ない。 そういえば、僕がずいぶん前に知り合ったバンコクの人も、チェンマイに引っ越してチェンマイで仕事をしていたし、前チェンマイで知り合ったバンコク人も、考えてみれば、バンコクを出てチェンマイで仕事をしていた。 僕がこの5年間のタイの滞在で知り合ったバンコク人は、極めて少ない。


こんどバンコクに来たら、バンコクを案内してくれると約束してくれた。 バンコクとは知っている様で知らない場所だ。 「僕も近頃ようやくタイ語がこれくらい話せる様になったので、バンナーまで行くようになりました」と言ったら「バンナーなんてタイ人ほとんど居ないよ!」って言われた。 タイ人が多い地域が別にあるのだそうだ。 見てみたい、と思った。 是非ともバンコクに行って連絡してみようと思う。

タイ国に住む少数民族「タイ人」なんて、本当に皮肉な話だと思った。



今日は、メコン川の向こう岸まで渡ってみた。 定期的に渡しが出ていて、5,000 キップで向こう岸に渡れる。 向こう側に渡ってみて、渡って良かったと思った。 昔ながらの村がずっと続いていた。 お寺まで行って帰ってきた。 とても綺麗なお寺だった。 お寺のそばに洞窟があり祭られていた。 昔フランス人が来て、ここで僧侶を拷問にかけていたことがあったのだそうだ。 それで首を切り落としたり、腕を切り落としたりといった残酷な処刑をここでやっていたのだという言い伝えが残っているらしい。

沈みゆく夕日を眺めながら船着き場に戻って来たら、遠浅の川べりの船着き場周辺に、近所の女の子がたくさん集まって川に入り水浴びをしていた。 実にのどかな風景だった。

僕が乗った渡し船には、「トゥドン」に向かうお坊さんが同乗していた。 「トゥドン」とは、お坊さんが何も物資を持たずに各地を回って瞑想をするという修行のひとつだと聞いた。

そういえば、前日、ルアンパバーンにユネスコが来てルアンパバーンを観光地として発展させたらしいのだが、ユネスコは現地の文化をあまり尊重せず(ルアンパバーンに限らずあちこちで)どんどん文化を破壊してしまう、という話をチェンライから来た先生から聞いた。「発展」とは必ずしも良いことではないと思う。 発展が文化を破壊する事もある。 発展が人の幸せを奪う事もある。 みな幸せを求めて発展したがるが、発展した結果不幸になってしまう事もある。 そんなことを思った。




ルアンパバーンは、タイ・ラオの新年にあたって、タイからの観光客がどっと押し寄せて、街のそこら中にタイ人の観光客が居た。 ほとんどのタイ人はとても裕福な感じだ。身なりもよく、話し方もきちんとした人ばかりだった。

もう少しここに居たいのだが、もう行かないといけない。

コメント一覧
ちよ(⊿)   2011年04月11日 12:11
とうとう旅立ってしまうのですね!!
あれ、もう旅立っているのかな???
いろいろお話できて、とっても楽しかったです;)
またお会いできることを心待ちにしています:)
 
出展 2011年04月11日04:21 『明日ルアンパバーンを出発する』

著者オカアツシについて


小学生の頃からプログラミングが趣味。都内でジャズギタリストからプログラマに転身。プログラマをやめて、ラオス国境周辺で語学武者修行。12年に渡る辺境での放浪生活から生還し、都内でジャズギタリストとしてリベンジ中 ─── そういう僕が気付いた『言語と音楽』の不思議な関係についてご紹介します。

特技は、即興演奏・作曲家・エッセイスト・言語研究者・コンピュータープログラマ・話せる言語・ラオ語・タイ語(東北イサーン方言)・中国語・英語/使えるシステム/PostgreSQL 15 / React.js / Node.js 等々




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